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第18話 好印象
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「ふう」
屋敷に帰る時間になって、ウォルトン様との対話が終わった。
まだまだ話し足りないと思ったけれど、時間になってしまったので仕方ない。また会う約束をしてから、私達は別れた。そして馬車に乗り込み、お父様と並んで座った時に、ようやく落ち着いて息をつく。
「ベリンダ、疲れたかい?」
「いえ……。とても楽しい時間だったので、名残惜しくて」
確かに疲れているのかもしれない。だけど、嫌な疲れじゃない。とても楽しくて、普段と比べて何倍も濃密な内容を時間ギリギリになるまで話し続けたから。
そう言うと、お父様も安堵した表情になる。私のことを心配してくれていたようだ。心配させてしまい申し訳ないと思いつつ、嬉しいと感じた。
「ウォルトン卿とは、上手くやれそうか?」
「はい。話してみて、打ち解けることが出来たと思います」
ウォルトン様と一緒に過ごした時間を思い出しながら、私は答える。
最初は不安だった。けれど、話してみたら意気投合することが出来た。彼の膨大な知識と教養は本当に凄い。彼の話を聞いて、色々と参考になった。どんな話じても、まるで熟練の職人の話を聞いているかのような詳しさ。とても勉強になった。
あの年齢で、あれだけのものを身につけるのは大変なはずだ。本当に、芸術などが好きなんだろうと感じた。上辺だけじゃない、深い部分まで彼は理解している。
私も、そこそこ自分の知識に自信があった。けれど、ウォルトン様には負けていると思う。正直言って、悔しさもあった。もっと努力しないと駄目だと感じさせられるぐらい。そして、彼の素晴らしい知識量に尊敬する。
ウォルトン様と話している時間は、あっという間だった。もうちょっと一緒に居たいと思ってしまったほど。だから、お別れするのが寂しかった。だけど彼から、また会おうと言ってくれた。その言葉が、とても嬉しかった。
「そうか。それは良かったな」
「はい!」
話を聞いたお父様は、優しい笑みを浮かべながら言った。
「ブルクハルト様にも報告しておこう。彼と結婚する方向で、話を進めてもらうようにお願いする。それで、いいかい?」
「よろしくお願いします!」
私は力強く頷いた。彼となら、きっと幸せに暮らせると思うから。
ウォルトン様はとても知的で、紳士的な人だから。素敵な旦那さんになりそうだ。でも、まだ結婚することが決まったわけじゃない。これから、もっと仲良くなっていきたい。彼のことを、もっともっと知りたいと思った。
自宅に戻って、お母様にも今日のことを報告した。すると、とても喜んでくれた。それがまた、とっても嬉しかった。私の話を聞いて、一緒に喜んでくれたから。
あの家を離れてから、私は良い人達とばかり巡り合うことが出来ている。
両親やエンゲイト公爵家の当主様、それからウォルトン様。屋敷の使用人や他にも色々な人達と出会ってきた。
私は、周りの人達に感謝した。こんなにも素晴らしい人達に恵まれて、幸せ者だと思ったから。
屋敷に帰る時間になって、ウォルトン様との対話が終わった。
まだまだ話し足りないと思ったけれど、時間になってしまったので仕方ない。また会う約束をしてから、私達は別れた。そして馬車に乗り込み、お父様と並んで座った時に、ようやく落ち着いて息をつく。
「ベリンダ、疲れたかい?」
「いえ……。とても楽しい時間だったので、名残惜しくて」
確かに疲れているのかもしれない。だけど、嫌な疲れじゃない。とても楽しくて、普段と比べて何倍も濃密な内容を時間ギリギリになるまで話し続けたから。
そう言うと、お父様も安堵した表情になる。私のことを心配してくれていたようだ。心配させてしまい申し訳ないと思いつつ、嬉しいと感じた。
「ウォルトン卿とは、上手くやれそうか?」
「はい。話してみて、打ち解けることが出来たと思います」
ウォルトン様と一緒に過ごした時間を思い出しながら、私は答える。
最初は不安だった。けれど、話してみたら意気投合することが出来た。彼の膨大な知識と教養は本当に凄い。彼の話を聞いて、色々と参考になった。どんな話じても、まるで熟練の職人の話を聞いているかのような詳しさ。とても勉強になった。
あの年齢で、あれだけのものを身につけるのは大変なはずだ。本当に、芸術などが好きなんだろうと感じた。上辺だけじゃない、深い部分まで彼は理解している。
私も、そこそこ自分の知識に自信があった。けれど、ウォルトン様には負けていると思う。正直言って、悔しさもあった。もっと努力しないと駄目だと感じさせられるぐらい。そして、彼の素晴らしい知識量に尊敬する。
ウォルトン様と話している時間は、あっという間だった。もうちょっと一緒に居たいと思ってしまったほど。だから、お別れするのが寂しかった。だけど彼から、また会おうと言ってくれた。その言葉が、とても嬉しかった。
「そうか。それは良かったな」
「はい!」
話を聞いたお父様は、優しい笑みを浮かべながら言った。
「ブルクハルト様にも報告しておこう。彼と結婚する方向で、話を進めてもらうようにお願いする。それで、いいかい?」
「よろしくお願いします!」
私は力強く頷いた。彼となら、きっと幸せに暮らせると思うから。
ウォルトン様はとても知的で、紳士的な人だから。素敵な旦那さんになりそうだ。でも、まだ結婚することが決まったわけじゃない。これから、もっと仲良くなっていきたい。彼のことを、もっともっと知りたいと思った。
自宅に戻って、お母様にも今日のことを報告した。すると、とても喜んでくれた。それがまた、とっても嬉しかった。私の話を聞いて、一緒に喜んでくれたから。
あの家を離れてから、私は良い人達とばかり巡り合うことが出来ている。
両親やエンゲイト公爵家の当主様、それからウォルトン様。屋敷の使用人や他にも色々な人達と出会ってきた。
私は、周りの人達に感謝した。こんなにも素晴らしい人達に恵まれて、幸せ者だと思ったから。
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