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花冷月
第33話
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「今日はな、スヴェンの作った絵本を朗読するので聞いてもらおうと思ってな」
「……ぼくの作った絵本、ですか」
「うむ。大変おもしろくきょうみ深かった。それで、母上にも読んでさしあげようと思ってな。だがまだ読み方に不安なところがあるのだ。作者であるお前が、けいこをつけてくれるならば上達するであろう?」
強かなところと、学ぼうとする姿勢が見え隠れする。きっとジークフリードはいい皇になるだろう。何が彼を変えたのかは少し気になるが、いいことだ。
「なるほど、皇后陛下へ読み聞かせして差し上げるのですね。ぼくでお力になれるのであれば、ぜひ」
「うむ! ラルクとオレ、どちらが上手かスヴェンにしんぱんしてもらうぞ!」
「はい。では、こちらへ」
テラスから、コモンルームへと先導する。暖炉の側へ置かれたソファへジークフリードを案内して、ぼくも向かいのソファへ立ち、フレートが座らせてくれるのを待つ。
「ありがとう」
ぼくがフレートへ礼を言う間に、ジークフリートは自ら歩み寄ってテーブルセットのソファへ座っているルクレーシャスさんへお辞儀をして見せた。
「お久しぶりです、ベステル・ヘクセ殿。お元気なようで何よりです」
ええ――! どうしたのジークフリード。自分からルクレーシャスさんに挨拶するなんてどういう心境の変化なの。しかもこれまでの失礼な口調ではない。ルクレーシャスさんも驚いたらしく、しばらくジークフリードを見つめて、それから短く「ああ、久しぶり」と呟いた。よい変化の兆候があるとはいえ、やはりジークフリードのことが苦手らしい。
ジークフリードのことだから、すぐにラルクと遊びに行ってしまうものだと思っていた。だから暖炉の側に置いたソファには、小さなサイドテーブルがあるだけだ。ベッテはサイドテーブルへお茶とパイ生地にカスタードクリームをたっぷり入れたコロネを置いた。
「零れやすいのでお気をつけてお召し上がりください、ジーク様」
「うむ。やはりスヴェンの作るかしが一番うまいな」
いつもならすぐに皇宮へ戻ってしまうオーベルマイヤーさんが、今日はジークフリードの横に立ったままだ。ぼくと目が合うと、オーベルマイヤーさんは微笑んだ。
「ベッテ、オーベルマイヤー様にもお茶を。オーベルマイヤー様、そちらのテーブルへお茶を準備させますので、どうぞ」
ラルクがテラスから部屋へ入って来た。鼻の頭が真っ赤で、白い息を吐き出している。
「暖炉の近くへおいで、ラルク。寒かったね。ホットミルクを飲む?」
「うん。あ、ジークでんか、ごきげんよう」
ラルクは右手を胸へ当て、深々と頭を下げた。ジークフリードは下げられた頭をしばらく眺めていたが、ラルクの肩を叩いて顔を上げろと示す。
「おう、ラルク! 今日はお前といっしょにスヴェンの絵本を読み比べしようと思ってな。どっちが上手か、きょうそうだ」
「かしこまりました。まだまだみじゅくですが、スヴェンさまのおかげでずいぶんじょうたつしつつあります」
そう言って、ようやく頭を上げたラルクにジークフリードは仄かに悲しそうな表情をした、気がする。
「いい、いい。ここではオレにけいごを使うな」
「でもさ、それじゃスヴェンが悪く言われちゃうだろ? だかられんしゅう、してるんだ。えらい人たちがいるところでは、ちゃんとするんだ」
「そうか。……そうか」
意固地になるかと思ったジークフリードは、噛み締めるように呟いて自分のつま先へ視線を落としていた。依然と随分、様子が違っている。誰かに諫められでもしたのだろうか。気にはなったが、ぼくにとって大事なのは身内だ。
