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82 ママと赤ちゃんと幼児に優しいアイテム制作。
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――初めての夜は大変でしたわ。
流石はBランク冒険者と言うべきか……わたくしが気を失ってやっと終わったと言う感じでしたの。
朝起きた時は声はガラガラ……恨めしくカイルを睨みつけると慌てふためいてお水を用意してくださいましたわ。
「お水じゃなくて、回復ポーションくださる?」
ガラガラの声でそう告げると、カイルは裸のままバタバタと鞄から上級ポーションを持ってきましたわ。
一気に飲み干すと痛みは消え、ホッと安堵の息を吐きましたけれど――。
「わたくし、カイルに言いたい事が御座いますの」
「う……はい、何でしょう……」
「シーツと掛布団は貴方が洗って下さいませ!」
「あ、はい……そうさせて頂きます……」
こうして、昨夜のうちに用意しておいた温泉のお湯が入ったバケツを二人分出すと、身体を綺麗に拭いてから着替えを済ませ、わたくしは早速、新作アイテムの考案に入りましたわ。
何時も通り池鏡の前で悶々と……昨夜の事を打ち消すように只管に。
きっと今頃皆さんにニヤニヤされながらカイルはシーツを洗っているでしょう。
良いザマですわ!!
と、いけませんわね。
新しいアイテム……わたくしが今後妊娠することも考えると、やはり早めに妊婦用品及び乳児用品、幼児用品の開発は必須。
ロストテクノロジー及び、錬金アイテム等など、色々なスキルをジッと見つめていると、ベビーパフの一覧の所に色々ありましたわ!
まずは一つずつ作っていきましょう。
まずは妊娠線を薄くするための妊婦用の妊娠線予防の乳液。
此れのあるなしでは、お腹に出来る妊娠線が全然違うと聞いたことがありますわ。
鞄の中にある薬草はまだ十分ですわね。
続いて母乳パッドを作り、続いて生まれたての赤ちゃんに使える乾燥予防の全身乳液。
ポンプ式の全身乳液は、アレルギーの事を考えてシッカリと体に害のない薬草等を用いて作りましたわ。
後はお風呂から上がった後に赤ん坊の体につけるベビーパフに……そうですわね、赤ちゃん用の柔らかい櫛も用意しましょう。
そう言えば、前世ではバウンサーと呼ばれる赤ちゃんを揺らしながら使える物がありましたわね。
ロストテクノロジーで検索するとありましたわ! バウンサー!
此方も一つ作ってみて……後は赤ちゃんの頭は柔らかくて頭が絶壁になったりしない様に枕も作りましょう。
幼児用は頭が蒸すと眠れない子供も多いですから、通気性の良いパイプ枕を用意して……。
パイプ枕は大人にもいいですわよね。
夏場は特に寝やすいと聞きますわ。
大人用ならパイプを大と小作って自分の頭の高さに丁度いい様に調整して貰いましょう。
生前パイプ枕愛用者だったわたくしだからこそ分かりますのよ。
それに筒状の枕カバーは必須ですわ。
パイプ枕は意外と広がりやすいからこそ、普通の枕カバーをした後に、筒状の枕カバーをすることで動きを抑えることが出来ますもの。
ああっと、忘れる事でしたわ。乳児だと指しゃぶりがありますわよね。
それで口周りがとても荒れやすいと聞いたことがありますわ。
その為の自然由来のお薬を作って……小さいお鼻の掃除が出来る赤ちゃん専用の綿棒も用意しましょう。
それに若いからこそ爪も伸びやすいですわ。
小さいハサミの爪切りも用意しましょう。
