153 / 187
陰謀詭計のジングシュピール
第152話
しおりを挟む
「……この件は他言無用です、とフレートにも伝えてください。リース卿にも、イェレ兄さまやヨゼフィーネ伯爵夫人へはこのことを伝えないように連絡しておいてください」
「かしこまりました」
翌日は冬晴れの陽射しが雪を反射して、一面銀世界だった。白は汚れが目立つ。何となく暗い気持ちで皇宮の廊下を行く。
薬学典範の読み込みは終わったし、魔力が微塵もないぼくは魔法の授業を受けない。だから必然的に、ジークフリードとイェレミーアスが魔法の授業を受けている時は空き時間になる。
その日はたまたま、剣術指南の後に魔法の授業の予定が入っていた。
「先日は大変に素晴らしい歌劇へのご招待、ありがとうございました。妻も絶賛いたしておりました。スヴァンテ様。よろしければ、このままもう少し鍛錬して行かれてはいかがでしょうかな」
シェーファーから声をかけられ、顔を上げる。澄んだクロムイエローは、穏やかな色を湛えている。ジークフリードがちらりとイェレミーアスへ視線を送った。
「オレたちは魔法の授業へ行くとしよう。鍛錬を続けるかどうかは、スヴェンに任せるがどうだ?」
「……そうですね。そうしましょう。お願いできますか、シェーファー公」
「あい、承知いたしました」
ジークフリードの言葉へ頷いて見せる。各々、訓練用の武器を片付けて戻って来たインゴとクーノへも声をかける。
「クレンゲル卿、ヴェッセリー卿、よろしければ我が家の侍女にお茶など用意させますがいかがですか?」
「いいや、妖精殿。お気遣いなく。我らはこれにて辞することといたしましょう。な、クーノ」
「ええっ! だってインゴ様、妖精直々にお誘いいただいた妖精のお茶会ですよ? 断るんですか?! 一生後悔しますよ?」
「ふふっ……。では、手土産を準備させますのでどうぞ受け取ってからお帰りくださいませ」
インゴはなかなか勘の鋭い男なのだろう。初顔合わせからこっち、座り込んでうっとりとぼくの顔を眺めるのが日課になっていたクーノを無理矢理引っ張って背を向けた。
「ダニーのところでパイを包んでもらってきて」
ラルクへ言づてると、乳兄弟は愛嬌のある丸い目をくるんと上へ向け頷いて駆けて行く。ちょっとインゴとクーノへ目を向けている間に、ラルクは皇宮の中へ消えて行く。ものすごく早い。もう見えない。
誰も居なくなった修練場でシェーファーと向かい合う。修練場の出口でハンスが待機しているから、中には誰も入って来ないだろう。
「今月末には一旦、タウンハウスからの通いになります。冬木立の月の末にはまた皇宮に滞在することになりますので、シェーファー公もぜひ奥さまと皇宮でお過ごしになってはいかがでしょう?」
その方が彼らを守りやすい。シェーファーの腕があればミレッカーに害されることなどないだろうが、妻を人質に取られたら身動きは取れなくなるだろう。それは避けたい。
シェーファーは下から睨み上げるようにして、ぼくを見つめた。
「……そうですな、それもよいでしょう」
「ジーク様にはぼくからお話ししておきますね」
「ええ。……スヴァンテ様は、どこまでご存知ですか」
率直なところはさすが騎士、というべきか。だからぼくも、率直に答えた。
「ミレッカーが、薬学士を使って人々を暗殺し唆し、何かを企んでいることくらいですかね」
「……っ! それは……っ」
「ただし、確たる証拠がないのが現状です」
じゃり、とシェーファーの足元から音がした。踵を上げて、いつでもぼくから距離を取れる体勢を一瞬で整えた。彼は未だ騎士である。
「そしてそれは皇王もご存知です。ですから、シェーファー公」
ぼくらに、お力添えいただけませんか。
