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第十一章 真相
第五十九話 王太子の苦悩
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その日、ルーサーは深刻そうな表情をありありと浮かべ、ギルバートの部屋へ訪れた。
「……どうした、そんな顔して」
「いや、まあ」
それほど意味を持たない言葉を発しながら、ルーサーはいつものようにソファに腰かける。
しばらく言い淀んだ後、ギルバートと目を合わせた。
「昨日、ジェシカと偶然外で会った」
「そうか。良かったな」
親友がジェシカ・オルドリッジ公爵令嬢に少なからず好意を持っていることを知っていたギルバートは、そう返した。
「で、そんな顔をしてるってことは……彼女に振られでもしたのか?」
嘆くルーサーを慰める準備に入ろうとしたギルバート。しかし、当の本人は首を横に振っている。
それじゃあ一体何の話をするつもりだ、とギルバートは次の言葉を待つ。
すると、再び言い淀んだ後、ルーサーは遂にその話題を開始させた。
「ジェシカから聞いたんだ。フォード伯爵令嬢が、泣いてたって」
紅茶を飲んでいたギルバートの動作が、ピタリと止む。が、次の瞬間には何事も無かったかのように動き出した。
「……なあギルバート」
ルーサーは絞り出すような声音で訴える。
「そろそろ、本音を言ってくれても良いだろ」
「……本音も何も、隠してることなんて無いよ」
「ジェシカもトレス伯爵令嬢も、もちろん俺も、お前の違和感には気付いてる」
試すようにそう話すルーサーを、ギルバートはちらりと見た。
「違和感?」
「普段あれだけ頭の回るお前が、外交のためだけに婚約解消をするわけがないってこと」
「残念だけど、それは外れだ。今回は本当に外交のことだけ考えた。ルーサー達は俺を高く見積もりすぎだよ」
言い放つギルバート。微笑みを浮かべるほど余裕のある親友の姿に、ルーサーは対抗を試みた。
「じゃあどうしてこの前の……フォード伯爵令嬢のことをまだ好きかって質問に、ちゃんと答えなかったんだ?」
ただの元婚約者にすぎないという答え。ルーサーは、そのはぐらかしに目をつぶったわけでは無かった。
「ギルバート、もう一度聞く。フォード伯爵令嬢のことは、好きか」
しばらく待っても、返事はやって来ない。
「じゃあ……分かった。俺には言わなくて良いから、せめて二人でちゃんと話し合ってほしい。明日、フォード伯爵令嬢を連れてくるよ」
「やめろ」
ルーサーの提案に、鋭い制止の声を上げたギルバート。
その表情は、僅かに焦りを含んでいるように見えた──が、ルーサーが気に留める間も無く、すぐに元の薄ら笑いを浮かべる。
そして、口を開いた。
「彼女のことは、好きでも何でもない」
「え……?」
「もう終わったことだ。気の迷いだった」
「おい、ギルバート──」
「王太子に興味の無い令嬢と初めて出会って、恋愛感情だと錯覚しただけだ」
淡々と告げるギルバート。ルーサーにはそれが、希望の無い未来を前に自嘲しているように見えた。
こんなの、いつものお前らしくない。
ルーサーはなんとか説得を試みた。
「だって、あんなに囲いこんだことなんて無かっただろ……!」
「それも全部、気の迷い」
過去の汚点を振り返るように、ギルバートは吐き捨てた。
「ただの伯爵令嬢が俺と婚約できて、良い経験になったんじゃないか?むしろありがたく思ってもらわないと、割に合わないくらいだろ」
「そんな言い方……っ!」
ガタリと音を立て、ルーサーは立ち上がる。その拍子に、テーブルに置かれたティーカップは小さく甲高い音を鳴らした。
はっとしたルーサーは、荒ぶった息を整え、再び腰を下ろす。
「大切なんじゃ、無かったのかよ……っ」
やりきれない思いは、ルーサーの喉を通って空気に触れた。
静まり返った室内。魂が抜け落ちたような失望の顔を上げたのは、ルーサーの方だった。
「忙しいとこ、悪いな。もう、帰るよ」
「ああ」
ゆっくりと立ち上がるルーサーを、ギルバートは目で見送る。
そして扉が閉まった瞬間に、大きな息を吐いた。
「……これで良い。これが良い。これが一番良いんだ」
深呼吸を繰り返し、自らに言い聞かせる。膝の上で組んだ両手は、僅かに震えていた。
『彼女のことは、好きでも何でもない』
先程の自身の言葉が思い起こされる。
『もう終わったことだ。気の迷いだった』
失敗談を笑い飛ばすような声音で言えた。
『ただの伯爵令嬢が俺と婚約できて、良い経験になったんじゃないか?むしろありがたく思ってもらわないと、割に合わないくらいだろ』
ああでも返さなければ、シャーロットのことを本当に何とも思っていないのだと悟らせることはできなかっただろう。
『大切なんじゃ、無かったのかよ……っ』
