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イったばかりで動けないわたしの後頭部を押さえながら彼は腰をゆるゆると動かす。
「んっ、ん“っ」
ちょっと苦しくて涙が浮かぶ。そんなわたしを嬉しそうに見つめる彼はそのままさらに腰を動かすスピードを早めた。
口の端から私の涎なのか彼の密なのかわからないものが垂れてくる。
どんどん彼のモノは大きくなってピクピク震え始める。
イきそうなのかな。
口を窄めてじゅっと吸ってみる。
「くっっ」
一際大きく彼の体が震えて口の中にドクドクと彼の精が勢いよく注がれた。これは苦い。ずるっと口の中から彼のモノが抜けていく。
これ、どうしたらいいんだろ。飲む?
ゴクンと飲むと今度は彼が慌てた。どうやら出して良かったみたいだけど、飲んでしまったものはしょうがない。
「最高のプレゼントだったよ」
どうやら彼は満足してくれたみたいだ。わたしは満面の笑みで彼の胸に頭をくっつけた。
が、それだけで終わるわけもなく。
体を持ち上げられ、座っている彼の上に向かい合って乗せられる。バランスが取れなくて思わず彼の首に腕を回すと腰を持ち上げられ、わたしのあそこに彼のモノが宛てがわれた。
「え?」
ニヤリと意地悪く笑った彼は一気に腰を下に下ろす。
ズンと響くくらいの勢いで下され、軽くイってしまう。
「入れただけでイったのか」
耳元で囁かれて顔が真っ赤になる。恥ずかしい。
「本当可愛いな」
容赦なくしたから突き上げられ、矯正をあげ続けるわたし。何度イったかもうわからない。
まだまだ彼は元気なようでひたすら突き上げられる。
「あっ、も、おか、しくっ、な、るかっ、らぁぁぁぁ!」
もうずっと体が痙攣しっぱなしだ。どうしてこんなになってしまったのか。
「もっと乱れろ。本当可愛すぎるだろっ。っくっ」
彼が勢いよく精を放つ。
しかしそれでは終わらない。
対位を変えて、日が昇るまでひたすら貪られた。
目を覚ましたわたしをじっと見つめる彼。これはいつもの光景だ。
「ところで、あれは誰に教えてもらったんだ?君は元々知ってたのか?」
鋭い目で見つめられる。なんか怒ってる?
「王妃様から教えてもらいました」
「なるほどな」
何かを考えていた彼は考えるのをやめたのかシーツを剥ぎ、わたしを包んでそのまま浴室へと連れて行った。
中から溢れ出る白濁に赤面しながら掻き出されるのだった。
どうやらまた大きな夜会があるらしい。各国の要人が集まる夜会だ。そしてどうやらわたしも参加しないといけないらしい。
今日はドレスの打ち合わせの日だった。もちろん彼も同席している。
「一応サイズを測りましょう」
衝立の向こうに連れて行かれ採寸してもらう。
「あら、お腹周りが少しふっくらされましたね。採寸して正解でした」
太ったのだろうか。最近王妃様とのお茶会や彼の誕生日で食べ過ぎてしまったようだ。恥ずかしい。
採寸はすぐに終わり、今度はドレスのデザインや色を決める。
「色は青で。金色の糸で装飾を」
うん、色は決めなくて良かったみたい。すらすらと彼は決めてしまう。
ドレスの型から細かい装飾まで。わたしがいる意味があったのか謎だ。
「では、このデザインで作らせていただきます。後日持ってきますので合わせて細かい部分の修正をさせていただきます」
打ち合わせはすぐに終わってしまった。
後は特にすることはないらしいので、いつも通り過ごした。なんだかとても眠たい。
ソファで居眠りする時間が少しづつ増えていった。
夜会当日、わたしはある変化に戸惑っていた。夜会の料理の匂いを嗅ぐと気持ち悪くなってしまう。その臭いから逃げるようにバルコニーに避難して過ごしていた。
そんなわたしを彼は心配そうに見ている。
そろそろ帰ってもいい頃だ。その時、彼は仕事が入ってしまったみたい。
すぐ戻ると言われたけれど、匂いに酔ってしまったわたしは化粧室へ向かった。
それがいけなかったのだろう。
いつの間にかわたしは連れ去られてしまっていた。
目を覚ますと見知らぬ部屋のベッドに寝かされていた。ドレスを着ていたはずなのに動きやすいワンピースを着せられている。横のテーブルに食べ物が置かれていたけれど、匂いに酔ってしまって近づけない。
そういえば、まだ月のものが来ていない。それに最近妙に眠かったし、匂いがダメになっている。もしかして……
前世の知識をフル稼働させてもある一つの事実しか思い浮かばない。
妊娠、している……?
その事実に気づき思わずお腹を撫でる。
それにしてもここはどこかしら。
綺麗な部屋ではあるけれど……
キョロキョロと見渡して情報を探ってみるけれど、何もわからない。
と言うかなんでこんな目にあっているのか。
妹はもう修道院にいて何もできないはず。妹の事件が片付いてからは特に問題なく過ごしているし、王妃様からも国内ではそんな動きは一切ないと聞いている。
一体……
とりあえずベッド脇に置いてある水差しからコップに水を注いで飲んだ。
コンコンとノックの音が聞こえ、どうぞと答えると少々歳のいった女性が中へ入ってくる。誰だろう。
「お目覚めになりましたか。体調は大丈夫ですか?食事を召し上がっていないようですが……」
「ごめんなさい。食欲がなくて」
「そうでしたか。スープを持ってきますね」
そういい、その女性はスープを持ってきてくれた。
これなら飲めそう。ゆっくりコクコクとスープを飲むと女性は安心したような表情をした後、なんだか困ったような表情をしていた。
「んっ、ん“っ」
ちょっと苦しくて涙が浮かぶ。そんなわたしを嬉しそうに見つめる彼はそのままさらに腰を動かすスピードを早めた。
口の端から私の涎なのか彼の密なのかわからないものが垂れてくる。
どんどん彼のモノは大きくなってピクピク震え始める。
イきそうなのかな。
口を窄めてじゅっと吸ってみる。
「くっっ」
一際大きく彼の体が震えて口の中にドクドクと彼の精が勢いよく注がれた。これは苦い。ずるっと口の中から彼のモノが抜けていく。
これ、どうしたらいいんだろ。飲む?
ゴクンと飲むと今度は彼が慌てた。どうやら出して良かったみたいだけど、飲んでしまったものはしょうがない。
「最高のプレゼントだったよ」
どうやら彼は満足してくれたみたいだ。わたしは満面の笑みで彼の胸に頭をくっつけた。
が、それだけで終わるわけもなく。
体を持ち上げられ、座っている彼の上に向かい合って乗せられる。バランスが取れなくて思わず彼の首に腕を回すと腰を持ち上げられ、わたしのあそこに彼のモノが宛てがわれた。
「え?」
ニヤリと意地悪く笑った彼は一気に腰を下に下ろす。
ズンと響くくらいの勢いで下され、軽くイってしまう。
「入れただけでイったのか」
耳元で囁かれて顔が真っ赤になる。恥ずかしい。
「本当可愛いな」
容赦なくしたから突き上げられ、矯正をあげ続けるわたし。何度イったかもうわからない。
まだまだ彼は元気なようでひたすら突き上げられる。
「あっ、も、おか、しくっ、な、るかっ、らぁぁぁぁ!」
もうずっと体が痙攣しっぱなしだ。どうしてこんなになってしまったのか。
「もっと乱れろ。本当可愛すぎるだろっ。っくっ」
彼が勢いよく精を放つ。
しかしそれでは終わらない。
対位を変えて、日が昇るまでひたすら貪られた。
目を覚ましたわたしをじっと見つめる彼。これはいつもの光景だ。
「ところで、あれは誰に教えてもらったんだ?君は元々知ってたのか?」
鋭い目で見つめられる。なんか怒ってる?
「王妃様から教えてもらいました」
「なるほどな」
何かを考えていた彼は考えるのをやめたのかシーツを剥ぎ、わたしを包んでそのまま浴室へと連れて行った。
中から溢れ出る白濁に赤面しながら掻き出されるのだった。
どうやらまた大きな夜会があるらしい。各国の要人が集まる夜会だ。そしてどうやらわたしも参加しないといけないらしい。
今日はドレスの打ち合わせの日だった。もちろん彼も同席している。
「一応サイズを測りましょう」
衝立の向こうに連れて行かれ採寸してもらう。
「あら、お腹周りが少しふっくらされましたね。採寸して正解でした」
太ったのだろうか。最近王妃様とのお茶会や彼の誕生日で食べ過ぎてしまったようだ。恥ずかしい。
採寸はすぐに終わり、今度はドレスのデザインや色を決める。
「色は青で。金色の糸で装飾を」
うん、色は決めなくて良かったみたい。すらすらと彼は決めてしまう。
ドレスの型から細かい装飾まで。わたしがいる意味があったのか謎だ。
「では、このデザインで作らせていただきます。後日持ってきますので合わせて細かい部分の修正をさせていただきます」
打ち合わせはすぐに終わってしまった。
後は特にすることはないらしいので、いつも通り過ごした。なんだかとても眠たい。
ソファで居眠りする時間が少しづつ増えていった。
夜会当日、わたしはある変化に戸惑っていた。夜会の料理の匂いを嗅ぐと気持ち悪くなってしまう。その臭いから逃げるようにバルコニーに避難して過ごしていた。
そんなわたしを彼は心配そうに見ている。
そろそろ帰ってもいい頃だ。その時、彼は仕事が入ってしまったみたい。
すぐ戻ると言われたけれど、匂いに酔ってしまったわたしは化粧室へ向かった。
それがいけなかったのだろう。
いつの間にかわたしは連れ去られてしまっていた。
目を覚ますと見知らぬ部屋のベッドに寝かされていた。ドレスを着ていたはずなのに動きやすいワンピースを着せられている。横のテーブルに食べ物が置かれていたけれど、匂いに酔ってしまって近づけない。
そういえば、まだ月のものが来ていない。それに最近妙に眠かったし、匂いがダメになっている。もしかして……
前世の知識をフル稼働させてもある一つの事実しか思い浮かばない。
妊娠、している……?
その事実に気づき思わずお腹を撫でる。
それにしてもここはどこかしら。
綺麗な部屋ではあるけれど……
キョロキョロと見渡して情報を探ってみるけれど、何もわからない。
と言うかなんでこんな目にあっているのか。
妹はもう修道院にいて何もできないはず。妹の事件が片付いてからは特に問題なく過ごしているし、王妃様からも国内ではそんな動きは一切ないと聞いている。
一体……
とりあえずベッド脇に置いてある水差しからコップに水を注いで飲んだ。
コンコンとノックの音が聞こえ、どうぞと答えると少々歳のいった女性が中へ入ってくる。誰だろう。
「お目覚めになりましたか。体調は大丈夫ですか?食事を召し上がっていないようですが……」
「ごめんなさい。食欲がなくて」
「そうでしたか。スープを持ってきますね」
そういい、その女性はスープを持ってきてくれた。
これなら飲めそう。ゆっくりコクコクとスープを飲むと女性は安心したような表情をした後、なんだか困ったような表情をしていた。
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