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10.ミシェル視点
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例の香水をつけるのをやめて学園に登校した。
昨日ほど嫌な顔をされないところを見ると完全に匂いは消えたよう。
アリスを引き連れて改めて学園長に挨拶に向かった。
学園長の部屋に入ると、30代前後の男性が私を見て笑いかけて来た。
いや、目は笑っていない。口元は引き攣って強張った笑みだし、行動自体がゼンマイ仕掛けの人形のようにギクシャクとしていた。
学園長であるオルセイド先生は父の母方の親類にあたる。幼い頃から何かとお世話にもなっていた。
「ミシェル・・・」
「オルセイドお兄様お久しぶりですわ。また、よろしくお願いしますわね」
にっこりと極上の笑顔で挨拶した。
「何をやらかす気だ?」
「心外だわ?」
「何が心外だ。絶対にやらかす気だろう!」
幼い頃から知られているだけあって、信じてくれないようだ。
「私を信じてくれないのですの?」
「信じられるか!お前は私に#何をしてきたか覚えてるのか?」
バンと机を叩き、立ち上がった。
そんな熱くなる彼を冷静に見ながら聞いてみる。
「まぁ。私、何かしましたかしら?」
「蛙をベッドに忍ばしたろう!ナメクジを靴に入れたし、ヘビを顔に投げつけて来た!」
「???そんなことしましたかしら?」
指を頬に当てながら首を傾げた。
そんなことしただろうか?
覚えていない。
第一、そんな可愛い生き物の見て驚くものだろうか?あのひんやりとした心地よい感触で・・・。
「お嬢様・・・。されていました・・・」
ボソリと後ろからアリスが呟く。
あら?アリスがそう言うなら、したのかしら?
「おかげで、今だにカエルもナメクジもヘビもダメなんだからな!」
そんな力尽きたように椅子に座りこみ、頭を抱えながら言われても・・・。
「もう、そんな昔のことはもういいでしょう!それより、例のレイチェルのことよ。詳しく教えてくれないかしら?」
「はあ・・・、私は学園長なんだが?」
「知ってるわよ。だから、聞きたいの」
「個人情報になるから答えられないのだが?」
そんな事言っても知りたいのよね?どうしても。
「セイラを泣かした元凶なのよ?」
「~!!」
セイラを泣かした元凶を潰すために必要な事なのに・・・。
「アリス」
私は一歩後ろでいるアリスをチラリとみた。
「・・・なんでしょうか?」
アリスはこれから私が言おうとしていることがわかるのか、冷ややかな目で私を見てきていたが気づかないふりをして聞いてみた。
「今ちょうどおたまじゃくしがカエルになる季節よね?」
「・・・」
「はい、ケロケロと鳴き出しました。いい水場をお教えできますが」
「ミシェル、やめろ」
オルセイドお兄様の声が震えていた。
「落ち着け、ミシェル。早まるな!」
まるで手負の動物を抑えるが如くのジェスチャーをしてくるのが癪に障る。
「わざわざ自分の苦手を仰ってくださいますもの。本当に苦手なのか確かめなくちゃぁ」
口をわざと半月に持ち上げて笑ってあげた。
ヒィッ・・・。
短い悲鳴が上がり、大の男が涙目になっておびえていた。
「わ、わかった。わかったからやめてくれ。お願いだから、カエルもナメクジもヘビも持ち込まないでくれ。あと、その顔もやめろ!それが確約できるなら教える!」
拝むように言ってきたので言ってきたので許してあげることにした。
この部屋に持ち込むのはやめてあげましょう。
「じゃあ、教えてくれるのね」
普通の笑顔に戻す。
「どんなことを知りたいんだ?」
「留学理由と。それに至っての紹介状内容がしりたいですわ」
「わかった」
そう言って立ち上がると棚の中から箱を取り出したのだった。
そうして、私は彼女について教えてもらった。
昨日ほど嫌な顔をされないところを見ると完全に匂いは消えたよう。
アリスを引き連れて改めて学園長に挨拶に向かった。
学園長の部屋に入ると、30代前後の男性が私を見て笑いかけて来た。
いや、目は笑っていない。口元は引き攣って強張った笑みだし、行動自体がゼンマイ仕掛けの人形のようにギクシャクとしていた。
学園長であるオルセイド先生は父の母方の親類にあたる。幼い頃から何かとお世話にもなっていた。
「ミシェル・・・」
「オルセイドお兄様お久しぶりですわ。また、よろしくお願いしますわね」
にっこりと極上の笑顔で挨拶した。
「何をやらかす気だ?」
「心外だわ?」
「何が心外だ。絶対にやらかす気だろう!」
幼い頃から知られているだけあって、信じてくれないようだ。
「私を信じてくれないのですの?」
「信じられるか!お前は私に#何をしてきたか覚えてるのか?」
バンと机を叩き、立ち上がった。
そんな熱くなる彼を冷静に見ながら聞いてみる。
「まぁ。私、何かしましたかしら?」
「蛙をベッドに忍ばしたろう!ナメクジを靴に入れたし、ヘビを顔に投げつけて来た!」
「???そんなことしましたかしら?」
指を頬に当てながら首を傾げた。
そんなことしただろうか?
覚えていない。
第一、そんな可愛い生き物の見て驚くものだろうか?あのひんやりとした心地よい感触で・・・。
「お嬢様・・・。されていました・・・」
ボソリと後ろからアリスが呟く。
あら?アリスがそう言うなら、したのかしら?
「おかげで、今だにカエルもナメクジもヘビもダメなんだからな!」
そんな力尽きたように椅子に座りこみ、頭を抱えながら言われても・・・。
「もう、そんな昔のことはもういいでしょう!それより、例のレイチェルのことよ。詳しく教えてくれないかしら?」
「はあ・・・、私は学園長なんだが?」
「知ってるわよ。だから、聞きたいの」
「個人情報になるから答えられないのだが?」
そんな事言っても知りたいのよね?どうしても。
「セイラを泣かした元凶なのよ?」
「~!!」
セイラを泣かした元凶を潰すために必要な事なのに・・・。
「アリス」
私は一歩後ろでいるアリスをチラリとみた。
「・・・なんでしょうか?」
アリスはこれから私が言おうとしていることがわかるのか、冷ややかな目で私を見てきていたが気づかないふりをして聞いてみた。
「今ちょうどおたまじゃくしがカエルになる季節よね?」
「・・・」
「はい、ケロケロと鳴き出しました。いい水場をお教えできますが」
「ミシェル、やめろ」
オルセイドお兄様の声が震えていた。
「落ち着け、ミシェル。早まるな!」
まるで手負の動物を抑えるが如くのジェスチャーをしてくるのが癪に障る。
「わざわざ自分の苦手を仰ってくださいますもの。本当に苦手なのか確かめなくちゃぁ」
口をわざと半月に持ち上げて笑ってあげた。
ヒィッ・・・。
短い悲鳴が上がり、大の男が涙目になっておびえていた。
「わ、わかった。わかったからやめてくれ。お願いだから、カエルもナメクジもヘビも持ち込まないでくれ。あと、その顔もやめろ!それが確約できるなら教える!」
拝むように言ってきたので言ってきたので許してあげることにした。
この部屋に持ち込むのはやめてあげましょう。
「じゃあ、教えてくれるのね」
普通の笑顔に戻す。
「どんなことを知りたいんだ?」
「留学理由と。それに至っての紹介状内容がしりたいですわ」
「わかった」
そう言って立ち上がると棚の中から箱を取り出したのだった。
そうして、私は彼女について教えてもらった。
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