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数カ国離れた国の王女
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今日はカフェテリアの料理長をしている、第三王子殿下のご婚約者様である王女殿下とお茶会。
いやね? 会いたいって言ったよ? 前世メニューの料理の数々を気に入っているのも事実だし…。たださ、ルーク様と遠乗りデートをした日、バラの花束を贈ってくれたあの日、王女殿下にアドバイスしてもらったって聞いたら…ねぇ?
いるじゃん、友達のフリして彼女にマウント取る女。親身になってアドバイスしているように見せかけて、頼りにされてますアピールだったり仲良しアピールだったり…。
といってもルーク様と王女殿下はお友達ってわけじゃないし、本当に純粋にアドバイスしてくれただけかもしれないけど、何となく嫌だなぁって思っちゃうんだよね。
「しかもいきなり二人きりって」
「エレナ様? 王女様とのお茶会、気が乗らないのですか? ……髪飾りはこちらで?」
「だって、ルーク様にアドバイスした本人よ? 会いたいって言ったこと、忘れてくれてればよかったのに。……何でもいいわ。ソフィーに任せる」
「ルーク様ですからね。エレナ様との約束を忘れるはずがありませんよ。……ではこちらで」
来てほしくない事ほど時間が早くすぎるというか、スムーズに準備が終わってしまうのってなぜなのかしら。
「はぁ……」
「良い人かもしれないですよ?」
「そうね。会って話してみないことには分からないものね…行ってくるわ」
「行ってらっしゃいませ」
*
*
*
「着いてしまった」
王城なんて何年ぶりだろう。第三王子殿下が開いたお茶会以来だから……ん? そう言えばそのお茶会の後すぐ、殿下の婚約者が決まってなかったっけ? お茶会に他国の王女なんて来ていなかった…よね?
「お待ちしておりました。ご案内いたします」
「えぇ。お願いするわ」
まぁ…殿下の婚約者なんて今考えることじゃないし、いいっか。
「こちらでお待ち下さい」
「はい」
はぁぁ。どんな人だろう。マウント女じゃないといいけど。
「お待たせ」
来たっ。
「お初に……」
「いいからいいから。座って? それと…2人きりにしてもらえるかしら」
っ!? 2人きりになりたい理由って? 怖いんですけど。さすがに、声が聞こえない程度に少し離れた場所には誰かいるわよね?
「もう。2人きりって言ってるのに。で、あなたエレナよね?」
良かった。流石にメイドも護衛もそう遠くない場所にいる。これでもし何かあっても冤罪をかけられらことはないわね。
「は、はいっ。マーリン侯爵家……」
「だからそういうのいいってば。ねぇ、エレナって呼んでいい?」
「はい」
ぐいぐいくるなぁ…平民ならまだしも高位貴族、ましてや王族がコレってちょっと苦手かもしれない。
「あっ、私のことは紗奈って呼んでね」
「サナ王女殿下ですか?」
「紗奈、ね? 今の名前嫌いなのよね。だからこの国では前世の名前で呼んでもらってるの。流石に母国ではそうはいかなかったから」
前世…サナ…やっぱり日本人か。その可能性があるとは考えていたし、なんなら仲良くなれたらいいなぁとか思ったこともあったけど…私が前世持ちだとはバレないようにしておこう。何考えてるか分からないし。
「サナ王女殿下は」
「紗奈」
「……サナ様」
「だから、紗奈」
こいつ面倒くさいな。
「敬称を付けることお許しください」
「いやよ」
「前世の記憶があるのですか?」
「…………」
「あの…」
「…………」
不敬罪とか言わないよね? 初めましてで呼び捨てで呼び合おうって…ここ日本じゃないから。でもきっと呼ぶまでずっと黙ってるんだろうな。
はぁぁ。
「サ、サナ」
「そうよ。エレナもでしょう?」
「いえ。私に前世の記憶はないのですが…?」
「えっ!? 嘘でしょ? だってお米好きじゃない! 私の料理好きよね?」
確実に転生者だと思ってたのに。ならなんでここにいるの? って、声に出てますけど。ここにいるのはあなたに呼ばれたからですけどっ!? 私が会いたいって言ったからですね。はい。
「マイの事でしょうか? カフェテリアの料理はどれもとても美味しいですが、マイ、はカフェテリアでしか食べることができないのでつい選んでしまうのです」
「でも、ルークとのデートでも食べたでしょ? 確か…去年の夏だっけ?」
「アドバイスをいただいたと聞きました。ありがとうございます」
前世の記憶が戻ったの最近なの? 本当に王女なのか疑いたくなるくらいマナーがないんだけど。フォークをこっちに向けて話さないでほしい。
それに…ルークって呼び捨てにするほどの仲なの?
帰りたい。ものすごく帰りたい。ルーク様に王女との関係を確認したいし、なによりこれ以上話したくない。でも私がお願いしたとか関係なく、この王女様が満足するまで帰れないのだけど。とりあえず転生者だとバレないよう本気で気をつけよう。
「マイは小麦のように主食だったのですか?」
「そうなの。でもカフェテリアのメニューは前世のものよ」
「そうなのですね」
「本当に前世の記憶ないの? みんなもっと驚くのに」
え、周りに前世持ちだと話しているの?
「驚きましたがそれ以上に緊張していまして」
「そ? 確かに手汗凄いわね」
「も、申し訳ありません」
ってか急に腕を引っ張らないでよ。
「気にしなくていいわ。マイが好きみたいだし、ここにいるし、絶対転生者だと思ったんだけどなぁ。ねぇ、本当に、本当の本当に、前世の記憶ない?」
「申し訳ありません」
ここにいる、ってもしかして私が存在しているってこと? やめとこ。後でゆっくり考えよう。今何か考えてたらボロを出してしまいそうだし。
「おかしいなぁ」
「申し訳ありません」
「私の前世って地球って星にある日本って国だったの」
続けるのね。まだ疑いは晴れてないってことか。
「えっと…?」
「異世界ってやつよ。私、異世界転生したの」
でしょうね。
「異世界…ですか?」
「そう。こことは違う世界」
「はぁ…」
「反応薄っ」
正解が分からなさすぎるっ! でも、異世界!? すごいっ! なんて言うほど仲良くないし。
「第三王子殿下もご存知なのですか?」
「言ってないわ」
「先程皆様驚かれたと仰っていたので、殿下もご存知だとばかり…」
「お父様とお母様、お兄様とお姉様、あと婚約者だった公爵令息と私の専属メイド達には話したわ」
結構話したね。っていうか別に婚約者いたんだ。それにしても殿下に話してないのに私には会ってすぐ言ったってことは、前世持ちと確信して仲良くなりたかったから? 私、警戒しすぎ?
「転生者なら仲良くしてあげようと思っていたのに」
「申し訳ありません」
「いいわ。どちらにせよもう転生者だってバラしちゃったし、協力してもらうから」
「きょ、協力ですか?」
「えぇ。転生者なら話が早かったのに。説明するの面倒だわ」
説明してくれなくていいのだけど。何を手伝わされるの? はぁぁ。警戒していてよかった。
いやね? 会いたいって言ったよ? 前世メニューの料理の数々を気に入っているのも事実だし…。たださ、ルーク様と遠乗りデートをした日、バラの花束を贈ってくれたあの日、王女殿下にアドバイスしてもらったって聞いたら…ねぇ?
いるじゃん、友達のフリして彼女にマウント取る女。親身になってアドバイスしているように見せかけて、頼りにされてますアピールだったり仲良しアピールだったり…。
といってもルーク様と王女殿下はお友達ってわけじゃないし、本当に純粋にアドバイスしてくれただけかもしれないけど、何となく嫌だなぁって思っちゃうんだよね。
「しかもいきなり二人きりって」
「エレナ様? 王女様とのお茶会、気が乗らないのですか? ……髪飾りはこちらで?」
「だって、ルーク様にアドバイスした本人よ? 会いたいって言ったこと、忘れてくれてればよかったのに。……何でもいいわ。ソフィーに任せる」
「ルーク様ですからね。エレナ様との約束を忘れるはずがありませんよ。……ではこちらで」
来てほしくない事ほど時間が早くすぎるというか、スムーズに準備が終わってしまうのってなぜなのかしら。
「はぁ……」
「良い人かもしれないですよ?」
「そうね。会って話してみないことには分からないものね…行ってくるわ」
「行ってらっしゃいませ」
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「着いてしまった」
王城なんて何年ぶりだろう。第三王子殿下が開いたお茶会以来だから……ん? そう言えばそのお茶会の後すぐ、殿下の婚約者が決まってなかったっけ? お茶会に他国の王女なんて来ていなかった…よね?
「お待ちしておりました。ご案内いたします」
「えぇ。お願いするわ」
まぁ…殿下の婚約者なんて今考えることじゃないし、いいっか。
「こちらでお待ち下さい」
「はい」
はぁぁ。どんな人だろう。マウント女じゃないといいけど。
「お待たせ」
来たっ。
「お初に……」
「いいからいいから。座って? それと…2人きりにしてもらえるかしら」
っ!? 2人きりになりたい理由って? 怖いんですけど。さすがに、声が聞こえない程度に少し離れた場所には誰かいるわよね?