「じゃあ、離宮へジーク様がおいでの時だけはお許しいただこうか。ラルク」
ああ、ちゃんと意図を汲み取ってくれてたんだなぁ。ぼくの脇へ立ったラルクの、庭仕事ですっかり冷えた手を包んで温める。ぼくが嫌なのは、ぼくが甘やかしたせいでラルクが悪く言われることなんだけど。それでも、相手が高位の貴族なら処罰されてしまうことだって有り得る。だから寂しいけど、ラルクへ言葉や礼儀を教えることはラルク自身を守ることにもなるんだ。
「そうしてくれ。お前までオレへけいごを使うだなんてさみしい」
「うん……」
上目遣いにぼくを覗き込んだラルクの新緑色の瞳は「ほんとうにいいの?」と尋ねている。ぼくはラルクの手を擦って頷いた。ジークフリードは、どこか寂し気にぼくらをじっと見つめている。
「えへへ」
いつも通りに笑顔を見せ、ラルクはぼくの横でラグの上へ胡坐をかいた。ベッテがラルクへ木製のカップを渡す。ふんわり、ミルクの甘い香りがした。ジークフリードがぼくとラルクへ向け、少し身を乗り出した。
「さぁ。一ページずつ、こうごに読もう。スヴェンは最後にどっちが上手だったか判定してくれ」
「分かりました。ふふ。ラルク、おひげになってるよ」
カップへ顔を埋める勢いでホットミルクを飲み干したラルクの口の周りに、ミルクの泡が付いている。当たり前のようにぼくへ顔を向け、ラルクが笑う。
「ん? えへへ。ミルクだからひげじいちゃんだ」
「ほんとだな」
ジークフリードが同意して笑った。ベッテへ手を差し出すと、遠慮がちに布巾を差し出された。受け取ってラルクの口を拭う。
「ふふふ。はい、綺麗になったよ。ラルクおじいちゃん」
「あははっ」
お茶とお菓子を楽しんだ後、ラルクとジークフリードが交互に朗読するのを聞く。どちらも言葉が上達したのが分かった。特にジークフリードは分からないスペルがないようで、時々つっかえるもののスペルを間違うことなく読み進めて行く。ラルクは仕事の合間に教わる程度なので、まだ読めないスペルもあり、所々でぼくの顔を見る。
「ほら、ここは『メーア』だよ。M、E、E、R。ラルクもぼくも、海なんて見たことないもんね」
ぼくの場合、「この世界では」だけど。
「おっきい水たまりなんだろ?」
「ふふ。そうだね。ずうっと、水平線の向こうにまで続いてる。それくらい大きな水たまりだよ。いつか、見に行きたいね」
ぼくの言葉に、ジークフリードは視線を自分の膝へ落とした。きゅ、と唇を結んで微かに眉根を寄せている。何となく首を巡らせると、オーベルマイヤーさんがぼくへ向けて唇の端を少しだけ、持ち上げて見せた。
「さて、本読みはやはりジーク様が一等賞だ。一度もスペルを読み間違えませんでしたね。さすがです。ラルクはもう少しがんばろうね。ぼくも工夫してみるよ」
「うん! また教えてくれよ、スヴェン」
「オレもラルクに追いこされぬよう、しょうじんするとしよう。オーベルマイヤー」
ジークフリードが、オーベルマイヤーへ声をかける。オーベルマイヤーさんはテーブルセットのソファから立ち上がって、何か手のひら大のプレートを取り出し、ジークフリードへ差し出した。
「スヴェンには、続けてけんじょう品をおくられてばかりだからな。礼をしようと思う」
「? お礼、ですか?」
「うむ。受け取れ。皇宮図書館の入館許可しょうだ。お前ならば物よりもこちらの方が良かろうと考えてな」
嬉しいけど今?! そのご褒美、もうちょっと早く欲しかった。それに皇宮へ行ってバルタザールに出くわしたくない。それでも、きっとジークフリードは懸命にぼくが欲しいものはなんだろうか、と考えてくれたのだろう。そのことが、素直に嬉しい。
