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第十三章 決定打
第七十九話 再会の時
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「やあ。隠れ家はここで合っているかな」
ギルバートは、部屋の中にいた三人の男達に向かってそう尋ねた。
抱いた違和感をもとに進んだ結果、ようやく辿り着いた敵の巣窟。いよいよ最終決戦である。
「な、なぜ分かった?」
一人が、焦りを滲ませて口を開いた。
三人の中で年長に見える彼は、他の二人に比べて身なりを整えている。一言で例えると、貴族のような格好をしていた。おそらく、組織の中ではそれなりの立場にあるのだろう。
突然扉を蹴破られ、狼狽えているようだ。しかし、抵抗する意志はあるらしい。そっと懐に手を伸ばしている。
「理由は牢屋に着いたら教えよう」
刃物を取り出した男達を前に、ギルバートは終始笑顔でそう告げた。
次の瞬間、三人がこちらに向かって走り出す。それを皮切りに、ギルバートの横で構えていたルーサー、ハリス、近衛兵のニールが剣を引き抜いた。
おそらく室内のどこかに、シャーロットがいるはずだ。戦闘に巻き込まぬよう、四人は刃物を持った男達を平屋の外へと誘導した。
静かな森の中で響く、高い金属音。そんな中、敵の一人が口を開く。
「ラルフ、仲間を呼べ」
「戦いながらかよ!いくらゼンでも無茶だ」
ラルフと呼ばれた男は、ルーサーと剣を交えながら叫んだ。
「……やっぱり無理だな」
ゼンという男が、ハリスの攻撃を躱して呟く。
「だろ!?せめて二人倒してからじゃねぇと──」
「いや、そうじゃない。どうやら、もう捕まっているらしいぞ」
「は!?」
冷静なゼンの言葉に、ラルフは何とか平屋の奥を一瞥した。
「おい、あれって……!」
目に入ったのは、縄で縛られようとしている仲間達。そばには制服を着た数人の男達が立っている。
「オーランドさん、まずいですよ!」
ラルフは声を張り上げた。
「あれは……警備隊か」
表情を歪めるオーランド。
この領地に隣接する、オルドリッジ公爵領の警備隊と思われる者達の姿が見えた。さらに奥には、ソル王国の検問官らしき者達もいる。
人が徐々に集まってきてしまったようだ。
まずいな、と思うと同時にニールの素早い剣捌きが頬を掠めた。
息を乱しながら刃物を振るが、どれも反撃とはならずに躱される。
オーランドは、そのいなし方から目の前の男がただ者では無いことを察した。
今まで自分が戦ったどんな手練れの男よりも洗練された動き。
剣鞘に刻まれた紋章から王宮警備隊の一員だということは分かるが、これほど無駄のない戦い方をする人物はそういるまい。
はっきり言って、格が違う。
一方のゼンも、己の劣勢をひしひしと実感していた。
目の前の男は次々とゼンを追い詰めつつ、一切表情を崩さない。その冷静さは自分と似たものを感じる。が、明らかに異なるのは実力だった。
執事のような格好をしているため騎士では無いのだろうが、繰り出す攻撃力が圧倒的だ。こちらの操る刃物を躱しつつ、合間に足蹴りや突きを入れてくる。
その俊敏さは、執事にしてはかなり異質。間違いなく何かしらの訓練を受けているはずだ。
それどころか、まるで暗殺者のような空気すら滲ませていた。
その間ギルバートはというと、ルーサー達が戦闘をしてくれているうちに、シャーロットを探すべく平屋に足を踏み入れていた。
「どこだ、シャーロット……っ」
屋外では激しい金属音が響いているが、平屋の中は静まり返っている。
残党がいないか警戒しながら、ギルバートは各部屋の扉を順に開け、廊下を進んだ。
そして最奥の扉の前に辿り着く。
外から開けられる鍵がかかっていた。はやる気持ちを抑え、金具を小さな穴に慎重に引っ掛ける。
