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42.アーサー視点
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その日の夕方、久々に叔父と共に帰った屋敷では、両親から盛大に叱られた。同時に正座して謝り倒したことに対しては笑われる。
何も反論できず、下を向き怒られるのも笑われるのも受け入れた。
「アーサー。留学して少しは変わったんだろう?」
「わかってる。僕が悪い。どうすれば、ノエル嬢との信用が取り戻せるんだ」
頭を抱える。それを見た兄は驚く。両親も笑いを収めた。
「アーサー・・・。お前が他人に興味を抱くように・・・」
「彼女に嫌われたら・・・、語り合うことができない・・・」
「・・・・・・」
はぁ・・・、と兄はため息を着いて哀れげに見てくる。
「兄上?」
「一度失った信用を取り戻すのは大変だぞ。真摯に向き合わないといけないのはわかるな」
「だよな・・・。わかってる・・・」
「が、頑張れ・・・」
兄は言葉だけの声援をくれた。
ノエル嬢に腕を強く握り、引きずるような愚行を行ってしまった日から、彼女は一定の距離を置いている。
以前のように話がしたい・・・。なのにノエル嬢との距離は戻らない。
仕方はない。
自分が大いに悪いのだ。反省している。
絶対に一定の距離は近づかないようにして、話をするようにした。
警戒して遠くからなら話してくれていたのが、日を追うごとに一歩、また一歩と近くはなる。
それでも、まだ遠い。
叔父やエマからはまだ厳しい目で見られていた。
焦るな!名誉挽回のためにも焦ってはいけない。
だがやはり、彼女の意見は気になる。
机の斜め向かいにいる彼女を見た。
「ノエル嬢、この部分をこの意訳にするのか教えて貰ってもいいかい?」
古代アスベス語を解明しかけている彼女はすごいと思う。
彼女に説明をしてもらうと、僕らがしていた研究から見つけたのだ。
古代文から同じ綴りを見つけ、物語でも繰り返されるワードと照らし合わせていてきづいたのだとか。
「いくつか出てくるの綴りのこと?」
「そう。なんで君は、丁寧語だと思う?世の中には男女別にの使う綴りもあるだろう?そうでないと思った根拠は?」
ノエル嬢は手元にあった、原文の本を僕が見えるように開くと指し示す。
「ここや、えっと・・・ここにもあるわ。前後の文はまだ全訳してはないけど、身分の高い人に書かれた物の可能性があるわ。それに、この本を書いたのが男性か女性かわからないし・・・」
「なるほど。古代アスベス人は女性の活躍していた可能性も高いようだし・・・。身分での使い方とみた方が正しいな・・・」
僕が顔を上げると、すぐ近くにノエル嬢の顔があって、引いてしまった。
彼女も気がついて、椅子に座り直す。
二人で議論し始めるとつい真剣になり、頭を突き合わせてしまっていた。
きまづい・・・。
わたわたと次の調べ物を始める。
「何あれ・・・」
「これがアオハルと言うのか?」
「叔父様、無理して使わなくてもいいと思うわ・・・」
ノエル嬢を迎えにきたエマと叔父のそんな会話は僕の耳には届かず、この関係に悩む僕だった。
何も反論できず、下を向き怒られるのも笑われるのも受け入れた。
「アーサー。留学して少しは変わったんだろう?」
「わかってる。僕が悪い。どうすれば、ノエル嬢との信用が取り戻せるんだ」
頭を抱える。それを見た兄は驚く。両親も笑いを収めた。
「アーサー・・・。お前が他人に興味を抱くように・・・」
「彼女に嫌われたら・・・、語り合うことができない・・・」
「・・・・・・」
はぁ・・・、と兄はため息を着いて哀れげに見てくる。
「兄上?」
「一度失った信用を取り戻すのは大変だぞ。真摯に向き合わないといけないのはわかるな」
「だよな・・・。わかってる・・・」
「が、頑張れ・・・」
兄は言葉だけの声援をくれた。
ノエル嬢に腕を強く握り、引きずるような愚行を行ってしまった日から、彼女は一定の距離を置いている。
以前のように話がしたい・・・。なのにノエル嬢との距離は戻らない。
仕方はない。
自分が大いに悪いのだ。反省している。
絶対に一定の距離は近づかないようにして、話をするようにした。
警戒して遠くからなら話してくれていたのが、日を追うごとに一歩、また一歩と近くはなる。
それでも、まだ遠い。
叔父やエマからはまだ厳しい目で見られていた。
焦るな!名誉挽回のためにも焦ってはいけない。
だがやはり、彼女の意見は気になる。
机の斜め向かいにいる彼女を見た。
「ノエル嬢、この部分をこの意訳にするのか教えて貰ってもいいかい?」
古代アスベス語を解明しかけている彼女はすごいと思う。
彼女に説明をしてもらうと、僕らがしていた研究から見つけたのだ。
古代文から同じ綴りを見つけ、物語でも繰り返されるワードと照らし合わせていてきづいたのだとか。
「いくつか出てくるの綴りのこと?」
「そう。なんで君は、丁寧語だと思う?世の中には男女別にの使う綴りもあるだろう?そうでないと思った根拠は?」
ノエル嬢は手元にあった、原文の本を僕が見えるように開くと指し示す。
「ここや、えっと・・・ここにもあるわ。前後の文はまだ全訳してはないけど、身分の高い人に書かれた物の可能性があるわ。それに、この本を書いたのが男性か女性かわからないし・・・」
「なるほど。古代アスベス人は女性の活躍していた可能性も高いようだし・・・。身分での使い方とみた方が正しいな・・・」
僕が顔を上げると、すぐ近くにノエル嬢の顔があって、引いてしまった。
彼女も気がついて、椅子に座り直す。
二人で議論し始めるとつい真剣になり、頭を突き合わせてしまっていた。
きまづい・・・。
わたわたと次の調べ物を始める。
「何あれ・・・」
「これがアオハルと言うのか?」
「叔父様、無理して使わなくてもいいと思うわ・・・」
ノエル嬢を迎えにきたエマと叔父のそんな会話は僕の耳には届かず、この関係に悩む僕だった。
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