大切だよ、ルーサー。
「大切だから、離れたんだ」
ギルバートは呟いた。
どうしても、シャーロットを遠ざける必要があった。
全ては、あの王女──ロワイユ王国のリゼ王女の魔の手から、シャーロットを守るため。
パトリック・トンプソン伯爵子息との噂を発生させたのは、あの王女だ。
シャーロットが小麦粉で体調を崩した件も、あの王女が仕組んだことだった。
これまでのハリスの懸命な調査で、食事の時にシャーロットの使っていた布巾に小麦粉を仕込んでいたことが推測できた。
王女が犯人であると断定できる会話を盗聴することにも成功している。
復帰した日にシャーロットが手首に怪我を負ったのも、王女が元凶だ。
その後、シャーロットは小麦粉による体調不良が長引き、休養を余儀なくされている。
そして極めつけは、フォード伯爵領の取引停止被害。
彼らには以前、ロワイユ王国側で国際貿易に乗り出す気運が高まっているのが理由だと話した。
実はこの話には続きがある。
国際貿易の波を利用してトリジア王国との取引を強化し、フォード伯爵領の取引相手を奪った黒幕が、何を隠そうリゼ王女なのだ。
以前王女がロワイユ王国の辺境伯に送っていた手紙は、トリジア王国との取引強化を命じるためのものだったのだろう。
この二週間で立て続けに起きた不可解な出来事。その全てが、あの王女の仕業だった。
ギルバートは何とかして、この事態を阻止しようとした。回避しようとした。乗り切ろうとした。
それでも、王女の策略は終わることなく次々と襲いかかってくる。
彼女は、恋愛物語に欠かせない「恋のスパイス」のような言葉では、到底片付けられなかった。
登場するや否や、幸せな結末への道を徐々に蝕み、最後には跡形もなく崩壊させてしまうほどの存在だった。
そうしてギルバートの心には少しずつ、疲弊と不安、そして自責の念が積み重なっていった。
ギルバートという存在と繋がっている限り、シャーロットは被害を受け続ける。
シャーロットだけではない。シャーロットの大切な家族や領民にまで、その波は及んでいる。
「……俺のせいだ」
もう、限界だった。
自分が彼女を好きでい続け、そばにい続ける以上、あの王女からの仕打ちは止まない。
シャーロットに近づけば近づくほど、間接的に傷つけてしまうのだ。
では対策をと思っても、王女の手から逃れる術はなく、シャーロットのそばで彼女を守る術もない。
それならせめて──せめて、離れたところで安全でいて欲しいと思った。生涯、二人の縁を切ってでも。
だからギルバートは、シャーロットに婚約解消を持ち出した。幸せな結末にはならなくとも、崩壊に至る最後の打撃だけは防ぐために。
寝台に横になったギルバートは、窓から月を眺めた。
知らぬ間に、目尻に溜まった水が頬を流れ落ちていた。
「……どうした、そんな顔して」
「いや、まあ」
それほど意味を持たない言葉を発しながら、ルーサーはいつものようにソファに腰かける。
しばらく言い淀んだ後、ギルバートと目を合わせた。
「昨日、ジェシカと偶然外で会った」
「そうか。良かったな」
親友がジェシカ・オルドリッジ公爵令嬢に少なからず好意を持っていることを知っていたギルバートは、そう返した。
「で、そんな顔をしてるってことは……彼女に振られでもしたのか?」
嘆くルーサーを慰める準備に入ろうとしたギルバート。しかし、当の本人は首を横に振っている。
それじゃあ一体何の話をするつもりだ、とギルバートは次の言葉を待つ。
すると、再び言い淀んだ後、ルーサーは遂にその話題を開始させた。
「ジェシカから聞いたんだ。フォード伯爵令嬢が、泣いてたって」
紅茶を飲んでいたギルバートの動作が、ピタリと止む。が、次の瞬間には何事も無かったかのように動き出した。
「……なあギルバート」
ルーサーは絞り出すような声音で訴える。
「そろそろ、本音を言ってくれても良いだろ」
「……本音も何も、隠してることなんて無いよ」
「ジェシカもトレス伯爵令嬢も、もちろん俺も、お前の違和感には気付いてる」
試すようにそう話すルーサーを、ギルバートはちらりと見た。
「違和感?」
「普段あれだけ頭の回るお前が、外交のためだけに婚約解消をするわけがないってこと」
「残念だけど、それは外れだ。今回は本当に外交のことだけ考えた。ルーサー達は俺を高く見積もりすぎだよ」
言い放つギルバート。微笑みを浮かべるほど余裕のある親友の姿に、ルーサーは対抗を試みた。
「じゃあどうしてこの前の……フォード伯爵令嬢のことをまだ好きかって質問に、ちゃんと答えなかったんだ?」
ただの元婚約者にすぎないという答え。ルーサーは、そのはぐらかしに目をつぶったわけでは無かった。
「ギルバート、もう一度聞く。フォード伯爵令嬢のことは、好きか」
しばらく待っても、返事はやって来ない。
「じゃあ……分かった。俺には言わなくて良いから、せめて二人でちゃんと話し合ってほしい。明日、フォード伯爵令嬢を連れてくるよ」
「やめろ」
ルーサーの提案に、鋭い制止の声を上げたギルバート。
その表情は、僅かに焦りを含んでいるように見えた──が、ルーサーが気に留める間も無く、すぐに元の薄ら笑いを浮かべる。
そして、口を開いた。
「彼女のことは、好きでも何でもない」
「え……?」
「もう終わったことだ。気の迷いだった」
「おい、ギルバート──」
「王太子に興味の無い令嬢と初めて出会って、恋愛感情だと錯覚しただけだ」
淡々と告げるギルバート。ルーサーにはそれが、希望の無い未来を前に自嘲しているように見えた。
こんなの、いつものお前らしくない。
ルーサーはなんとか説得を試みた。
「だって、あんなに囲いこんだことなんて無かっただろ……!」
「それも全部、気の迷い」
過去の汚点を振り返るように、ギルバートは吐き捨てた。
「ただの伯爵令嬢が俺と婚約できて、良い経験になったんじゃないか?むしろありがたく思ってもらわないと、割に合わないくらいだろ」
「そんな言い方……っ!」
ガタリと音を立て、ルーサーは立ち上がる。その拍子に、テーブルに置かれたティーカップは小さく甲高い音を鳴らした。
はっとしたルーサーは、荒ぶった息を整え、再び腰を下ろす。
「大切なんじゃ、無かったのかよ……っ」
やりきれない思いは、ルーサーの喉を通って空気に触れた。
静まり返った室内。魂が抜け落ちたような失望の顔を上げたのは、ルーサーの方だった。
「忙しいとこ、悪いな。もう、帰るよ」
「ああ」
ゆっくりと立ち上がるルーサーを、ギルバートは目で見送る。
そして扉が閉まった瞬間に、大きな息を吐いた。
「……これで良い。これが良い。これが一番良いんだ」
深呼吸を繰り返し、自らに言い聞かせる。膝の上で組んだ両手は、僅かに震えていた。
『彼女のことは、好きでも何でもない』
先程の自身の言葉が思い起こされる。
『もう終わったことだ。気の迷いだった』
失敗談を笑い飛ばすような声音で言えた。
『ただの伯爵令嬢が俺と婚約できて、良い経験になったんじゃないか?むしろありがたく思ってもらわないと、割に合わないくらいだろ』
ああでも返さなければ、シャーロットのことを本当に何とも思っていないのだと悟らせることはできなかっただろう。
『大切なんじゃ、無かったのかよ……っ』
大切だよ、ルーサー。
「大切だから、離れたんだ」
ギルバートは呟いた。
どうしても、シャーロットを遠ざける必要があった。
全ては、あの王女──ロワイユ王国のリゼ王女の魔の手から、シャーロットを守るため。
パトリック・トンプソン伯爵子息との噂を発生させたのは、あの王女だ。
シャーロットが小麦粉で体調を崩した件も、あの王女が仕組んだことだった。
これまでのハリスの懸命な調査で、食事の時にシャーロットの使っていた布巾に小麦粉を仕込んでいたことが推測できた。
王女が犯人であると断定できる会話を盗聴することにも成功している。
復帰した日にシャーロットが手首に怪我を負ったのも、王女が元凶だ。
その後、シャーロットは小麦粉による体調不良が長引き、休養を余儀なくされている。
そして極めつけは、フォード伯爵領の取引停止被害。
彼らには以前、ロワイユ王国側で国際貿易に乗り出す気運が高まっているのが理由だと話した。
実はこの話には続きがある。
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それでも、王女の策略は終わることなく次々と襲いかかってくる。
彼女は、恋愛物語に欠かせない「恋のスパイス」のような言葉では、到底片付けられなかった。
登場するや否や、幸せな結末への道を徐々に蝕み、最後には跡形もなく崩壊させてしまうほどの存在だった。
そうしてギルバートの心には少しずつ、疲弊と不安、そして自責の念が積み重なっていった。
ギルバートという存在と繋がっている限り、シャーロットは被害を受け続ける。
シャーロットだけではない。シャーロットの大切な家族や領民にまで、その波は及んでいる。
「……俺のせいだ」
もう、限界だった。
自分が彼女を好きでい続け、そばにい続ける以上、あの王女からの仕打ちは止まない。
シャーロットに近づけば近づくほど、間接的に傷つけてしまうのだ。
では対策をと思っても、王女の手から逃れる術はなく、シャーロットのそばで彼女を守る術もない。
それならせめて──せめて、離れたところで安全でいて欲しいと思った。生涯、二人の縁を切ってでも。
だからギルバートは、シャーロットに婚約解消を持ち出した。幸せな結末にはならなくとも、崩壊に至る最後の打撃だけは防ぐために。
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