18 / 30
第18話 揺らぐ決意
しおりを挟む
いつも通りの贅沢な部屋の中。その上品な空間を踏み荒らしたのは、恐ろしい顔をした軍警だった。
『セレスティア・ド・アルノ! 貴殿を国家反逆罪で逮捕する!』
『反逆罪……?』
恐ろしい響きの言葉に、体が凍りつく。メイドが悲痛な叫びを上げる。怯え震えるセレスティアを軍警たちは取り囲み、逮捕状を突きつけた。
『身に覚えがございません』
『言い訳なら審判院で聞こう。さあ、早く!』
腕を掴まれ、部屋を追い立てられる。お嬢さま。世話役のメイドが泣きそうな声で床に崩れている。セレスティアは困惑したまま、住み慣れた部屋から連れ出された。
(……お兄さま)
手枷の鎖がちり、と鳴る。セレスティアは祈るようにうずくまる。審判院でのやり取りは、何も分からないまま進んでいく。
まるでセレスティア本人でさえ、本当に罪を犯してしまったと思ってしまうほど。
でも、まだ希望はあった。
兄ならば。きっと、助けに来てくれる。
優しく、人を見る目のある兄ならば。審判院の酷い裁判を、軍警の悪辣な対応も、きっと日の元に晒してくれる。彼はいつも、セレスティアに優しくて——なにより、無実の罪で裁かれている状況は、アルノ家としてもよくないはず。
(わたしは殿下の婚約者だから……きっと、王家に反抗する軍部の策略なのかもしれない)
兄ならば。ルシアンお兄さまならば、それらを見抜いて暴いて、セレスティアを助けに来てくれるはず。
けれどドレスは、粗末なお仕着せしか与えられなくなった。
けれど髪は、断ち切られて短くなってしまった。
けれど食事は、かびたパンと薄いスープだけになった。
けれど、けれど、けれど——。
何日も閉じ込められた薄暗い地下牢の中。どやどやと足音が聞こえても、セレスティアは顔を上げられなかった。
『女囚! 貴様にアルノ侯爵家より通告だ』
アルノ。お兄さま。
乾いたくちびるが震えて、セレスティアは顔を上げる。乱雑に切られた髪の裾が、ぶるぶると震えていた。
ああ、お兄さま。ルシアンお兄さま!
やっぱり、セレスティアのことを、助けに来てくれた!
『——以上、刑の執行をもって、セレスティアとの家門関係を完全に断絶する』
『……え』
こぼれた声が、湿気た石の床に転がる。祈りを結んでいた手首の方から、じゃら、と鎖の落ちる音がした。
『まって』
『ああ、それと。侯爵閣下より言伝だ』
我がアルノ家のために、罪を認めて刑に臨め。それがお前に課された最後の役目だ。分かるだろう、セレスティア。
その言葉を最後に、地下牢は闇に包まれる。セレスティアは——『わたし』は動けないまま、浅い息を繰り返す。
今まで、色々な役割を与えられた。大貴族アルノ家の娘。貴族社交界の『飾り人形』。王太子殿下の婚約者。
そして、罪を被って家のために死ぬ、家名から消された犯罪者。
それが、セレスティアに与えられた、最期の役目。
「……ネ」
声が聞こえる。死ねと罵る声か。あるいは、
「リュネ……リュネ!」
はっ、と『わたし』は目を覚ます。木で出来た天井。ざらりとしたシーツの感触。微かな草と土のにおい。
それと、人の姿。
黒い髪。金色の目。整った顔立ち。
アルノの男。
呼吸が、崩れる。
「全然起きてこねえから……どっか具合悪いのか」
「やめて!」
ぱちん、と伸ばされた手を弾いて、ようやく『わたし』——リュネは息を吸った。
カイルの目が驚いたように丸くなっている。打たれた手は、ひらりと宙にあるままで。その光景に、一瞬、言葉が頭の中から消えた。
今、自分は何をした?
