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81 箱庭師の作る新商品は戦争と、アパート完成とイチャイチャと。
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「「新商品……ですか?」」
「ええ! 『服とガーゼの店・サルビア』で売る為の商品を色々考えましたの! そろそろ残暑も終わって乾燥の時期になりますでしょう? だから赤ちゃんや子供、ママの乾燥を防ぐためのアイテムとか、色々作ろうと思ってますわ」
「「提案です」」
「はい」
「「新商品を出す時は、商業ギルドから人員を雇えないでしょか」」
「え?」
「「地獄だと聞いてますから」」
「えっと」
「「カイルさん!」」
「是非、そうしましょう!!」
あら、あらあら?
最近わたくしが新商品を作る、出すってなると皆さん冷や冷やしているというか……戦慄と言った方がいいのかしら。
確かに『ひんやり肌着』の時は凄い勢いでしたけれど……いいえ、石鹸シリーズの時もそうでしたわね。
ちなみに、わたくしが新商品を出す度に、うちの内部処理班のスキルが上がりまくって、錬金術師の御三方は上級ポーションを難なく作れるようになったので、傷薬や簡単な石鹸の作成を手伝って貰ってますわ。それでも物足りないようですけれど、必要量が多い為必死の様子。
付与師の方々は彫金師さんの作るアイテムを一つまでの付与をバンバン作って店に出してますし、漁師さんたちは延々と釣りスキルを上げてますし、調理師の方々も凄い勢いですわね。
内部処理班は、きっとモノづくりが大好きなんですわ!
きっとそうに違いませんわね!
「とはいえ、まだジャックさん、マリウスさん、ガストさんの三人は建設に忙しいですから、まだ今すぐと言う訳ではありませんわ」
「その三人だけど、今日建設が一つ終わるみたいだよ」
「まぁ!」
「遅くなったのは、各部屋の家具も作成してたかららしい」
つまり、内部の家具も全部作り終わってからの報告でしたのね。
即入って生活できるために。
なんてよい方々なのかしら!!
「ちなみに、カーテンは各種取り揃えて作りましたから、皆さんで決めて頂こうと思います!」
「ベッドに使うガーゼシリーズは既に搬入済みです!」
「サーシャさんにノマージュさん……お忙しいでしょうにっ!」
なんて働き者なのかしら!
これは給料を皆さん上げるべきではありませんこと!?
そんな感動に浸っていると、奥から少し汚れたワンピースに身を包んだジャックさん、マリウスさん、ガストさんの三人がやってまいりましたわ。
「みなさーん!」
「子持ちやカップルが住む3LDKのアパート!」
「出来ましたよ~!」
「「「「「おおおおおおおお!!」」」」
噂をすればなんとやら、三人は清々しい笑顔で駆け寄り、やり切った感のある表情をしていらっしゃいましたわ!
「直ぐに住めるように、後はサーシャさんとノマージュさんからカーテンを選んで取り付ければ今日から住めますわ!」
「では、お子さんを持つ方々をお呼びしましょう!」
そう言うと、拡声器にセットしたブレスレットを用意し、業務連絡でお子さんのいる方は皆さん直ぐに集まって貰うように連絡すると、子供さんを連れて保護した女性も含め、集まってまいりましたわ。
そしてアパートが出来たことを告げると皆さんから歓声が上がり、長い机の上には色とりどりのカーテンが並びましたの。
どうやらレースカーテンも一緒の様で4枚セットで選ぶようですわね。
こうして子供を持つ方々は、各々好きな色の4枚セットを貰い、わたくしも好きな若草色のグリーンを選び、ロキシーお姉ちゃんは柔らかい青を選んでアパートへ向かいましたわ。
カイルがカーテンを持ってくれて助かりましたけれど、結構重いんですのね。
アパートに近づくと、見た目はログハウス風の風貌に暖かみのある木をふんだんに使ったアパートでしたわ。
玄関もとても広くって驚きましてよ! 廊下もなんて広いのかしら!