「……ありがとうございます、ジーク様」
ソファから下りて、入管許可証を受け取る。こないだは突然、癇癪を起こしてごめんね。君のせいではないのに。きっと気まずかったに違いない。それなのにぼくを慮ってくれたのだ。
「……ぼくの作った絵本、ですか」
「うむ。大変おもしろくきょうみ深かった。それで、母上にも読んでさしあげようと思ってな。だがまだ読み方に不安なところがあるのだ。作者であるお前が、けいこをつけてくれるならば上達するであろう?」
強かなところと、学ぼうとする姿勢が見え隠れする。きっとジークフリードはいい皇になるだろう。何が彼を変えたのかは少し気になるが、いいことだ。
「なるほど、皇后陛下へ読み聞かせして差し上げるのですね。ぼくでお力になれるのであれば、ぜひ」
「うむ! ラルクとオレ、どちらが上手かスヴェンにしんぱんしてもらうぞ!」
「はい。では、こちらへ」
テラスから、コモンルームへと先導する。暖炉の側へ置かれたソファへジークフリードを案内して、ぼくも向かいのソファへ立ち、フレートが座らせてくれるのを待つ。
「ありがとう」
ぼくがフレートへ礼を言う間に、ジークフリートは自ら歩み寄ってテーブルセットのソファへ座っているルクレーシャスさんへお辞儀をして見せた。
「お久しぶりです、ベステル・ヘクセ殿。お元気なようで何よりです」
ええ――! どうしたのジークフリード。自分からルクレーシャスさんに挨拶するなんてどういう心境の変化なの。しかもこれまでの失礼な口調ではない。ルクレーシャスさんも驚いたらしく、しばらくジークフリードを見つめて、それから短く「ああ、久しぶり」と呟いた。よい変化の兆候があるとはいえ、やはりジークフリードのことが苦手らしい。
ジークフリードのことだから、すぐにラルクと遊びに行ってしまうものだと思っていた。だから暖炉の側に置いたソファには、小さなサイドテーブルがあるだけだ。ベッテはサイドテーブルへお茶とパイ生地にカスタードクリームをたっぷり入れたコロネを置いた。
「零れやすいのでお気をつけてお召し上がりください、ジーク様」
「うむ。やはりスヴェンの作るかしが一番うまいな」
いつもならすぐに皇宮へ戻ってしまうオーベルマイヤーさんが、今日はジークフリードの横に立ったままだ。ぼくと目が合うと、オーベルマイヤーさんは微笑んだ。
「ベッテ、オーベルマイヤー様にもお茶を。オーベルマイヤー様、そちらのテーブルへお茶を準備させますので、どうぞ」
ラルクがテラスから部屋へ入って来た。鼻の頭が真っ赤で、白い息を吐き出している。
「暖炉の近くへおいで、ラルク。寒かったね。ホットミルクを飲む?」
「うん。あ、ジークでんか、ごきげんよう」
ラルクは右手を胸へ当て、深々と頭を下げた。ジークフリードは下げられた頭をしばらく眺めていたが、ラルクの肩を叩いて顔を上げろと示す。
「おう、ラルク! 今日はお前といっしょにスヴェンの絵本を読み比べしようと思ってな。どっちが上手か、きょうそうだ」
「かしこまりました。まだまだみじゅくですが、スヴェンさまのおかげでずいぶんじょうたつしつつあります」
そう言って、ようやく頭を上げたラルクにジークフリードは仄かに悲しそうな表情をした、気がする。
「いい、いい。ここではオレにけいごを使うな」
「でもさ、それじゃスヴェンが悪く言われちゃうだろ? だかられんしゅう、してるんだ。えらい人たちがいるところでは、ちゃんとするんだ」
「そうか。……そうか」
意固地になるかと思ったジークフリードは、噛み締めるように呟いて自分のつま先へ視線を落としていた。依然と随分、様子が違っている。誰かに諫められでもしたのだろうか。気にはなったが、ぼくにとって大事なのは身内だ。
「じゃあ、離宮へジーク様がおいでの時だけはお許しいただこうか。ラルク」
ああ、ちゃんと意図を汲み取ってくれてたんだなぁ。ぼくの脇へ立ったラルクの、庭仕事ですっかり冷えた手を包んで温める。ぼくが嫌なのは、ぼくが甘やかしたせいでラルクが悪く言われることなんだけど。それでも、相手が高位の貴族なら処罰されてしまうことだって有り得る。だから寂しいけど、ラルクへ言葉や礼儀を教えることはラルク自身を守ることにもなるんだ。
「そうしてくれ。お前までオレへけいごを使うだなんてさみしい」
「うん……」
上目遣いにぼくを覗き込んだラルクの新緑色の瞳は「ほんとうにいいの?」と尋ねている。ぼくはラルクの手を擦って頷いた。ジークフリードは、どこか寂し気にぼくらをじっと見つめている。
「えへへ」
いつも通りに笑顔を見せ、ラルクはぼくの横でラグの上へ胡坐をかいた。ベッテがラルクへ木製のカップを渡す。ふんわり、ミルクの甘い香りがした。ジークフリードがぼくとラルクへ向け、少し身を乗り出した。
「さぁ。一ページずつ、こうごに読もう。スヴェンは最後にどっちが上手だったか判定してくれ」
「分かりました。ふふ。ラルク、おひげになってるよ」
カップへ顔を埋める勢いでホットミルクを飲み干したラルクの口の周りに、ミルクの泡が付いている。当たり前のようにぼくへ顔を向け、ラルクが笑う。
「ん? えへへ。ミルクだからひげじいちゃんだ」
「ほんとだな」
ジークフリードが同意して笑った。ベッテへ手を差し出すと、遠慮がちに布巾を差し出された。受け取ってラルクの口を拭う。
「ふふふ。はい、綺麗になったよ。ラルクおじいちゃん」
「あははっ」
お茶とお菓子を楽しんだ後、ラルクとジークフリードが交互に朗読するのを聞く。どちらも言葉が上達したのが分かった。特にジークフリードは分からないスペルがないようで、時々つっかえるもののスペルを間違うことなく読み進めて行く。ラルクは仕事の合間に教わる程度なので、まだ読めないスペルもあり、所々でぼくの顔を見る。
「ほら、ここは『メーア』だよ。M、E、E、R。ラルクもぼくも、海なんて見たことないもんね」
ぼくの場合、「この世界では」だけど。
「おっきい水たまりなんだろ?」
「ふふ。そうだね。ずうっと、水平線の向こうにまで続いてる。それくらい大きな水たまりだよ。いつか、見に行きたいね」
ぼくの言葉に、ジークフリードは視線を自分の膝へ落とした。きゅ、と唇を結んで微かに眉根を寄せている。何となく首を巡らせると、オーベルマイヤーさんがぼくへ向けて唇の端を少しだけ、持ち上げて見せた。
「さて、本読みはやはりジーク様が一等賞だ。一度もスペルを読み間違えませんでしたね。さすがです。ラルクはもう少しがんばろうね。ぼくも工夫してみるよ」
「うん! また教えてくれよ、スヴェン」
「オレもラルクに追いこされぬよう、しょうじんするとしよう。オーベルマイヤー」
ジークフリードが、オーベルマイヤーへ声をかける。オーベルマイヤーさんはテーブルセットのソファから立ち上がって、何か手のひら大のプレートを取り出し、ジークフリードへ差し出した。
「スヴェンには、続けてけんじょう品をおくられてばかりだからな。礼をしようと思う」
「? お礼、ですか?」
「うむ。受け取れ。皇宮図書館の入館許可しょうだ。お前ならば物よりもこちらの方が良かろうと考えてな」
嬉しいけど今?! そのご褒美、もうちょっと早く欲しかった。それに皇宮へ行ってバルタザールに出くわしたくない。それでも、きっとジークフリードは懸命にぼくが欲しいものはなんだろうか、と考えてくれたのだろう。そのことが、素直に嬉しい。
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