カチャ、という音が鳴るや否や、ギルバートは扉を開けた。
「シャーロット」
室内には、床にうずくまる彼女の姿があった。はっと上げたその顔は、涙に濡れている。
「殿下……!」
震える声で言葉を発したシャーロット。
二人は互いに走り寄り、強く抱きしめ合った。その存在を、じっくりと確かめるように。
そこに言葉はいらなかった。愛しい人が腕の中にいる。それだけで、二人の心はひどく満たされた。
長らく抱擁し合っていた彼ら。しかし、外では相変わらず剣を交える音が飛んでいる。
ずっと包み、包まれていたい──そう思うものの、ひとまず安全な場所に移動しなければならない。
「これから走ることになると思うけど、怪我は無い?痛いところとか」
ギルバートはシャーロットの顔を覗き込み、優し気な瞳で尋ねた。
「手は少し痛いですが、足は何とか」
涙目で頷くシャーロット。
傷一つ無かったはずの彼女の両手を見れば、かなり赤くなっている。それに、手首も痣ができていた。
「怖い事をされた?」
思い出したくもないかもしれないが、心配になって聞くと、彼女は疲弊したように微笑を浮かべる。
「手の平の傷は脱出しようとした時にできたもので……手首の方は、その」
少し言い澱みつつ、言葉を続けた。
「殿下がいらっしゃる少し前に、男の人に襲われかけて」
その瞬間、ギルバートの美しい紫瞳から光が消える。
と同時に、シャーロットは彼の後方に何者かが立っているのを見つけた。
あっ、と小さく声を上げた彼女の様子に、ギルバートが振り向く。
開いた扉から伸びる長い廊下の先に、大男がいた。
「あの人です……っ」
やや後ずさりながら呟くシャーロット。
彼女の言葉の意味を瞬時に理解したギルバートは、さっと廊下へ躍り出た。
「シャーロット、扉を閉めて少しだけ待っててね」
大男から視線をそらさずそう告げるギルバート。シャーロットは急いで、言われた通りにした。
「王太子、覚悟っ!!」
ギルバートに狙いを定めた大男が叫んだ。手には大きな刃物が握られている。
戦闘の間、どこかに隠れて機を見ていたのだろう。ギルバートは冷笑を浮かべ、すぐさま剣を抜いた。
そして次の瞬間、一際高い金属音が響き渡った。
「は……え?」
カランカラン、と何かが遠くに転がり滑る。
それが自分の持っていた刃物だということに大男が気付くのと、ギルバートが彼を床に組み敷いたのは同時だった。
「俺の婚約者を誘拐した挙句に襲おうとしたなら、相応の罰は受けてもらわないとな。そうだろう?」
「ひ……っ!!」
殺気の滲んだ瞳で問いかけられ、大男の小さな悲鳴が漏れ出る。そして即座に、剣の柄でみぞおちを圧迫された。
「かは……っ」
乾いた吐息が空を切る。柄を握る手の力を、ギルバートは徐々に強くした。
「ぐっ、やめ……っ」
「シャーロットがそうやって抵抗した時、お前はやめなかったんだろう」
彼女の手首に痣ができていたのが、何よりの証拠だ。
ギルバートを制止しようと手を伸ばした大男に、微笑みながら言う。
骨が折れそうなほどの圧迫力と、爽やかで美しい笑顔。どちらも同じ人物が出しているとはとても思えない。
絶対に関わってはいけない人物に関わってしまったのだな──意識を手放す間際、大男は直感でそんなことを思った。
「殿下!」
平屋の入口からハリスの声が聞こえてきたのを受け、ギルバートは顔を上げる。
彼が来たということは、戦闘が粗方終わったのだろう。気付けば、外は再び森の静寂が訪れている。
「ご無事でしたか」
「ああ。シャーロットも無事だ」
駆け寄ったハリスにそう返したギルバートは、倒れている大男を彼に任せた。
そしてシャーロットが待つ部屋の扉を開け、不安げな表情をしていた彼女のもとへ戻る。
「殿下、お怪我は……!?」
「大丈夫。無傷だよ」
「良かった……!」
シャーロットはギルバートを抱き締める。そして、そんな彼女の頭をそっと撫でるギルバート。
もう二度と、離れたくない。二人は心の中で、そう実感した。
ギルバートは、部屋の中にいた三人の男達に向かってそう尋ねた。
抱いた違和感をもとに進んだ結果、ようやく辿り着いた敵の巣窟。いよいよ最終決戦である。
「な、なぜ分かった?」
一人が、焦りを滲ませて口を開いた。
三人の中で年長に見える彼は、他の二人に比べて身なりを整えている。一言で例えると、貴族のような格好をしていた。おそらく、組織の中ではそれなりの立場にあるのだろう。
突然扉を蹴破られ、狼狽えているようだ。しかし、抵抗する意志はあるらしい。そっと懐に手を伸ばしている。
「理由は牢屋に着いたら教えよう」
刃物を取り出した男達を前に、ギルバートは終始笑顔でそう告げた。
次の瞬間、三人がこちらに向かって走り出す。それを皮切りに、ギルバートの横で構えていたルーサー、ハリス、近衛兵のニールが剣を引き抜いた。
おそらく室内のどこかに、シャーロットがいるはずだ。戦闘に巻き込まぬよう、四人は刃物を持った男達を平屋の外へと誘導した。
静かな森の中で響く、高い金属音。そんな中、敵の一人が口を開く。
「ラルフ、仲間を呼べ」
「戦いながらかよ!いくらゼンでも無茶だ」
ラルフと呼ばれた男は、ルーサーと剣を交えながら叫んだ。
「……やっぱり無理だな」
ゼンという男が、ハリスの攻撃を躱して呟く。
「だろ!?せめて二人倒してからじゃねぇと──」
「いや、そうじゃない。どうやら、もう捕まっているらしいぞ」
「は!?」
冷静なゼンの言葉に、ラルフは何とか平屋の奥を一瞥した。
「おい、あれって……!」
目に入ったのは、縄で縛られようとしている仲間達。そばには制服を着た数人の男達が立っている。
「オーランドさん、まずいですよ!」
ラルフは声を張り上げた。
「あれは……警備隊か」
表情を歪めるオーランド。
この領地に隣接する、オルドリッジ公爵領の警備隊と思われる者達の姿が見えた。さらに奥には、ソル王国の検問官らしき者達もいる。
人が徐々に集まってきてしまったようだ。
まずいな、と思うと同時にニールの素早い剣捌きが頬を掠めた。
息を乱しながら刃物を振るが、どれも反撃とはならずに躱される。
オーランドは、そのいなし方から目の前の男がただ者では無いことを察した。
今まで自分が戦ったどんな手練れの男よりも洗練された動き。
剣鞘に刻まれた紋章から王宮警備隊の一員だということは分かるが、これほど無駄のない戦い方をする人物はそういるまい。
はっきり言って、格が違う。
一方のゼンも、己の劣勢をひしひしと実感していた。
目の前の男は次々とゼンを追い詰めつつ、一切表情を崩さない。その冷静さは自分と似たものを感じる。が、明らかに異なるのは実力だった。
執事のような格好をしているため騎士では無いのだろうが、繰り出す攻撃力が圧倒的だ。こちらの操る刃物を躱しつつ、合間に足蹴りや突きを入れてくる。
その俊敏さは、執事にしてはかなり異質。間違いなく何かしらの訓練を受けているはずだ。
それどころか、まるで暗殺者のような空気すら滲ませていた。
その間ギルバートはというと、ルーサー達が戦闘をしてくれているうちに、シャーロットを探すべく平屋に足を踏み入れていた。
「どこだ、シャーロット……っ」
屋外では激しい金属音が響いているが、平屋の中は静まり返っている。
残党がいないか警戒しながら、ギルバートは各部屋の扉を順に開け、廊下を進んだ。
そして最奥の扉の前に辿り着く。
外から開けられる鍵がかかっていた。はやる気持ちを抑え、金具を小さな穴に慎重に引っ掛ける。
カチャ、という音が鳴るや否や、ギルバートは扉を開けた。
「シャーロット」
室内には、床にうずくまる彼女の姿があった。はっと上げたその顔は、涙に濡れている。
「殿下……!」
震える声で言葉を発したシャーロット。
二人は互いに走り寄り、強く抱きしめ合った。その存在を、じっくりと確かめるように。
そこに言葉はいらなかった。愛しい人が腕の中にいる。それだけで、二人の心はひどく満たされた。
長らく抱擁し合っていた彼ら。しかし、外では相変わらず剣を交える音が飛んでいる。
ずっと包み、包まれていたい──そう思うものの、ひとまず安全な場所に移動しなければならない。
「これから走ることになると思うけど、怪我は無い?痛いところとか」
ギルバートはシャーロットの顔を覗き込み、優し気な瞳で尋ねた。
「手は少し痛いですが、足は何とか」
涙目で頷くシャーロット。
傷一つ無かったはずの彼女の両手を見れば、かなり赤くなっている。それに、手首も痣ができていた。
「怖い事をされた?」
思い出したくもないかもしれないが、心配になって聞くと、彼女は疲弊したように微笑を浮かべる。
「手の平の傷は脱出しようとした時にできたもので……手首の方は、その」
少し言い澱みつつ、言葉を続けた。
「殿下がいらっしゃる少し前に、男の人に襲われかけて」
その瞬間、ギルバートの美しい紫瞳から光が消える。
と同時に、シャーロットは彼の後方に何者かが立っているのを見つけた。
あっ、と小さく声を上げた彼女の様子に、ギルバートが振り向く。
開いた扉から伸びる長い廊下の先に、大男がいた。
「あの人です……っ」
やや後ずさりながら呟くシャーロット。
彼女の言葉の意味を瞬時に理解したギルバートは、さっと廊下へ躍り出た。
「シャーロット、扉を閉めて少しだけ待っててね」
大男から視線をそらさずそう告げるギルバート。シャーロットは急いで、言われた通りにした。
「王太子、覚悟っ!!」
ギルバートに狙いを定めた大男が叫んだ。手には大きな刃物が握られている。
戦闘の間、どこかに隠れて機を見ていたのだろう。ギルバートは冷笑を浮かべ、すぐさま剣を抜いた。
そして次の瞬間、一際高い金属音が響き渡った。
「は……え?」
カランカラン、と何かが遠くに転がり滑る。
それが自分の持っていた刃物だということに大男が気付くのと、ギルバートが彼を床に組み敷いたのは同時だった。
「俺の婚約者を誘拐した挙句に襲おうとしたなら、相応の罰は受けてもらわないとな。そうだろう?」
「ひ……っ!!」
殺気の滲んだ瞳で問いかけられ、大男の小さな悲鳴が漏れ出る。そして即座に、剣の柄でみぞおちを圧迫された。
「かは……っ」
乾いた吐息が空を切る。柄を握る手の力を、ギルバートは徐々に強くした。
「ぐっ、やめ……っ」
「シャーロットがそうやって抵抗した時、お前はやめなかったんだろう」
彼女の手首に痣ができていたのが、何よりの証拠だ。
ギルバートを制止しようと手を伸ばした大男に、微笑みながら言う。
骨が折れそうなほどの圧迫力と、爽やかで美しい笑顔。どちらも同じ人物が出しているとはとても思えない。
絶対に関わってはいけない人物に関わってしまったのだな──意識を手放す間際、大男は直感でそんなことを思った。
「殿下!」
平屋の入口からハリスの声が聞こえてきたのを受け、ギルバートは顔を上げる。
彼が来たということは、戦闘が粗方終わったのだろう。気付けば、外は再び森の静寂が訪れている。
「ご無事でしたか」
「ああ。シャーロットも無事だ」
駆け寄ったハリスにそう返したギルバートは、倒れている大男を彼に任せた。
そしてシャーロットが待つ部屋の扉を開け、不安げな表情をしていた彼女のもとへ戻る。
「殿下、お怪我は……!?」
「大丈夫。無傷だよ」
「良かった……!」
シャーロットはギルバートを抱き締める。そして、そんな彼女の頭をそっと撫でるギルバート。
もう二度と、離れたくない。二人は心の中で、そう実感した。
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