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第17話 最悪の再会
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セレスティア。
その名前を聞くだけで、リュネの体は凍りつく。ルシアンとの再会だけでも混乱しているのに、加えてなぜ自分の正体まで——。
リュネはぎこちなく膝を下ろし、頭を垂れる。これ以上、彼の目を見つめていれば、すべてが見透かされてしまうような。そんな恐怖が全身を貫いていた。
「……ち、違います。わたしは」
「いや、今の反応で確信したよ。まさかとは思ったが……」
ふいに手首を捕まれ、リュネはひっと息を飲んだ。持ち上げられるように腕を引かれ、目が合う。
冷たいまなこ。柔らかい月を背に、金色の双眸が無感情にリュネを刻む。
「セレスティア。我が妹。なぜ君はここにいる? 大体なんだ、その格好は」
何を言えば。どうしてばれた。
浅い呼吸を繰り返しリュネに、ルシアンはくすりと口角を持ち上げた。
「どうして、か。なに、簡単な事だよ。村娘らしからぬ言動、セレスティアという名前に過剰に反応して、加えてこの震え方」
(そうだ……ルシアンお兄さまは、人の心が読めるんだ)
立派な体格。自信に溢れた表情。物腰の柔らかな声色。聡明な頭脳に、侯爵という高い地位。
それと、異様なまでの観察眼。
幼い頃から、当主になるべく育てられたルシアンは、それらを駆使して人の心を読むことに長けていた。
セレスティアだった頃は、それが不思議でもあり誇らしくもあったが——今はただただ畏怖することしかできない。
リュネは掴まれた腕をひったくって、背を向ける。目を合わせてはいけない。これ以上の動揺を悟られてもいけない。
ルシアンは、そんな僅かな糸口からでも、リュネを暴いてしまうから。
「人違いです。わたしは、セレスティアなんて名前じゃ」
「兄である僕に嘘をつけるとでも?」
再び手首が掴まれる。痛みに顔をゆがめた。離そうとしても、力の差は歴然。拳を握り顔を逸らしたまま、リュネは必死に声を絞り出した。
「……離してください」
「いいや。君には聞かないといけないことがたくさんある」
「やめて。離して。お戯れはどうか、どうか、やめてください」
「戯れ? ははっ、それが久方ぶりに再会した兄に言う言葉か?」
強く引かれた腕に、バランスを崩しかける。そのリュネの耳元で、ぞっとするような声がささやいた。
「逆らうんじゃない。君は従順な良い子だろう。なあ、セレスティア?」
ああ。
『リュネ』が『セレスティア』に戻ってしまう。握りしめていた手の指が、だらりと崩れる。はくはくと、くちびるが空気を求めるように震える。
言いなりだった、昔の『わたし』になってしまう。
「……わたし、は」
「お客さま」
その場を割って現れたのは、低いぶっきらぼうな——泣きたくなるほど聞きなれた声だった。
「晩餐会会場はこちらでございますよ」
(カイル……!)
リュネはつう、と視線をずらし、その声の主を見て泣き出しそうになる。
ルシアンはふっ、とリュネから手を離す。それから、何も無かったかのように、変わらない口調で言葉を並べた。
「……ああ、すまないね。案内、感謝する」
「それと、僭越ながら申し上げますが。あまりご婦人に乱暴を働くのはいかがなことかと」
「忠告、痛み入るよ」
そうして、彼はその場を去った。リュネを一瞥して。
そのまなざしに体は再び動けなくなったが——カイルの、琥珀色のまなこがリュネを真っ直ぐに見たから。弾かれるようにその場から走り出した。
「おい、魔女!」
叫ぶ声がする。でも、止まらない。止められない。
(聞かれていた?)
分からない。知りたくない。怖い。
無茶苦茶に走るせいで、小枝や葉が容赦なく肌を擦る。夜露が、祭り用に仕立てた服を汚す。花かんむりはこぼれて落ちる。
リュネは歯を食いしばって、それでも走り続けた。
(もうわたしは、あの頃には戻らないはずだったのに……!)
