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12.オリヴァ・グランツィオ
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ユーファとのお茶会の日、ミリアとデートしていた。
好きなものを買ってあげる。
昼前になったころミリアが上目遣いて言った。
「彼女に会わなくていいの?」
「構わないさ」
「もう、オリヴァ様ったら。まだ待ってるのかしら?」
「見に行ってみるかい」
「そうね」
ユーファなら待っているだろう。
わたしの事が好きだから。
馬鹿な女だ。
面白半分で待ち合わせの場所に行ってみると、そこにはアルファス皇太子様と楽しそうに談笑するあの女がいた。
見たことのない笑顔。
腹がたった。
急ぐように中はいった。
「ユーファ。楽しそうだね。僕に嫌がらせかい?」
なぜ、その笑顔を他人にみせる。
なぜ皇太子殿下と一緒にいる?
どうしてだ。
お前はわたしのだろう。
すると、いけすかないメイドがわたしの前に立ちはだかった。
嫌な目つき。
「オリヴァ様、何がいいたいのでしょうか?ただいま、お嬢様は大事なご友人様とお食事でございます」
「今日はお茶会だったはずだよ」
「予定は3時間前でした。遅れるご連絡もいただいておりません。無断で欠席されたものと思っておりました」
「たかが、3時間の遅刻だろ?」
「紳士としてあるまじきこと。しかも女連れ。ありえませんね」
「メイド風情が!!」
殴った。
当然だろう。
公爵子息であるわたしに、たてつくのだから。
殴られて当然だ。
「ライラ!」
ユーファはメイドに駆け寄る。
「オリヴァ様!」
「ユーファ。いつも言っているだろう。もっとましなメイドを雇え、と」
こんなメイド、価値はない。
「グランツィオ公爵子息」
アルファス皇太子が声をかけてきた。
ああ、失礼なところを見せてしまった。
「アルファス皇太子殿下。ご無礼をお許しください。このものたちはわたしの大事な人を痛めつけるような心なき者でございます。貴方様方が関わる価値もないような者なのです」
「そうですわ。皇太子様。もっと付き合う者は選ぶべきですわ」
ミリアも言ってくれる。
皇太子殿下ならわたしの言った事を理解してくれるだろう・・・。
「ほぉ・・・」
「この近くにいいお店があります。そちらでお食事はどうですか?」
こんな女よりわたしのほうが価値があります。
「君たちは僕に命令するんだね。僕が決めた事を否定するんだね。
君はユーファミア嬢の婚約者だと言うのに、彼女を卑下するのか。
ライラがメイドだからと貶めるのか。
悪いが、そんな事を言いものと関わる気はさらさらない」
「いえ、そんな、つもりは・・・」
どう言うことだ?
なにをまちがえた?
卑下?
貶める?
こんなやつに価値があるのか?
「もういい。出ていこう。ケイラー。迷惑料として多めに支払いをしておいてくれ。食べ物を粗末にしてしまう詫びも忘れずに」
アルファス殿下は去って行った。
好きなものを買ってあげる。
昼前になったころミリアが上目遣いて言った。
「彼女に会わなくていいの?」
「構わないさ」
「もう、オリヴァ様ったら。まだ待ってるのかしら?」
「見に行ってみるかい」
「そうね」
ユーファなら待っているだろう。
わたしの事が好きだから。
馬鹿な女だ。
面白半分で待ち合わせの場所に行ってみると、そこにはアルファス皇太子様と楽しそうに談笑するあの女がいた。
見たことのない笑顔。
腹がたった。
急ぐように中はいった。
「ユーファ。楽しそうだね。僕に嫌がらせかい?」
なぜ、その笑顔を他人にみせる。
なぜ皇太子殿下と一緒にいる?
どうしてだ。
お前はわたしのだろう。
すると、いけすかないメイドがわたしの前に立ちはだかった。
嫌な目つき。
「オリヴァ様、何がいいたいのでしょうか?ただいま、お嬢様は大事なご友人様とお食事でございます」
「今日はお茶会だったはずだよ」
「予定は3時間前でした。遅れるご連絡もいただいておりません。無断で欠席されたものと思っておりました」
「たかが、3時間の遅刻だろ?」
「紳士としてあるまじきこと。しかも女連れ。ありえませんね」
「メイド風情が!!」
殴った。
当然だろう。
公爵子息であるわたしに、たてつくのだから。
殴られて当然だ。
「ライラ!」
ユーファはメイドに駆け寄る。
「オリヴァ様!」
「ユーファ。いつも言っているだろう。もっとましなメイドを雇え、と」
こんなメイド、価値はない。
「グランツィオ公爵子息」
アルファス皇太子が声をかけてきた。
ああ、失礼なところを見せてしまった。
「アルファス皇太子殿下。ご無礼をお許しください。このものたちはわたしの大事な人を痛めつけるような心なき者でございます。貴方様方が関わる価値もないような者なのです」
「そうですわ。皇太子様。もっと付き合う者は選ぶべきですわ」
ミリアも言ってくれる。
皇太子殿下ならわたしの言った事を理解してくれるだろう・・・。
「ほぉ・・・」
「この近くにいいお店があります。そちらでお食事はどうですか?」
こんな女よりわたしのほうが価値があります。
「君たちは僕に命令するんだね。僕が決めた事を否定するんだね。
君はユーファミア嬢の婚約者だと言うのに、彼女を卑下するのか。
ライラがメイドだからと貶めるのか。
悪いが、そんな事を言いものと関わる気はさらさらない」
「いえ、そんな、つもりは・・・」
どう言うことだ?
なにをまちがえた?
卑下?
貶める?
こんなやつに価値があるのか?
「もういい。出ていこう。ケイラー。迷惑料として多めに支払いをしておいてくれ。食べ物を粗末にしてしまう詫びも忘れずに」
アルファス殿下は去って行った。
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