ベビー服はこんなものがあると嬉しいわ。
――そんな感じにガンガン一個ずつではあるものの作っていくと、気が付けば子供達とその子の親たちが呆然とわたくしを見ていましたわ。
「あら? 皆さんどうなさったの?」
「いえ、凄い量だなと思いまして」
「そうですわね……これ一式は妊娠中のママや乳児、幼児向けのアイテムですわ。皆さん他に欲しかったものとかありまして?」
「私は乳の出が悪い方なので、それを補えるものが欲しいです」
「ミルク……ですわね? だとしたら哺乳瓶が必要ですわ」
「「哺乳瓶ですか?」」
確かに忘れていましたわ。
乳の出が悪い女性も多いと聞きますもの。
そう言う方はヤギの乳を貰うと聞きますけれど、中々貰えない家も多いと聞きましたわ。
それならば――と、哺乳瓶に哺乳瓶につける乳首も月年齢に合わせて作り、最後に粉ミルクと液体ミルクを作ると、子を持つ親御さんに見せましたわ。
「こちらが哺乳瓶と呼ばれるアイテムで、乳の代わりにこれに粉ミルク、もしくは液体ミルクを入れた物を飲ませると、乳代わりになりますわ」
「この様な便利なものが……」
「母体とは心労や疲労で乳の出が悪くなることがあると聞いたことがありますわ。それに、元々乳の出が少ない方も多いとか」
「そうですね、多すぎる程乳が出る人は、タオルを胸に巻いていたと思います」
「そう言う方の為に、乳バンドも必要ですわね。そう、母乳をあげる用の」
そう言うと、知識をフルに使い、布一枚で乳バンドになるものを用意すると、服の上から着て見せましてよ。
「こういう乳バンドはどうかしら? 乳をあげるときはリボンを外して飲ませられますわ」
「良いですね! 私たちの時は本当にタオルを巻いてるだけで……」
「そうだったのですね。この乳バンドに、この母乳バッドをつければ、流れてくる母乳を吸い取ってくれますから汚れが大分違うと思いますの」
「母乳で汚れると洗うのが大変ですもんね」
「そうなんですのね」
「母乳パッドは使い切りですか? 使い捨てですか?」
「両方作れますけれど、今作ったのは使い捨てタイプですわ」
「あら? こちらの商品……肌荒れ用ですか?」
「ええ、赤ちゃんって指しゃぶりとかしますでしょう? そうすると口周りが荒れますから、それを治すためのお薬ですわ。後は乾燥しやすい時期に乳児を守る乳液等ですわね」
「こんなに母親と赤ん坊を思いやれる商品が作れるなんて……リディア様は本当にお優しいっ」
「私はこの赤子を乗せておける小さなベッドみたいなのは欲しかったです」
「そうそう、赤ん坊って気をつけないと頭が絶壁になるんですよね。このようなドーナッツ枕があったらどれ程楽だったか」
概ね好評の様ですわ!
これならば多少なりとも妊婦さんや小さい子供を持つ方々のお役に立てそうですわね!
「これらの商品は出来るだけお値段を抑えてお店に並べる予定ですわ。そうすれば沢山のママ達や小さいお子さんを守れますもの」
「「「リディア様! なんてお優しいの!!」」
「それに、赤ちゃんに必要な物と言うのは何かと物入りでしょう? ですから買った分だけポイントカードと言う物を作って、スタンプを押して、溜まったら割引が使えるようにしようとも思ってますわ」
「「「割引!!」」
「銀貨1枚分タダ……とかって魅力的ではありませんこと?」
「「「「なんて魅力的!!」」」」
こうして、ポイントカードを『服とガーゼの店・サルビア』では導入することにしましたわ。
無論妊婦から乳児、幼児限定商品に限ってですけれど。
出来るだけお得に買えた方が、絶対に良いですものね!
「リディア様は貴族の筈なのに、随分と庶民的な考えなんですね」
「そりゃ~わたくし、商売人ですもの。庶民の目線に立つのは当たり前の事ですわ」
「「「なるほど」」」
「これからも欲しい製品があったら教えてくださいませ! 無論、お子様たちに必要な物がありましたらタダで作って差し上げますわ!」
「「「有難うございます!」」」
そう言っていると――。
「お姉ちゃん、赤ちゃんのオモチャはないの?」
「ハッ! 確かに赤ちゃん用のオモチャって必要ですわよね!」
「僕もオモチャ欲しい!」
「これは由々しき問題ですわ! あなた方小さな先生達も、わたくしに教えて下る?」
「「「「わーい!!」」」」
こうして、赤ちゃん用のオモチャや幼児用のオモチャに関しても作っていく事になりますわ。
その内『服とガーゼのお店・サルビア』が開店した暁には『ママと子供の為の優しい店』として名を馳せるようになるのは――まだまだ先の話。
流石はBランク冒険者と言うべきか……わたくしが気を失ってやっと終わったと言う感じでしたの。
朝起きた時は声はガラガラ……恨めしくカイルを睨みつけると慌てふためいてお水を用意してくださいましたわ。
「お水じゃなくて、回復ポーションくださる?」
ガラガラの声でそう告げると、カイルは裸のままバタバタと鞄から上級ポーションを持ってきましたわ。
一気に飲み干すと痛みは消え、ホッと安堵の息を吐きましたけれど――。
「わたくし、カイルに言いたい事が御座いますの」
「う……はい、何でしょう……」
「シーツと掛布団は貴方が洗って下さいませ!」
「あ、はい……そうさせて頂きます……」
こうして、昨夜のうちに用意しておいた温泉のお湯が入ったバケツを二人分出すと、身体を綺麗に拭いてから着替えを済ませ、わたくしは早速、新作アイテムの考案に入りましたわ。
何時も通り池鏡の前で悶々と……昨夜の事を打ち消すように只管に。
きっと今頃皆さんにニヤニヤされながらカイルはシーツを洗っているでしょう。
良いザマですわ!!
と、いけませんわね。
新しいアイテム……わたくしが今後妊娠することも考えると、やはり早めに妊婦用品及び乳児用品、幼児用品の開発は必須。
ロストテクノロジー及び、錬金アイテム等など、色々なスキルをジッと見つめていると、ベビーパフの一覧の所に色々ありましたわ!
まずは一つずつ作っていきましょう。
まずは妊娠線を薄くするための妊婦用の妊娠線予防の乳液。
此れのあるなしでは、お腹に出来る妊娠線が全然違うと聞いたことがありますわ。
鞄の中にある薬草はまだ十分ですわね。
続いて母乳パッドを作り、続いて生まれたての赤ちゃんに使える乾燥予防の全身乳液。
ポンプ式の全身乳液は、アレルギーの事を考えてシッカリと体に害のない薬草等を用いて作りましたわ。
後はお風呂から上がった後に赤ん坊の体につけるベビーパフに……そうですわね、赤ちゃん用の柔らかい櫛も用意しましょう。
そう言えば、前世ではバウンサーと呼ばれる赤ちゃんを揺らしながら使える物がありましたわね。
ロストテクノロジーで検索するとありましたわ! バウンサー!
此方も一つ作ってみて……後は赤ちゃんの頭は柔らかくて頭が絶壁になったりしない様に枕も作りましょう。
幼児用は頭が蒸すと眠れない子供も多いですから、通気性の良いパイプ枕を用意して……。
パイプ枕は大人にもいいですわよね。
夏場は特に寝やすいと聞きますわ。
大人用ならパイプを大と小作って自分の頭の高さに丁度いい様に調整して貰いましょう。
生前パイプ枕愛用者だったわたくしだからこそ分かりますのよ。
それに筒状の枕カバーは必須ですわ。
パイプ枕は意外と広がりやすいからこそ、普通の枕カバーをした後に、筒状の枕カバーをすることで動きを抑えることが出来ますもの。
ああっと、忘れる事でしたわ。乳児だと指しゃぶりがありますわよね。
それで口周りがとても荒れやすいと聞いたことがありますわ。
その為の自然由来のお薬を作って……小さいお鼻の掃除が出来る赤ちゃん専用の綿棒も用意しましょう。
それに若いからこそ爪も伸びやすいですわ。
小さいハサミの爪切りも用意しましょう。
ベビー服はこんなものがあると嬉しいわ。
――そんな感じにガンガン一個ずつではあるものの作っていくと、気が付けば子供達とその子の親たちが呆然とわたくしを見ていましたわ。
「あら? 皆さんどうなさったの?」
「いえ、凄い量だなと思いまして」
「そうですわね……これ一式は妊娠中のママや乳児、幼児向けのアイテムですわ。皆さん他に欲しかったものとかありまして?」
「私は乳の出が悪い方なので、それを補えるものが欲しいです」
「ミルク……ですわね? だとしたら哺乳瓶が必要ですわ」
「「哺乳瓶ですか?」」
確かに忘れていましたわ。
乳の出が悪い女性も多いと聞きますもの。
そう言う方はヤギの乳を貰うと聞きますけれど、中々貰えない家も多いと聞きましたわ。
それならば――と、哺乳瓶に哺乳瓶につける乳首も月年齢に合わせて作り、最後に粉ミルクと液体ミルクを作ると、子を持つ親御さんに見せましたわ。
「こちらが哺乳瓶と呼ばれるアイテムで、乳の代わりにこれに粉ミルク、もしくは液体ミルクを入れた物を飲ませると、乳代わりになりますわ」
「この様な便利なものが……」
「母体とは心労や疲労で乳の出が悪くなることがあると聞いたことがありますわ。それに、元々乳の出が少ない方も多いとか」
「そうですね、多すぎる程乳が出る人は、タオルを胸に巻いていたと思います」
「そう言う方の為に、乳バンドも必要ですわね。そう、母乳をあげる用の」
そう言うと、知識をフルに使い、布一枚で乳バンドになるものを用意すると、服の上から着て見せましてよ。
「こういう乳バンドはどうかしら? 乳をあげるときはリボンを外して飲ませられますわ」
「良いですね! 私たちの時は本当にタオルを巻いてるだけで……」
「そうだったのですね。この乳バンドに、この母乳バッドをつければ、流れてくる母乳を吸い取ってくれますから汚れが大分違うと思いますの」
「母乳で汚れると洗うのが大変ですもんね」
「そうなんですのね」
「母乳パッドは使い切りですか? 使い捨てですか?」
「両方作れますけれど、今作ったのは使い捨てタイプですわ」
「あら? こちらの商品……肌荒れ用ですか?」
「ええ、赤ちゃんって指しゃぶりとかしますでしょう? そうすると口周りが荒れますから、それを治すためのお薬ですわ。後は乾燥しやすい時期に乳児を守る乳液等ですわね」
「こんなに母親と赤ん坊を思いやれる商品が作れるなんて……リディア様は本当にお優しいっ」
「私はこの赤子を乗せておける小さなベッドみたいなのは欲しかったです」
「そうそう、赤ん坊って気をつけないと頭が絶壁になるんですよね。このようなドーナッツ枕があったらどれ程楽だったか」
概ね好評の様ですわ!
これならば多少なりとも妊婦さんや小さい子供を持つ方々のお役に立てそうですわね!
「これらの商品は出来るだけお値段を抑えてお店に並べる予定ですわ。そうすれば沢山のママ達や小さいお子さんを守れますもの」
「「「リディア様! なんてお優しいの!!」」
「それに、赤ちゃんに必要な物と言うのは何かと物入りでしょう? ですから買った分だけポイントカードと言う物を作って、スタンプを押して、溜まったら割引が使えるようにしようとも思ってますわ」
「「「割引!!」」
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「「「「なんて魅力的!!」」」」
こうして、ポイントカードを『服とガーゼの店・サルビア』では導入することにしましたわ。
無論妊婦から乳児、幼児限定商品に限ってですけれど。
出来るだけお得に買えた方が、絶対に良いですものね!
「リディア様は貴族の筈なのに、随分と庶民的な考えなんですね」
「そりゃ~わたくし、商売人ですもの。庶民の目線に立つのは当たり前の事ですわ」
「「「なるほど」」」
「これからも欲しい製品があったら教えてくださいませ! 無論、お子様たちに必要な物がありましたらタダで作って差し上げますわ!」
「「「有難うございます!」」」
そう言っていると――。
「お姉ちゃん、赤ちゃんのオモチャはないの?」
「ハッ! 確かに赤ちゃん用のオモチャって必要ですわよね!」
「僕もオモチャ欲しい!」
「これは由々しき問題ですわ! あなた方小さな先生達も、わたくしに教えて下る?」
「「「「わーい!!」」」」
こうして、赤ちゃん用のオモチャや幼児用のオモチャに関しても作っていく事になりますわ。
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