言いなりには生きない。自分で自分の生きる道を決める。
それが、セレスティアとして死に、リュネとして生まれてきてから二十年近く、貫いてきたこと。村人に説いて、カイルに語って、自分自身にも何度も言い聞かせてきたこと。
だのに、あのたった数分で、それが——。目元がぐっと熱くなり、リュネは乱暴にそれを拭った。
セレスティアの記憶があることは、誰にも言ったことが無い。育ての老婆にさえも。時折見る夢はただの悪夢だと偽ってきた。
けれど、ルシアンに——最悪の相手に、事実が知られてしまった。もしかすると、カイルにも。
「リュネ!」
やがてカイルが追いつき、リュネの腕を掴んだ。上がった息の音だけが、無音の森に響く。いつの間にか村から外れて、自宅の方まで来ていたらしかった。
「……カイル」
「あいつに、何された!?」
カイルはリュネの肩を掴むと、怒鳴りつけるような剣幕で口を開く。リュネが黙って首を横に振るが、彼のまなこはひどく血走っていた。
「アルノの野郎が……それも当主が来てるなんて知らなかった……くそったれ。ぶっ殺してやる」
「待って。やめて。感情に任せて決めてはダメ」
「けど! お前にも危害が」
「違うの」
違うから。
リュネは声を絞り出し、カイルの手を肩からゆっくり外す。まだ怒りの残った表情の彼に、ぐしゃりと微笑んでみせた。
「わたしは、大丈夫。あなたとは、何の関係もないから」
そう。大丈夫だ。大丈夫だと言い聞かせるのだ。
カイルには関係ない。関係なんてさせない。復讐を望む彼に、セレスティアの文脈まで乗せるようなことはしない。
カイルは、まだ不服そうにくちびるを歪めていた。
「……じゃあ、何を言われたんだよ」
「それは……」
沈黙が場を支配する。リュネはすっと顔を逸らした。カイルがどこまで話を聞いていたのか分からない以上、下手なことは言えない。
真実を話せば——優しい彼に、復讐を選ばさせてしまう。
「……ごめんなさい。言いたくない」
「……そうかよ」
遠くでわあっと歓声が上がる。森の輪郭をなぞるように、焚き火の欠片が覗いている。
けれど、ふたりの間にはひどく重い空気が横たわっていた。
☆☆☆
「いかがでしたか、アルノ侯爵閣下。我が領地の祭りは」
勧められたワインを手で遠ざけて、ルシアンは息を吐いた。恩を売るためとはいえ、所詮は田舎の催し。晩餐会のメニューも用意された部屋も、到底自分にふさわしいとは言えない。粗末で質の悪い、卑しいものだ。
けれど。彼はにっこりと笑って、腰の低い領主に声をかける。
「……非常に温かみのあるものでしたよ。こういう素朴さも悪くは無いですね。昔読んだ絵本の中みたいで」
「恐れ入ります」
「そうだ、絵本と言えば——」
ルシアンは、まるでたった今思い出したかのように、目を丸くする。領主の男は相変わらず、ただ頭を低くするばかり。
こんなところ、付き合い以外で来る理由なんて無かったはずだった。
けれど、収穫があった。それも、とんでもない。
「この村には『魔女』がいるそうですね」
セレスティア——今は何と名乗っていたか、その記憶をもつ娘。
あれを放っておけば、必ずアルノ家の、ひいては王家の癌になる。そう、確信していた。
(懸念事項は、出来る限り早く駆除するに限る)
ルシアンの考えなんて露ほどにも察さない、領主は首を傾げて答える。
「ああ。確かに、そう呼ばれている娘はいますが……閣下が気に止めるような者では」
「是非、彼女のことを、お聞かせ願いたい」
困惑する領主に、ルシアンはその手をそっと包んで顔を近づけた。困惑、不安、疑問。
けれど、それらを一蹴する、天使のようなとびきりの笑顔。
「『赦しの魔女』と呼ばれている女について、知っていることをすべて話してください」
その名前を聞くだけで、リュネの体は凍りつく。ルシアンとの再会だけでも混乱しているのに、加えてなぜ自分の正体まで——。
リュネはぎこちなく膝を下ろし、頭を垂れる。これ以上、彼の目を見つめていれば、すべてが見透かされてしまうような。そんな恐怖が全身を貫いていた。
「……ち、違います。わたしは」
「いや、今の反応で確信したよ。まさかとは思ったが……」
ふいに手首を捕まれ、リュネはひっと息を飲んだ。持ち上げられるように腕を引かれ、目が合う。
冷たいまなこ。柔らかい月を背に、金色の双眸が無感情にリュネを刻む。
「セレスティア。我が妹。なぜ君はここにいる? 大体なんだ、その格好は」
何を言えば。どうしてばれた。
浅い呼吸を繰り返しリュネに、ルシアンはくすりと口角を持ち上げた。
「どうして、か。なに、簡単な事だよ。村娘らしからぬ言動、セレスティアという名前に過剰に反応して、加えてこの震え方」
(そうだ……ルシアンお兄さまは、人の心が読めるんだ)
立派な体格。自信に溢れた表情。物腰の柔らかな声色。聡明な頭脳に、侯爵という高い地位。
それと、異様なまでの観察眼。
幼い頃から、当主になるべく育てられたルシアンは、それらを駆使して人の心を読むことに長けていた。
セレスティアだった頃は、それが不思議でもあり誇らしくもあったが——今はただただ畏怖することしかできない。
リュネは掴まれた腕をひったくって、背を向ける。目を合わせてはいけない。これ以上の動揺を悟られてもいけない。
ルシアンは、そんな僅かな糸口からでも、リュネを暴いてしまうから。
「人違いです。わたしは、セレスティアなんて名前じゃ」
「兄である僕に嘘をつけるとでも?」
再び手首が掴まれる。痛みに顔をゆがめた。離そうとしても、力の差は歴然。拳を握り顔を逸らしたまま、リュネは必死に声を絞り出した。
「……離してください」
「いいや。君には聞かないといけないことがたくさんある」
「やめて。離して。お戯れはどうか、どうか、やめてください」
「戯れ? ははっ、それが久方ぶりに再会した兄に言う言葉か?」
強く引かれた腕に、バランスを崩しかける。そのリュネの耳元で、ぞっとするような声がささやいた。
「逆らうんじゃない。君は従順な良い子だろう。なあ、セレスティア?」
ああ。
『リュネ』が『セレスティア』に戻ってしまう。握りしめていた手の指が、だらりと崩れる。はくはくと、くちびるが空気を求めるように震える。
言いなりだった、昔の『わたし』になってしまう。
「……わたし、は」
「お客さま」
その場を割って現れたのは、低いぶっきらぼうな——泣きたくなるほど聞きなれた声だった。
「晩餐会会場はこちらでございますよ」
(カイル……!)
リュネはつう、と視線をずらし、その声の主を見て泣き出しそうになる。
ルシアンはふっ、とリュネから手を離す。それから、何も無かったかのように、変わらない口調で言葉を並べた。
「……ああ、すまないね。案内、感謝する」
「それと、僭越ながら申し上げますが。あまりご婦人に乱暴を働くのはいかがなことかと」
「忠告、痛み入るよ」
そうして、彼はその場を去った。リュネを一瞥して。
そのまなざしに体は再び動けなくなったが——カイルの、琥珀色のまなこがリュネを真っ直ぐに見たから。弾かれるようにその場から走り出した。
「おい、魔女!」
叫ぶ声がする。でも、止まらない。止められない。
(聞かれていた?)
分からない。知りたくない。怖い。
無茶苦茶に走るせいで、小枝や葉が容赦なく肌を擦る。夜露が、祭り用に仕立てた服を汚す。花かんむりはこぼれて落ちる。
リュネは歯を食いしばって、それでも走り続けた。
(もうわたしは、あの頃には戻らないはずだったのに……!)
