49 / 108
MO作戦
第49話 掃滅の零戦隊
しおりを挟む
第二航空艦隊に真っ先に迫ってきたのは九機のF4Fワイルドキャット戦闘機とそれに二七機のSBDドーントレス急降下爆撃機から成る「ヨークタウン」飛行隊だった。
二七機のSBDのうち一八機は爆撃隊、残る九機は索敵爆撃隊の所属で、それらは部隊ごとに編隊を組んでいた。
そこへ、本来であれば第一次攻撃隊に参加、九九艦爆を守るはずだった「瑞鶴」第一、第二、それに第三中隊の二七機の零戦が立ちはだかる。
このうち第一中隊は戦闘機隊に、第二中隊は爆撃隊に、そして第三中隊は索敵爆撃隊にその矛先を向けた。
悲惨なのは索敵爆撃隊のSBDだった。
そのSBDは急降下爆撃機としては強武装で、爆弾を抱えていない状態ではそれなりに運動性能も良好だった。
しかし、一〇〇〇ポンド爆弾を腹に抱えて機動性がガタ落ちの状態で、しかも自分たちと同じ数の零戦に襲われてはどうしようもない。
SBDは防御機銃で反撃を試みるものの、しかし身軽な零戦相手にはほとんど命中弾を与えることができない。
逆に零戦が放つ二〇ミリ弾や七・七ミリ弾をしたたかに撃ち込まれて、それこそあっという間に珊瑚海の空からその姿を消してしまった。
短時間のうちに「ヨークタウン」索敵爆撃隊を食い尽くした「瑞鶴」第三中隊は、それでもまだ食い足りないとばかりに「ヨークタウン」爆撃隊にその機首を向ける。
しかし、それらのうちで第三小隊だけはその動きに従わず降下をはじめる。
そこには、第一中隊の零戦とF4Fが互いにバックを取り合う乱戦となっていた。
F4FとしてはSBDに零戦を近づけさせないようにすること。
逆に零戦の側はF4FをSBDから引き剥がすという意図を持っており、そのことで双方ともに目的を達成しているといってもいい状態だった。
そのうえ、双方が同じ機数だったことで決定打が出ず、空戦そのものは完全な膠着状態となっていた。
そのような中、第三小隊を指揮する岩本徹三一飛曹はSBDを襲撃する前から零戦とF4Fの戦いに介入すると決めていた。
彼は巴戦あるいはドッグファイトと呼ばれる戦いが、それこそあっという間に高度を失ってしまうものであることを知っていたからだ。
だから、岩本一飛曹は自分たちがSBDを撃破した頃には、戦闘機同士の空戦域との間に少なくない高度差が生じているものだと予想していた。
岩本一飛曹の考えは的中する。
日米の戦闘機同士の戦いは、その岩本一飛曹の眼下で繰り広げられていた。
思惑通りの展開に、彼とその僚機は垂直降下もかくやというような急角度で零戦の背後に忍び寄ろうとしているF4Fに肉薄する。
第三小隊は直下を行く敵機に向けて二〇ミリ弾それに七・七ミリ弾を出し惜しみなく撃ち続ける。
一方、重力の助けを借りてパワーアップした二〇ミリ弾とそれに七・七ミリ弾を、しかも直上からまともに浴びせられては、それこそF4Fとしてはたまったものではなかった。
機体を穴だらけにされたF4Fは、盛大な煙の尾を曳きながら海面へとその姿を消していった。
このことで、九対九のままで推移していた戦いは、しかし岩本小隊が乱入したことで一気に一二対八と、日本側が圧倒的に優勢となる。
F4Fの搭乗員の技量は悪くはなかったが、しかし五割も多い零戦の攻撃を捌き切れるほどのものではない。
一気に数的劣勢に追い込まれたF4Fは、それでも必死の防戦に努める。
しかし、数の差はいかんともしがたく、櫛の歯が抜けるように一機また一機と討ち取られていった。
一方、「瑞鶴」戦闘機隊とともに第一次攻撃隊に参加するはずだった「翔鶴」第二、第三、第四中隊と、それに第二次攻撃隊に加わる予定だった「瑞鳳」第一中隊は「ヨークタウン」隊に続いて視界内に姿を現した「ホーネット」隊に狙いをつけた。
技量が頭一つ抜けている「瑞鳳」第一中隊が敵戦闘機を相手取る間、「翔鶴」隊の二七機の零戦は爆撃隊それに索敵爆撃隊の三六機のSBDに食らいつく。
一航戦の「赤城」それに「加賀」の手練れで臨時編成された「瑞鳳」第一中隊はF4Fに猛襲をかける。
彼らはインド洋海戦では「赤城」と「加賀」が早々に撃破されたことで出番が無かった。
あの時は無念という思いしかなかった。
しかし今回、ようやくのことでかねてからの念願だった艦隊決戦という晴れ舞台に自分たちは立つことができた。
しかも、相手は最大のライバルでもある米空母戦闘機隊だ。
もちろん、米側に機先を制されたことで、今のところは防戦一方となっている。
そのことで、全体の戦況はあまり思わしいものではない。
しかし、自分たちが味方の空母を無傷で守り通せば状況は一変する。
中国との戦争に参加した者が多く含まれる「瑞鳳」第一中隊の搭乗員は、それぞれが一騎当千のベテランだ。
空戦の極意というものを、各員がそれぞれ体得している。
一方、「ホーネット」戦闘機隊もまた開戦以降に訓練を重ね、搭乗員らは明らかな技量の向上を見せている。
ただ、それでもその術力は米母艦航空隊の標準の範疇に収まる。
そのことで、この戦いはある意味において帝国海軍最強部隊と米海軍の平均練度の部隊との戦いだと言ってもよかった。
こうした事情あるいは事実もあって、戦いは一方的なものになった。
「瑞鳳」第一中隊の表書きを持つ一航戦エースパイロットたちは、それぞれがこれまでの戦いの中で培ってきた秘術や奥義をもってF4Fの搭乗員を翻弄する。
F4Fの側も防戦に努めるが、しかし技量とそれになにより実戦経験の差があまりにもあり過ぎた。
それを「ホーネット」戦闘機隊は覆すことができなかった。
その頃には「ホーネット」爆撃隊、それに索敵爆撃隊のSBDを相手取っていた「翔鶴」第二、第三、第四中隊もまた、その戦いに決着をつけている。
「ホーネット」隊のSBDは「翔鶴」第二、第三、第四中隊の零戦に比べて三割以上も多かった。
しかし、機体性能の差を考えれば、この程度の差はそれこそ誤差の範囲でしかない。
「ホーネット」爆撃隊、それに索敵爆撃隊は零戦の重厚な防衛網を突破することができず、それどころか全体の八割以上を撃墜されるという壊滅的ダメージを被った。
生き残ったのは早々に進撃を諦め、爆弾を投棄して逃げ帰ったわずかな機体のみだった。
「ワスプ」飛行隊を迎え撃ったのは第二次攻撃隊に参加するはずだった「翔鶴」第四中隊と、それに「瑞鶴」第一中隊の一八機の零戦だった。
こちらは数が少なかったこともあり、阻止できたのは「ワスプ」戦闘機隊とそれに同索敵爆撃隊のみだった。
残る「ワスプ」爆撃隊は仲間の犠牲を無駄にはすまいと、そのまま進撃を続けた。
しかし、「ワスプ」爆撃隊にとって現実は冷酷だった。
彼らの前には直掩任務の第二直、それに第三直にあたるはずだった「翔鶴」第六中隊と第七中隊、それに「瑞鶴」第六中隊と第七中隊、さらに「瑞鳳」第二中隊第二小隊と第三小隊の合わせて四二機の零戦が待ち構えていたのだ。
そして、零戦は自分たちの半数にも満たない数の獲物に群がり、そしてこれらを瞬く間に平らげていった。
F4FやSBDにわずかに遅れて進撃していた三〇機のTBDデバステーター雷撃機も末路は悲惨だった。
