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わたしの生活は変わった。
まず、言葉遣いを直すことにした。
『お父様』と『お祖父様』に。
お二人は泣いた。
うん、泣いた。
言葉を直すにあたり、ロイと婚約することを伝えたからである。
お祖父様はロイとの婚約を喜びつつ、「会えたばかりと言うのに、早々に手放したくない。成長するはいいが寂しい」と泣き、お父様は「これで、実質ともに親子になれる」と泣き笑い。
「何が実質ですか」
とロイに突っ込まれていた。
もう一つ変わったのは、皇帝妃としての教育をする事になった事。
これはイザベラ様やマザーも手助けしてくれている。
学園のクラスのみんなも応援してくれた。
ロイを狙っている令嬢とはまだわかりあえないけれど、きっと仲良くなって見せる。
そんな毎日を過ごしている時、来客が来た。
窓から豪華な飾りで彩られた馬車から、その人は出てきた。紋章から見てグリフィアス国から来ているのがわかった。
どうしてもドキドキしてしまう。
窓から見ていると、その人はわたしににかりと笑いかけた。
部屋に入ってくるなり、迷わずわたしに近づいてきて、抱きしめてきた。
「何を!!」
「セシリア!」
「ボイド!!」
3人の声が重なる。
「セシリアだね。姉上にそっくりだ。会いたかったよ」
その人は大柄な体格だったのでわたしはすっぽりと収まっていた。濃い髭でゾリゾリしてきた。
痛いのになんだかくすぐったい。
初めて味わう感触。
「あの、すみません。貴方は?」
「おぉ、すまない。わたしはボイド・リンサス。そこの老耄の息子で君のお母さんの弟だ。ずっと君に会いたかったよ」
「ボイド!親に向かって老ぼれと言いおって!」
お祖父様の声を無視して言ってくる。
「あれでも姉上がいなくなってからは、覇気のなくなった老人だったんだ。なのに、マゼル様から手紙をもらっていきなり元気になって、動きすぎてぎっくり腰になるんだ。それでも床をはって指示をだすから、呆れたよ。
意地で帝国に行ったきり連絡よこさないで、やっと手紙がきたと思えば、姉上が死んだ事と君を養女にするという内容しか書かれていない。一切詳しいことが書かれてないんだ。
そんな人を老ぼれ呼ばわりしてもいいと思うよな」
えっと、どういいましょうか?
「セシリアが困ってるだろう!」
お父様が肩をつかんで引き離した。
お祖父様も叫ぶ。
「まだまだやれるわい。それに、養女の件は奴に聞けと書いていたろう」
「はいはい。
それはそうとマゼル様。姉上と『永久の妻』の契約をしたとはいえ、セシリアは我がリンサス家に養女になりますので、わたしが実質の養父ですよ」
あら?
お父様とえっと叔父様・・・でいいのかな?が目をバチバチさせ始めた。
「はあ?」
「我が家の長女です。我が息子たちも姉ができて喜んでいます。早く会いたいと急かすほどですよ」
「セシリアはわたしの大事な娘です。ボイド殿には息子3人がいらしたかね?粗野な振る舞いはしませんよね?」
「まさか。わたしも妻も甘やかすほどに可愛がりますよ。セシリア、ぜひお父様と呼んでくれ」
「わ・た・し・が『お父様』です!」
「そうですか、じゃあ、『パ・パ』でいいよ」
「!!!」
以前にもどこかで見たような気もするがきのせいだろうか?
二人に挟まれた状態で呆然と見上げていた。
「またうるさい方が増えたの?」
マザーが五月蠅さを聞きつけやってきた。
廊下から荷物を一生懸命部屋に運んでいるボブとバルの声がマザーの言葉で一瞬静かになった所に聞こえてきた。
「ここの男たちって俺らより子供じゃねぇ?」
「貴族の男ってそんなのかな?」
「普通ちがうよな」
「かっこいい大人いないかな~?」
子供の素直な言葉は時には大人にとっては刃になるようだった。
言い争っていた大人たちの顔は固まっていた。
まず、言葉遣いを直すことにした。
『お父様』と『お祖父様』に。
お二人は泣いた。
うん、泣いた。
言葉を直すにあたり、ロイと婚約することを伝えたからである。
お祖父様はロイとの婚約を喜びつつ、「会えたばかりと言うのに、早々に手放したくない。成長するはいいが寂しい」と泣き、お父様は「これで、実質ともに親子になれる」と泣き笑い。
「何が実質ですか」
とロイに突っ込まれていた。
もう一つ変わったのは、皇帝妃としての教育をする事になった事。
これはイザベラ様やマザーも手助けしてくれている。
学園のクラスのみんなも応援してくれた。
ロイを狙っている令嬢とはまだわかりあえないけれど、きっと仲良くなって見せる。
そんな毎日を過ごしている時、来客が来た。
窓から豪華な飾りで彩られた馬車から、その人は出てきた。紋章から見てグリフィアス国から来ているのがわかった。
どうしてもドキドキしてしまう。
窓から見ていると、その人はわたしににかりと笑いかけた。
部屋に入ってくるなり、迷わずわたしに近づいてきて、抱きしめてきた。
「何を!!」
「セシリア!」
「ボイド!!」
3人の声が重なる。
「セシリアだね。姉上にそっくりだ。会いたかったよ」
その人は大柄な体格だったのでわたしはすっぽりと収まっていた。濃い髭でゾリゾリしてきた。
痛いのになんだかくすぐったい。
初めて味わう感触。
「あの、すみません。貴方は?」
「おぉ、すまない。わたしはボイド・リンサス。そこの老耄の息子で君のお母さんの弟だ。ずっと君に会いたかったよ」
「ボイド!親に向かって老ぼれと言いおって!」
お祖父様の声を無視して言ってくる。
「あれでも姉上がいなくなってからは、覇気のなくなった老人だったんだ。なのに、マゼル様から手紙をもらっていきなり元気になって、動きすぎてぎっくり腰になるんだ。それでも床をはって指示をだすから、呆れたよ。
意地で帝国に行ったきり連絡よこさないで、やっと手紙がきたと思えば、姉上が死んだ事と君を養女にするという内容しか書かれていない。一切詳しいことが書かれてないんだ。
そんな人を老ぼれ呼ばわりしてもいいと思うよな」
えっと、どういいましょうか?
「セシリアが困ってるだろう!」
お父様が肩をつかんで引き離した。
お祖父様も叫ぶ。
「まだまだやれるわい。それに、養女の件は奴に聞けと書いていたろう」
「はいはい。
それはそうとマゼル様。姉上と『永久の妻』の契約をしたとはいえ、セシリアは我がリンサス家に養女になりますので、わたしが実質の養父ですよ」
あら?
お父様とえっと叔父様・・・でいいのかな?が目をバチバチさせ始めた。
「はあ?」
「我が家の長女です。我が息子たちも姉ができて喜んでいます。早く会いたいと急かすほどですよ」
「セシリアはわたしの大事な娘です。ボイド殿には息子3人がいらしたかね?粗野な振る舞いはしませんよね?」
「まさか。わたしも妻も甘やかすほどに可愛がりますよ。セシリア、ぜひお父様と呼んでくれ」
「わ・た・し・が『お父様』です!」
「そうですか、じゃあ、『パ・パ』でいいよ」
「!!!」
以前にもどこかで見たような気もするがきのせいだろうか?
二人に挟まれた状態で呆然と見上げていた。
「またうるさい方が増えたの?」
マザーが五月蠅さを聞きつけやってきた。
廊下から荷物を一生懸命部屋に運んでいるボブとバルの声がマザーの言葉で一瞬静かになった所に聞こえてきた。
「ここの男たちって俺らより子供じゃねぇ?」
「貴族の男ってそんなのかな?」
「普通ちがうよな」
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言い争っていた大人たちの顔は固まっていた。
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