言いなりには生きない。自分で自分の生きる道を決める。
それが、セレスティアとして死に、リュネとして生まれてきてから二十年近く、貫いてきたこと。村人に説いて、カイルに語って、自分自身にも何度も言い聞かせてきたこと。
だのに、あのたった数分で、それが——。目元がぐっと熱くなり、リュネは乱暴にそれを拭った。
セレスティアの記憶があることは、誰にも言ったことが無い。育ての老婆にさえも。時折見る夢はただの悪夢だと偽ってきた。
けれど、ルシアンに——最悪の相手に、事実が知られてしまった。もしかすると、カイルにも。
「リュネ!」
やがてカイルが追いつき、リュネの腕を掴んだ。上がった息の音だけが、無音の森に響く。いつの間にか村から外れて、自宅の方まで来ていたらしかった。
「……カイル」
「あいつに、何された!?」
カイルはリュネの肩を掴むと、怒鳴りつけるような剣幕で口を開く。リュネが黙って首を横に振るが、彼のまなこはひどく血走っていた。
「アルノの野郎が……それも当主が来てるなんて知らなかった……くそったれ。ぶっ殺してやる」
「待って。やめて。感情に任せて決めてはダメ」
「けど! お前にも危害が」
「違うの」
違うから。
リュネは声を絞り出し、カイルの手を肩からゆっくり外す。まだ怒りの残った表情の彼に、ぐしゃりと微笑んでみせた。
「わたしは、大丈夫。あなたとは、何の関係もないから」
そう。大丈夫だ。大丈夫だと言い聞かせるのだ。
カイルには関係ない。関係なんてさせない。復讐を望む彼に、セレスティアの文脈まで乗せるようなことはしない。
カイルは、まだ不服そうにくちびるを歪めていた。
「……じゃあ、何を言われたんだよ」
「それは……」
沈黙が場を支配する。リュネはすっと顔を逸らした。カイルがどこまで話を聞いていたのか分からない以上、下手なことは言えない。
真実を話せば——優しい彼に、復讐を選ばさせてしまう。
「……ごめんなさい。言いたくない」
「……そうかよ」
遠くでわあっと歓声が上がる。森の輪郭をなぞるように、焚き火の欠片が覗いている。
けれど、ふたりの間にはひどく重い空気が横たわっていた。
☆☆☆
「いかがでしたか、アルノ侯爵閣下。我が領地の祭りは」
勧められたワインを手で遠ざけて、ルシアンは息を吐いた。恩を売るためとはいえ、所詮は田舎の催し。晩餐会のメニューも用意された部屋も、到底自分にふさわしいとは言えない。粗末で質の悪い、卑しいものだ。
けれど。彼はにっこりと笑って、腰の低い領主に声をかける。
「……非常に温かみのあるものでしたよ。こういう素朴さも悪くは無いですね。昔読んだ絵本の中みたいで」
「恐れ入ります」
「そうだ、絵本と言えば——」
ルシアンは、まるでたった今思い出したかのように、目を丸くする。領主の男は相変わらず、ただ頭を低くするばかり。
こんなところ、付き合い以外で来る理由なんて無かったはずだった。
けれど、収穫があった。それも、とんでもない。
「この村には『魔女』がいるそうですね」
セレスティア——今は何と名乗っていたか、その記憶をもつ娘。
あれを放っておけば、必ずアルノ家の、ひいては王家の癌になる。そう、確信していた。
(懸念事項は、出来る限り早く駆除するに限る)
ルシアンの考えなんて露ほどにも察さない、領主は首を傾げて答える。
「ああ。確かに、そう呼ばれている娘はいますが……閣下が気に止めるような者では」
「是非、彼女のことを、お聞かせ願いたい」
困惑する領主に、ルシアンはその手をそっと包んで顔を近づけた。困惑、不安、疑問。
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