「……ぁ、その……ごめんなさ」
「いーよ。寝とけ」
カイルはそう言って、リュネにかかっていた布団を肩まで引き上げた。起き上がろうとすると、それを手で制して、まっすぐとした目線で見返す。
「カイル、待って。わたし」
「気にしてねえから。ちゃんと目ぇ閉じろよ。本読んだり、薬混ぜたりしてんじゃねーぞ」
部屋のドアが静かに閉まる。ややあって、外のドアが開閉する音がした。昨日言っていた、外回りのことを彼は覚えていたのだろう。
リュネは、ベッドの中で小さく背を丸める。目を閉じれば、まだ生々しい夢の感触。目を開けば、カイルへの酷い行い。
脳裏にちらつくルシアンの影が、春祭りからずっと消えない。
「……わたしって、全然ダメだわ」
ぽつりとこぼした言葉が、泣きそうにふらふら震えていた。
☆☆☆
「おかえりなさい。外回りやってくれて、ありがとう」
「……おー。具合は」
「ばっちり。寝不足だったのかも」
そう微笑んで、夕食を振る舞う。カイルから聞く村の様子はいつも通りで。くすくすと笑うことだってできた。
でも明日には、ルシアンが自分を追ってここに来るかもしれない。みんなに、カイルに迷惑がかかるかもしれない。
不安が、ずっとそこで、じっとリュネをにらみつけている。
「なあ、リュネ」
カイルのその呼びかけに、リュネはどきりとして本のページをめくった。顔を上げると、彼は向かいの椅子で膝を立てて座っている。いつも通りに。
「なあに」
「春祭りの夜、やっぱりアルノの野郎になんか言われたろ」
ごまかそうとして、けれどリュネは少し息を吐いた。カイルの視線は鋭い刃のようで、雑な嘘などつけないと感じてしまったから。
「……もう過ぎたことだから」
「いーや、過ぎてねえ。少なくとも、あんたの中じゃあ。あの日から様子がおかしいじゃねえか」
がたん、と彼の長い足が床を踏む。
「あんた、アルノ家と何か関わりがあるんだろ」
リュネは視線を逸らし、本のページをめくる。心臓の音がうるさくて、文字が頭に入ってこない。
「ずっと不自然に思ってた。丁寧な言葉遣いも、妙に舌になじむ味付けも。貴族文書だって、すいすい読んでみせたところだって」
でもな。
ちらりと視線の端に、彼の靴が見えて。リュネはその姿をなぞるように顔を上げる。
微かな明かりに照らされた彼は、険しい顔をしていた。
「だからといって、全部暴きたいわけじゃない。言ってたろ、お互い隠したいことがあるって。それは分かる。でも」
カイルはそこで言葉を区切った。何か探すようにまなこを揺らし、拳を握る。リュネの膝の上で、本がくしゃりと音を立てていた。
「それが、あんたを苦しめてるなら、嫌だ……なあ、リュネ」
カイルが、ゆっくりと膝を折った。まるで赦しを乞うように。あるいは、祈るように。
「俺は、あんたに苦しいまま笑って欲しくないんだ。だから、力になりたい」
細く、息の交じった声は、泣いているみたいにも聞こえて。リュネはぐっとくちびるを噛んだ。
「……あなたに、そんな道を選ばせてしまった」
「は? んなわけあるか。これは俺の選択だ。思い上がんな」
「でも」
「あのなあ」
腕を、取られる。視線が奪われる。
膝から読みかけの本が、ばたりと落ちた。ぐらりと揺れた視界の中で、呆気に取られたまばたきの中で、カイルの双眸が輝く。
暗闇に差し込む、希望の光のように。
「苦しんでる人がいるとき助けたいって思うのは、あんただってそうだったじゃねえか。なら、俺がそう思うことだって、何も変じゃねえだろう! なあ、リュネ!!」
くちびるが、震える。
指先が、スカートの端を握りしめる。
ぱた、ぱたと熱い水滴が頬を伝う。それに気がついて、リュネは慌てて指で目元を拭った。
それでも涙が、あとから、あとから止まらなくて。
「……な、泣かせたのは、悪かったけどよ」
「違う……今、わたし、あなたにとても酷いことを言った……あなたの、選択を……っ、わたし信じっ、信じるって、言ったのに……うたがっちゃった……」
ごめんなさい。
掠れた声が、震えたままでそれを口にする。しゃくり上げる肩が、つっかえる言葉が、喉奥から漏れる嗚咽が、止められない。止め方が分からない。
ひいひいと子どもみたいに泣き続けるリュネに、カイルは黙って寄り添っていた。
「……今から話すのは、わたしの主観の話。ただの、夢物語と思って聞いてくれても構わない」
ようやくリュネが泣き止み、目元と鼻を真っ赤にさせた頃。短くなったロウソクの火を取替えながら、そう前置いた。
「わたしにはね、わたしじゃなかった頃……リュネとして、生まれる前の記憶があるの」
カイルのまなこが一瞬ちらりと揺れる。けれど、口をきっと結んだ彼は、黙って引き寄せた椅子に座った。
リュネはそれを見届け、言葉を続ける。
それは、誰にも言うはずのなかった、過去の話。
「彼女の名前は——セレスティア。セレスティア・ド・アルノ。アルノ家の三女で、王太子殿下の婚約者で……」
閉めた窓ががたがたと揺れる。二人の影がふらふらと壁に描かれる。
ろうそくの炎のゆらめきを見つめながら、リュネは静かに口を開いた。
「国家反逆の罪で、火刑にされた」
『セレスティア・ド・アルノ! 貴殿を国家反逆罪で逮捕する!』
『反逆罪……?』
恐ろしい響きの言葉に、体が凍りつく。メイドが悲痛な叫びを上げる。怯え震えるセレスティアを軍警たちは取り囲み、逮捕状を突きつけた。
『身に覚えがございません』
『言い訳なら審判院で聞こう。さあ、早く!』
腕を掴まれ、部屋を追い立てられる。お嬢さま。世話役のメイドが泣きそうな声で床に崩れている。セレスティアは困惑したまま、住み慣れた部屋から連れ出された。
(……お兄さま)
手枷の鎖がちり、と鳴る。セレスティアは祈るようにうずくまる。審判院でのやり取りは、何も分からないまま進んでいく。
まるでセレスティア本人でさえ、本当に罪を犯してしまったと思ってしまうほど。
でも、まだ希望はあった。
兄ならば。きっと、助けに来てくれる。
優しく、人を見る目のある兄ならば。審判院の酷い裁判を、軍警の悪辣な対応も、きっと日の元に晒してくれる。彼はいつも、セレスティアに優しくて——なにより、無実の罪で裁かれている状況は、アルノ家としてもよくないはず。
(わたしは殿下の婚約者だから……きっと、王家に反抗する軍部の策略なのかもしれない)
兄ならば。ルシアンお兄さまならば、それらを見抜いて暴いて、セレスティアを助けに来てくれるはず。
けれどドレスは、粗末なお仕着せしか与えられなくなった。
けれど髪は、断ち切られて短くなってしまった。
けれど食事は、かびたパンと薄いスープだけになった。
けれど、けれど、けれど——。
何日も閉じ込められた薄暗い地下牢の中。どやどやと足音が聞こえても、セレスティアは顔を上げられなかった。
『女囚! 貴様にアルノ侯爵家より通告だ』
アルノ。お兄さま。
乾いたくちびるが震えて、セレスティアは顔を上げる。乱雑に切られた髪の裾が、ぶるぶると震えていた。
ああ、お兄さま。ルシアンお兄さま!
やっぱり、セレスティアのことを、助けに来てくれた!
『——以上、刑の執行をもって、セレスティアとの家門関係を完全に断絶する』
『……え』
こぼれた声が、湿気た石の床に転がる。祈りを結んでいた手首の方から、じゃら、と鎖の落ちる音がした。
『まって』
『ああ、それと。侯爵閣下より言伝だ』
我がアルノ家のために、罪を認めて刑に臨め。それがお前に課された最後の役目だ。分かるだろう、セレスティア。
その言葉を最後に、地下牢は闇に包まれる。セレスティアは——『わたし』は動けないまま、浅い息を繰り返す。
今まで、色々な役割を与えられた。大貴族アルノ家の娘。貴族社交界の『飾り人形』。王太子殿下の婚約者。
そして、罪を被って家のために死ぬ、家名から消された犯罪者。
それが、セレスティアに与えられた、最期の役目。
「……ネ」
声が聞こえる。死ねと罵る声か。あるいは、
「リュネ……リュネ!」
はっ、と『わたし』は目を覚ます。木で出来た天井。ざらりとしたシーツの感触。微かな草と土のにおい。
それと、人の姿。
黒い髪。金色の目。整った顔立ち。
アルノの男。
呼吸が、崩れる。
「全然起きてこねえから……どっか具合悪いのか」
「やめて!」
ぱちん、と伸ばされた手を弾いて、ようやく『わたし』——リュネは息を吸った。
カイルの目が驚いたように丸くなっている。打たれた手は、ひらりと宙にあるままで。その光景に、一瞬、言葉が頭の中から消えた。
今、自分は何をした?
