つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました

蒼羽咲

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さぁ、はじめようか

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「?!」




 一斉に飛び掛かって来たはずの民衆が見事全員跳ね飛ぶ。
 床に転がった皆が何が起こったか解らずキョロキョロと辺りを見渡したその目が見開く。
 そこには紅い眼をした男と、愚民の肌色の男がナイフを構え立っていた。

「イザーク、リオ?」

 あれだけ自分の愚民の肌や自分の魔物の紅い瞳を気に掛け深く被り離さなかったローブを自ら脱ぎ捨て守る二人にリディアも驚き見る。



「呪われたくなければ離れなさい」



「?!」

(…イザーク?)

 信じられない言葉にリディアが呆然とする。
 あのイザークが、自ら自分が魔物だというような言葉を発するなんて思ってもみなかったからだ。
 イザークの紅い瞳が揺らめく。
 それに慄き皆の体が一歩引く。



「姉さまに指一本でも触れてみろ、殺す」



(リオ…?)

 凄まじい殺気に皆の体の芯が凍る。

(あんなに気にしていたのに‥‥)

 自分の愚民の肌色を、自分の魔物の紅い瞳をずっと気にしてローブをいつも深くかぶってたふたり。
 そのふたりがローブを脱ぎ捨て堂々と立つ姿に驚き目をぱちくりさせた。

「リディア様、ご安心ください、命に代えてお守り致します」
「姉さま、僕もうこの肌を隠すのは止めるよ」
「え…?」
「自分の価値は自分で決めるよ」
「自分の価値を失くし、他人の価値を重んじるのは辞めました、マイロード」
「ふたりとも…」

 そこでハッと我に返る。

(いけない、さっさと退散しなければ)

「行くわよ」

 そう短く告げる。
 今度こそこの面倒な場から解放されたと思ったその時だった。
 ペルグラン男爵が叫んだ。




「魔物です!魔物を従えているのは偽物の証拠!!」




 その言葉に皆がざわめく。
 そんな中、ペルグラン男爵が小さく舌打ちする。

(くそっ失敗した!)

 世論を味方に付け、皆の前でリディアに圧を掛ければ簡単に落ちると思っていた。
 落ちれば、世論を背に城側に圧を掛け、金も地位も手に入れられる算段だった。
 だが、リディアは落ちなかった。
 落ちるどころか、皆を黙らせた。
 この女は危険だとペルグラン男爵の直感が言う。
 このまま放っておけば、この女、何しでかすか解らない。

(…となれば、この女、生かせておくのはまずい、下手すれば処分がこっち向く)

 ぺルグラン男爵が大声で更に叫ぶ。

(死人に口なし、殺せば言い訳なら幾らでもできる)





「恐ろしい魔物を従え、あろうことが聖女が愚民も従えているとは!!この女は聖女でなく悪魔!!衛兵よ!今すぐこの女の処分を―――――――ぐはっ」


 


 ざわめいていたはずのその場が一変して凍り付く。
 目の前で血飛沫を上げ倒れていくペルグラン男爵。
 スローモーションのように倒れていく様を凍り付いたまま唖然と見る。
 完全に静まり返ったその場で一番最初に我に返ったペルグラン男爵の妻であるリディアの義母が悲鳴を上げた。


「っ‥‥あなたぁあああ!!!!」


 ペルグラン男爵夫人が叫び旦那である男爵に縋りつく。
 そこで義姉妹も我に返った。

「きゃぁあああああああ?!」
「嘘…」

 我に返った義妹が恐怖に叫び、一人は気を失い倒れた。
 
「なんてひどいっっなんでこんなっっ――――ひっ」

 ぺルグラン男爵夫人が悲痛に叫び顔を上げた目の前に剣の刃先が突き付けられ息を飲む。




「伝説の聖女に仇なすものは、我に仇なすと心得よ、国家反逆罪で死の覚悟があるならば言ってみよ」




 そこにはジークヴァルト陛下一行が剣から血を滴らせ立っていた。
 義母がガチガチと歯を鳴らし首を横に振る。


「他に我に意見する覚悟があるモノは前に出よ!」


 皆が恐怖に震えあがり首を横に振る。

「ならば、見世物は終わりだ、さっさと散れ!」

 ギロリとジークヴァルトが睨むと、一斉に蜘蛛の巣散らすように逃げ出した。

「ひっ」

 もう一度義母の前に剣が向けられる。

「す、すみませんすみませんすみません!!お願いです!!お許しください!!!」

 義母が頭を地べたにつけ謝る。

「‥‥さっさといけ」
「許してくださるのですか?!」
「もう二度と近づくな」
「はいぃ!!!」

 声を引き攣らせ返事をすると気絶した義妹を叩き起こし、馬車に乗り込み一目散に逃げて行った。

「旦那を放って一目散に逃げるとは」

 やれやれとサディアスが呆れた声で呟く。

「リディア大丈夫だった?」

 キャサドラが駆け寄る。

「う、うん」

 そう言いながらペルグラン男爵の死体を見下ろす。

「あ…、一応リディアにとっては義父だったよね…」

 キャサドラが気まずそうな表情を浮かべリディアの顔を伺う。

「ああ、別に、そこは何とも…、ただ…」
「?」
「最後まで囚われた人の終わりって惨めだなって思っただけ」

 誰ひとり殺された死体に見向きもしなかった。
 きっとペルグラン男爵の死はすぐに忘れられていくのだろう。
 そして我が身を案じる事で皆の頭はいっぱいになるのだ。

「生きている間、幸せに見えても、人ってきっと、最後死ぬ時にその人の人生がどういったものだったかが解るのね‥‥」

 ジークヴァルトが血を払い剣を鞘に納める。

「そうだな…価値は眼に見えるものではなく心で決めるものだからな」
「ええ、幸せも不幸も決めるのはそれぞれの心です」
「そうね、きっとこの男は悔しい思いで死んでいったんだろうと思うと、人に見放され満たされないまま自分が殺され不幸と思い死んでいく、やっぱり惨めだわ」
「言えてるわね」

 キャサドラが肩を上げる。
 リディアの言葉にリオがその死体をじっと眺め見る。

「こんな所に突っ立ってても意味はありません、さぁ帰りましょう」

 サディアスの言葉に皆が頷く。

「送っていく、乗れ」

 ジークヴァルトがリディアを抱き上げると自分の馬に乗せた。
 一緒に来た兵達に指示し、後の処理を任せると城へと引き上げる。
 

(とにもかくにも、これで義理家族との縁は完全に消えたわね)


 過去の酷い苛めを思い返すと、安堵に似た大きなため息を一つついた。








「お、お母様、私達一体どうなるの?」
「お父様がお父様が…ああ‥‥」

 母に恐怖に震え抱きつく義姉妹。

「私達も、反逆罪で殺されてしまったりしないかしら?」
「陛下は何も言わなかったはずよ?」
「じゃ、大丈夫なのかしら?殺されたりしない?」
「解らない…、でも見逃してくれたわ」
「…でもお父様がいなくなったら私達どうやって暮らしていけばいいの?」
「怖い、怖いよぉ…お母様、お姉様」
「私だって怖いわっっううっ」

 二人がこれからを思い恐怖に怯えぐすぐすと泣き出す。
 そんな娘達を見て、悔しそうに唇を噛みしめた。

(全てはあの女の、女のせいだわ)

 兄嫁である美しい女の顔を思い出し、憎しみに全身を震え上がらせる。
 兄ならもっと上の爵位も得られたはず。
 それを台無しにしたのはこの世のモノとは思えない美貌を持つリディアの母親である女だった。
 
(あの美貌で兄を狂わせ、同じ美貌を持つ娘もまた私の大事なものを全部奪っていくのね!)

 激しい怨嗟に涙が零れ落ちていく。

(あの女も女の子も恨んでやる、呪ってやるっっ)

 ボタボタと零れ落ちる涙に手をギュッと握りしめる。

「今頃リディアはあの豪華な城で優雅にお茶でもしているのかしら」
「なんで私達ばっかり酷い目に…」
「偽者なのにリディアのくせに皆に敬われ美しい宝石やドレスに囲まれながら、これからも過ごしていくんだわっ」
「ああ、悔しいっ、リディアばかり良い思いして!」
「私達が泣き寝入りするなんて、リディアさえいなければっっ」
「リディアさえ…、そうだわ!」

 不意に何かを思いついたように頭を上げる。

「お母様?」
「大丈夫よ、心配いらないわ」

 義母がにっこりと笑うその笑顔に娘達の怯えた顔が少し落ち着く。

「ほ、本当に?心配しなくていいの?」
「お父様がいないのに大丈夫だなんて…お母さま、この状況をどうやって回避するというの?」
「教会よ」
「え?」

 思いもよらない言葉に娘達がキョトンとする。

「どうしてそこで教会なの?」
「リディアは聖女なのだから、教会は私達の敵では…?」
「大丈夫、教会を味方に付ければいいの」
「味方に?!」

 驚き義母を見上げる。

「どうやって?」
「陛下は教会を切り離し民間としたわ、ということは格下に下げられた教会は陛下に恨みがあるはず」
「!」
「お母様!流石ですわ!教会なら陛下を恨んでいる筈だわ!いいえ、全員でないにしろ、恨む人は絶対いるわ」
「でも匿ってもらうのは良いけど、リディアが聖女なのは変わらないわ、リディアがあのままいい思いするなんて許せない」

 ぷくっと膨れる娘達の頭を優しく撫ぜる。

「もちろん、リディアをあのままにさせるもんですか」

(誰がさせるものか!あの女の娘をっ!)

「本当ですの?お母さま、でもどうやって…」
「教会を味方につけ、偽聖女として声を上げれば」
「声を上げれば?」
「そうか!偽聖女なら絶対死罪ですわ!」

 ハッとして顔を上げる娘達。

「恨みを持った教会が私達を証拠に偽物だと主張すれば、城側を陛下を貶められる、私達は私達でリディアを死刑にし、身の安全も保障される、上手くいけば可哀そうな一家として施しを受けられるわ、城側に恨みを持った教会と私達のリディアの死刑、利害が一致しているわ」
「流石お母さま!」

 今まで怯えていた様相は消え失せ、恍惚とした表情を浮かべた。

「でも言いくるめられるかしら?」
「本物だと崇拝している聖女を城に取り上げられたのよ?その上、権威も取られた教会は、恨みも相当深いはず、それが偽物となったら、聖女が偽物の証拠は喉から手が出るほど欲しい筈よ」
「聖女崇拝の教会が信じてくれるかしら?」
「信じさせるのよ、皆リディアが術を使った所なんて見てやしないんだから、目撃者は陛下と陛下の臣下たちと聞くわ、だとしたら陛下が魔術者を集めやったことをリディアがやった事にしたんだと信じさせるのよ、親族である私達が偽聖女だと言えば、教会側は自分達を貶めるために仕掛けたと思い込むはず」
「なるほど!」

 喜ぶ娘達に、義母が従者に命令する。

「行き先変更よ、教会へ向かいなさい」
「はいっ」

 馬車が進路を変える。

「これでリディアを引きずり降ろせるのね!」
「リディアめっ、見ていなさい!」

 義姉妹が嬉々として声を上げる。

「引きずり降ろすだけじゃだめよ」
「もちろん、死罪ですわ!ね、お母様」

 義母の目がギラリとギラめく。

「ええ、死罪でも、皆の前で裸にして火刑にしてやる、あの美貌が皆の前で醜く焼け爛れていく姿をさらして苦しみ藻掻き、屈辱の中、醜く死ぬのよ」
「まぁ!でしたら、あの聖女像広場でなんてどうかしら?」
「本物の前で偽物として醜く死んでいくなんて面白いわ」
「ふふ、いいわね、教会を言いくるめた後に、提案しましょう」

 義母と義姉妹が楽しそうに笑う。

「見ていなさい、リディア」
「ふふふ、楽しみね」
「教会を味方に付ければ私達の身も安泰よ、もう心配はないから安心なさい」
「はーい、おかあさ―――――」

 義母と義姉妹の身体が真っ二つに別れ飛ぶ。
 馬がヒヒーンと鳴き逃げていく。
 ガゴンッと真っ二つに割れた馬車が地面へ転がる。
 その上に、女の死体が3体と男の死体が1体転がった。

ピュッ

 剣についた血を払うと鞘に納めた。

「だから、甘いと言っている」

 大きな図体をした男がやれやれと言う様にその場に背を向けた。
 その背後から大きな炎がブワッと上がった。

(だが‥‥)




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