手を差し伸べる。白く小さな手を見つめ、シェーファーはごくり、と喉を鳴らした。木剣のレイピアの刃を、軽く手のひらで受け止める。
「ぼくはね、この国をろくでもないと思っています。特権階級が寄って集って弱者から搾取を繰り返す。それは長らく他国への侵略という形で領土を広げて来た、この国の歴史そのものでしょう。けれど、だからと言ってそれを許し見逃す道理はありません」
戸惑い揺れるクロムイエローへ、強く説く。
ぼくは正義ではない。碌でもないのはこの国だけではなく、ぼくも同じだ。
それでも。
「弱き者から搾取する。それがこの国の歴史だとしても、ぼくはそれを変えてみせます。貴族とて、罪は罰として償う社会へ変えて行かねばこの国に未来などありません。皇王にも認めさせてみせます。だから、どうか」
ご助力を。
レイピアを下し、もう一度手を差し伸べる。
役者が揃えば幕が上がる。ようやく始まるのだ。この、愚かなジングシュピールが。ぼくはイェレミーアスを英雄へと押し上げる。
震える指が、ぼくの手へ触れた。
さぁ、幕が上がる。
「それで、わたくしに何をお求めでしょうか。スヴァンテ様」
すっかり畏怖の色が定着してしまったクロムイエローを目に入れ、にっこり笑って見せる。
「ラウシェンバッハ辺境伯やご子息のように、ミレッカーが関わっていると思しき不審な死を訝しむ人を、ジークフリード様の元へ連れて来てほしいのです」
「ジークフリード様のお名前を出してもよろしいのですか?」
「出せ。むしろオレの名以外は出してはならぬ」
ジークフリードが足を組み替えて答える。シェーファーが萎縮しているのは、ぼくのせいだけではないだろう。
皇太子の宮である星嬰宮に招かれるのは、最側近のみ。その星嬰宮の応接室で、メレンゲクッキーを詰め込めるだけ口に詰め込み続ける偉大なる魔法使いと高位貴族の子息に囲まれている。緊張して当然である。ぼくならチビる。
「ジーク様のお名前を出しての行動ならば、ミレッカーとておいそれとは手出しできません。それと、不審死に疑問を持つ人が少しでも安心できるようにという配慮でもあります」
ゆっくりと首を巡らせ、ローデリヒが信じられないものを見る目でぼくを見た。
シェーファーがここへ来る前に、ぼくがした説明のせいだろう。その時は不審死についての情報提供者を守るなんて話、一切出さなかったからね。さしずめ「守る気があったのか」というところだろう。ぼくを何だと思ってるんだ、君は。
「シェーファー公が堂々とジーク様と引き合わせた人間に、手出しはできませんよ。そんなことしたらますます『あれは不審死だった』と噂が広まりますし、下手をすれば自分たちが関与していることが疑われる。そうなれば、今後起きる不審死にも皆、注意深くなる。人の目が集まれば集まるほど、小さな違和感も見逃さなくなる。ミレッカーはやりにくくなるでしょう」
「まぁ警戒を怠り目撃されたり証拠を残してくれた方が好都合だが、ミレッカーもそこまでバカではあるまいしな」
ジークフリードが同意する。口の中にどれだけお菓子を詰め込めるかを、ルクレーシャスさんと競っていたローデリヒが不意に顔を上げる。
「なぁ……」
「なんです?」
「スヴェンって、毎日そんなこと考えてんの?」
「……考えなくちゃ、いけなくなったから考えてるんですよ? リヒ様」
にっこり微笑んでローデリヒへ顔を向けた。忘れてくれるな、巻き込んだのは君だぞ。
「ごめんて」
眉をハの字にして、紅茶へ口を付けたローデリヒへラングドシャクッキーの載った皿を押し出す。分かってるよ。巻き込んだのは君だけど、ぼくは自分の意志で進んだんだ。
「もう謝らないでください、リヒ様。ぼくはね、とうに覚悟を決めたのです。人を殺すことになるかも知れない覚悟も、人に恨まれるかも知れない覚悟も、ぼく自身が殺されるかも知れない覚悟も、全て」
「……」
シェーファーの瞳が揺れた。ジークフリードは真っ直ぐ、ぼくを見た。ぼくを抱きしめるイェレミーアスの手に、力が入った。イェレミーアスの手へ、そっと触れる。
全ては納得して、進めていることだ。けれど。常に心にある、「もっといい手があったのでは」という思いを拭うことはできない。
「スヴェン?」
ローデリヒの声に、視線を戻す。後悔だらけのぼくの胸の内は、誰にも知らせてはいけない。頭を振って、目の前のシェーファーへ顔を向けた。
「ジーク様の名前を堂々と出すのです。その背後に陛下が居るのではないか、とぼくなら警戒します。逆に言えば、疚しいところなどない人間からすればジーク様が遊んでおられるくらいにしか考えないでしょう。ミレッカーの苦い顔が目に浮かぶようですね。うふふ」
「……ほんと、スヴェンはおっかねぇな……」
「向こうが勝手に警戒して動けないでいる間に、ぼくらは証拠を集めます。これ以上、犠牲者を出さないために」
「それで、具体的にわたくしはどうすればよいのでしょう、スヴァンテ様」
「リヒ様に、噂を流してもらいます。そうですね、『やはり病で亡くなったのではなかった、とシェーファー公がエステン公爵に漏らしていた。他にも不審な死を遂げた者がいるのではないだろうか、と公爵も考えているらしい』というのはどうでしょう」
「かしこまりました」
翌日は冬晴れの陽射しが雪を反射して、一面銀世界だった。白は汚れが目立つ。何となく暗い気持ちで皇宮の廊下を行く。
薬学典範の読み込みは終わったし、魔力が微塵もないぼくは魔法の授業を受けない。だから必然的に、ジークフリードとイェレミーアスが魔法の授業を受けている時は空き時間になる。
その日はたまたま、剣術指南の後に魔法の授業の予定が入っていた。
「先日は大変に素晴らしい歌劇へのご招待、ありがとうございました。妻も絶賛いたしておりました。スヴァンテ様。よろしければ、このままもう少し鍛錬して行かれてはいかがでしょうかな」
シェーファーから声をかけられ、顔を上げる。澄んだクロムイエローは、穏やかな色を湛えている。ジークフリードがちらりとイェレミーアスへ視線を送った。
「オレたちは魔法の授業へ行くとしよう。鍛錬を続けるかどうかは、スヴェンに任せるがどうだ?」
「……そうですね。そうしましょう。お願いできますか、シェーファー公」
「あい、承知いたしました」
ジークフリードの言葉へ頷いて見せる。各々、訓練用の武器を片付けて戻って来たインゴとクーノへも声をかける。
「クレンゲル卿、ヴェッセリー卿、よろしければ我が家の侍女にお茶など用意させますがいかがですか?」
「いいや、妖精殿。お気遣いなく。我らはこれにて辞することといたしましょう。な、クーノ」
「ええっ! だってインゴ様、妖精直々にお誘いいただいた妖精のお茶会ですよ? 断るんですか?! 一生後悔しますよ?」
「ふふっ……。では、手土産を準備させますのでどうぞ受け取ってからお帰りくださいませ」
インゴはなかなか勘の鋭い男なのだろう。初顔合わせからこっち、座り込んでうっとりとぼくの顔を眺めるのが日課になっていたクーノを無理矢理引っ張って背を向けた。
「ダニーのところでパイを包んでもらってきて」
ラルクへ言づてると、乳兄弟は愛嬌のある丸い目をくるんと上へ向け頷いて駆けて行く。ちょっとインゴとクーノへ目を向けている間に、ラルクは皇宮の中へ消えて行く。ものすごく早い。もう見えない。
誰も居なくなった修練場でシェーファーと向かい合う。修練場の出口でハンスが待機しているから、中には誰も入って来ないだろう。
「今月末には一旦、タウンハウスからの通いになります。冬木立の月の末にはまた皇宮に滞在することになりますので、シェーファー公もぜひ奥さまと皇宮でお過ごしになってはいかがでしょう?」
その方が彼らを守りやすい。シェーファーの腕があればミレッカーに害されることなどないだろうが、妻を人質に取られたら身動きは取れなくなるだろう。それは避けたい。
シェーファーは下から睨み上げるようにして、ぼくを見つめた。
「……そうですな、それもよいでしょう」
「ジーク様にはぼくからお話ししておきますね」
「ええ。……スヴァンテ様は、どこまでご存知ですか」
率直なところはさすが騎士、というべきか。だからぼくも、率直に答えた。
「ミレッカーが、薬学士を使って人々を暗殺し唆し、何かを企んでいることくらいですかね」
「……っ! それは……っ」
「ただし、確たる証拠がないのが現状です」
じゃり、とシェーファーの足元から音がした。踵を上げて、いつでもぼくから距離を取れる体勢を一瞬で整えた。彼は未だ騎士である。
「そしてそれは皇王もご存知です。ですから、シェーファー公」
ぼくらに、お力添えいただけませんか。
手を差し伸べる。白く小さな手を見つめ、シェーファーはごくり、と喉を鳴らした。木剣のレイピアの刃を、軽く手のひらで受け止める。
「ぼくはね、この国をろくでもないと思っています。特権階級が寄って集って弱者から搾取を繰り返す。それは長らく他国への侵略という形で領土を広げて来た、この国の歴史そのものでしょう。けれど、だからと言ってそれを許し見逃す道理はありません」
戸惑い揺れるクロムイエローへ、強く説く。
ぼくは正義ではない。碌でもないのはこの国だけではなく、ぼくも同じだ。
それでも。
「弱き者から搾取する。それがこの国の歴史だとしても、ぼくはそれを変えてみせます。貴族とて、罪は罰として償う社会へ変えて行かねばこの国に未来などありません。皇王にも認めさせてみせます。だから、どうか」
ご助力を。
レイピアを下し、もう一度手を差し伸べる。
役者が揃えば幕が上がる。ようやく始まるのだ。この、愚かなジングシュピールが。ぼくはイェレミーアスを英雄へと押し上げる。
震える指が、ぼくの手へ触れた。
さぁ、幕が上がる。
「それで、わたくしに何をお求めでしょうか。スヴァンテ様」
すっかり畏怖の色が定着してしまったクロムイエローを目に入れ、にっこり笑って見せる。
「ラウシェンバッハ辺境伯やご子息のように、ミレッカーが関わっていると思しき不審な死を訝しむ人を、ジークフリード様の元へ連れて来てほしいのです」
「ジークフリード様のお名前を出してもよろしいのですか?」
「出せ。むしろオレの名以外は出してはならぬ」
ジークフリードが足を組み替えて答える。シェーファーが萎縮しているのは、ぼくのせいだけではないだろう。
皇太子の宮である星嬰宮に招かれるのは、最側近のみ。その星嬰宮の応接室で、メレンゲクッキーを詰め込めるだけ口に詰め込み続ける偉大なる魔法使いと高位貴族の子息に囲まれている。緊張して当然である。ぼくならチビる。
「ジーク様のお名前を出しての行動ならば、ミレッカーとておいそれとは手出しできません。それと、不審死に疑問を持つ人が少しでも安心できるようにという配慮でもあります」
ゆっくりと首を巡らせ、ローデリヒが信じられないものを見る目でぼくを見た。
シェーファーがここへ来る前に、ぼくがした説明のせいだろう。その時は不審死についての情報提供者を守るなんて話、一切出さなかったからね。さしずめ「守る気があったのか」というところだろう。ぼくを何だと思ってるんだ、君は。
「シェーファー公が堂々とジーク様と引き合わせた人間に、手出しはできませんよ。そんなことしたらますます『あれは不審死だった』と噂が広まりますし、下手をすれば自分たちが関与していることが疑われる。そうなれば、今後起きる不審死にも皆、注意深くなる。人の目が集まれば集まるほど、小さな違和感も見逃さなくなる。ミレッカーはやりにくくなるでしょう」
