14 / 87
第三章 進展
第十四話 婚約者候補は
しおりを挟む
青髪令息と緑髪令息を保留の枠に入れたシャーロットは、他の婚約者候補を探すことにした。
空になったグラスを使用人に渡し、再び会場の男性に目を走らせようとしたところで──近くにいたとある男性と目が合う。
彼は側にいる公爵夫妻と話していたらしかった。
シャーロットは何となく気まずくなり、会釈をして目線を逸らそうとした。
しかし、丁度その時夫妻が去り、談笑を終えたと見える彼はシャーロットの方へ向かって歩いてきた。
「フォード伯爵令嬢、こんばんは」
「こんばんは、ロールズ侯爵子息様」
シャーロットは微笑みを浮かべ、そう返す。
彼の名前はディルク・ロールズ。ロールズ侯爵家の嫡男である。
艶やかな栗色の髪に端正な容姿を持ち、紳士で硬派な人物として有名だ。
おまけに切れ者で、次期宰相とまで囁かれているらしい。
そして現在、婚約者は無し。
言うまでもなく、彼も令嬢から大層人気のある男性となっている。
シャーロットはこれまでの数少ないパーティー出席時に、彼と何度か言葉を交わしていた。
と言っても挨拶と世間話程度なのだが、先程の青髪の公爵子息や緑髪の侯爵子息よりは会話をしていた。
顔見知りにはなっていると思われる。
その認識は彼も同じらしく、声をかけてくれたのはそのためであろう。
「今は一人?君に会う時は大体トレス伯爵令嬢が隣にいると思ったけど……」
「ナタリーは話したい男性がいるので、その方の所に行ったんです」
おそらく彼女は今頃、グラント辺境伯子息と楽しく会話をしているはずだ。
シャーロットは彼女たちが見えはしないかと少しばかり背伸びをしてみたが、如何せん人が多く、試みを断念した。
「そうか」
彼はそう言い、手にしていたグラスに口をつける。
そして一口飲んだ後、ふと尋ねた。
「君はいないの?話したい相手」
「話したい相手……それは恋愛的な意味で、ですよね」
「そう」
「……いたら良いんですけど、なかなか」
困ったように笑うと、子息はにこやかに頷いた。
「確かに、難しいな。僕も同じだから気持ちは分かる」
こういうところが女性に人気な理由の一つなのだろうな、と思いながら、シャーロットは隣に立つ子息を見上げた。
今回は本当に同意見なのかもしれないが、彼はたとえ意見が違ってもまずは言葉を受け入れる。
少なくとも、これまで会話をしてきた時は毎度そうだった。
その姿勢の方が、否定から入るよりも相手との関係を良好に保ちやすいのは確かだ。
誰だって、肯定されれば悪い気はしない。
ところで、同じという言葉が本当ならば、好みの人がいないということなのだろうか。
会う度に綺麗な令嬢たちと会話をしている所を見るのだが。
気になって尋ねてみると、素敵な女性はたくさんいるが生涯の伴侶を決めるとなると足踏みしてしまうとのこと。
「真剣に考えていらっしゃるからこその悩みですね」
結婚に関心がなければ、相手はすぐに見つかるはずだ。
侯爵夫人に相応しいと判断できる女性ならば誰でも良いのだから。
一八歳である現在も彼に婚約者がいないのは、結婚相手について真剣に検討しているがゆえのことだろう。
「そう言ってもらえると助かるよ」
子息はシャーロットの言葉に目を細めた。
「ところで、寒くはない?」
室内とはいえ、着込んでいるわけではないドレス姿を心配するように彼は言った。
「今は大丈夫です、お気遣いいただきありがとうございます」
些細なことに気が回る人だ。
シャーロットは子息の紳士ぶりを目の当たりにして、感嘆の息を漏らした。
ふと、彼は有力な婚約者候補になりはしないかと考える。
シャーロットが伴侶に求める一つ目の条件──『相手を尊重できること』は、社交界での評判や自身への接し方を見ればおそらく当てはまるだろう。
余程裏表が激しい男でもない限り。
二つ目の条件──『経済的に余裕があること』も、十二分に当てはまると考えられる。
噂では、侯爵家はかなりの資産を抱えているらしい。
彼の理解が得られれば、施策に乗り出すことは可能なはずである。
するとその時、子息が口を開いた。
「失礼、ちょっと用事が……。また声をかけても良いかな」
「もちろんです」
シャーロットが頷くと、彼は安堵の表情を浮かべて礼を述べ、その場を立ち去っていった。
そんな彼を見送ったシャーロットに、馴染みの声がかかる。
「……良い感じだったんじゃない?」
顔を見ずとも、満面の笑みを浮かべていることが想像されるような声色だ。
シャーロットが振り返ると、そこにはやはり目を細めている親友の姿があった。
「ナタリー!いつからいたの」
「二人が話し始めた時から」
「思いっきり最初から見られていたのね」
シャーロットがそう言うと、ナタリーは悪戯っ子のように口元に弧を描き、肩を竦めた。
「ところでナタリーは、例の彼と話せた?」
シャーロットは、先程までグラント辺境伯子息のもとにいたであろうナタリーに問いかけた。
彼女が彼のもとへ向かったのは、およそ三十分ほど前だ。
聞くと、彼女はにっこりと笑って頷いた。
途中でダンスを踊ったり、飲み物を飲みながら二人で話をしたりしたらしい。
以前のパーティーよりもたくさんの時間を過ごせたようだ。
シャーロットは親友の嬉しそうな様子を見て、目を細めた。
「シャーロットも、順調みたいね」
ふいに、ナタリーは今しがた見かけた男性を話題に出した。
肩を寄せ、小声で尋ねる。
「どうだったの?」
「ロールズ侯爵子息様とは少しお話をしていただけよ」
親友の質問の意図に恋愛の気を見たシャーロットは、笑いながら返した。
「……まあ、候補としては十分すぎるほど良い人だとは思ったけど」
僅かに間を空けて付け足した彼女に、ナタリーは笑みを深める。
「紳士で高位貴族、将来有望。シャーロットの相手としては申し分無いわね」
審査員のように判断を述べつつ、口端を上げるナタリー。
「そういえば、最後に何か言われてなかった?」
彼と話しているのを見られていたということは、別れ際のやり取りも見られていたということだ。
シャーロットは何となく気恥ずかしくなり、目を逸らして口を開く。
「また声をかけて良いかって」
すると、案の定彼女は目を輝かせた。
「硬派な彼がそう言うなんてなかなか聞かないわよ!いよいよ恋人ができちゃうんじゃない?」
きゃーどうしよう、とまるで自分事のように興奮している。
そんなナタリーに苦笑しながら、シャーロットは答える。
「そんな感じには見えなかったわ」
彼の去り際の言葉は、照れ笑いをするわけでもこちらをじっと見つめるわけでもなく、世間話の延長のようにごく自然に発せられたものだった。
それに彼の周りには、高貴な身分も教養も美貌も話術も兼ね備えた女性が多くいるのだ。
彼自身も素敵な女性はたくさんいると言っていた。
わざわざ一介の、しかもほとんど社交に出てこなかった、性格も長所もよく分からない伯爵令嬢にアプローチすることはないだろう。
しかし、彼女の考えとは相容れずナタリーは目を細めた。
「外見はそう見えたとしても、心の中でどう思っているかは分からないわよ」
「それはそうかもしれないけど……」
「少なくとも端から見ていた私には、彼がシャーロットを狙っているように見えたわ」
大きく頷きながら答える。
そんなナタリーの見立ては、正確だった。
「フォード伯爵令嬢」
シャーロットは、目の前に立つロールズ侯爵子息を見上げる。
「はい」
返事をすると、彼は一度視線を落とし、再びこちらへ目を向けた。
その瞳には、何か決死の覚悟を持って目的を遂行する者特有の、力強い意志が感じられる。
今二人がいるのは、王宮のバルコニーである。
ホールへ繋がる扉は開放されているものの、数メートル先にあるためか、会場の雑多な音は耳に遠い。
会場のシャンデリアはバルコニーにも柔らかな光を漏らし、子息の栗色の髪は照らされ、右側に薄く影を落としている。
子息が再びシャーロットのもとに訪れ、ダンスを一曲踊ってから十数分。
バルコニーに出て、しばらく二人で他愛のない話をした後、ふいに会話が途切れた。
そして、これまで前を向いていた子息は、隣に立つシャーロットに向き直り彼女の名を呼んだ。
「まだ君のことはあまり知らないけど」
子息は言った。
「これまで会話をする中で、優しい女性なんだなと思った。君のことをもっと知りたいと思った。こんな気持ちになるのは初めてなんだ」
二人の間に、僅かに沈黙が走る。そして、彼は口を開いた。
「──僕との婚約を、考えてみてくれないかな」
空になったグラスを使用人に渡し、再び会場の男性に目を走らせようとしたところで──近くにいたとある男性と目が合う。
彼は側にいる公爵夫妻と話していたらしかった。
シャーロットは何となく気まずくなり、会釈をして目線を逸らそうとした。
しかし、丁度その時夫妻が去り、談笑を終えたと見える彼はシャーロットの方へ向かって歩いてきた。
「フォード伯爵令嬢、こんばんは」
「こんばんは、ロールズ侯爵子息様」
シャーロットは微笑みを浮かべ、そう返す。
彼の名前はディルク・ロールズ。ロールズ侯爵家の嫡男である。
艶やかな栗色の髪に端正な容姿を持ち、紳士で硬派な人物として有名だ。
おまけに切れ者で、次期宰相とまで囁かれているらしい。
そして現在、婚約者は無し。
言うまでもなく、彼も令嬢から大層人気のある男性となっている。
シャーロットはこれまでの数少ないパーティー出席時に、彼と何度か言葉を交わしていた。
と言っても挨拶と世間話程度なのだが、先程の青髪の公爵子息や緑髪の侯爵子息よりは会話をしていた。
顔見知りにはなっていると思われる。
その認識は彼も同じらしく、声をかけてくれたのはそのためであろう。
「今は一人?君に会う時は大体トレス伯爵令嬢が隣にいると思ったけど……」
「ナタリーは話したい男性がいるので、その方の所に行ったんです」
おそらく彼女は今頃、グラント辺境伯子息と楽しく会話をしているはずだ。
シャーロットは彼女たちが見えはしないかと少しばかり背伸びをしてみたが、如何せん人が多く、試みを断念した。
「そうか」
彼はそう言い、手にしていたグラスに口をつける。
そして一口飲んだ後、ふと尋ねた。
「君はいないの?話したい相手」
「話したい相手……それは恋愛的な意味で、ですよね」
「そう」
「……いたら良いんですけど、なかなか」
困ったように笑うと、子息はにこやかに頷いた。
「確かに、難しいな。僕も同じだから気持ちは分かる」
こういうところが女性に人気な理由の一つなのだろうな、と思いながら、シャーロットは隣に立つ子息を見上げた。
今回は本当に同意見なのかもしれないが、彼はたとえ意見が違ってもまずは言葉を受け入れる。
少なくとも、これまで会話をしてきた時は毎度そうだった。
その姿勢の方が、否定から入るよりも相手との関係を良好に保ちやすいのは確かだ。
誰だって、肯定されれば悪い気はしない。
ところで、同じという言葉が本当ならば、好みの人がいないということなのだろうか。
会う度に綺麗な令嬢たちと会話をしている所を見るのだが。
気になって尋ねてみると、素敵な女性はたくさんいるが生涯の伴侶を決めるとなると足踏みしてしまうとのこと。
「真剣に考えていらっしゃるからこその悩みですね」
結婚に関心がなければ、相手はすぐに見つかるはずだ。
侯爵夫人に相応しいと判断できる女性ならば誰でも良いのだから。
一八歳である現在も彼に婚約者がいないのは、結婚相手について真剣に検討しているがゆえのことだろう。
「そう言ってもらえると助かるよ」
子息はシャーロットの言葉に目を細めた。
「ところで、寒くはない?」
室内とはいえ、着込んでいるわけではないドレス姿を心配するように彼は言った。
「今は大丈夫です、お気遣いいただきありがとうございます」
些細なことに気が回る人だ。
シャーロットは子息の紳士ぶりを目の当たりにして、感嘆の息を漏らした。
ふと、彼は有力な婚約者候補になりはしないかと考える。
シャーロットが伴侶に求める一つ目の条件──『相手を尊重できること』は、社交界での評判や自身への接し方を見ればおそらく当てはまるだろう。
余程裏表が激しい男でもない限り。
二つ目の条件──『経済的に余裕があること』も、十二分に当てはまると考えられる。
噂では、侯爵家はかなりの資産を抱えているらしい。
彼の理解が得られれば、施策に乗り出すことは可能なはずである。
するとその時、子息が口を開いた。
「失礼、ちょっと用事が……。また声をかけても良いかな」
「もちろんです」
シャーロットが頷くと、彼は安堵の表情を浮かべて礼を述べ、その場を立ち去っていった。
そんな彼を見送ったシャーロットに、馴染みの声がかかる。
「……良い感じだったんじゃない?」
顔を見ずとも、満面の笑みを浮かべていることが想像されるような声色だ。
シャーロットが振り返ると、そこにはやはり目を細めている親友の姿があった。
「ナタリー!いつからいたの」
「二人が話し始めた時から」
「思いっきり最初から見られていたのね」
シャーロットがそう言うと、ナタリーは悪戯っ子のように口元に弧を描き、肩を竦めた。
「ところでナタリーは、例の彼と話せた?」
シャーロットは、先程までグラント辺境伯子息のもとにいたであろうナタリーに問いかけた。
彼女が彼のもとへ向かったのは、およそ三十分ほど前だ。
聞くと、彼女はにっこりと笑って頷いた。
途中でダンスを踊ったり、飲み物を飲みながら二人で話をしたりしたらしい。
以前のパーティーよりもたくさんの時間を過ごせたようだ。
シャーロットは親友の嬉しそうな様子を見て、目を細めた。
「シャーロットも、順調みたいね」
ふいに、ナタリーは今しがた見かけた男性を話題に出した。
肩を寄せ、小声で尋ねる。
「どうだったの?」
「ロールズ侯爵子息様とは少しお話をしていただけよ」
親友の質問の意図に恋愛の気を見たシャーロットは、笑いながら返した。
「……まあ、候補としては十分すぎるほど良い人だとは思ったけど」
僅かに間を空けて付け足した彼女に、ナタリーは笑みを深める。
「紳士で高位貴族、将来有望。シャーロットの相手としては申し分無いわね」
審査員のように判断を述べつつ、口端を上げるナタリー。
「そういえば、最後に何か言われてなかった?」
彼と話しているのを見られていたということは、別れ際のやり取りも見られていたということだ。
シャーロットは何となく気恥ずかしくなり、目を逸らして口を開く。
「また声をかけて良いかって」
すると、案の定彼女は目を輝かせた。
「硬派な彼がそう言うなんてなかなか聞かないわよ!いよいよ恋人ができちゃうんじゃない?」
きゃーどうしよう、とまるで自分事のように興奮している。
そんなナタリーに苦笑しながら、シャーロットは答える。
「そんな感じには見えなかったわ」
彼の去り際の言葉は、照れ笑いをするわけでもこちらをじっと見つめるわけでもなく、世間話の延長のようにごく自然に発せられたものだった。
それに彼の周りには、高貴な身分も教養も美貌も話術も兼ね備えた女性が多くいるのだ。
彼自身も素敵な女性はたくさんいると言っていた。
わざわざ一介の、しかもほとんど社交に出てこなかった、性格も長所もよく分からない伯爵令嬢にアプローチすることはないだろう。
しかし、彼女の考えとは相容れずナタリーは目を細めた。
「外見はそう見えたとしても、心の中でどう思っているかは分からないわよ」
「それはそうかもしれないけど……」
「少なくとも端から見ていた私には、彼がシャーロットを狙っているように見えたわ」
大きく頷きながら答える。
そんなナタリーの見立ては、正確だった。
「フォード伯爵令嬢」
シャーロットは、目の前に立つロールズ侯爵子息を見上げる。
「はい」
返事をすると、彼は一度視線を落とし、再びこちらへ目を向けた。
その瞳には、何か決死の覚悟を持って目的を遂行する者特有の、力強い意志が感じられる。
今二人がいるのは、王宮のバルコニーである。
ホールへ繋がる扉は開放されているものの、数メートル先にあるためか、会場の雑多な音は耳に遠い。
会場のシャンデリアはバルコニーにも柔らかな光を漏らし、子息の栗色の髪は照らされ、右側に薄く影を落としている。
子息が再びシャーロットのもとに訪れ、ダンスを一曲踊ってから十数分。
バルコニーに出て、しばらく二人で他愛のない話をした後、ふいに会話が途切れた。
そして、これまで前を向いていた子息は、隣に立つシャーロットに向き直り彼女の名を呼んだ。
「まだ君のことはあまり知らないけど」
子息は言った。
「これまで会話をする中で、優しい女性なんだなと思った。君のことをもっと知りたいと思った。こんな気持ちになるのは初めてなんだ」
二人の間に、僅かに沈黙が走る。そして、彼は口を開いた。
「──僕との婚約を、考えてみてくれないかな」
11
あなたにおすすめの小説
白い結婚を捨てた王妃は、もう二度と振り向かない ――愛さぬと言った王子が全てを失うまで』
鍛高譚
恋愛
「私は王妃を愛さない。彼女とは白い結婚を誓う」
華やかな王宮の大聖堂で交わされたのは、愛の誓いではなく、冷たい拒絶の言葉だった。
王子アルフォンスの婚姻相手として選ばれたレイチェル・ウィンザー。しかし彼女は、王妃としての立場を与えられながらも、夫からも宮廷からも冷遇され、孤独な日々を強いられる。王の寵愛はすべて聖女ミレイユに注がれ、王宮の権力は彼女の手に落ちていった。侮蔑と屈辱に耐える中、レイチェルは誇りを失わず、密かに反撃の機会をうかがう。
そんな折、隣国の公爵アレクサンダーが彼女の前に現れる。「君の目はまだ死んでいないな」――その言葉に、彼女の中で何かが目覚める。彼はレイチェルに自由と新たな未来を提示し、密かに王宮からの脱出を計画する。
レイチェルが去ったことで、王宮は急速に崩壊していく。聖女ミレイユの策略が暴かれ、アルフォンスは自らの過ちに気づくも、時すでに遅し。彼が頼るべき王妃は、もはや遠く、隣国で新たな人生を歩んでいた。
「お願いだ……戻ってきてくれ……」
王国を失い、誇りを失い、全てを失った王子の懇願に、レイチェルはただ冷たく微笑む。
「もう遅いわ」
愛のない結婚を捨て、誇り高き未来へと進む王妃のざまぁ劇。
裏切りと策略が渦巻く宮廷で、彼女は己の運命を切り開く。
これは、偽りの婚姻から真の誓いへと至る、誇り高き王妃の物語。
結婚後、訳もわからないまま閉じ込められていました。
しゃーりん
恋愛
結婚して二年、別邸に閉じ込められていたハリエット。
友人の助けにより外に出ることができ、久しぶりに見た夫アルバートは騎士に連行されるところだった。
『お前のせいだ!』と言われても訳がわからなかった。
取り調べにより判明したのは、ハリエットには恋人がいるのだとアルバートが信じていたこと。
彼にその嘘を吹き込んだのは、二人いたというお話です。
【完結】竜王の息子のお世話係なのですが、気付いたら正妻候補になっていました
七鳳
恋愛
竜王が治める王国で、落ちこぼれのエルフである主人公は、次代の竜王となる王子の乳母として仕えることになる。わがままで甘えん坊な彼に振り回されながらも、成長を見守る日々。しかし、王族の結婚制度が明かされるにつれ、彼女の立場は次第に変化していく。
「お前は俺のものだろ?」
次第に強まる独占欲、そして彼の真意に気づいたとき、主人公の運命は大きく動き出す。異種族の壁を超えたロマンスが紡ぐ、ほのぼのファンタジー!