「この建設には釘を使わない木組み技術で作ってますわ!」
「頑丈でしてよ!」
「頑張りましたわ!」
「まぁ! 釘を使ってませんの!?」
驚いたのはわたくしだけではありません。皆さん驚いてましたわ!
こうして一人ずつ部屋を割り当てられ、わたくしはロキシーお姉ちゃんたちのお隣を借りることになりましたわ。
わたくしとロキシーお姉ちゃんは二階の一室でしたけれど、ドアを開けるとなんて広い3LDKなんでしょう!
早速カイルがカーテンを取りつけてくれている間に各部屋を確認し、トイレがついているのを確認すると箱庭スキルを使って、排泄物に関しては即肥料となって畑や薬草園の栄養になるように設定しましたわ。
「カイル、わたくしトイレの設定に行ってきますわね! うちのトイレはもう出来てましてよ」
「そうなのか。無理はするなよ」
「ええ!」
こうして、20部屋全てのトイレを同じように設定すると、皆さん驚いておられましたが、これで畑も薬草園も花々も元気になりますわね!
元々一か所に作っていたトイレにそう言う設定していたんですから、楽なモノでしたわ。
設定が終わって部屋に戻ると、カイルが「お帰り」と言って下さって、思わず顔が赤くなりましたわ。
そうよね……今日からは一緒に住むんですもの。
「ベッドが凄かったぞ」
「ええ、見ましたわ。とても大きいクイーンサイズでしたわね」
「替えのシーツも二枚……。これで存分にリディアを女に出来る」
「まぁ!」
「そしたら、結婚式だな!」
「カイルったらっ!」
顔を真っ赤に染めながら言うと、カイルは蕩ける様な表情でわたくしを抱きしめましたわ。
「カカカ……カイル!?」
「今夜は寝かせないぞ?」
「ひあ!!」
ついに大人の階段をのぼりますのね!
ついに、女になりますのね! それもカイルの手で!!
「や……優しくしてくださると嬉しいですわ」
「善処しよう」
「もう! 身体が壊れたらどうしてくれますの!?」
「そしたら仕事を休むといい。最近働き過ぎだぞ?」
「そんなことありませんわ! やりたいことは山のようにありますもの! カイルがナカース王国に行ってしまう前にやりたいことは沢山沢山ありますわ! 話し合いたいことも山のように!」
「でもそれ、商売の話だろう?」
「わたくし、根っからの商売人だと理解しましたの!」
「あ、うん……そうだな、リディアは商売人だ」
「ですから、手加減してくだいませ? 将来の旦那様?」
「うっ!!」
見上げてそう伝えると、カイルが片手で顔を覆い震えてますわ。
一体どうしたのかしら??
「手加減出来る気がしない……」
「してくだいませ!」
「今すぐ抱きたい!!」
「ダメですわよ!!」
「頼む! 一回だけでいいから!」
「何を馬鹿な事を仰ってますの!? まだ日も高いと言うのに!!」
力づくでカイルから逃げると、カイルは前かがみになりつつ「くそう……」と震えてますわ。
「今夜は手加減やっぱりなしだからな!」
そう言ってジト目で見つめてくるカイルに、わたくしは諦めの境地になりましたわ。
そうね、逃げてもいつかは捕まってしまうんですもの。
「良いですわ。その代わり、シッカリと今後の話を一緒にして下さいませ!」
「ありがとうリディア!! 愛してる!!」
「変わり身の早さ!!」
男性ってこういうものですの???
愛する女性を前にすると抱きたくなるみたいな……。
男性は不可不思議……と言う生き物なのでしょうね。
「でも、結婚する前に妊娠は良くないと思いますわ」
「大丈夫だ、お爺様なら喜んでくれる」
「そいう問題ではなく」
そんな攻防戦をしている外では、次は独身の方が住むアパートの建設だと意気込んではしりまわっている三人の姿が。
そちらは何と、二週間で出来上がる速さだったのは――この時知る由もありませんでしたわ。
「ええ! 『服とガーゼの店・サルビア』で売る為の商品を色々考えましたの! そろそろ残暑も終わって乾燥の時期になりますでしょう? だから赤ちゃんや子供、ママの乾燥を防ぐためのアイテムとか、色々作ろうと思ってますわ」
「「提案です」」
「はい」
「「新商品を出す時は、商業ギルドから人員を雇えないでしょか」」
「え?」
「「地獄だと聞いてますから」」
「えっと」
「「カイルさん!」」
「是非、そうしましょう!!」
あら、あらあら?
最近わたくしが新商品を作る、出すってなると皆さん冷や冷やしているというか……戦慄と言った方がいいのかしら。
確かに『ひんやり肌着』の時は凄い勢いでしたけれど……いいえ、石鹸シリーズの時もそうでしたわね。
ちなみに、わたくしが新商品を出す度に、うちの内部処理班のスキルが上がりまくって、錬金術師の御三方は上級ポーションを難なく作れるようになったので、傷薬や簡単な石鹸の作成を手伝って貰ってますわ。それでも物足りないようですけれど、必要量が多い為必死の様子。
付与師の方々は彫金師さんの作るアイテムを一つまでの付与をバンバン作って店に出してますし、漁師さんたちは延々と釣りスキルを上げてますし、調理師の方々も凄い勢いですわね。
内部処理班は、きっとモノづくりが大好きなんですわ!
きっとそうに違いませんわね!
「とはいえ、まだジャックさん、マリウスさん、ガストさんの三人は建設に忙しいですから、まだ今すぐと言う訳ではありませんわ」
「その三人だけど、今日建設が一つ終わるみたいだよ」
「まぁ!」
「遅くなったのは、各部屋の家具も作成してたかららしい」
つまり、内部の家具も全部作り終わってからの報告でしたのね。
即入って生活できるために。
なんてよい方々なのかしら!!
「ちなみに、カーテンは各種取り揃えて作りましたから、皆さんで決めて頂こうと思います!」
「ベッドに使うガーゼシリーズは既に搬入済みです!」
「サーシャさんにノマージュさん……お忙しいでしょうにっ!」
なんて働き者なのかしら!
これは給料を皆さん上げるべきではありませんこと!?
そんな感動に浸っていると、奥から少し汚れたワンピースに身を包んだジャックさん、マリウスさん、ガストさんの三人がやってまいりましたわ。
「みなさーん!」
「子持ちやカップルが住む3LDKのアパート!」
「出来ましたよ~!」
「「「「「おおおおおおおお!!」」」」
噂をすればなんとやら、三人は清々しい笑顔で駆け寄り、やり切った感のある表情をしていらっしゃいましたわ!
「直ぐに住めるように、後はサーシャさんとノマージュさんからカーテンを選んで取り付ければ今日から住めますわ!」
「では、お子さんを持つ方々をお呼びしましょう!」
そう言うと、拡声器にセットしたブレスレットを用意し、業務連絡でお子さんのいる方は皆さん直ぐに集まって貰うように連絡すると、子供さんを連れて保護した女性も含め、集まってまいりましたわ。
そしてアパートが出来たことを告げると皆さんから歓声が上がり、長い机の上には色とりどりのカーテンが並びましたの。
どうやらレースカーテンも一緒の様で4枚セットで選ぶようですわね。
こうして子供を持つ方々は、各々好きな色の4枚セットを貰い、わたくしも好きな若草色のグリーンを選び、ロキシーお姉ちゃんは柔らかい青を選んでアパートへ向かいましたわ。
カイルがカーテンを持ってくれて助かりましたけれど、結構重いんですのね。
アパートに近づくと、見た目はログハウス風の風貌に暖かみのある木をふんだんに使ったアパートでしたわ。
玄関もとても広くって驚きましてよ! 廊下もなんて広いのかしら!
「この建設には釘を使わない木組み技術で作ってますわ!」
「頑丈でしてよ!」
「頑張りましたわ!」
「まぁ! 釘を使ってませんの!?」
驚いたのはわたくしだけではありません。皆さん驚いてましたわ!
こうして一人ずつ部屋を割り当てられ、わたくしはロキシーお姉ちゃんたちのお隣を借りることになりましたわ。
わたくしとロキシーお姉ちゃんは二階の一室でしたけれど、ドアを開けるとなんて広い3LDKなんでしょう!
早速カイルがカーテンを取りつけてくれている間に各部屋を確認し、トイレがついているのを確認すると箱庭スキルを使って、排泄物に関しては即肥料となって畑や薬草園の栄養になるように設定しましたわ。
「カイル、わたくしトイレの設定に行ってきますわね! うちのトイレはもう出来てましてよ」
「そうなのか。無理はするなよ」
「ええ!」
こうして、20部屋全てのトイレを同じように設定すると、皆さん驚いておられましたが、これで畑も薬草園も花々も元気になりますわね!
元々一か所に作っていたトイレにそう言う設定していたんですから、楽なモノでしたわ。
設定が終わって部屋に戻ると、カイルが「お帰り」と言って下さって、思わず顔が赤くなりましたわ。
そうよね……今日からは一緒に住むんですもの。
「ベッドが凄かったぞ」
「ええ、見ましたわ。とても大きいクイーンサイズでしたわね」
「替えのシーツも二枚……。これで存分にリディアを女に出来る」
「まぁ!」
「そしたら、結婚式だな!」
「カイルったらっ!」
顔を真っ赤に染めながら言うと、カイルは蕩ける様な表情でわたくしを抱きしめましたわ。
「カカカ……カイル!?」
「今夜は寝かせないぞ?」
「ひあ!!」
ついに大人の階段をのぼりますのね!
ついに、女になりますのね! それもカイルの手で!!
「や……優しくしてくださると嬉しいですわ」
「善処しよう」
「もう! 身体が壊れたらどうしてくれますの!?」
「そしたら仕事を休むといい。最近働き過ぎだぞ?」
「そんなことありませんわ! やりたいことは山のようにありますもの! カイルがナカース王国に行ってしまう前にやりたいことは沢山沢山ありますわ! 話し合いたいことも山のように!」
「でもそれ、商売の話だろう?」
「わたくし、根っからの商売人だと理解しましたの!」
「あ、うん……そうだな、リディアは商売人だ」
「ですから、手加減してくだいませ? 将来の旦那様?」
「うっ!!」
見上げてそう伝えると、カイルが片手で顔を覆い震えてますわ。
一体どうしたのかしら??
「手加減出来る気がしない……」
「してくだいませ!」
「今すぐ抱きたい!!」
「ダメですわよ!!」
「頼む! 一回だけでいいから!」
「何を馬鹿な事を仰ってますの!? まだ日も高いと言うのに!!」
力づくでカイルから逃げると、カイルは前かがみになりつつ「くそう……」と震えてますわ。
「今夜は手加減やっぱりなしだからな!」
そう言ってジト目で見つめてくるカイルに、わたくしは諦めの境地になりましたわ。
そうね、逃げてもいつかは捕まってしまうんですもの。
「良いですわ。その代わり、シッカリと今後の話を一緒にして下さいませ!」
「ありがとうリディア!! 愛してる!!」
「変わり身の早さ!!」
男性ってこういうものですの???
愛する女性を前にすると抱きたくなるみたいな……。
男性は不可不思議……と言う生き物なのでしょうね。
「でも、結婚する前に妊娠は良くないと思いますわ」
「大丈夫だ、お爺様なら喜んでくれる」
「そいう問題ではなく」
そんな攻防戦をしている外では、次は独身の方が住むアパートの建設だと意気込んではしりまわっている三人の姿が。
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