「……ぁ、その……ごめんなさ」
「いーよ。寝とけ」
カイルはそう言って、リュネにかかっていた布団を肩まで引き上げた。起き上がろうとすると、それを手で制して、まっすぐとした目線で見返す。
「カイル、待って。わたし」
「気にしてねえから。ちゃんと目ぇ閉じろよ。本読んだり、薬混ぜたりしてんじゃねーぞ」
部屋のドアが静かに閉まる。ややあって、外のドアが開閉する音がした。昨日言っていた、外回りのことを彼は覚えていたのだろう。
リュネは、ベッドの中で小さく背を丸める。目を閉じれば、まだ生々しい夢の感触。目を開けば、カイルへの酷い行い。
脳裏にちらつくルシアンの影が、春祭りからずっと消えない。
「……わたしって、全然ダメだわ」
ぽつりとこぼした言葉が、泣きそうにふらふら震えていた。
☆☆☆
「おかえりなさい。外回りやってくれて、ありがとう」
「……おー。具合は」
「ばっちり。寝不足だったのかも」
そう微笑んで、夕食を振る舞う。カイルから聞く村の様子はいつも通りで。くすくすと笑うことだってできた。
でも明日には、ルシアンが自分を追ってここに来るかもしれない。みんなに、カイルに迷惑がかかるかもしれない。
不安が、ずっとそこで、じっとリュネをにらみつけている。
「なあ、リュネ」
カイルのその呼びかけに、リュネはどきりとして本のページをめくった。顔を上げると、彼は向かいの椅子で膝を立てて座っている。いつも通りに。
「なあに」
「春祭りの夜、やっぱりアルノの野郎になんか言われたろ」
ごまかそうとして、けれどリュネは少し息を吐いた。カイルの視線は鋭い刃のようで、雑な嘘などつけないと感じてしまったから。
「……もう過ぎたことだから」
「いーや、過ぎてねえ。少なくとも、あんたの中じゃあ。あの日から様子がおかしいじゃねえか」
がたん、と彼の長い足が床を踏む。
「あんた、アルノ家と何か関わりがあるんだろ」
リュネは視線を逸らし、本のページをめくる。心臓の音がうるさくて、文字が頭に入ってこない。
「ずっと不自然に思ってた。丁寧な言葉遣いも、妙に舌になじむ味付けも。貴族文書だって、すいすい読んでみせたところだって」
でもな。
ちらりと視線の端に、彼の靴が見えて。リュネはその姿をなぞるように顔を上げる。
微かな明かりに照らされた彼は、険しい顔をしていた。
「だからといって、全部暴きたいわけじゃない。言ってたろ、お互い隠したいことがあるって。それは分かる。でも」
カイルはそこで言葉を区切った。何か探すようにまなこを揺らし、拳を握る。リュネの膝の上で、本がくしゃりと音を立てていた。
「それが、あんたを苦しめてるなら、嫌だ……なあ、リュネ」
カイルが、ゆっくりと膝を折った。まるで赦しを乞うように。あるいは、祈るように。
「俺は、あんたに苦しいまま笑って欲しくないんだ。だから、力になりたい」
細く、息の交じった声は、泣いているみたいにも聞こえて。リュネはぐっとくちびるを噛んだ。
「……あなたに、そんな道を選ばせてしまった」
「は? んなわけあるか。これは俺の選択だ。思い上がんな」
「でも」
「あのなあ」
腕を、取られる。視線が奪われる。
膝から読みかけの本が、ばたりと落ちた。ぐらりと揺れた視界の中で、呆気に取られたまばたきの中で、カイルの双眸が輝く。
暗闇に差し込む、希望の光のように。
「苦しんでる人がいるとき助けたいって思うのは、あんただってそうだったじゃねえか。なら、俺がそう思うことだって、何も変じゃねえだろう! なあ、リュネ!!」
くちびるが、震える。
指先が、スカートの端を握りしめる。
ぱた、ぱたと熱い水滴が頬を伝う。それに気がついて、リュネは慌てて指で目元を拭った。
それでも涙が、あとから、あとから止まらなくて。
「……な、泣かせたのは、悪かったけどよ」
「違う……今、わたし、あなたにとても酷いことを言った……あなたの、選択を……っ、わたし信じっ、信じるって、言ったのに……うたがっちゃった……」
ごめんなさい。
掠れた声が、震えたままでそれを口にする。しゃくり上げる肩が、つっかえる言葉が、喉奥から漏れる嗚咽が、止められない。止め方が分からない。
ひいひいと子どもみたいに泣き続けるリュネに、カイルは黙って寄り添っていた。
「……今から話すのは、わたしの主観の話。ただの、夢物語と思って聞いてくれても構わない」
ようやくリュネが泣き止み、目元と鼻を真っ赤にさせた頃。短くなったロウソクの火を取替えながら、そう前置いた。
「わたしにはね、わたしじゃなかった頃……リュネとして、生まれる前の記憶があるの」
カイルのまなこが一瞬ちらりと揺れる。けれど、口をきっと結んだ彼は、黙って引き寄せた椅子に座った。
リュネはそれを見届け、言葉を続ける。
それは、誰にも言うはずのなかった、過去の話。
「彼女の名前は——セレスティア。セレスティア・ド・アルノ。アルノ家の三女で、王太子殿下の婚約者で……」
閉めた窓ががたがたと揺れる。二人の影がふらふらと壁に描かれる。
ろうそくの炎のゆらめきを見つめながら、リュネは静かに口を開いた。
「国家反逆の罪で、火刑にされた」
2
あなたにおすすめの小説
もう散々泣いて悔やんだから、過去に戻ったら絶対に間違えない
もーりんもも
恋愛
セラフィネは一目惚れで結婚した夫に裏切られ、満足な食事も与えられず自宅に軟禁されていた。
……私が馬鹿だった。それは分かっているけど悔しい。夫と出会う前からやり直したい。 そのチャンスを手に入れたセラフィネは復讐を誓う――。
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
悪役令嬢に転生したので、ゲームを無視して自由に生きる。私にしか使えない植物を操る魔法で、食べ物の心配は無いのでスローライフを満喫します。
向原 行人
ファンタジー
死にかけた拍子に前世の記憶が蘇り……どハマりしていた恋愛ゲーム『ときめきメイト』の世界に居ると気付く。
それだけならまだしも、私の名前がルーシーって、思いっきり悪役令嬢じゃない!
しかもルーシーは魔法学園卒業後に、誰とも結ばれる事なく、辺境に飛ばされて孤独な上に苦労する事が分かっている。
……あ、だったら、辺境に飛ばされた後、苦労せずに生きていけるスキルを学園に居る内に習得しておけば良いじゃない。
魔法学園で起こる恋愛イベントを全て無視して、生きていく為のスキルを習得して……と思ったら、いきなりゲームに無かった魔法が使えるようになってしまった。
木から木へと瞬間移動出来るようになったので、学園に通いながら、辺境に飛ばされた後のスローライフの練習をしていたんだけど……自由なスローライフが楽し過ぎるっ!
※第○話:主人公視点
挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点
となります。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
【完結】海外在住だったので、異世界転移なんてなんともありません
ソニエッタ
ファンタジー
言葉が通じない? それ、日常でした。
文化が違う? 慣れてます。
命の危機? まあ、それはちょっと驚きましたけど。
NGO調整員として、砂漠の難民キャンプから、宗教対立がくすぶる交渉の現場まで――。
いろんな修羅場をくぐってきた私が、今度は魔族の村に“神託の者”として召喚されました。
スーツケース一つで、どこにでも行ける体質なんです。
今回の目的地が、たまたま魔王のいる世界だっただけ。
「聖剣? 魔法? それよりまず、水と食糧と、宗教的禁忌の確認ですね」
ちょっとズレてて、でもやたらと現場慣れしてる。
そんな“救世主”、エミリの異世界ロジカル生活、はじまります。
【完結】赤ちゃんが生まれたら殺されるようです
白崎りか
恋愛
もうすぐ赤ちゃんが生まれる。
ドレスの上から、ふくらんだお腹をなでる。
「はやく出ておいで。私の赤ちゃん」
ある日、アリシアは見てしまう。
夫が、ベッドの上で、メイドと口づけをしているのを!
「どうして、メイドのお腹にも、赤ちゃんがいるの?!」
「赤ちゃんが生まれたら、私は殺されるの?」
夫とメイドは、アリシアの殺害を計画していた。
自分たちの子供を跡継ぎにして、辺境伯家を乗っ取ろうとしているのだ。
ドラゴンの力で、前世の記憶を取り戻したアリシアは、自由を手に入れるために裁判で戦う。
※1話と2話は短編版と内容は同じですが、設定を少し変えています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる