迷子の会社員、異世界で契約取ったら騎士さまに溺愛されました!?

翠月 瑠々奈

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なん……ですと……!?③

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「どう? 動きそうかな」
「ちょっと待って。急かさないで。忘れる」

 カデムは自室の机に向かって、照明を当てながら私のスマホをバラバラにしていた。

 ざっと見てもらった感じ、やっぱり電気で動かしていた部分をこちらのコアってやつで動かすのは無理みたいだった。

 ただ、一部の部品を変えればもしかしたら動かせそう、ということで是非にとお願いした。でもそれには当然、解体が伴うみたいで。

 最初にその提案をされたときはさすがに悩んだ。壊れたらどうしようって。でもよくよく考えれば、そのまま何もしないと動かないわけで、どうせ壊れてるようなものなら、もういいかな、と思い直す。

 そして今、ちょうど分解中というわけだ。

 真剣なカデムのそばで、暇になってしまう。つまらないから周囲にを見渡した。

 そういえば使用人部屋に入るのは初めて。前の私の部屋くらいの広さで、特にカデムの部屋は棚と机、ベッドくらいしかないシンプルな感じだった。

 でも生活するのに支障無さそう。契約満了したら使用人で雇ってもらえないかしら。

 そんな風に見ていたら不満そうな声が聞こえる。

「ちょっと。あんまりジロジロ見ないでよ」
「あ、ごめん」
「まあ、いいけど。とりあえず、おおよその仕組みは理解した」
「え、すごいね!」

 て、言ったらブスッとさらに不機嫌な顔になって視線をそらされる。おまけに口元に手を当てて顔を隠された。

 変なこと言ったかなって思ったけど、耳が赤くなってる。ついうっかりこぼしてしまった。

「照れてる?」
「~~!! そういうことハッキリ言う?!」
「あ、ごめんね!」

 慌てて謝ったけど「もういいよ」と返ってくる。

「とにかく。あんたの言うデンキ?ってやつが、鉱核で代用できるか試させて」
「うん、ぜひ。ありがとう」

 そのあと彼に数日は見といて、と言われたので、ひとまず私はいつもどおり自室でパッチワークでもすることにした。
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