「まぁ警戒を怠り目撃されたり証拠を残してくれた方が好都合だが、ミレッカーもそこまでバカではあるまいしな」
ジークフリードが同意する。口の中にどれだけお菓子を詰め込めるかを、ルクレーシャスさんと競っていたローデリヒが不意に顔を上げる。
「なぁ……」
「なんです?」
「スヴェンって、毎日そんなこと考えてんの?」
「……考えなくちゃ、いけなくなったから考えてるんですよ? リヒ様」
にっこり微笑んでローデリヒへ顔を向けた。忘れてくれるな、巻き込んだのは君だぞ。
「ごめんて」
眉をハの字にして、紅茶へ口を付けたローデリヒへラングドシャクッキーの載った皿を押し出す。分かってるよ。巻き込んだのは君だけど、ぼくは自分の意志で進んだんだ。
「もう謝らないでください、リヒ様。ぼくはね、とうに覚悟を決めたのです。人を殺すことになるかも知れない覚悟も、人に恨まれるかも知れない覚悟も、ぼく自身が殺されるかも知れない覚悟も、全て」
「……」
シェーファーの瞳が揺れた。ジークフリードは真っ直ぐ、ぼくを見た。ぼくを抱きしめるイェレミーアスの手に、力が入った。イェレミーアスの手へ、そっと触れる。
全ては納得して、進めていることだ。けれど。常に心にある、「もっといい手があったのでは」という思いを拭うことはできない。
「スヴェン?」
ローデリヒの声に、視線を戻す。後悔だらけのぼくの胸の内は、誰にも知らせてはいけない。頭を振って、目の前のシェーファーへ顔を向けた。
「ジーク様の名前を堂々と出すのです。その背後に陛下が居るのではないか、とぼくなら警戒します。逆に言えば、疚しいところなどない人間からすればジーク様が遊んでおられるくらいにしか考えないでしょう。ミレッカーの苦い顔が目に浮かぶようですね。うふふ」
「……ほんと、スヴェンはおっかねぇな……」
「向こうが勝手に警戒して動けないでいる間に、ぼくらは証拠を集めます。これ以上、犠牲者を出さないために」
「それで、具体的にわたくしはどうすればよいのでしょう、スヴァンテ様」
「リヒ様に、噂を流してもらいます。そうですね、『やはり病で亡くなったのではなかった、とシェーファー公がエステン公爵に漏らしていた。他にも不審な死を遂げた者がいるのではないだろうか、と公爵も考えているらしい』というのはどうでしょう」
43
あなたにおすすめの小説
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
世の中は意外と魔術で何とかなる
ものまねの実
ファンタジー
新しい人生が唐突に始まった男が一人。目覚めた場所は人のいない森の中の廃村。生きるのに精一杯で、大層な目標もない。しかしある日の出会いから物語は動き出す。
神様の土下座・謝罪もない、スキル特典もレベル制もない、転生トラックもそれほど走ってない。突然の転生に戸惑うも、前世での経験があるおかげで図太く生きられる。生きるのに『隠してたけど実は最強』も『パーティから追放されたから復讐する』とかの設定も必要ない。人はただ明日を目指して歩くだけで十分なんだ。
『王道とは歩むものではなく、その隣にある少しずれた道を歩くためのガイドにするくらいが丁度いい』
平凡な生き方をしているつもりが、結局騒ぎを起こしてしまう男の冒険譚。困ったときの魔術頼み!大丈夫、俺上手に魔術使えますから。※主人公は結構ズルをします。正々堂々がお好きな方はご注意ください。
知識スキルで異世界らいふ
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
