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10 リョウちゃんはモテる
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次に学校へ行く日は、文化祭の出し物の準備だ。うちのクラスはお化け屋敷をやるから、小物や大道具の準備が大変。
誰かがどこからか用意した、ヘアカット練習用のマネキンに赤い絵の具を塗る。絵の具は血のり代わりだから、なかなかのインパクトがあった。ぼんやり、クラスのざわめきを聞く。
リョウちゃんは、相変わらず大人気だ。クラスメイトたちに囲まれて話しながら、脅かし役用の白衣に血のりをつけている。
当たり前だけど、僕たちには、それぞれの人間関係がある。僕はリョウちゃんとよく話すけど、お互いだけが友達ってわけでもない。
何人かの女子が、リョウちゃんへやたら近すぎるように見えた。ちょっとモヤモヤする。でも僕は、それを飲み込むしかない。だって本当の恋人でもない僕は、「近すぎる」って、文句を言える立場じゃないから。
ひとり悶々としながら、マネキンを塗装していく。クラスの女子たちが、声を潜めて、隅っこで固まっていた。
「ねえ。後夜祭、須藤くんに告白しちゃうの?」
「うん……どうかな? 脈あると思う?」
ぱたり、と筆を取り落とす。下に敷いた新聞紙へ、赤い絵の具がぱっと散った。慌てて拾いながらも、彼女たちの声に意識が向いてしまう。
「どうだろ。須藤くんって、なんか周りにバリア張ってる感じあるよね」
「でも、当たって砕けちゃえば? 文化祭マジックって言うじゃん。サッカーマネの子も告白するつもりらしいし、波来てるよ」
「何の波? でも三組の子も、須藤くんに告って玉砕したって言ってたしなぁ……」
彼女たちの情報網におののいてしまう。聞き耳を立てるのをやめられない。盗み聞きなんて行儀が悪いし、趣味も悪いことは分かってる。なのに、ついつい耳を澄ませてしまった。
「ほら。後夜祭でソーダを渡して告白するやつ、やっちゃいなよ。勇気出しちゃえ」
「たしかにね~……そうかも。勇気、出そうかな」
うちの学校には、文化祭の後夜祭のキャンプファイヤー後、意中の相手へソーダを渡して告白するという習慣がある。ソーダだから、「振らないで」ということらしい。
聞いているうちに、気分はどんどん曇っていった。
彼女は勇気を出すって言ってるのに、僕ときたら、関係を変えることに尻込みしている。情けない。
どうしてもモヤモヤが晴れなかった。僕は一旦筆をバケツに入れて、軽く水をかき混ぜる。筆を洗うフリをしながら、ぼんやり考えた。
僕は、リョウちゃんに、僕を好きになってほしい。僕に恋をしてほしい。そのために、一体何ができるだろう。
考え込んでいる間に、赤い絵の具まみれのマネキンが一体できあがる。それをウィッグ係へ引き渡して、僕は廊下に出た。
他のクラスからも、にぎやかな話し声が聞こえてくる。ペンキのにおいと、段ボールのにおい。文化祭前の盛り上がりだ。去年だったら胸を明るくときめかせるだけだったそれが、今はなんでか、ちょっとだけ苦しい。
気分転換に、自販機で冷たいお茶でも買ってこよう。購買に向かって歩き出すと、「志村くん」と呼び止められた。桂木くんだ。僕に向かって、長い脚を大股に開いて、ずんずん歩み寄ってくる。
あんまり関わりのない人だから、驚いて立ち止まった。桂木くんは「やっほ」と手を軽く挙げる。
「志村くんって、文芸部だよな。鈴木くんと仲良しなん?」
「う、うん。そうだね」
ちょっと砕けた物言いに、どきどきしてしまう。嫌な感じではないんだけど、あまり身近にいない話し方だから。
桂木くんは僕の返事に頷いて、あのさ、と改まった様子で言う。
「鈴木くん、最近どう? 俺について、なんか言ってた?」
「どうって……?」
まさか桂木くんから、鈴木くんについて聞かれるとは。そしてその質問に、答えるわけにはいかない。これは鈴木くんのプライバシーにかかわることだから。
うかつなことを言えなくて、思わずごくりと生唾を飲み込んだ。
だけど桂木くんは僕を気にした様子もなく、はにかむみたいに笑った。
「いや、なんでも。ごめんなぁ唐突に。じゃ、忘れてくれ」
呼び止めてごめんな、と言って、彼は去っていった。なんだったんだろうか。首を傾げつつ、僕は購買横の自販機でお茶を買った。
ふと、ソーダが目に留まる。思わずじっと見つめた。毎年自販機で完売になるこれは、当日に争奪戦が起こるらしい。去年は、文化祭当日の昼頃に完売したとか、なんとか。コンビニで買ってくる生徒も多いのだろうけど、駆け込み需要というのは馬鹿にならない。
どうしようかな、と思っている自分がいた。びっくりする。まだリョウちゃんから好かれていないのに、もう告白のことを考えていた。自分は、こんなに浅はかな人間だったんだ。
「ハルくん、どうかした?」
突然声をかけられて、軽く肩が跳ねる。振り向くと、リョウちゃんが立っていた。僕は思わず愛想笑いを浮かべて、「なんでもないよ」と首を横に振る。
リョウちゃんは目を細めて、自販機の前に立った。ちらりとリョウちゃんを見上げる。
もともとかっこいいと思ってはいた。その上で好きになってから、ますますかっこよく見えて困っている。どんどん「好き」の気持ちが膨らんでいくみたいだ。
リョウちゃんは無言だった。話題を探しても、特に見当たらない。これまでだったらぺちゃくちゃ喋りどおしだったのに、恋をした途端これだ。
アピールしようと決めたばかりなのに、この体たらく。情けない。
周りには生徒たちがたむろっていて騒がしいけど、僕たちの間に会話はない。
リョウちゃんも、お茶を買った。後は教室へ戻るだけだ。
「ハルくん、戻ろっか」
あう、と変な声が出てしまった。せっかくリョウちゃんと遭遇したのに、何も話せていない。
「その、リョウちゃん」
思い切って声をかける。リョウちゃんは「どうしたの」と、ちょっと目を丸くした。
「えっとね」
しまった、会話が思いつかない。もじもじ指を絡ませて、リョウちゃんを見上げる。早く何か言わなくちゃ。
焦る僕にリョウちゃんは、ふっと軽く笑いかけた。首を傾げて、低く囁く。
「呼んだだけ?」
その声の、甘やかさといったら。僕の思考がとろけて、身体がじんと熱くなる。
僕がちいさく頷くと、リョウちゃんはますます笑みを深くした。
「かわいい」
「かわ……?」
リョウちゃんは最近よく、僕を「かわいい」と言う。何を言っているんだろう。たしかに僕は、両親からよく「かわいい」と言われるけど……。
頭の中で意味を咀嚼している間に、リョウちゃんが顔を覗き込んでくる。
「恋を教えるって話だけど、今日の帰りもデートしよっか」
「うあ」
驚いて、背筋が伸びる。リョウちゃんは喉を鳴らして笑った。
もう僕はとっくに、恋を知っている。だというのに、好きな人からの誘惑に負けて、「教えて」と呟いていた。
リョウちゃんは微笑んで、頷く。
「もちろん。ハルくんが分かるまで、しっかり教えるからね」
誰かがどこからか用意した、ヘアカット練習用のマネキンに赤い絵の具を塗る。絵の具は血のり代わりだから、なかなかのインパクトがあった。ぼんやり、クラスのざわめきを聞く。
リョウちゃんは、相変わらず大人気だ。クラスメイトたちに囲まれて話しながら、脅かし役用の白衣に血のりをつけている。
当たり前だけど、僕たちには、それぞれの人間関係がある。僕はリョウちゃんとよく話すけど、お互いだけが友達ってわけでもない。
何人かの女子が、リョウちゃんへやたら近すぎるように見えた。ちょっとモヤモヤする。でも僕は、それを飲み込むしかない。だって本当の恋人でもない僕は、「近すぎる」って、文句を言える立場じゃないから。
ひとり悶々としながら、マネキンを塗装していく。クラスの女子たちが、声を潜めて、隅っこで固まっていた。
「ねえ。後夜祭、須藤くんに告白しちゃうの?」
「うん……どうかな? 脈あると思う?」
ぱたり、と筆を取り落とす。下に敷いた新聞紙へ、赤い絵の具がぱっと散った。慌てて拾いながらも、彼女たちの声に意識が向いてしまう。
「どうだろ。須藤くんって、なんか周りにバリア張ってる感じあるよね」
「でも、当たって砕けちゃえば? 文化祭マジックって言うじゃん。サッカーマネの子も告白するつもりらしいし、波来てるよ」
「何の波? でも三組の子も、須藤くんに告って玉砕したって言ってたしなぁ……」
彼女たちの情報網におののいてしまう。聞き耳を立てるのをやめられない。盗み聞きなんて行儀が悪いし、趣味も悪いことは分かってる。なのに、ついつい耳を澄ませてしまった。
「ほら。後夜祭でソーダを渡して告白するやつ、やっちゃいなよ。勇気出しちゃえ」
「たしかにね~……そうかも。勇気、出そうかな」
うちの学校には、文化祭の後夜祭のキャンプファイヤー後、意中の相手へソーダを渡して告白するという習慣がある。ソーダだから、「振らないで」ということらしい。
聞いているうちに、気分はどんどん曇っていった。
彼女は勇気を出すって言ってるのに、僕ときたら、関係を変えることに尻込みしている。情けない。
どうしてもモヤモヤが晴れなかった。僕は一旦筆をバケツに入れて、軽く水をかき混ぜる。筆を洗うフリをしながら、ぼんやり考えた。
僕は、リョウちゃんに、僕を好きになってほしい。僕に恋をしてほしい。そのために、一体何ができるだろう。
考え込んでいる間に、赤い絵の具まみれのマネキンが一体できあがる。それをウィッグ係へ引き渡して、僕は廊下に出た。
他のクラスからも、にぎやかな話し声が聞こえてくる。ペンキのにおいと、段ボールのにおい。文化祭前の盛り上がりだ。去年だったら胸を明るくときめかせるだけだったそれが、今はなんでか、ちょっとだけ苦しい。
気分転換に、自販機で冷たいお茶でも買ってこよう。購買に向かって歩き出すと、「志村くん」と呼び止められた。桂木くんだ。僕に向かって、長い脚を大股に開いて、ずんずん歩み寄ってくる。
あんまり関わりのない人だから、驚いて立ち止まった。桂木くんは「やっほ」と手を軽く挙げる。
「志村くんって、文芸部だよな。鈴木くんと仲良しなん?」
「う、うん。そうだね」
ちょっと砕けた物言いに、どきどきしてしまう。嫌な感じではないんだけど、あまり身近にいない話し方だから。
桂木くんは僕の返事に頷いて、あのさ、と改まった様子で言う。
「鈴木くん、最近どう? 俺について、なんか言ってた?」
「どうって……?」
まさか桂木くんから、鈴木くんについて聞かれるとは。そしてその質問に、答えるわけにはいかない。これは鈴木くんのプライバシーにかかわることだから。
うかつなことを言えなくて、思わずごくりと生唾を飲み込んだ。
だけど桂木くんは僕を気にした様子もなく、はにかむみたいに笑った。
「いや、なんでも。ごめんなぁ唐突に。じゃ、忘れてくれ」
呼び止めてごめんな、と言って、彼は去っていった。なんだったんだろうか。首を傾げつつ、僕は購買横の自販機でお茶を買った。
ふと、ソーダが目に留まる。思わずじっと見つめた。毎年自販機で完売になるこれは、当日に争奪戦が起こるらしい。去年は、文化祭当日の昼頃に完売したとか、なんとか。コンビニで買ってくる生徒も多いのだろうけど、駆け込み需要というのは馬鹿にならない。
どうしようかな、と思っている自分がいた。びっくりする。まだリョウちゃんから好かれていないのに、もう告白のことを考えていた。自分は、こんなに浅はかな人間だったんだ。
「ハルくん、どうかした?」
突然声をかけられて、軽く肩が跳ねる。振り向くと、リョウちゃんが立っていた。僕は思わず愛想笑いを浮かべて、「なんでもないよ」と首を横に振る。
リョウちゃんは目を細めて、自販機の前に立った。ちらりとリョウちゃんを見上げる。
もともとかっこいいと思ってはいた。その上で好きになってから、ますますかっこよく見えて困っている。どんどん「好き」の気持ちが膨らんでいくみたいだ。
リョウちゃんは無言だった。話題を探しても、特に見当たらない。これまでだったらぺちゃくちゃ喋りどおしだったのに、恋をした途端これだ。
アピールしようと決めたばかりなのに、この体たらく。情けない。
周りには生徒たちがたむろっていて騒がしいけど、僕たちの間に会話はない。
リョウちゃんも、お茶を買った。後は教室へ戻るだけだ。
「ハルくん、戻ろっか」
あう、と変な声が出てしまった。せっかくリョウちゃんと遭遇したのに、何も話せていない。
「その、リョウちゃん」
思い切って声をかける。リョウちゃんは「どうしたの」と、ちょっと目を丸くした。
「えっとね」
しまった、会話が思いつかない。もじもじ指を絡ませて、リョウちゃんを見上げる。早く何か言わなくちゃ。
焦る僕にリョウちゃんは、ふっと軽く笑いかけた。首を傾げて、低く囁く。
「呼んだだけ?」
その声の、甘やかさといったら。僕の思考がとろけて、身体がじんと熱くなる。
僕がちいさく頷くと、リョウちゃんはますます笑みを深くした。
「かわいい」
「かわ……?」
リョウちゃんは最近よく、僕を「かわいい」と言う。何を言っているんだろう。たしかに僕は、両親からよく「かわいい」と言われるけど……。
頭の中で意味を咀嚼している間に、リョウちゃんが顔を覗き込んでくる。
「恋を教えるって話だけど、今日の帰りもデートしよっか」
「うあ」
驚いて、背筋が伸びる。リョウちゃんは喉を鳴らして笑った。
もう僕はとっくに、恋を知っている。だというのに、好きな人からの誘惑に負けて、「教えて」と呟いていた。
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