こちらには朝から戦闘空中哨戒にあたり、一度飛行甲板に降りて補給を受けてから駆けつけた「翔鶴」第五中隊と「瑞鶴」第五中隊、それに「瑞鳳」第二中隊第一小隊の合わせて二一機の零戦が襲いかかった。
低速なうえに重量物の魚雷を抱えたTBDが、自分たちの七割の数にのぼる零戦に襲われてはどうしようもない。
TBDは自らの生存を優先すべく魚雷を投棄して避退にかかる。
しかし、零戦にTBDを見逃す理由はない。
零戦は二〇〇キロ近い優速を生かして肉薄、逃げるTBDに対して二〇ミリ弾や七・七ミリ弾をしたたかに撃ち込んでいった。
この結果、零戦隊はそのすべてが敵艦上機に手を取られてしまうことになった。
しかし、それでも二航艦のほうはまだわずかに余力が残されていた。
五四機の九九艦爆、それに二機の一三試艦爆が零戦の後方に控えていたからだ。
これら機体は、零戦隊が取りこぼした急降下爆撃機や雷撃機を、その数の優位をもって殲滅するよう命令されていた。
しかし、零戦がすべての敵艦上機を撃墜あるいは撃退したことで、これら機体の出番は無かった。
そして、それは九九艦爆や一三試艦爆の温存を意味した。
二七機のSBDのうち一八機は爆撃隊、残る九機は索敵爆撃隊の所属で、それらは部隊ごとに編隊を組んでいた。
そこへ、本来であれば第一次攻撃隊に参加、九九艦爆を守るはずだった「瑞鶴」第一、第二、それに第三中隊の二七機の零戦が立ちはだかる。
このうち第一中隊は戦闘機隊に、第二中隊は爆撃隊に、そして第三中隊は索敵爆撃隊にその矛先を向けた。
悲惨なのは索敵爆撃隊のSBDだった。
そのSBDは急降下爆撃機としては強武装で、爆弾を抱えていない状態ではそれなりに運動性能も良好だった。
しかし、一〇〇〇ポンド爆弾を腹に抱えて機動性がガタ落ちの状態で、しかも自分たちと同じ数の零戦に襲われてはどうしようもない。
SBDは防御機銃で反撃を試みるものの、しかし身軽な零戦相手にはほとんど命中弾を与えることができない。
逆に零戦が放つ二〇ミリ弾や七・七ミリ弾をしたたかに撃ち込まれて、それこそあっという間に珊瑚海の空からその姿を消してしまった。
短時間のうちに「ヨークタウン」索敵爆撃隊を食い尽くした「瑞鶴」第三中隊は、それでもまだ食い足りないとばかりに「ヨークタウン」爆撃隊にその機首を向ける。
しかし、それらのうちで第三小隊だけはその動きに従わず降下をはじめる。
そこには、第一中隊の零戦とF4Fが互いにバックを取り合う乱戦となっていた。
F4FとしてはSBDに零戦を近づけさせないようにすること。
逆に零戦の側はF4FをSBDから引き剥がすという意図を持っており、そのことで双方ともに目的を達成しているといってもいい状態だった。
そのうえ、双方が同じ機数だったことで決定打が出ず、空戦そのものは完全な膠着状態となっていた。
そのような中、第三小隊を指揮する岩本徹三一飛曹はSBDを襲撃する前から零戦とF4Fの戦いに介入すると決めていた。
彼は巴戦あるいはドッグファイトと呼ばれる戦いが、それこそあっという間に高度を失ってしまうものであることを知っていたからだ。
だから、岩本一飛曹は自分たちがSBDを撃破した頃には、戦闘機同士の空戦域との間に少なくない高度差が生じているものだと予想していた。
岩本一飛曹の考えは的中する。
日米の戦闘機同士の戦いは、その岩本一飛曹の眼下で繰り広げられていた。
思惑通りの展開に、彼とその僚機は垂直降下もかくやというような急角度で零戦の背後に忍び寄ろうとしているF4Fに肉薄する。