他の異世界の神様のやらかしで死んだ俺は、その神様の紹介で別の異世界に転生する事になった。地球の神様からもらった知識スキルを駆使して、異世界ライフ
転生の水神様ーー使える魔法は水属性のみだが最強ですーー
芍薬甘草湯
ファンタジー
水道局職員が異世界に転生、水神様の加護を受けて活躍する異世界転生テンプレ的なストーリーです。
42歳のパッとしない水道局職員が死亡したのち水神様から加護を約束される。
下級貴族の三男ネロ=ヴァッサーに転生し12歳の祝福の儀で水神様に再会する。
約束通り祝福をもらったが使えるのは水属性魔法のみ。
それでもネロは水魔法を工夫しながら活躍していく。
一話当たりは短いです。
通勤通学の合間などにどうぞ。
あまり深く考えずに、気楽に読んでいただければ幸いです。
完結しました。
異世界に転生したら?(改)
まさ
ファンタジー
事故で死んでしまった主人公のマサムネ(奥田 政宗)は41歳、独身、彼女無し、最近の楽しみと言えば、従兄弟から借りて読んだラノベにハマり、今ではアパートの部屋に数十冊の『転生』系小説、通称『ラノベ』がところ狭しと重なっていた。
そして今日も残業の帰り道、脳内で転生したら、あーしよ、こーしよと現実逃避よろしくで想像しながら歩いていた。
物語はまさに、その時に起きる!
横断歩道を歩き目的他のアパートまで、もうすぐ、、、だったのに居眠り運転のトラックに轢かれ、意識を失った。
そして再び意識を取り戻した時、目の前に女神がいた。
◇
5年前の作品の改稿板になります。
少し(?)年数があって文章がおかしい所があるかもですが、素人の作品。
生暖かい目で見て下されば幸いです。
【完結】前世の不幸は神様のミスでした?異世界転生、条件通りなうえチート能力で幸せです
yun.
ファンタジー
~タイトル変更しました~
旧タイトルに、もどしました。
日本に生まれ、直後に捨てられた。養護施設に暮らし、中学卒業後働く。
まともな職もなく、日雇いでしのぐ毎日。
劣悪な環境。上司にののしられ、仲のいい友人はいない。
日々の衣食住にも困る。
幸せ?生まれてこのかた一度もない。
ついに、死んだ。現場で鉄パイプの下敷きに・・・
目覚めると、真っ白な世界。
目の前には神々しい人。
地球の神がサボった?だから幸せが1度もなかったと・・・
短編→長編に変更しました。
R4.6.20 完結しました。
長らくお読みいただき、ありがとうございました。
転生魔法伝記〜魔法を極めたいと思いますが、それを邪魔する者は排除しておきます〜
凛 伊緒
ファンタジー
不運な事故により、23歳で亡くなってしまった会社員の八笠 美明。
目覚めると見知らぬ人達が美明を取り囲んでいて…
(まさか……転生…?!)
魔法や剣が存在する異世界へと転生してしまっていた美明。
魔法が使える事にわくわくしながらも、王女としての義務もあり──
王女として生まれ変わった美明―リアラ・フィールアが、前世の知識を活かして活躍する『転生ファンタジー』──
魔晶石ハンター ~ 転生チート少女の数奇な職業活動の軌跡
サクラ近衛将監
ファンタジー
女神様のミスで事故死したOLの大滝留美は、地球世界での転生が難しいために、神々の伝手により異世界アスレオールに転生し、シルヴィ・デルトンとして生を受けるが、前世の記憶は11歳の成人の儀まで封印され、その儀式の最中に前世の記憶ととともに職業を神から告げられた。
シルヴィの与えられた職業は魔晶石採掘師と魔晶石加工師の二つだったが、シルヴィはその職業を知らなかった。
シルヴィの将来や如何に?
毎週木曜日午後10時に投稿予定です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる