異世界転生公爵令嬢は、オタク知識で世界を救う。

ふわふわ

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ショタ萌え炸裂編第九章 日常に潜むショタ萌えの幸せ

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 ダム建設現場の視察を終え、王城へ戻る馬車に揺られていた。
 夕日が美しく空を染め、砂漠に長い影が伸びる。

「お姉様、今日はとても勉強になりました」

「レオナルド様も、とても熱心に見学していらっしゃいましたわね」

 五歳のレオナルドは嬉しそうに微笑んだ。

「僕、お姉様のお仕事を見てると、すごいなって思うんです」

「まあ……ありがとうございます」

「大きな石を運ぶ機械も、水の流れを変える仕組みも、全部お姉様が考えたんですよね」

 純粋な尊敬の眼差しに、エリアナの胸がじんわり温かくなる。

(この子の素直さ……本当に愛おしい。五歳でこんなに真剣に話を聞いてくれるなんて)

「レオナルド様のおかげで、私も頑張れますの」

「僕のおかげ?」

 小さく首をかしげる仕草がまた可愛い。

「ええ、レオナルド様が一緒にいてくださると、とても心強いんですの」

「本当ですか?」

 瞳がぱっと輝く。

「僕、お姉様のお役に立ててるんですか?」

「もちろんですわ」

(ああ……この反応、可愛すぎる……! 褒められて喜ぶ五歳児、尊すぎる!)


---

 その時、馬車がぐらりと揺れた。

「あっ」

 レオナルドが小さな声を上げ、エリアナの方へ倒れかかる。

「大丈夫ですか?」

 咄嗟に抱きとめると、彼は安心したように微笑んだ。

「はい、ありがとうございます」

(この小さな体……私の腕にすっぽり収まって……柔らかくて……萌える!)

「お姉様、温かいです。お姉様の腕の中、安心します」

(ぎゃあああ……なんて可愛いことを……! 天使すぎる……!)

「レオナルド様も、とても温かいですわ」

「えへへ……」

 そのまま彼は、エリアナの肩にもたれかかった。

「お姉様……」

「はい?」

「僕、お姉様が大好きです」

(き、きたああああ! 無邪気な愛の告白! 尊死確定!)

 エリアナの心臓が跳ね上がる。

「私も、レオナルド様が大好きですわ」

「本当ですか?」

「ええ、本当ですわ」

「やった!」

 小さな手を叩いて喜ぶ姿に、エリアナはもう限界だった。


---

 王城に到着すると、レオナルドは名残惜しそうにエリアナから離れた。

「お姉様、今日はありがとうございました」

「こちらこそ、ありがとうございました」

「明日も、一緒にお勉強できますか?」

「もちろんですわ」

 嬉しそうに頷くと、ふと振り返った。

「お姉様。明日、僕の宝物を見せてもいいですか?」

「宝物?」

「はい、とっても大切なものなんです。お姉様にだけ、見せたいんです」

(宝物を“私にだけ”……!? 特別感が強すぎる……萌える……!)

「楽しみにしていますわ」

「やった!」

 駆けて行く後ろ姿に、エリアナの心臓はまだバクバクしていた。


---

◆ ◆ ◆

 その夜、日記を開く。

『今日のレオナルド様。
 馬車の中で「温かい」「安心する」と言ってくれた。
 そして「お姉様が大好き」と無邪気な告白。
 明日は宝物を見せてくれるらしい。
 「お姉様にだけ」という特別感に撃ち抜かれた。
 毎日がショタ萌えの宝庫。この幸せが永遠に続けばいいのに。』

 ペンを置き、窓の外の月を見上げる。

(明日はどんな可愛い姿を見せてくれるのかしら……。レオナルド様の宝物、楽しみすぎる)

 月光が、彼女の頬を照らしていた。


---

◆ ◆ ◆

 翌朝。

「お姉様、おはようございます!」

「おはようございます、レオナルド様」

「今日は、僕の宝物を見せる日ですね」

「ええ、楽しみにしていましたわ」

 レオナルドは照れくさそうに笑った。

「でもその前に、朝ごはんを一緒に食べましょう」

 小さな手で、エリアナの手を取る。

(朝から手を繋いでエスコート……! この甘え方、尊すぎる……!)


---

 食卓でレオナルドは嬉しそうに話す。

「昨日から楽しみで、なかなか眠れなかったんです」

(宝物を見せるのにドキドキして眠れない……純粋すぎる……!)

 食事を終えると、彼は誇らしげに言った。

「お姉様、準備ができました。僕のお部屋へ!」


---

 レオナルドの部屋は、絵本やおもちゃが整然と並ぶ愛らしい空間だった。

「これが僕の宝箱です!」

 小さな箱を開け、中から取り出したのは――光を反射してきらめく小石。

「これは……?」

「ダムの建設現場で見つけたんです。お姉様と一緒にいた時に見つけた石だから、僕の宝物なんです」

(わ、私との思い出の石を……宝物に……!? 純粋すぎて泣きそう……!)

「とても美しい石ですね」

「はい! この石を見ると、お姉様との楽しい時間を思い出すんです」

 エリアナは胸が熱くなり、思わず彼を抱きしめた。

「ありがとうございます、レオナルド様」

「お姉様……!」

 小さな手がぎゅっと服を掴んだ。


---

◆ ◆ ◆

 その日も夜まで、萌えポイントが次々と積み重なった。
 図書館で一緒に勉強、眠気に勝てず膝枕、天使の寝顔、起きた時の恥じらい。

 日記にはこう記された。

『今日のレオナルド様。
 宝物は「お姉様との思い出の石」。
 「お姉様との時間が一番幸せ」と言ってくれた。
 図書館での膝枕タイム。天使の寝顔を堪能。
 起きた時の恥じらいも可愛い。
 今日も萌えポイント満載の一日。
 この子と過ごす日常そのものが宝物。』

 窓の外、夕日が美しく空を染めていた。

(ショタ萌えの日常……最高の幸せ……)

 エリアナは頬を赤らめ、幸せそうに微笑んだ。


---
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