「もう。2人きりって言ってるのに。で、あなたエレナよね?」
良かった。流石にメイドも護衛もそう遠くない場所にいる。これでもし何かあっても冤罪をかけられらことはないわね。
「は、はいっ。マーリン侯爵家……」
「だからそういうのいいってば。ねぇ、エレナって呼んでいい?」
「はい」
ぐいぐいくるなぁ…平民ならまだしも高位貴族、ましてや王族がコレってちょっと苦手かもしれない。
「あっ、私のことは紗奈って呼んでね」
「サナ王女殿下ですか?」
「紗奈、ね? 今の名前嫌いなのよね。だからこの国では前世の名前で呼んでもらってるの。流石に母国ではそうはいかなかったから」
前世…サナ…やっぱり日本人か。その可能性があるとは考えていたし、なんなら仲良くなれたらいいなぁとか思ったこともあったけど…私が前世持ちだとはバレないようにしておこう。何考えてるか分からないし。
「サナ王女殿下は」
「紗奈」
「……サナ様」
「だから、紗奈」
こいつ面倒くさいな。
「敬称を付けることお許しください」
「いやよ」
「前世の記憶があるのですか?」
「…………」
「あの…」
「…………」
不敬罪とか言わないよね? 初めましてで呼び捨てで呼び合おうって…ここ日本じゃないから。でもきっと呼ぶまでずっと黙ってるんだろうな。
はぁぁ。
「サ、サナ」
「そうよ。エレナもでしょう?」
「いえ。私に前世の記憶はないのですが…?」
「えっ!? 嘘でしょ? だってお米好きじゃない! 私の料理好きよね?」
確実に転生者だと思ってたのに。ならなんでここにいるの? って、声に出てますけど。ここにいるのはあなたに呼ばれたからですけどっ!? 私が会いたいって言ったからですね。はい。
「マイの事でしょうか? カフェテリアの料理はどれもとても美味しいですが、マイ、はカフェテリアでしか食べることができないのでつい選んでしまうのです」
「でも、ルークとのデートでも食べたでしょ? 確か…去年の夏だっけ?」
「アドバイスをいただいたと聞きました。ありがとうございます」
前世の記憶が戻ったの最近なの? 本当に王女なのか疑いたくなるくらいマナーがないんだけど。フォークをこっちに向けて話さないでほしい。
それに…ルークって呼び捨てにするほどの仲なの?
帰りたい。ものすごく帰りたい。ルーク様に王女との関係を確認したいし、なによりこれ以上話したくない。でも私がお願いしたとか関係なく、この王女様が満足するまで帰れないのだけど。とりあえず転生者だとバレないよう本気で気をつけよう。
「マイは小麦のように主食だったのですか?」
「そうなの。でもカフェテリアのメニューは前世のものよ」
「そうなのですね」
「本当に前世の記憶ないの? みんなもっと驚くのに」
え、周りに前世持ちだと話しているの?
「驚きましたがそれ以上に緊張していまして」
「そ? 確かに手汗凄いわね」
「も、申し訳ありません」
ってか急に腕を引っ張らないでよ。
「気にしなくていいわ。マイが好きみたいだし、ここにいるし、絶対転生者だと思ったんだけどなぁ。ねぇ、本当に、本当の本当に、前世の記憶ない?」
「申し訳ありません」
ここにいる、ってもしかして私が存在しているってこと? やめとこ。後でゆっくり考えよう。今何か考えてたらボロを出してしまいそうだし。
「おかしいなぁ」
「申し訳ありません」
「私の前世って地球って星にある日本って国だったの」
続けるのね。まだ疑いは晴れてないってことか。
「えっと…?」
「異世界ってやつよ。私、異世界転生したの」
でしょうね。
「異世界…ですか?」
「そう。こことは違う世界」
「はぁ…」
「反応薄っ」
正解が分からなさすぎるっ! でも、異世界!? すごいっ! なんて言うほど仲良くないし。
「第三王子殿下もご存知なのですか?」
「言ってないわ」
「先程皆様驚かれたと仰っていたので、殿下もご存知だとばかり…」
「お父様とお母様、お兄様とお姉様、あと婚約者だった公爵令息と私の専属メイド達には話したわ」
結構話したね。っていうか別に婚約者いたんだ。それにしても殿下に話してないのに私には会ってすぐ言ったってことは、前世持ちと確信して仲良くなりたかったから? 私、警戒しすぎ?
「転生者なら仲良くしてあげようと思っていたのに」
「申し訳ありません」
「いいわ。どちらにせよもう転生者だってバラしちゃったし、協力してもらうから」
「きょ、協力ですか?」
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