※恋愛系、女主人公で書くのが初めてです。変な表現などがあったらコメント、感想で教えてください。
※全60話程度で完結の予定です。
※いいね&お気に入り登録励みになります!
冷酷総長は、彼女を手中に収めて溺愛の檻から逃さない
彩空百々花
恋愛
誰もが恐れ、羨み、その瞳に映ることだけを渇望するほどに高貴で気高い、今世紀最強の見目麗しき完璧な神様。
酔いしれるほどに麗しく美しい女たちの愛に溺れ続けていた神様は、ある日突然。
「今日からこの女がおれの最愛のひと、ね」
そんなことを、言い出した。
夫が運命の番と出会いました
重田いの
恋愛
幼馴染のいいなづけとして育ってきた銀狼族の族長エーリヒと、妻ローゼマリー。
だがエーリヒに運命の番が現れたことにより、二人は離別する。
しかし二年後、修道院に暮らすローゼマリーの元へエーリヒが現れ――!?
偉物騎士様の裏の顔~告白を断ったらムカつく程に執着されたので、徹底的に拒絶した結果~
甘寧
恋愛
「結婚を前提にお付き合いを─」
「全力でお断りします」
主人公であるティナは、園遊会と言う公の場で色気と魅了が服を着ていると言われるユリウスに告白される。
だが、それは罰ゲームで言わされていると言うことを知っているティナは即答で断りを入れた。
…それがよくなかった。プライドを傷けられたユリウスはティナに執着するようになる。そうティナは解釈していたが、ユリウスの本心は違う様で…
一方、ユリウスに関心を持たれたティナの事を面白くないと思う令嬢がいるのも必然。
令嬢達からの嫌がらせと、ユリウスの病的までの執着から逃げる日々だったが……
竜帝に捨てられ病気で死んで転生したのに、生まれ変わっても竜帝に気に入られそうです
みゅー
恋愛
シーディは前世の記憶を持っていた。前世では奉公に出された家で竜帝に気に入られ寵姫となるが、竜帝は豪族と婚約すると噂され同時にシーディの部屋へ通うことが減っていった。そんな時に病気になり、シーディは後宮を出ると一人寂しく息を引き取った。
時は流れ、シーディはある村外れの貧しいながらも優しい両親の元に生まれ変わっていた。そんなある日村に竜帝が訪れ、竜帝に見つかるがシーディの生まれ変わりだと気づかれずにすむ。
数日後、運命の乙女を探すためにの同じ年、同じ日に生まれた数人の乙女たちが後宮に召集され、シーディも後宮に呼ばれてしまう。
自分が運命の乙女ではないとわかっているシーディは、とにかく何事もなく村へ帰ることだけを目標に過ごすが……。
はたして本当にシーディは運命の乙女ではないのか、今度の人生で幸せをつかむことができるのか。
短編:竜帝の花嫁 誰にも愛されずに死んだと思ってたのに、生まれ変わったら溺愛されてました
を長編にしたものです。
異世界で守護竜になりました
みん
恋愛
【召喚先は、誰も居ない森でした】の続編になります。
守護竜となった茉白のその後のお話です。
竜王国民を護りたいと、守護竜として頑張る茉白。そんな茉白を甘やかしたい近衛のカイルス。茉白はカイルスのそんな気持ちには気付かない上、茉白には密やかな野望もある。
茉白の野望は叶うのか?カイルスの想いは茉白に届くのか?
聖女由茉も健在です。
❋最初は恋愛要素薄目です
❋独自設定あり
❋他視点のお話もあります
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる