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第三章 進展
第十五話 躊躇い
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「──僕との婚約を、考えてみてくれないかな」
瞬きを一回。そしてもう一回。
彼の瞳を見て、視線を落として、再び瞳を見て、シャーロットは三度目の瞬きをした。
突然の出来事に、頭が混乱に陥った。
婚約。婚約の打診だ。
伴侶を探そうと行動し始めた途端に相手に巡り合うのは予想外である。
「……そう仰っていただけて大変光栄です」
シャーロットはしばらく彼の申し出を噛み砕いていたが、何か答えなければならない義務のようなものに動かされ、言葉を返した。
「分かりました。きちんと考えたいので、お時間を頂きたく思います」
「もちろん。君の答えが決まるまで、僕はいつまでも待つよ」
今日返事をしなくても良いと言い、子息は笑った。
「夜風に当たり過ぎるといけないから、戻ろうか」
例に漏れず細やかな気配りで、彼はバルコニーの出入り口へシャーロットを促した。
「そう、ですね」
彼女は頷き、子息とともに扉をくぐる。
パーティーは後半に差し掛かった辺り。
ホールへと戻った二人は、再び華やかな会場の中に身を置いた。
ふいに彼は懐中時計に目をやる。
「僕は父のところへ向かうよ。そろそろ呼ばれる頃だろうから」
良い夜を、と告げた彼は、そのまま人混みの中へと消えていった。
一人になったシャーロットは、ふぅ、と息をつく。
すると、その様子を見たナタリーがいそいそと歩いてきた。
彼女は去っていく子息を一瞥し、シャーロットを見る。
頬は始めこそ緩んでいたが、親友の固い表情を確認したと同時に、笑みは消えた。
「……何かあった、のよね」
「婚約の打診を受けたわ」
「えっ……!」
ナタリーの瞳が見開かれる。
うっすらと予想していたとは言え、いざそうなってしまうと驚愕が先に表出する。
硬派な侯爵子息もいよいよ結婚への道を歩み始めたらしい。
適齢期ゆえに不自然なことではないが、これまで数々の令嬢のアピールをさらりと流してきた彼の結婚はまだ先かもしれないと思っていた。
「それで、返事はしたの?」
ナタリーは、恐る恐るというようにその質問を口にする。
「ううん、まだ。考えさせてもらうことにしたわ」
その答えを聞き、ナタリーは親友が本当に結婚相手を探していることを再認識した。
普段のシャーロットなら、おそらくすぐに断るだろう。
そしてその一部始終を聞いた自分は、親友の相変わらずの姿勢に苦笑するのだ。
しかし、今回は違った。
考える時間をもらったようだが、検討の余地はあるらしい。
「確かに、いきなりは承諾できないか」
まだそんなに親しくはないのよね?と口を開くと、シャーロットは言葉を選びつつ答えた。
「それもあるけど……何と言うか、進むのを躊躇っちゃったのよ」
彼は侯爵家の嫡男で、端正な容姿を持ち、次期宰相と囁かれるほどに優秀だ。
気もよく回る。侯爵に呼ばれる頃だと言い、理由を付けて離れていったのも、おそらくこちらを気遣ってのことなのだろう。
婚約者候補として、文句の付けようがない男性だ。
ダンスを踊った時も、特訓の成果が現れたのか突き飛ばし癖は発動しなかった。
もちろんやや反応は出てしまったものの、克服には着実に近付いている感じがある。
これならば、婚約を受け入れるのも全く無い話ではない。
癖についてはまだ伝えていないが、おそらく彼なら寛容に受け入れてくれるのだろう。
女性を蔑む発言や態度は一切なかったため、領地の施策に携わりたいという話も一応は聞いてもらえるかもしれない。
良いところはたくさん思い浮かぶ。
それにも関わらず、不思議と婚約話をすぐに受け入れる気にはならなかった。
正確には、形容しがたい違和感を覚えた。
両家の合意の問題や、相手と釣り合うのかどうかということへの不安が原因ではない。
もちろんそれらを無視することはできない。多少なりとも気にはなる。
しかし、シャーロットの抱いた違和感は、心だった。自身の本心だった。
いずれ彼と結婚するのだと仮定した時、なぜか立ち止まりたい気持ちになった。
すっきりしなかった。このまま、前に進みたくないと思った。
「どうして?」
「それは……どうしてかしら」
自分でも、なぜこんな感覚に陥っているのか理解ができなかった。
彼は条件を満たしている。満たすどころか、その境界線を遥かに超えている。
それでも、頷くことはできなかった。
「……シャーロット、他に気になる人がいるの?」
突然の問い掛けに、彼女はナタリーの方へ顔を向ける。
「いないけど、どうして?」
「条件に合った人が現れたのに、あまり嬉しそうじゃないから」
親友の言葉を聞き、シャーロットはふと考えを巡らせた。
確かに、自分にとって素晴らしい結婚相手が見つかったのなら、喜ばしいことだ。
ひとまず将来への一歩を踏み出し、その結果が生まれつつあるこの状況に不満を抱く余地は無い。
黙り込んでしまったシャーロットをちらりと見て、ナタリーは言った。
「まあ、シャーロットなりの答えを出すことが最優先よね」
「そうね……考えてみる」
今は突然の求婚に、混乱しているのかもしれない。
一度頭を冷やすため、シャーロットは親友に告げ、王宮の庭園へと足を運んだ。
庭園には人は見当たらなかった。
シャーロットは植えられた花々を眺めつつ、庭園の中を一人、宛てもなく歩いた。
『僕との婚約を、考えてみてくれないかな』
ロールズ侯爵子息の言葉が蘇る。
彼と、婚約するべきなのだろうか。
シャーロットは風に揺れる花々を見つめた。
高位貴族の嫡男、次期宰相候補、紳士、容姿端麗。
これほど条件の良い男性が、社交に疎い自分に婚約の申し込みをしてきたことは奇跡ともいえる。
長い間悩みの種となってきた娘の婚約話は、間違いなく家族を喜ばせるだろう。
奇妙な躊躇いに目を瞑りさえすれば、輝かしい未来が訪れるはずだ。
しかし、どうしても踏ん切りがつかない。
『他に気になる人がいるの?』
ナタリーの言葉がふいに思い出された。
気になる人。
自分では思いもしなかった見解である。
好条件の相手からの婚約に頷けないのは、そういうことなのだろうか。
思い当たる人は誰もいないのだが──。
するとその時、庭園の入り口の方から男女の声が近付いてきた。
「私たち二人だけみたいですね。ここならゆっくりできますわ」
おそらく向こうからは、丁度木々で隠れておりこちらの姿が見えないのだろう。
女性がそう言いながら、男性と共に歩いてきた。
これから二人の時間を楽しむ予定なのだろう。
速やかに退出しようにも、誰もいないのだと思われているため、シャーロットは変に身を潜めてしまった。
彼らが今いる場所は、庭園から出るには通らねばならない通路である。
立ち去るためには仕方がないとはいえ、顔を合わせるのは何とも気まずい。
鉢合わせるのは一瞬のため、会釈でもして出ていけば気にすることはないのだろう。
しかし隙を見て彼らに知られずに出ていくこともできると思うと、やはり行動には至らなかった。
「皆社交に夢中なんだろうな、きっと」
相手の男性らしき声が聞こえてくる。
シャーロットはふと、その声に覚えがあることに気が付いた。
ロールズ侯爵子息様……?
つい先程まで話していた男性の声だ。おそらく間違いはない。
木々の裏からそっと顔を覗かせると、そこにはやはり彼の姿があった。
瞬きを一回。そしてもう一回。
彼の瞳を見て、視線を落として、再び瞳を見て、シャーロットは三度目の瞬きをした。
突然の出来事に、頭が混乱に陥った。
婚約。婚約の打診だ。
伴侶を探そうと行動し始めた途端に相手に巡り合うのは予想外である。
「……そう仰っていただけて大変光栄です」
シャーロットはしばらく彼の申し出を噛み砕いていたが、何か答えなければならない義務のようなものに動かされ、言葉を返した。
「分かりました。きちんと考えたいので、お時間を頂きたく思います」
「もちろん。君の答えが決まるまで、僕はいつまでも待つよ」
今日返事をしなくても良いと言い、子息は笑った。
「夜風に当たり過ぎるといけないから、戻ろうか」
例に漏れず細やかな気配りで、彼はバルコニーの出入り口へシャーロットを促した。
「そう、ですね」
彼女は頷き、子息とともに扉をくぐる。
パーティーは後半に差し掛かった辺り。
ホールへと戻った二人は、再び華やかな会場の中に身を置いた。
ふいに彼は懐中時計に目をやる。
「僕は父のところへ向かうよ。そろそろ呼ばれる頃だろうから」
良い夜を、と告げた彼は、そのまま人混みの中へと消えていった。
一人になったシャーロットは、ふぅ、と息をつく。
すると、その様子を見たナタリーがいそいそと歩いてきた。
彼女は去っていく子息を一瞥し、シャーロットを見る。
頬は始めこそ緩んでいたが、親友の固い表情を確認したと同時に、笑みは消えた。
「……何かあった、のよね」
「婚約の打診を受けたわ」
「えっ……!」
ナタリーの瞳が見開かれる。
うっすらと予想していたとは言え、いざそうなってしまうと驚愕が先に表出する。
硬派な侯爵子息もいよいよ結婚への道を歩み始めたらしい。
適齢期ゆえに不自然なことではないが、これまで数々の令嬢のアピールをさらりと流してきた彼の結婚はまだ先かもしれないと思っていた。
「それで、返事はしたの?」
ナタリーは、恐る恐るというようにその質問を口にする。
「ううん、まだ。考えさせてもらうことにしたわ」
その答えを聞き、ナタリーは親友が本当に結婚相手を探していることを再認識した。
普段のシャーロットなら、おそらくすぐに断るだろう。
そしてその一部始終を聞いた自分は、親友の相変わらずの姿勢に苦笑するのだ。
しかし、今回は違った。
考える時間をもらったようだが、検討の余地はあるらしい。
「確かに、いきなりは承諾できないか」
まだそんなに親しくはないのよね?と口を開くと、シャーロットは言葉を選びつつ答えた。
「それもあるけど……何と言うか、進むのを躊躇っちゃったのよ」
彼は侯爵家の嫡男で、端正な容姿を持ち、次期宰相と囁かれるほどに優秀だ。
気もよく回る。侯爵に呼ばれる頃だと言い、理由を付けて離れていったのも、おそらくこちらを気遣ってのことなのだろう。
婚約者候補として、文句の付けようがない男性だ。
ダンスを踊った時も、特訓の成果が現れたのか突き飛ばし癖は発動しなかった。
もちろんやや反応は出てしまったものの、克服には着実に近付いている感じがある。
これならば、婚約を受け入れるのも全く無い話ではない。
癖についてはまだ伝えていないが、おそらく彼なら寛容に受け入れてくれるのだろう。
女性を蔑む発言や態度は一切なかったため、領地の施策に携わりたいという話も一応は聞いてもらえるかもしれない。
良いところはたくさん思い浮かぶ。
それにも関わらず、不思議と婚約話をすぐに受け入れる気にはならなかった。
正確には、形容しがたい違和感を覚えた。
両家の合意の問題や、相手と釣り合うのかどうかということへの不安が原因ではない。
もちろんそれらを無視することはできない。多少なりとも気にはなる。
しかし、シャーロットの抱いた違和感は、心だった。自身の本心だった。
いずれ彼と結婚するのだと仮定した時、なぜか立ち止まりたい気持ちになった。
すっきりしなかった。このまま、前に進みたくないと思った。
「どうして?」
「それは……どうしてかしら」
自分でも、なぜこんな感覚に陥っているのか理解ができなかった。
彼は条件を満たしている。満たすどころか、その境界線を遥かに超えている。
それでも、頷くことはできなかった。
「……シャーロット、他に気になる人がいるの?」
突然の問い掛けに、彼女はナタリーの方へ顔を向ける。
「いないけど、どうして?」
「条件に合った人が現れたのに、あまり嬉しそうじゃないから」
親友の言葉を聞き、シャーロットはふと考えを巡らせた。
確かに、自分にとって素晴らしい結婚相手が見つかったのなら、喜ばしいことだ。
ひとまず将来への一歩を踏み出し、その結果が生まれつつあるこの状況に不満を抱く余地は無い。
黙り込んでしまったシャーロットをちらりと見て、ナタリーは言った。
「まあ、シャーロットなりの答えを出すことが最優先よね」
「そうね……考えてみる」
今は突然の求婚に、混乱しているのかもしれない。
一度頭を冷やすため、シャーロットは親友に告げ、王宮の庭園へと足を運んだ。
庭園には人は見当たらなかった。
シャーロットは植えられた花々を眺めつつ、庭園の中を一人、宛てもなく歩いた。
『僕との婚約を、考えてみてくれないかな』
ロールズ侯爵子息の言葉が蘇る。
彼と、婚約するべきなのだろうか。
シャーロットは風に揺れる花々を見つめた。
高位貴族の嫡男、次期宰相候補、紳士、容姿端麗。
これほど条件の良い男性が、社交に疎い自分に婚約の申し込みをしてきたことは奇跡ともいえる。
長い間悩みの種となってきた娘の婚約話は、間違いなく家族を喜ばせるだろう。
奇妙な躊躇いに目を瞑りさえすれば、輝かしい未来が訪れるはずだ。
しかし、どうしても踏ん切りがつかない。
『他に気になる人がいるの?』
ナタリーの言葉がふいに思い出された。
気になる人。
自分では思いもしなかった見解である。
好条件の相手からの婚約に頷けないのは、そういうことなのだろうか。
思い当たる人は誰もいないのだが──。
するとその時、庭園の入り口の方から男女の声が近付いてきた。
「私たち二人だけみたいですね。ここならゆっくりできますわ」
おそらく向こうからは、丁度木々で隠れておりこちらの姿が見えないのだろう。
女性がそう言いながら、男性と共に歩いてきた。
これから二人の時間を楽しむ予定なのだろう。
速やかに退出しようにも、誰もいないのだと思われているため、シャーロットは変に身を潜めてしまった。
彼らが今いる場所は、庭園から出るには通らねばならない通路である。
立ち去るためには仕方がないとはいえ、顔を合わせるのは何とも気まずい。
鉢合わせるのは一瞬のため、会釈でもして出ていけば気にすることはないのだろう。
しかし隙を見て彼らに知られずに出ていくこともできると思うと、やはり行動には至らなかった。
「皆社交に夢中なんだろうな、きっと」
相手の男性らしき声が聞こえてくる。
シャーロットはふと、その声に覚えがあることに気が付いた。
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