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31 箱庭師は、乗り込んできた冒険者達のその後を聞く。
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「それとカイル、乗り込んできた冒険者達や、銀鉱石の方はどうなりましたの?」
「ああ、報告しておかないとな。実はアラクネさんがギルドマスターに報告した上で、乗り込んできた冒険者は強奪と恐喝未遂と言う事で、各自冒険者ランクを下げられてる。一番下のEランク冒険者は冒険者資格の剥奪で、再登録するのに一週間の研修をさせられるらしい。あとは、参加した冒険者達は無償奉公と言う罰も与えられていて、王国内の溝掃除をさせられてる」
「まぁ妥当だね。冒険者が自分たちの力を悪い方向に使っちゃいけないって言う見せしめもあるだろうけれど」
「それに、俺達の店には入れないように魔法の契約書が結ばれてるから来ることは無い」
「それでしたら安心ですわね」
取り敢えず、店に押しかけて来た冒険者達は、二度と……とはいかないものの、魔法の契約書でお店に入れない、もしくは入らないと言う誓いを立てたのであれば、これ以上関わる事は無さそうですわね。
それに、もし関わったとしてもロキシーお姉ちゃんがいるから安心ですわ!
「それと、銀鉱石50個の方は既に納品は終わって、暫く依頼は来ないだろうと言う話だった。ただ、珍しい鉱石やアイテムが出た場合は、コッソリ教えて欲しいらしい」
「いくら冒険者ギルドとは言え、あれこれ此方の事を嗅ぎまわるのは良くないと思うけどねぇ。確かにリディアちゃんが外に出てないから、箱庭師が誰なのか分からないのが気持ち悪いってのはわかるけれど」
「申し訳ありませんけど、秘密厳守ですわ。仮令《たとえ》ギルマスでも国からの要望が来たら答えないといけないのでしょう?」
「ただでさえリディアちゃんは公爵家から平民に落とされてるんだから、いい様に扱おうとする輩は沢山出てくる。アタシも秘密厳守が良いと思うね」
「ああ、俺もそっちが良いと思って答えてはいない。それにマニキュア部門の三人にも、リディアの事を話すことは絶対に秘密だと伝えてある」
「生活が掛かってますから、彼女たちもおいそれと口にはしないでしょうね」
道具店サルビアのアイテムは全てわたくしと、わたくしの箱庭産で賄っている以上、書類上はカイルがオーナーでも、大元はわたくしですから秘密にするのは道理でしょうね。
ましてや、マニキュアと言う新しい分野を開くのですから、彼女たちには再度、わたくしの名を出すことも禁止と伝えておきましょう。
出すものは出しますわ。けれどわたくしは、常に引き籠って居たいのです。
「けど、私も偶に聞かれます。こちらの商品はどちらの方が作っているのかと」
「どう答えますの?」
「仕入れ先を教える真似は出来ません。企業秘密です。と、お答えしています」
「ライトさんは本当に良く出来た子ですわね……。完璧な答えでしてよ!」
「えへへ……兄さんの受け売りです」
まぁ! カイトがそう言ってわたくしの事を外に漏らすことなくシャットアウトしているなんて、流石わたくしの引き籠り生活をご存じなだけはありますわね……。
お肉や調味料の買い出しはライトさんに現在頼んでいますし、唯一外に出る時は、服を買う時くらいかしら……。
それも滅多にありませんけれど……。
「わたくし、引き籠り生活レベル高すぎます?」
「もっと高めてくれても良いぞ? 寧ろ足りないくらいだ」
「まぁ!」
笑顔でカイルさんに論破されてしまいましたわ!
引き籠り生活は玄人並みだと思ってましたけれど、まだまだでしたのね。
「リディア姉さんが無駄に外に出ると、危険が一杯でしょうから」
「これからは服を買う時があれば、アタシと一緒に出掛けよう。そしたら安心だよ?」
「確かにロキシーお姉ちゃんと一緒なら安心ですわ!」
「お使いは私と兄さんにお任せください」
「そうだぞ。お使いなら幾らでもしてやるからな」
皆さんなんて優しいのかしら……っ!
「分かりましたわ! これからも引き続き、シッカリとした引き籠り生活を致しますわ! 無論、マニキュア講座が終わってからですけれど」
「期待してる」
「はい!」
己の引き籠り生活レベルの向上を心に固く決め、マニキュア講座が終わったらお外へ出る率をもう少し下げて皆様の為に働きますわ!
こうして、その後は男性陣がまずは温泉に入り、その間にわたくしはロキシーお姉ちゃんとお喋りしながら護符を作る為の下準備を行い、男性陣がお店の自室へと戻ったのを確認してからロキシーお姉ちゃんと温泉に浸かって疲れを癒し、寝るまでの時間は護符作りに精を出した次の日。
「ああ、報告しておかないとな。実はアラクネさんがギルドマスターに報告した上で、乗り込んできた冒険者は強奪と恐喝未遂と言う事で、各自冒険者ランクを下げられてる。一番下のEランク冒険者は冒険者資格の剥奪で、再登録するのに一週間の研修をさせられるらしい。あとは、参加した冒険者達は無償奉公と言う罰も与えられていて、王国内の溝掃除をさせられてる」
「まぁ妥当だね。冒険者が自分たちの力を悪い方向に使っちゃいけないって言う見せしめもあるだろうけれど」
「それに、俺達の店には入れないように魔法の契約書が結ばれてるから来ることは無い」
「それでしたら安心ですわね」
取り敢えず、店に押しかけて来た冒険者達は、二度と……とはいかないものの、魔法の契約書でお店に入れない、もしくは入らないと言う誓いを立てたのであれば、これ以上関わる事は無さそうですわね。
それに、もし関わったとしてもロキシーお姉ちゃんがいるから安心ですわ!
「それと、銀鉱石50個の方は既に納品は終わって、暫く依頼は来ないだろうと言う話だった。ただ、珍しい鉱石やアイテムが出た場合は、コッソリ教えて欲しいらしい」
「いくら冒険者ギルドとは言え、あれこれ此方の事を嗅ぎまわるのは良くないと思うけどねぇ。確かにリディアちゃんが外に出てないから、箱庭師が誰なのか分からないのが気持ち悪いってのはわかるけれど」
「申し訳ありませんけど、秘密厳守ですわ。仮令《たとえ》ギルマスでも国からの要望が来たら答えないといけないのでしょう?」
「ただでさえリディアちゃんは公爵家から平民に落とされてるんだから、いい様に扱おうとする輩は沢山出てくる。アタシも秘密厳守が良いと思うね」
「ああ、俺もそっちが良いと思って答えてはいない。それにマニキュア部門の三人にも、リディアの事を話すことは絶対に秘密だと伝えてある」
「生活が掛かってますから、彼女たちもおいそれと口にはしないでしょうね」
道具店サルビアのアイテムは全てわたくしと、わたくしの箱庭産で賄っている以上、書類上はカイルがオーナーでも、大元はわたくしですから秘密にするのは道理でしょうね。
ましてや、マニキュアと言う新しい分野を開くのですから、彼女たちには再度、わたくしの名を出すことも禁止と伝えておきましょう。
出すものは出しますわ。けれどわたくしは、常に引き籠って居たいのです。
「けど、私も偶に聞かれます。こちらの商品はどちらの方が作っているのかと」
「どう答えますの?」
「仕入れ先を教える真似は出来ません。企業秘密です。と、お答えしています」
「ライトさんは本当に良く出来た子ですわね……。完璧な答えでしてよ!」
「えへへ……兄さんの受け売りです」
まぁ! カイトがそう言ってわたくしの事を外に漏らすことなくシャットアウトしているなんて、流石わたくしの引き籠り生活をご存じなだけはありますわね……。
お肉や調味料の買い出しはライトさんに現在頼んでいますし、唯一外に出る時は、服を買う時くらいかしら……。
それも滅多にありませんけれど……。
「わたくし、引き籠り生活レベル高すぎます?」
「もっと高めてくれても良いぞ? 寧ろ足りないくらいだ」
「まぁ!」
笑顔でカイルさんに論破されてしまいましたわ!
引き籠り生活は玄人並みだと思ってましたけれど、まだまだでしたのね。
「リディア姉さんが無駄に外に出ると、危険が一杯でしょうから」
「これからは服を買う時があれば、アタシと一緒に出掛けよう。そしたら安心だよ?」
「確かにロキシーお姉ちゃんと一緒なら安心ですわ!」
「お使いは私と兄さんにお任せください」
「そうだぞ。お使いなら幾らでもしてやるからな」
皆さんなんて優しいのかしら……っ!
「分かりましたわ! これからも引き続き、シッカリとした引き籠り生活を致しますわ! 無論、マニキュア講座が終わってからですけれど」
「期待してる」
「はい!」
己の引き籠り生活レベルの向上を心に固く決め、マニキュア講座が終わったらお外へ出る率をもう少し下げて皆様の為に働きますわ!
こうして、その後は男性陣がまずは温泉に入り、その間にわたくしはロキシーお姉ちゃんとお喋りしながら護符を作る為の下準備を行い、男性陣がお店の自室へと戻ったのを確認してからロキシーお姉ちゃんと温泉に浸かって疲れを癒し、寝るまでの時間は護符作りに精を出した次の日。
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