第三小隊は直下を行く敵機に向けて二〇ミリ弾それに七・七ミリ弾を出し惜しみなく撃ち続ける。
一方、重力の助けを借りてパワーアップした二〇ミリ弾とそれに七・七ミリ弾を、しかも直上からまともに浴びせられては、それこそF4Fとしてはたまったものではなかった。
機体を穴だらけにされたF4Fは、盛大な煙の尾を曳きながら海面へとその姿を消していった。
このことで、九対九のままで推移していた戦いは、しかし岩本小隊が乱入したことで一気に一二対八と、日本側が圧倒的に優勢となる。
F4Fの搭乗員の技量は悪くはなかったが、しかし五割も多い零戦の攻撃を捌き切れるほどのものではない。
一気に数的劣勢に追い込まれたF4Fは、それでも必死の防戦に努める。
しかし、数の差はいかんともしがたく、櫛の歯が抜けるように一機また一機と討ち取られていった。
一方、「瑞鶴」戦闘機隊とともに第一次攻撃隊に参加するはずだった「翔鶴」第二、第三、第四中隊と、それに第二次攻撃隊に加わる予定だった「瑞鳳」第一中隊は「ヨークタウン」隊に続いて視界内に姿を現した「ホーネット」隊に狙いをつけた。
技量が頭一つ抜けている「瑞鳳」第一中隊が敵戦闘機を相手取る間、「翔鶴」隊の二七機の零戦は爆撃隊それに索敵爆撃隊の三六機のSBDに食らいつく。
一航戦の「赤城」それに「加賀」の手練れで臨時編成された「瑞鳳」第一中隊はF4Fに猛襲をかける。
彼らはインド洋海戦では「赤城」と「加賀」が早々に撃破されたことで出番が無かった。
あの時は無念という思いしかなかった。
しかし今回、ようやくのことでかねてからの念願だった艦隊決戦という晴れ舞台に自分たちは立つことができた。
しかも、相手は最大のライバルでもある米空母戦闘機隊だ。
もちろん、米側に機先を制されたことで、今のところは防戦一方となっている。
そのことで、全体の戦況はあまり思わしいものではない。
しかし、自分たちが味方の空母を無傷で守り通せば状況は一変する。
中国との戦争に参加した者が多く含まれる「瑞鳳」第一中隊の搭乗員は、それぞれが一騎当千のベテランだ。
空戦の極意というものを、各員がそれぞれ体得している。
一方、「ホーネット」戦闘機隊もまた開戦以降に訓練を重ね、搭乗員らは明らかな技量の向上を見せている。
ただ、それでもその術力は米母艦航空隊の標準の範疇に収まる。
そのことで、この戦いはある意味において帝国海軍最強部隊と米海軍の平均練度の部隊との戦いだと言ってもよかった。
こうした事情あるいは事実もあって、戦いは一方的なものになった。
「瑞鳳」第一中隊の表書きを持つ一航戦エースパイロットたちは、それぞれがこれまでの戦いの中で培ってきた秘術や奥義をもってF4Fの搭乗員を翻弄する。
F4Fの側も防戦に努めるが、しかし技量とそれになにより実戦経験の差があまりにもあり過ぎた。
それを「ホーネット」戦闘機隊は覆すことができなかった。
その頃には「ホーネット」爆撃隊、それに索敵爆撃隊のSBDを相手取っていた「翔鶴」第二、第三、第四中隊もまた、その戦いに決着をつけている。
「ホーネット」隊のSBDは「翔鶴」第二、第三、第四中隊の零戦に比べて三割以上も多かった。
しかし、機体性能の差を考えれば、この程度の差はそれこそ誤差の範囲でしかない。
「ホーネット」爆撃隊、それに索敵爆撃隊は零戦の重厚な防衛網を突破することができず、それどころか全体の八割以上を撃墜されるという壊滅的ダメージを被った。
生き残ったのは早々に進撃を諦め、爆弾を投棄して逃げ帰ったわずかな機体のみだった。
「ワスプ」飛行隊を迎え撃ったのは第二次攻撃隊に参加するはずだった「翔鶴」第四中隊と、それに「瑞鶴」第一中隊の一八機の零戦だった。
こちらは数が少なかったこともあり、阻止できたのは「ワスプ」戦闘機隊とそれに同索敵爆撃隊のみだった。
残る「ワスプ」爆撃隊は仲間の犠牲を無駄にはすまいと、そのまま進撃を続けた。
しかし、「ワスプ」爆撃隊にとって現実は冷酷だった。
彼らの前には直掩任務の第二直、それに第三直にあたるはずだった「翔鶴」第六中隊と第七中隊、それに「瑞鶴」第六中隊と第七中隊、さらに「瑞鳳」第二中隊第二小隊と第三小隊の合わせて四二機の零戦が待ち構えていたのだ。
そして、零戦は自分たちの半数にも満たない数の獲物に群がり、そしてこれらを瞬く間に平らげていった。
F4FやSBDにわずかに遅れて進撃していた三〇機のTBDデバステーター雷撃機も末路は悲惨だった。
こちらには朝から戦闘空中哨戒にあたり、一度飛行甲板に降りて補給を受けてから駆けつけた「翔鶴」第五中隊と「瑞鶴」第五中隊、それに「瑞鳳」第二中隊第一小隊の合わせて二一機の零戦が襲いかかった。
低速なうえに重量物の魚雷を抱えたTBDが、自分たちの七割の数にのぼる零戦に襲われてはどうしようもない。
TBDは自らの生存を優先すべく魚雷を投棄して避退にかかる。
しかし、零戦にTBDを見逃す理由はない。
零戦は二〇〇キロ近い優速を生かして肉薄、逃げるTBDに対して二〇ミリ弾や七・七ミリ弾をしたたかに撃ち込んでいった。
この結果、零戦隊はそのすべてが敵艦上機に手を取られてしまうことになった。
しかし、それでも二航艦のほうはまだわずかに余力が残されていた。
五四機の九九艦爆、それに二機の一三試艦爆が零戦の後方に控えていたからだ。
これら機体は、零戦隊が取りこぼした急降下爆撃機や雷撃機を、その数の優位をもって殲滅するよう命令されていた。
しかし、零戦がすべての敵艦上機を撃墜あるいは撃退したことで、これら機体の出番は無かった。
そして、それは九九艦爆や一三試艦爆の温存を意味した。
61
あなたにおすすめの小説
幻の十一代将軍・徳川家基、死せず。長谷川平蔵、田沼意知、蝦夷へ往く。
克全
歴史・時代
西欧列強に不平等条約を強要され、内乱を誘発させられ、多くの富を収奪されたのが悔しい。
幕末の仮想戦記も考えましたが、徳川家基が健在で、田沼親子が権力を維持していれば、もっと余裕を持って、開国準備ができたと思う。
北海道・樺太・千島も日本の領地のままだっただろうし、多くの金銀が国外に流出することもなかったと思う。
清国と手を組むことも出来たかもしれないし、清国がロシアに強奪された、シベリアと沿海州を日本が手に入れる事が出来たかもしれない。
色々真剣に検討して、仮想の日本史を書いてみたい。
一橋治済の陰謀で毒を盛られた徳川家基であったが、奇跡的に一命をとりとめた。だが家基も父親の十代将軍:徳川家治も誰が毒を盛ったのかは分からなかった。家基は田沼意次を疑い、家治は疑心暗鬼に陥り田沼意次以外の家臣が信じられなくなった。そして歴史は大きく動くことになる。
印旛沼開拓は成功するのか?
蝦夷開拓は成功するのか?
オロシャとは戦争になるのか?
蝦夷・千島・樺太の領有は徳川家になるのか?
それともオロシャになるのか?
西洋帆船は導入されるのか?
幕府は開国に踏み切れるのか?
アイヌとの関係はどうなるのか?
幕府を裏切り異国と手を結ぶ藩は現れるのか?
世界はあるべき姿へ戻される 第二次世界大戦if戦記
颯野秋乃
歴史・時代
1929年に起きた、世界を巻き込んだ大恐慌。世界の大国たちはそれからの脱却を目指し、躍起になっていた。第一次世界大戦の敗戦国となったドイツ第三帝国は多額の賠償金に加えて襲いかかる恐慌に国の存続の危機に陥っていた。援助の約束をしたアメリカは恐慌を理由に賠償金の支援を破棄。フランスは、自らを救うために支払いの延期は認めない姿勢を貫く。
ドイツ第三帝国は自らの存続のために、世界に隠しながら軍備の拡張に奔走することになる。
また、極東の国大日本帝国。関係の悪化の一途を辿る日米関係によって受ける経済的打撃に苦しんでいた。
その解決法として提案された大東亜共栄圏。東南アジア諸国及び中国を含めた大経済圏、生存圏の構築に力を注ごうとしていた。
この小説は、ドイツ第三帝国と大日本帝国の2視点で進んでいく。現代では有り得なかった様々なイフが含まれる。それを楽しんで貰えたらと思う。
またこの小説はいかなる思想を賛美、賞賛するものでは無い。
この小説は現代とは似て非なるもの。登場人物は史実には沿わないので悪しからず…
大日本帝国視点は都合上休止中です。気分により再開するらもしれません。
【重要】
不定期更新。超絶不定期更新です。
土方歳三ら、西南戦争に参戦す
山家
歴史・時代
榎本艦隊北上せず。
それによって、戊辰戦争の流れが変わり、五稜郭の戦いは起こらず、土方歳三は戊辰戦争の戦野を生き延びることになった。
生き延びた土方歳三は、北の大地に屯田兵として赴き、明治初期を生き抜く。
また、五稜郭の戦い等で散った他の多くの男達も、史実と違えた人生を送ることになった。
そして、台湾出兵に土方歳三は赴いた後、西南戦争が勃発する。
土方歳三は屯田兵として、そして幕府歩兵隊の末裔といえる海兵隊の一員として、西南戦争に赴く。
そして、北の大地で再生された誠の旗を掲げる土方歳三の周囲には、かつての新選組の仲間、永倉新八、斎藤一、島田魁らが集い、共に戦おうとしており、他にも男達が集っていた。
(「小説家になろう」に投稿している「新選組、西南戦争へ」の加筆修正版です)
日本の運命を変えた天才少年-日本が世界一の帝国になる日-
ましゅまろ
歴史・時代
――もしも、日本の運命を変える“少年”が現れたなら。
1941年、戦争の影が世界を覆うなか、日本に突如として現れた一人の少年――蒼月レイ。
わずか13歳の彼は、天才的な頭脳で、戦争そのものを再設計し、歴史を変え、英米独ソをも巻き込みながら、日本を敗戦の未来から救い出す。
だがその歩みは、同時に多くの敵を生み、命を狙われることも――。
これは、一人の少年の手で、世界一の帝国へと昇りつめた日本の物語。
希望と混乱の20世紀を超え、未来に語り継がれる“蒼き伝説”が、いま始まる。
※アルファポリス限定投稿
対ソ戦、準備せよ!
湖灯
歴史・時代
1940年、遂に欧州で第二次世界大戦がはじまります。
前作『対米戦、準備せよ!』で、中国での戦いを避けることができ、米国とも良好な経済関係を築くことに成功した日本にもやがて暗い影が押し寄せてきます。
未来の日本から来たという柳生、結城の2人によって1944年のサイパン戦後から1934年の日本に戻った大本営の特例を受けた柏原少佐は再びこの日本の危機を回避させることができるのでしょうか!?
小説家になろうでは、前作『対米戦、準備せよ!』のタイトルのまま先行配信中です!
もし石田三成が島津義弘の意見に耳を傾けていたら
俣彦
歴史・時代
慶長5年9月14日。
赤坂に到着した徳川家康を狙うべく夜襲を提案する宇喜多秀家と島津義弘。
史実では、これを退けた石田三成でありましたが……。
もしここで彼らの意見に耳を傾けていたら……。
小沢機動部隊
ypaaaaaaa
歴史・時代
1941年4月10日に世界初の本格的な機動部隊である第1航空艦隊の司令長官が任命された。
名は小沢治三郎。
年功序列で任命予定だった南雲忠一中将は”自分には不適任”として望んで第2艦隊司令長官に就いた。
ただ時局は引き返すことが出来ないほど悪化しており、小沢は戦いに身を投じていくことになる。
毎度同じようにこんなことがあったらなという願望を書き綴ったものです。
楽しんで頂ければ幸いです!
改造空母機動艦隊
蒼 飛雲
歴史・時代
兵棋演習の結果、洋上航空戦における空母の大量損耗は避け得ないと悟った帝国海軍は高価な正規空母の新造をあきらめ、旧式戦艦や特務艦を改造することで数を揃える方向に舵を切る。
そして、昭和一六年一二月。
日本の前途に暗雲が立ち込める中、祖国防衛のために改造空母艦隊は出撃する。
「瑞鳳」「祥鳳」「龍鳳」が、さらに「千歳」「千代田」「瑞穂」がその数を頼みに太平洋艦隊を迎え撃つ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる