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209 祝賀会のその後に。
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――カイルside――
祝賀会の後、俺とリディアはやっと初夜を迎えた。
普通の貴族ならば密月を貰えるのだが、なまじ商売を色々しているとそんな時間は求めても手に入らないもので、寧ろリディアに提案したら笑顔で却下された。
貴族の密月とは、俺にとっては縁遠いものだと理解すると同時に、少しだけションボリしたのは許して欲しい。
その翌日、一日仕事をせず二人で過ごして欲しいと言う箱庭の皆のお陰で、その日は夜まで二人きりで今後の話をしながら過ごし、夜にはライトとロキシーを連れて祖父の待つダンノージュ侯爵家へと向かった。
食事会を祖父がしてくれると言うこともあったが、久しぶりの祖母を除く全員が集まるのも良いのではないだろうかと思ったからだ。
「皆よく来たな。直ぐに食事にしよう。たまにはこうして集まって食事をすると言うのも良いだろう」
そう言って声が弾んでいる祖父は、どうやら機嫌がとても良いらしい。
運ばれてくる食事を楽しみながら、フルコースを最後まで食べきるとお酒を飲みながら、ライトはジュースを頂きながら会話をすることになった。
「リディアが我が家に嫁いできてくれたことは喜ばしい事だ。次はライト、お前たちの番だな。ワシも益々元気でいなくてはならんな」
「有難うございます。早く成人したいと気持ちが逸る想いです」
「ロキシー殿も、ライトを宜しくお願いしますぞ」
「ええ、ライトはとても嫉妬深いですので大変ですが、しっかりと嫁ぎたいと思います」
そう言ってロキシーも返事を返すと、祖父は嬉しそうにワインを飲んだ。
「しかしリディア、君の売り込みは最高だったな。アレだけの品を揃えるのも大変だっただろうが、完璧に売り込んだ姿には心が震えたほどだ」
「有難うございます。何せわたくしのちょっとした復讐心もありましたし、一番はダンノージュ侯爵家に王家からこれ以上ない信頼を得る事、そして、今後の繋がりを強化する為にも必要だと判断致しましたわ」
「実に素晴らしい。ワシと国王陛下は一時期とても険悪だったこともあるのだが、それをも払拭するほどの売り込みだった。これで王家は益々ダンノージュ侯爵家に重きを置くだろう」
「そうなると喜ばしいですわね」
「それに、民こそが財産であると教え、王太子殿下をやる気にさせたのも素晴らしい。終始温泉ではリディアを何故王家に迎えられなかったのかと陛下から延々と聞く羽目になったが、実に素晴らしい考えだぞ」
「有難うございます」
「今後の話ですが、ダンノージュ侯爵領は随分と発展しました。最後の仕上げに幾つか残っている仕事が終われば、後は大きく手を入れることは無くなります」
そう俺が声を掛けると、祖父は強く頷きワイングラスを置いた。
「という事は、その最後の仕上げが終わればカイルとリディアは王都へ向かうと言う事だな」
「ですが、王都で何をすれば宜しいのでしょう? ダンノージュ侯爵領にあるサルビアの商売をするにも、中々難しいのではないでしょうか?」
「なに、幾つかの貴族向けの商品を作ってくれればそれでいい。ダンノージュ侯爵家こそが流行を作る等、面白いではないか」
「まぁ、確かにそう考えれば楽しいですが」
「後は、王都と言えど影はある。他の場所よりは豊かではあるがな。それと王家からも軍部大臣からも頼まれている事があってな。幼い子供で箱庭師が居れば、リディアに預けたいと言うことなのだが、どう思う」
「わたくし、王家の紐付きを育てるつもりはありませんわ」
「ふむ」
ハッキリとNOと言える所がリディアの良い面でもあるが、王家からの依頼でも、箱庭師と言うのを育てるのは嫌だと言うのは理由があるのだろう。
「寧ろ、箱庭師でありながら箱庭を開けていない人材などはいらっしゃらないのかしら?」
「箱庭の開け方をしらないとかか?」
「そう言う訳ではありませんけれど、箱庭を開けにくい方はいらっしゃるんじゃないかと思いましたの」
「確かに、箱庭師でありながら箱庭が開かないと言う話は聞いたことがある。親も箱庭師も匙を投げた人物ならば、貴族で一人、平民で二人いるらしいが」
「平民でもスキルチェックを行いましたのね」
「いや、大きな商いを行う商店の子供と、ある教会夫婦の子供だ」
「どこにも紐がついてないのでしたら、わたくしは預かりますわ」
「ふむ、箱庭が開いた暁に紐が付くことも考えられるが」
「それは子供次第ですわ。箱庭の神様次第とも言いますけれど」
「では、リディアが救済として三人を迎え入れると言う事でよろしいか?」
「簡単には開かないと思いますので、一応年単位だと理解してくだされば幸いですわ。後は雑務もこなせれば最高ですわね」
「伝えておこう」
こうしてリディアは新しく三人の弟子を取る事にした様だ。
それも、箱庭が開きたくても開けない子供をだ。
一体どうやって箱庭を開けるようにするのかは謎だが、リディアに任せておけば何とかなるかもしれない。
「取り敢えずは、ファビー殿を年二回貸すだけでも大金が舞い込んでくる。行軍前には城の訓練場にてテントの張り方やアイテムの説明を再度して貰う事になるが大丈夫そうか?」
「ええ、出来れば温泉に関しては、行軍に参加する冒険者さんにも使って欲しいと言う事は伝えておいてくださいませ」
「分かった、折角ついて来てもらえるのに自分たちだけが甘い汁を啜るのは可笑しな話だからな」
「その通りですわ」
「陛下と軍部大臣に伝えておこう。箱庭が開かない子供達はお前たちが王都にやってきてから預かって貰う事になると思うが、それでいいか?」
「ええ、構いませんわ」
こうして、新たな商売を考えねばならなくなった事に関しては、追々考える事にして、夜も更けてきたところで解散となった。
しかし、ロキシーも不思議に思っていた様で箱庭に戻ると――。
「でも、箱庭が開かないなんてこと、あり得るのかい?」
「あり得ますわ。ファビーがそうでしたの」
「ファビーが?」
「ええ、箱庭を開ける事に大切な事は幾つかありますのよ。それが足りていない子供ならば助けるのは当たり前の事。誰もが匙を投げているのであれば、その手を取る事もして問題はありませんでしょう?」
「それはそうだが、大丈夫か?」
「ええ、おおよその検討はついてますもの」
「そ、そうか」
「リディア姉さんは色々な事に詳しいのですね」
「ふふふ、経験は力なり……と言う所かしら?」
「確かに経験に勝る力はないね、心配してすまなかったね、リディアちゃん」
「大丈夫ですわ。箱庭師だからこそわからなくなる場所でしょうから」
そう言って歩くリディアは本当に頼りになる。
きっと今頃新しい商売を考えているに違いない。
一先ずいえることは、ネイルサロンは確実に開くだろうなと言う事だ。
「そう言えば、王都にはスラムは無いのかしら? スラム孤児をまた預かりたいわ」
「リディアちゃんらしいねぇ」
「でも、今から寒くなりますしアリだと私は思います」
「アラーシュ様は、王都にも闇はあると言ってましたもの。気になる子供が居れば引き取っても宜しいかしら?」
「ああ、構わないぞ」
「助かりますわ」
こうしてその夜は各自ゆっくりと眠り、翌朝からはジューダスの所から二人の牛丼を教えてくれる人材を派遣してもらい、雇った10名の調理師たちがスパルタな研修が始まることになるのだが――それは別の話で。
それ以上に大変な事が起きるとは、この時誰も思ってもいなかったんだ。
まさか――。
祝賀会の後、俺とリディアはやっと初夜を迎えた。
普通の貴族ならば密月を貰えるのだが、なまじ商売を色々しているとそんな時間は求めても手に入らないもので、寧ろリディアに提案したら笑顔で却下された。
貴族の密月とは、俺にとっては縁遠いものだと理解すると同時に、少しだけションボリしたのは許して欲しい。
その翌日、一日仕事をせず二人で過ごして欲しいと言う箱庭の皆のお陰で、その日は夜まで二人きりで今後の話をしながら過ごし、夜にはライトとロキシーを連れて祖父の待つダンノージュ侯爵家へと向かった。
食事会を祖父がしてくれると言うこともあったが、久しぶりの祖母を除く全員が集まるのも良いのではないだろうかと思ったからだ。
「皆よく来たな。直ぐに食事にしよう。たまにはこうして集まって食事をすると言うのも良いだろう」
そう言って声が弾んでいる祖父は、どうやら機嫌がとても良いらしい。
運ばれてくる食事を楽しみながら、フルコースを最後まで食べきるとお酒を飲みながら、ライトはジュースを頂きながら会話をすることになった。
「リディアが我が家に嫁いできてくれたことは喜ばしい事だ。次はライト、お前たちの番だな。ワシも益々元気でいなくてはならんな」
「有難うございます。早く成人したいと気持ちが逸る想いです」
「ロキシー殿も、ライトを宜しくお願いしますぞ」
「ええ、ライトはとても嫉妬深いですので大変ですが、しっかりと嫁ぎたいと思います」
そう言ってロキシーも返事を返すと、祖父は嬉しそうにワインを飲んだ。
「しかしリディア、君の売り込みは最高だったな。アレだけの品を揃えるのも大変だっただろうが、完璧に売り込んだ姿には心が震えたほどだ」
「有難うございます。何せわたくしのちょっとした復讐心もありましたし、一番はダンノージュ侯爵家に王家からこれ以上ない信頼を得る事、そして、今後の繋がりを強化する為にも必要だと判断致しましたわ」
「実に素晴らしい。ワシと国王陛下は一時期とても険悪だったこともあるのだが、それをも払拭するほどの売り込みだった。これで王家は益々ダンノージュ侯爵家に重きを置くだろう」
「そうなると喜ばしいですわね」
「それに、民こそが財産であると教え、王太子殿下をやる気にさせたのも素晴らしい。終始温泉ではリディアを何故王家に迎えられなかったのかと陛下から延々と聞く羽目になったが、実に素晴らしい考えだぞ」
「有難うございます」
「今後の話ですが、ダンノージュ侯爵領は随分と発展しました。最後の仕上げに幾つか残っている仕事が終われば、後は大きく手を入れることは無くなります」
そう俺が声を掛けると、祖父は強く頷きワイングラスを置いた。
「という事は、その最後の仕上げが終わればカイルとリディアは王都へ向かうと言う事だな」
「ですが、王都で何をすれば宜しいのでしょう? ダンノージュ侯爵領にあるサルビアの商売をするにも、中々難しいのではないでしょうか?」
「なに、幾つかの貴族向けの商品を作ってくれればそれでいい。ダンノージュ侯爵家こそが流行を作る等、面白いではないか」
「まぁ、確かにそう考えれば楽しいですが」
「後は、王都と言えど影はある。他の場所よりは豊かではあるがな。それと王家からも軍部大臣からも頼まれている事があってな。幼い子供で箱庭師が居れば、リディアに預けたいと言うことなのだが、どう思う」
「わたくし、王家の紐付きを育てるつもりはありませんわ」
「ふむ」
ハッキリとNOと言える所がリディアの良い面でもあるが、王家からの依頼でも、箱庭師と言うのを育てるのは嫌だと言うのは理由があるのだろう。
「寧ろ、箱庭師でありながら箱庭を開けていない人材などはいらっしゃらないのかしら?」
