完結  やっぱり貴方は、そちらを選ぶのですね

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とうとう卒業。。。

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ルンダー様との距離は変わらないまま
私達は、学園の卒業を迎える

半年後にはルンダー様との結婚式
婚姻の準備は進んでいる
変わらず、ルンダー様はリリーと過ごし
オルター侯爵子息との婚約解消で
傷付き、哀しみ、寂しい心を抱えたリリーを励まし、元気付けている

☆     ☆     ☆     ☆     ☆

明日の卒業前のお茶会と称してエレーナの部屋に呼んでくれた

「アーシャ」
エレーナの声にふと我にかえる

「あ、ごめんなさい。エレーナ、もう一度言ってくれる?」

「良いわよ  アーシャ。明日の卒業式後の夜会なんだけど、ルンダー様から返事は来た?」

「ええ、来たわ」
思わず目を伏せるエレーナの心配そうな顔を直視出来ない

「明日の夜会は、リリーがエスコート相手が居ないからリリーをエスコートするそうよ」

「!!!本気で言っているのかしら?!」

「ええ、私は、公爵令嬢だから1人でも、大丈夫だって
リリーは、私に《叱られるんじゃないか。打たれるんじゃないかって不安に怯えてるから、明日も近付かないようにって。僕が愛するアーシャなら問題無いよね?》って言われたの。ドレスも、リリーが、私は公爵家。贈らなくても準備出来る。自分は子爵家、立場が弱いからルンダー様からのドレスが必要だからって、仕立てたそうよ。」

「そこまで。なのね。」

「ええ、幾ら私はリリーを叱ったり。ましてや、打ったりしないって話しても全然信じてくれないから。もう、良いの。」

「でも、アーシャだって卒業の夜会のドレスは婚約者から贈られるのが慣例だもの公爵には仕立てて貰えなかったんでょ?」

「・・ええお父様からは、夜会のドレスも、贈って貰えないのか。ってだけで。

お義母様は、いつも通りかしら嘲りの言葉と、リリーは可愛いけど、あなたね。って嘲笑ってくるくらい」

「うん、予想通り過ぎて言葉にならないわ。でも、明日よ?どうするの?きっと、リリーはアイスブルーのドレスを着てくるわ。貴女がルンダー様から前頂いたのもアイスブルーのドレスよね。」

「ええ、ルンダー様から以外のドレスは、義妹に持っていかれるから。でも、心配しないで!お母様のドレスがあるの。侍女長のマリアが隠してくれていたの。今回義母と義妹に見つかったけど地味だから要らないって。それで相談なんだけど、宝石は奪われるかもしれない。初めから付けていくわけにはいかないから、エレーナに明日、持って来て欲しいの。」

「分かったわ。それくらい私に、任せて!!」とドヤ顔のエレーナ
「ふふっ。。ありがとう」

その後は他愛も無い話をし屋敷へ帰った。。

翌日、しとしとと雨の降る日
無事卒業式を終えた

一度帰ってから夜会の支度だ。エレーナが迎えに来てくれる事になっており、終わった後は、そのままエレーナの屋敷で卒業パーティー女子会予定。楽しみだ

エレーナの婚約者様が隣国のフォレスティ帝国から来てくださるのだけど、最後の学園だから、私と行きたとお願いして馬車は別々だけれど一緒に行けるように手配してくれたのだ。降りた時に、辛くない様にと。ありがとう2人共。


☆     ☆     ☆


帰ってからは卒業の夜会とあって侍女達が張り切って磨いてくれた優しい香りの香油を塗りメークに、髪に、ドレスに、とても気合の入った彼女達に満足気に頷かれるまで。
私は、まな板の上の鯉になっていた

皆んな、ありがとう心の篭ったお支度に、感謝しかない

「お嬢様。お美しいです!」
「おめでとうございます」
とキラキラとした目で祝ってくれる彼女達にどれだけ救われたか。

「貴女達のおかげよ、ありがとう」

暫くして、エレーナが来てくれた

美しいブロンドにサファイアの瞳煌めく笑顔のエレーナ

婚約者様とお揃いのブロンドに映える柔らかな色合いの金のドレス品の良い金にしなやかな生地。
婚約者様の美しい若葉色の瞳と同じだが、柔らかな金に合う緑のフワリとした感じの大きめのリボンが胸元に。
そして、透明度の高いやや大きめのダイヤモンド、角度により薄く緑に煌めいている。を中心に、小さめの同じダイヤで所々に少しグリーンをハッキリさせた色を入れデザインされたネックレスと、イヤリング。
エレーナは、ほうっと溜め息が出る美しさだった。

挨拶を交わし
「エレーナ、とっても綺麗」

「あら、ありがとう。貴女こそ、とーっても綺麗よ」
と微笑むエレーナは女神様のようだった。
対で佇むエレーナと婚約者様は美しくて、太陽に愛された2人

私は、お母様のドレス。黒に近い紺色から下に向けてやや色が薄くなるドレス。膨らみは少ないが上品で煌めく紺の宝石が所々散りばめられた美しいドレス。ダイヤモンドの雫型のネックレスにイヤリング。
アイスブルーでは無いが、一応ブルー系統だし、リリーのアイスブルーと比較されて酷く落ち込まずに済むだろう色合いに纏まり、ホッとした
家族は誰もいないので、エントランスホールで侍女に付けてもらった


家族以外の家の者に見送られ母の形見に包まれてエレーナと共に卒業の夜会へ








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