ボク地方領主。将来の夢ニート!

アイアイ式パイルドライバー

文字の大きさ
34 / 71
1章・戦火繚乱編

34、空散る火花

しおりを挟む
 デーノが港要塞へと戻るとすぐに軍艦が出港してハルアーダ達はラドウィンを追った。

 同型の艦であるからその差は縮まらず、先にラドウィン達の艦が対岸に到着する。

 すると、その艦から火の手が上がった。

 軍艦を利用させない為に燃やしたのだ。

 人の物だというのに貴重な軍艦に何という事をするのかと兵達は喚いた。

 しかしこれはカルチュアの指示であった。
 どうせ使えないなら燃やしてしまえば良いですわ。なんて領主の娘が言うから、ラドウィンも気兼ねなく高価な軍艦を燃やしてやったのだ。

 そうしてラドウィン達はモンタアナを目指した。

 ハルアーダも上陸すると騎馬部隊を率いてラドウィンへと肉薄する。

 さて、クヮンラブル河を越えた所にブダーブィアという町があった。
 かつてはターラーハッタやタンドスの領土であった町で、今は一応ラドウィンの領土となっている。

 その町はずっと昔も昔、まだアーランドラ帝国が帝王制を採択する前に、アーランドラと戦っていた国がアーランドラからの侵攻に備える為に造った防塞でもあった。

 キルムはここで数百人残して足止めし、その間に全員で逃げるしか方法は無いと提案する。
 しかし、アーランドラでも有数の城塞都市であるサスパランドが陥とされているので、ブダーブィアに残るという事は死も同義であった。

 残酷な提案だが合理的な作戦でもある。

 だが、誰が好んで死地に残ろうか?

 そんな者はまずもっていないものだ。
 そう思うであろうが、それに名乗り上げたのはシュラだ。

 彼の華々しいデビューはサスパランド撤退時にハルアーダを退けた所だが、彼が本格的に歴史の表舞台へと現れたのはこの戦いからだと言っても過言無かろう。

 シュラはかつてトルムトの反乱に加わった人達をモンタアナへと連れて行ってもらう必要があった。
 しかし、あのような大規模な反乱を起こした人々には世間の目が冷たい。
 なので、命を賭けてでも、心から改心したのだという姿を見せなくてはならなかった。

 罪を償うというのは、命を賭けることだとシュラは思う。

 ブダーブィアの人々を連れてラドウィン達はモンタアナを目指し、残った彼は五百の手勢を率いて籠城の構えを見せた。

 そこにハルアーダの騎馬部隊がやって来るのだが、騎馬で攻城は難しい。

 ハルアーダは後続のデーノに攻城を任せて、彼自身は大きく迂回してラドウィンを追うことにした。

 ブダーブィアの城壁で兵士たちは迂回するハルアーダを指さし、「討って出ましょう!」と喚く。

 しかし、この若い男のシュラは固く腕組みして仁王立ち、「行くな」と厳命した。

 若い男というものは血気に逸るものだ。
 ところがシュラは血潮が冷たく落ち着いている男であった。

「良いかい。狩りの基本は辛抱強く待つ事さ。なぜ待つか分かるか? 獣は人間よりもずっと強いからさ。戦人の間じゃ攻城三倍と言うだろう。つまり待つ方が強いのさ。狩りも戦争も本質はきっと同じなのだろうよ。強い奴と戦うにゃ辛抱強くまたにゃならんのさ」

 城壁を出れば負ける。
 ハルアーダの騎馬部隊はそう数も多くないから、ラドウィン達には悪いが自力で何とかして貰う事にした。

 代わりにシュラ自身は街道を歩いてくる諸侯軍、今となってはハルアーダの指揮下に入った帝国軍の兵士達を相手取るのだ。

 帝国軍の数はどれほど多かろうか?
 四千? 五千? いやさもっと多く一万以上だろう。
 そんな数を相手にせいぜい五百の兵士がどれほど戦えるというのか。

 シュラはこのような状況にも関わらず冷静沈着だったのは勝機を抱いていたからだ。

 勝機とはつまり、軍艦の輸送量の問題である。

 徒歩行進のラドウィン軍と違って帝国軍には馬車やら馬やらが積んであって人員だけを乗せておけば良いというものでは無かった。
 ゆえに、一度に軍艦で輸送出来る兵量は二千人くらいか。
 そのうちの数百人はハルアーダが引き連れて迂回路を取っていたから、ブダーブィアへやって来る敵兵はおおよそ千五百! 攻城三倍の法則から五百の兵で抗するのは十分なのである。

 その千五百の敵兵を倒し、軍艦が引き返して再び敵兵を連れてくるまでの間に撤退すれば命を拾う事は出来るのだ。

 シュラはそう兵に話し、「必ず生きて帰るぞ!」と兵士の指揮を鼓舞すると、袖から投石器を取り出してビュビュンと回す。

 そして振り向きざまに石を投げた。

 その石は斜め下へと飛んで行き、敵戦列を指揮していた騎士の一人の兜を貫き脳漿を吹き飛ばす。

 それが開戦の合図であった。

 攻め手の帝国軍がワッと城壁へと駆け出す。
 攻城梯子を数人がかりで持ち上げ、城壁に掛けようとするのだ。

 それにシュラ隊は弓矢や熱した油で阻止しようとする。
 特にシュラの投石は恐ろしい威力を誇った。

 これでは梯子を掛ける事能わず。
「きゃつらの攻勢を少しでも緩めろ!」と帝国軍は弓矢を射て応戦するのだが、このブダーブィアはアーランドラ帝国側の城壁が一際高くなっていてギリギリで矢が届かない設計だったのである。

「無駄な努力お疲れ様だ。さあさあ! 存分に矢を射かけろい!」

 シュラがそう呼ばわった時、矢が下から飛んで来て、矢を番えていた兵の一人の頭を吹き飛ばした。

 何事かと下を見ると、そこには馬に乗っている一人の騎士が弓を構えている。

 シュラはその騎士に見覚えがあった。
 先の戦いでシュラの投石を弾いてハルアーダを助けた男、バルリエットである。

 バルリエットは人の身の丈のゆうに二倍もありそうな弓を構えていた。

「化け物弓……!」

 シュラは戦慄した。
 この時代、この国の弓矢といえばいわばショートボウと言われるものが一般的であったし、人の身の丈と同じほどのロングボウが一部で使われていたくらいだ。
 だのにバルリエットの持つ弓矢は人の身長の二倍もするので馬に乗っていないと使用出来ないような意味不明の物であった。

 しかし大きさの分、威力は折り紙付きで、容易に城壁の上にまで矢が届いたのである。

 再びバルリエットが矢を番え、ビュンと矢を放った。

 そうはさせじとシュラは投石し、矢を石で弾いたのである。

 この時、バルリエットも「あの石投げの変人か!」とシュラの存在に気付いた。

 シュラが投石器を回し、バルリエットは矢を番える。
 二人は全く一緒に互いを攻撃し、石と矢が空中でぶつかって火花を中空に散らした。

 バルリエットは腕を回転させるかのように矢を矢筒から抜いては弓に番えて速射する。
 シュラの不利は歴然で、一々回転させねばならない投石器では負けると見えていた。

 所がシュラは左手の袖から投石器を出して、左手でも石を回し出したのである。

 速射に対して両手投げだ。
 これにはバルリエットは驚いた。

 シュラは両手でも恐ろしいコントロールを見せ、バルリエットの速射に良く対応した。
 空中で発せられる幾つもの火花は場合が場合なら、きっと素晴らしく幻想的な風景であっただろう。

 もっとも、その幻想的な風景を作り出しているのが死を届ける凶弾である事には変わりないのであるが。

 この幻想的な風景を作り出す撃ち合いは数分後、バルリエットの矢が尽きて終わる。
 シュラの投石など手頃な石や破片があれば良いので玉突きぬわけで、バルリエットは矢を取ろうとして指先が何もつまめなかった為に矢が尽きた事実に気付いた。

 しまった。と思った時には既に石がバルリエットの眼前に迫る。
 寸での所で身を逸らして石を避けると、二撃目の石がバルリエットの馬の頭を打ち砕いた。

 馬は眼孔から眼球と脳味噌を噴き出し、舌をだらりと垂らしながら横転する。

 バルリエットは馬の背から投げ出されて地面をゴロリと転がると仰向けになって、すぐ手近に倒れている兵の死体から矢を抜くと横構えした弓に矢を番えた。

 飛んで来る石に矢を数発放って撃ち落としたが、そこで弓が鈍い音をたててへし折れてしまう。

 落馬の衝撃で、長い弓に亀裂が入っていたのだ。
 それで折れてしまった。

 バルリエットは弓を捨てるとすぐに兵の死体を掴んで自身の体の上に覆い被せると盾にした。

 鈍い音と衝撃を何度か死体越しにバルリエットは感じる。

 しばらくすると、死体に投石する無駄をシュラが悟ってその手を止めた。

 その一瞬、騎士の乗る馬がバルリエットの近くを通ったので、その瞬間を逃さずにバルリエットは手綱を掴んだ。

 その騎士の乗っている馬は酷く興奮していて、手綱に引きづられるバルリエットは馬に蹴られてしまいそうになったが騎士の助けもあって必死に鞍の上に座る事が出来る。

「バルリエット様、無事ですか」

 そう言った騎士はデーノであった。

 バルリエットはデーノに退くよう命じたが、デーノはこの酷く興奮する馬を御しきれない。

 その様子をシュラは見ていて追撃を加えたが、暴れ馬の不規則な走りに投石は当たらず、そうこうしている間に投石の範囲外にまで逃げられてしまう。

 仕方ないのでバルリエットを見逃して攻め寄せる敵兵を投石しようとするのだが、どうも敵兵の様子がおかしい事にシュラは気付いた。

 敵兵がどんどんと撤退するのだ。
 というのも、この攻城の最中、指揮官である貴族や騎士の多くが既に戦死しており、最後に残っていた数少ない騎士がバルリエットとデーノだったのである。
 そのバルリエットらが逃亡したのだから兵士達も堪らず撤退したのである。

 敵軍の撤退を確認したシュラは味方の兵達と抱き合うほど喜びたかったが、「俺っちらも撤退するぞ!」と、歓声を上がる兵達に命じた。

 すぐに撤退しないと敵は援軍を引き連れてやって来る。
 その前に撤退する必要があった。

 兵士達は寡兵で衆兵を破った喜びもそこそこに急いで撤退した。

 こうして、果たしてシュラはその計画を完遂したのである。

 その後、バルリエットや諸侯軍がブダーブィアへとやって来た時、シュラの投石を恐れて近付けなかった為に、誰も防衛していないブダーブィアの町を半日も陥落出来ない程で、ラドウィンの配下にシュラ有りと人々に報せる戦いとなったのであった。
しおりを挟む
感想 37

あなたにおすすめの小説

最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした

新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。 「もうオマエはいらん」 勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。 ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。 転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。 勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)

復讐完遂者は吸収スキルを駆使して成り上がる 〜さあ、自分を裏切った初恋の相手へ復讐を始めよう〜

サイダーボウイ
ファンタジー
「気安く私の名前を呼ばないで! そうやってこれまでも私に付きまとって……ずっと鬱陶しかったのよ!」 孤児院出身のナードは、初恋の相手セシリアからそう吐き捨てられ、パーティーを追放されてしまう。 淡い恋心を粉々に打ち砕かれたナードは失意のどん底に。 だが、ナードには、病弱な妹ノエルの生活費を稼ぐために、冒険者を続けなければならないという理由があった。 1人決死の覚悟でダンジョンに挑むナード。 スライム相手に死にかけるも、その最中、ユニークスキル【アブソープション】が覚醒する。 それは、敵のLPを吸収できるという世界の掟すらも変えてしまうスキルだった。 それからナードは毎日ダンジョンへ入り、敵のLPを吸収し続けた。 増やしたLPを消費して、魔法やスキルを習得しつつ、ナードはどんどん強くなっていく。 一方その頃、セシリアのパーティーでは仲間割れが起こっていた。 冒険者ギルドでの評判も地に落ち、セシリアは徐々に追いつめられていくことに……。 これは、やがて勇者と呼ばれる青年が、チートスキルを駆使して最強へと成り上がり、自分を裏切った初恋の相手に復讐を果たすまでの物語である。

【収納∞】スキルがゴミだと追放された俺、実は次元収納に加えて“経験値貯蓄”も可能でした~追放先で出会ったもふもふスライムと伝説の竜を育成〜

あーる
ファンタジー
「役立たずの荷物持ちはもういらない」 貢献してきた勇者パーティーから、スキル【収納∞】を「大した量も入らないゴミスキル」だと誤解されたまま追放されたレント。 しかし、彼のスキルは文字通り『無限』の容量を持つ次元収納に加え、得た経験値を貯蓄し、仲間へ『分配』できる超チート能力だった! 失意の中、追放先の森で出会ったのは、もふもふで可愛いスライムの「プル」と、古代の祭壇で孵化した伝説の竜の幼体「リンド」。レントは隠していたスキルを解放し、唯一無二の仲間たちを最強へと育成することを決意する! 辺境の村を拠点に、薬草採取から魔物討伐まで、スキルを駆使して依頼をこなし、着実に経験値と信頼を稼いでいくレントたち。プルは多彩なスキルを覚え、リンドは驚異的な速度で成長を遂げる。 これは、ゴミスキルだと蔑まれた少年が、最強の仲間たちと共にどん底から成り上がり、やがて自分を捨てたパーティーや国に「もう遅い」と告げることになる、追放から始まる育成&ざまぁファンタジー!

銀眼の左遷王ケントの素人領地開拓&未踏遺跡攻略~だけど、領民はゼロで土地は死んでるし、遺跡は結界で入れない~

雪野湯
ファンタジー
王立錬金研究所の研究員であった元貴族ケントは政治家に転向するも、政争に敗れ左遷された。 左遷先は領民のいない呪われた大地を抱く廃城。 この瓦礫に埋もれた城に、世界で唯一無二の不思議な銀眼を持つ男は夢も希望も埋めて、その謎と共に朽ち果てるつもりでいた。 しかし、運命のいたずらか、彼のもとに素晴らしき仲間が集う。 彼らの力を借り、様々な種族と交流し、呪われた大地の原因である未踏遺跡の攻略を目指す。 その過程で遺跡に眠っていた世界の秘密を知った。 遺跡の力は世界を滅亡へと導くが、彼は銀眼と仲間たちの力を借りて立ち向かう。 様々な苦難を乗り越え、左遷王と揶揄された若き青年は世界に新たな道を示し、本物の王となる。

スキルで最強神を召喚して、無双してしまうんだが〜パーティーを追放された勇者は、召喚した神達と共に無双する。神達が強すぎて困ってます〜

東雲ハヤブサ
ファンタジー
勇者に選ばれたライ・サーベルズは、他にも選ばれた五人の勇者とパーティーを組んでいた。 ところが、勇者達の実略は凄まじく、ライでは到底敵う相手ではなかった。 「おい雑魚、これを持っていけ」 ライがそう言われるのは日常茶飯事であり、荷物持ちや雑用などをさせられる始末だ。 ある日、洞窟に六人でいると、ライがきっかけで他の勇者の怒りを買ってしまう。  怒りが頂点に達した他の勇者は、胸ぐらを掴まれた後壁に投げつけた。 いつものことだと、流して終わりにしようと思っていた。  だがなんと、邪魔なライを始末してしまおうと話が進んでしまい、次々に攻撃を仕掛けられることとなった。 ハーシュはライを守ろうとするが、他の勇者に気絶させられてしまう。 勇者達は、ただ痛ぶるように攻撃を加えていき、瀕死の状態で洞窟に置いていってしまった。 自分の弱さを呪い、本当に死を覚悟した瞬間、視界に突如文字が現れてスキル《神族召喚》と書かれていた。 今頃そんなスキル手を入れてどうするんだと、心の中でつぶやくライ。 だが、死ぬ記念に使ってやろうじゃないかと考え、スキルを発動した。 その時だった。 目の前が眩く光り出し、気付けば一人の女が立っていた。 その女は、瀕死状態のライを最も簡単に回復させ、ライの命を救って。 ライはそのあと、その女が神達を統一する三大神の一人であることを知った。 そして、このスキルを発動すれば神を自由に召喚出来るらしく、他の三大神も召喚するがうまく進むわけもなく......。 これは、雑魚と呼ばれ続けた勇者が、強き勇者へとなる物語である。 ※小説家になろうにて掲載中

隠して忘れていたギフト『ステータスカスタム』で能力を魔改造 〜自由自在にカスタマイズしたら有り得ないほど最強になった俺〜

桜井正宗
ファンタジー
 能力(スキル)を隠して、その事を忘れていた帝国出身の錬金術師スローンは、無能扱いで大手ギルド『クレセントムーン』を追放された。追放後、隠していた能力を思い出しスキルを習得すると『ステータスカスタム』が発現する。これは、自身や相手のステータスを魔改造【カスタム】できる最強の能力だった。  スローンは、偶然出会った『大聖女フィラ』と共にステータスをいじりまくって最強のステータスを手に入れる。その後、超高難易度のクエストを難なくクリア、無双しまくっていく。その噂が広がると元ギルドから戻って来いと頭を下げられるが、もう遅い。  真の仲間と共にスローンは、各地で暴れ回る。究極のスローライフを手に入れる為に。

スキル【収納】が実は無限チートだった件 ~追放されたけど、俺だけのダンジョンで伝説のアイテムを作りまくります~

みぃた
ファンタジー
地味なスキル**【収納】**しか持たないと馬鹿にされ、勇者パーティーを追放された主人公。しかし、その【収納】スキルは、ただのアイテム保管庫ではなかった! 無限にアイテムを保管できるだけでなく、内部の時間操作、さらには指定した素材から自動でアイテムを生成する機能まで備わった、規格外の無限チートスキルだったのだ。 追放された主人公は、このチートスキルを駆使し、収納空間の中に自分だけの理想のダンジョンを創造。そこで伝説級のアイテムを量産し、いずれ世界を驚かせる存在となる。そして、かつて自分を蔑み、追放した者たちへの爽快なざまぁが始まる。

無能扱いされ、パーティーを追放されたおっさん、実はチートスキル持ちでした。戻ってきてくれ、と言ってももう遅い。田舎でゆったりスローライフ。

さら
ファンタジー
かつて勇者パーティーに所属していたジル。 だが「無能」と嘲られ、役立たずと追放されてしまう。 行くあてもなく田舎の村へ流れ着いた彼は、鍬を振るい畑を耕し、のんびり暮らすつもりだった。 ――だが、誰も知らなかった。 ジルには“世界を覆すほどのチートスキル”が隠されていたのだ。 襲いかかる魔物を一撃で粉砕し、村を脅かす街の圧力をはねのけ、いつしか彼は「英雄」と呼ばれる存在に。 「戻ってきてくれ」と泣きつく元仲間? もう遅い。 俺はこの村で、仲間と共に、気ままにスローライフを楽しむ――そう決めたんだ。 無能扱いされたおっさんが、実は最強チートで世界を揺るがす!? のんびり田舎暮らし×無双ファンタジー、ここに開幕!

処理中です...