「箱庭の開け方をしらないとかか?」
「そう言う訳ではありませんけれど、箱庭を開けにくい方はいらっしゃるんじゃないかと思いましたの」
「確かに、箱庭師でありながら箱庭が開かないと言う話は聞いたことがある。親も箱庭師も匙を投げた人物ならば、貴族で一人、平民で二人いるらしいが」
「平民でもスキルチェックを行いましたのね」
「いや、大きな商いを行う商店の子供と、ある教会夫婦の子供だ」
「どこにも紐がついてないのでしたら、わたくしは預かりますわ」
「ふむ、箱庭が開いた暁に紐が付くことも考えられるが」
「それは子供次第ですわ。箱庭の神様次第とも言いますけれど」
「では、リディアが救済として三人を迎え入れると言う事でよろしいか?」
「簡単には開かないと思いますので、一応年単位だと理解してくだされば幸いですわ。後は雑務もこなせれば最高ですわね」
「伝えておこう」
こうしてリディアは新しく三人の弟子を取る事にした様だ。
それも、箱庭が開きたくても開けない子供をだ。
一体どうやって箱庭を開けるようにするのかは謎だが、リディアに任せておけば何とかなるかもしれない。
「取り敢えずは、ファビー殿を年二回貸すだけでも大金が舞い込んでくる。行軍前には城の訓練場にてテントの張り方やアイテムの説明を再度して貰う事になるが大丈夫そうか?」
「ええ、出来れば温泉に関しては、行軍に参加する冒険者さんにも使って欲しいと言う事は伝えておいてくださいませ」
「分かった、折角ついて来てもらえるのに自分たちだけが甘い汁を啜るのは可笑しな話だからな」
「その通りですわ」
「陛下と軍部大臣に伝えておこう。箱庭が開かない子供達はお前たちが王都にやってきてから預かって貰う事になると思うが、それでいいか?」
「ええ、構いませんわ」
こうして、新たな商売を考えねばならなくなった事に関しては、追々考える事にして、夜も更けてきたところで解散となった。
しかし、ロキシーも不思議に思っていた様で箱庭に戻ると――。
「でも、箱庭が開かないなんてこと、あり得るのかい?」
「あり得ますわ。ファビーがそうでしたの」
「ファビーが?」
「ええ、箱庭を開ける事に大切な事は幾つかありますのよ。それが足りていない子供ならば助けるのは当たり前の事。誰もが匙を投げているのであれば、その手を取る事もして問題はありませんでしょう?」
「それはそうだが、大丈夫か?」
「ええ、おおよその検討はついてますもの」
「そ、そうか」
「リディア姉さんは色々な事に詳しいのですね」
「ふふふ、経験は力なり……と言う所かしら?」
「確かに経験に勝る力はないね、心配してすまなかったね、リディアちゃん」
「大丈夫ですわ。箱庭師だからこそわからなくなる場所でしょうから」
そう言って歩くリディアは本当に頼りになる。
きっと今頃新しい商売を考えているに違いない。
一先ずいえることは、ネイルサロンは確実に開くだろうなと言う事だ。
「そう言えば、王都にはスラムは無いのかしら? スラム孤児をまた預かりたいわ」
「リディアちゃんらしいねぇ」
「でも、今から寒くなりますしアリだと私は思います」
「アラーシュ様は、王都にも闇はあると言ってましたもの。気になる子供が居れば引き取っても宜しいかしら?」
「ああ、構わないぞ」
「助かりますわ」
こうしてその夜は各自ゆっくりと眠り、翌朝からはジューダスの所から二人の牛丼を教えてくれる人材を派遣してもらい、雇った10名の調理師たちがスパルタな研修が始まることになるのだが――それは別の話で。
それ以上に大変な事が起きるとは、この時誰も思ってもいなかったんだ。
まさか――。
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