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プロポーズ
第51話 日常デート
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朝の光が窓から差し込む休日の朝。二人は朝食を済ませて、出かける準備をする。同棲を始めてから数週間、休日でも朝から活発に動く二人の生活リズムはバッチリと合っていた。
「準備できた?」
「うん。行きましょう」
ハヤトが尋ねると、今日は普段よりもおしゃれした服装の莉々が答える。最寄りの駅まで手を繋いで歩き、電車に乗り込む。休日の午前中だけど、車内は思ったよりも混んでいた。二人は自然と身を寄せ合う。
「そういえば、看板ってどのくらいの大きさかな」
「剛から聞いた話によりると、ビルの壁面を使った特大広告らしいよ」
「私たちのアバターが、そんなことになるなんて」
二人は顔を寄せると、小声で話し合う。自分たちの配信で使用しているアバター。それが様々な場所に広告として展開していると聞いていた。今日は、その一つを見に行ってみよう、ということになった。
電気街の駅に到着すると、独特の熱気が二人を包んだ。アニメやゲームの看板があちこちに掲げられ、コスプレした人々が普通に歩いている。若者たちの活気に満ちた声が、街中に響いていた。
「すごい活気ね」
「うん。話には色々と聞いているけれど、実際に来るとまた違うな」
歩き始めてすぐ、様々な作品のキャラクターが描かれた看板が目に入る。有名な少年漫画、話題のアニメ、人気ゲームのキャラクターたち。その中を進んでいくと——
「あっ」
「ん?」
「ほら、あれ」
「おお」
莉々が小声で知らせる。ハヤトも視線を向けると、そこにはビルの壁面を全て覆うほどの巨大な看板があった。
ハヤトとリリア、ジョン、セレスティア、ガレットのアバターが堂々と描かれている。そのダイナミックな構図が道行く人々の目を引いていた。
「凄いな」
ハヤトは思わず呟いた。異世界で命を懸けて戦っていた自分たちが、今やエンターテイナーとしてこんな場所に登場している。不思議な感覚だった。
「見て、写真撮ってる人たちがいる」
莉々が指差す方向を見ると、確かに何人かがスマートフォンを看板に向けている。中には、ポーズを真似している若者もいた。
「本当に人気があるんだね」
「ああ。実感が湧いてくるな」
しばらく看板を眺めた後、二人はアニメグッズを扱う店舗街へと向かった。周囲では、多くの人々が買い物を楽しんでいる。
「ここにフィギュアがあるはずよ」
大型のホビーのコーナーに入ってみると、所狭しとフィギュアやプラモデルが並んでいる。莉々は目を輝かせて陳列棚を見て回った。
「えーと、Vtuberコーナーは......あった!」
莉々が見つけたコーナーには、様々なVtuberのグッズが陳列されていた。そして。
「あれ? フィギュアがない……?」
色々なフィギュアが置かれているけれど、自分たちのフィギュアは見当たらない。もしかして、ここでは売っていないのか。
「すみません」
ハヤトが近くに居た店員に声をかける。
「異世界パーティーのフィギュアを探しているんですが」
自分たちのことを聞くのは少し恥ずかしかったが、思い切って店員に聞いてみた。すると、すぐに答えが返ってきた。
「申し訳ございません。その商品は完売してしまって。次回入荷は来週の予定です」
「あ、そうですか。ありがとうございます」
店員の説明に、二人は顔を見合わせた。
「完売......人気なんだね」
「凄いことだな」
その後も二人は、他の店舗を回って自分たちのグッズを見て歩いた。アクリルスタンド、クリアファイル、缶バッジ。自分たちのキャラクターが様々な商品になっている。
そして、彼らのグッズは公式のものだけではなかった。
「あ、見て。小説も出てるのね」
『異世界パーティー 非公式ノベライズ』というタイトルの本を莉々が手に取る。それは同人作品のようだった。
「中身はどんな感じなんだろう」
「私たちの配信を元にしたストーリーみたい。へえ、結構売れてるのね」
色々と見て回っていると、デートというより、まるで市場調査のような時間になってしまったが、二人とも楽しんでいた。自分たちの活動が多くの人に注目され、受け入れられていることを実感できる時間だった。
「ちょっと休憩しようか」
「そうね。喉も渇きました。休みましょう」
近くのカフェに入り、窓際の席に座る。店内は落ち着いた雰囲気で、ゆったりとした音楽が流れていた。莉々はストロベリーパフェを、ハヤトはアイスコーヒーを注文した。
「今日は色々と見れて楽しかった」
「うん。こんなに注目されているなんて、やっぱり不思議な気分だ」
莉々がパフェをつつきながら言う。ハヤトも今日の感想を莉々に伝えた。
「私たちの本当の姿を知らないのよね、みんな」
「それでいいんだ。あの姿は、みんなの記憶にしっかりと刻まれているから。それを誇示したりする必要はないさ」
ハヤトは莉々の手を優しく握った。
「今の生活も、悪くないだろ?」
「ええ、とても幸せよ」
莉々は微笑みながら、ハヤトの手を握り返した。
休憩を終えてカフェを出ると、夕方の柔らかい光が街を包んでいた。オレンジ色に染まる空が、一日の終わりを告げている。並んで歩いていた二人の前を、若者たちのグループが通り過ぎる。
「ねえ、見た? 異世界パーティーの看板!」
「うん、めっちゃデカかった!」
「ハヤトかっこいいよね~」
「私はリリア推し!」
聞こえてきた会話に自分の名前が出てきて、ハヤトは思わずドキッとする。莉々と顔を見合わせ、小さく笑う。そのまま横を通り過ぎるが、当然気付かれない。
「気付かれなかったね」
「そうだな。やっぱり、アバターと実物は違うし」
自宅のマンションに帰ってきて、二人はソファに座り、今日撮った写真を見返していた。大きな看板の前での記念写真、様々なグッズの写真。
「そういえば、SNSでも話題になってるみたい」
莉々がスマートフォンを操作する。
「『今日電気街で異世界パーティーの看板見た!』『フィギュア売り切れてた(泣)』だって」
「ファンの人たちには感謝しないとな」
「うん。私たちを応援してくれているんだもの」
窓の外では、都会の夜景が輝いている。異世界の勇者と賢者だった二人は、今や現代のエンターテイナーとして、そして何より愛し合う恋人として、新しい日々を歩んでいた。
「明日は配信の打ち合わせね」
「ああ。明日も頑張ろうか」
二人の影が、窓に映る夜景に重なった。そんな幸せな日常が続いていく。
「準備できた?」
「うん。行きましょう」
ハヤトが尋ねると、今日は普段よりもおしゃれした服装の莉々が答える。最寄りの駅まで手を繋いで歩き、電車に乗り込む。休日の午前中だけど、車内は思ったよりも混んでいた。二人は自然と身を寄せ合う。
「そういえば、看板ってどのくらいの大きさかな」
「剛から聞いた話によりると、ビルの壁面を使った特大広告らしいよ」
「私たちのアバターが、そんなことになるなんて」
二人は顔を寄せると、小声で話し合う。自分たちの配信で使用しているアバター。それが様々な場所に広告として展開していると聞いていた。今日は、その一つを見に行ってみよう、ということになった。
電気街の駅に到着すると、独特の熱気が二人を包んだ。アニメやゲームの看板があちこちに掲げられ、コスプレした人々が普通に歩いている。若者たちの活気に満ちた声が、街中に響いていた。
「すごい活気ね」
「うん。話には色々と聞いているけれど、実際に来るとまた違うな」
歩き始めてすぐ、様々な作品のキャラクターが描かれた看板が目に入る。有名な少年漫画、話題のアニメ、人気ゲームのキャラクターたち。その中を進んでいくと——
「あっ」
「ん?」
「ほら、あれ」
「おお」
莉々が小声で知らせる。ハヤトも視線を向けると、そこにはビルの壁面を全て覆うほどの巨大な看板があった。
ハヤトとリリア、ジョン、セレスティア、ガレットのアバターが堂々と描かれている。そのダイナミックな構図が道行く人々の目を引いていた。
「凄いな」
ハヤトは思わず呟いた。異世界で命を懸けて戦っていた自分たちが、今やエンターテイナーとしてこんな場所に登場している。不思議な感覚だった。
「見て、写真撮ってる人たちがいる」
莉々が指差す方向を見ると、確かに何人かがスマートフォンを看板に向けている。中には、ポーズを真似している若者もいた。
「本当に人気があるんだね」
「ああ。実感が湧いてくるな」
しばらく看板を眺めた後、二人はアニメグッズを扱う店舗街へと向かった。周囲では、多くの人々が買い物を楽しんでいる。
「ここにフィギュアがあるはずよ」
大型のホビーのコーナーに入ってみると、所狭しとフィギュアやプラモデルが並んでいる。莉々は目を輝かせて陳列棚を見て回った。
「えーと、Vtuberコーナーは......あった!」
莉々が見つけたコーナーには、様々なVtuberのグッズが陳列されていた。そして。
「あれ? フィギュアがない……?」
色々なフィギュアが置かれているけれど、自分たちのフィギュアは見当たらない。もしかして、ここでは売っていないのか。
「すみません」
ハヤトが近くに居た店員に声をかける。
「異世界パーティーのフィギュアを探しているんですが」
自分たちのことを聞くのは少し恥ずかしかったが、思い切って店員に聞いてみた。すると、すぐに答えが返ってきた。
「申し訳ございません。その商品は完売してしまって。次回入荷は来週の予定です」
「あ、そうですか。ありがとうございます」
店員の説明に、二人は顔を見合わせた。
「完売......人気なんだね」
「凄いことだな」
その後も二人は、他の店舗を回って自分たちのグッズを見て歩いた。アクリルスタンド、クリアファイル、缶バッジ。自分たちのキャラクターが様々な商品になっている。
そして、彼らのグッズは公式のものだけではなかった。
「あ、見て。小説も出てるのね」
『異世界パーティー 非公式ノベライズ』というタイトルの本を莉々が手に取る。それは同人作品のようだった。
「中身はどんな感じなんだろう」
「私たちの配信を元にしたストーリーみたい。へえ、結構売れてるのね」
色々と見て回っていると、デートというより、まるで市場調査のような時間になってしまったが、二人とも楽しんでいた。自分たちの活動が多くの人に注目され、受け入れられていることを実感できる時間だった。
「ちょっと休憩しようか」
「そうね。喉も渇きました。休みましょう」
近くのカフェに入り、窓際の席に座る。店内は落ち着いた雰囲気で、ゆったりとした音楽が流れていた。莉々はストロベリーパフェを、ハヤトはアイスコーヒーを注文した。
「今日は色々と見れて楽しかった」
「うん。こんなに注目されているなんて、やっぱり不思議な気分だ」
莉々がパフェをつつきながら言う。ハヤトも今日の感想を莉々に伝えた。
「私たちの本当の姿を知らないのよね、みんな」
「それでいいんだ。あの姿は、みんなの記憶にしっかりと刻まれているから。それを誇示したりする必要はないさ」
ハヤトは莉々の手を優しく握った。
「今の生活も、悪くないだろ?」
「ええ、とても幸せよ」
莉々は微笑みながら、ハヤトの手を握り返した。
休憩を終えてカフェを出ると、夕方の柔らかい光が街を包んでいた。オレンジ色に染まる空が、一日の終わりを告げている。並んで歩いていた二人の前を、若者たちのグループが通り過ぎる。
「ねえ、見た? 異世界パーティーの看板!」
「うん、めっちゃデカかった!」
「ハヤトかっこいいよね~」
「私はリリア推し!」
聞こえてきた会話に自分の名前が出てきて、ハヤトは思わずドキッとする。莉々と顔を見合わせ、小さく笑う。そのまま横を通り過ぎるが、当然気付かれない。
「気付かれなかったね」
「そうだな。やっぱり、アバターと実物は違うし」
自宅のマンションに帰ってきて、二人はソファに座り、今日撮った写真を見返していた。大きな看板の前での記念写真、様々なグッズの写真。
「そういえば、SNSでも話題になってるみたい」
莉々がスマートフォンを操作する。
「『今日電気街で異世界パーティーの看板見た!』『フィギュア売り切れてた(泣)』だって」
「ファンの人たちには感謝しないとな」
「うん。私たちを応援してくれているんだもの」
窓の外では、都会の夜景が輝いている。異世界の勇者と賢者だった二人は、今や現代のエンターテイナーとして、そして何より愛し合う恋人として、新しい日々を歩んでいた。
「明日は配信の打ち合わせね」
「ああ。明日も頑張ろうか」
二人の影が、窓に映る夜景に重なった。そんな幸せな日常が続いていく。
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