13 / 257
第十三話 肉
しおりを挟む
という訳で、無事相棒が復活したお祝いとして、ナメクジをサンドバッグにすることにした。
全く垂れる気配のない粘液、カリバーに貼り付いたまま。
洗い落とすべきかとも思ったが、ここにある水源は怪しい気体が発生しているピンクの沼のみ。
いくら壊れなくなったとはいえ、あの中に突っ込み洗うというのは流石に気が引ける。
第一アレに入れて洗うことが出来るのか、毒とかありそうだしむしろ汚れるだろう。
動きの遅いピンクナメクジ、幸いにして少し離れてカリバーの鑑定をしていても然程遠く逃げることもなく、うねうねとそこらを這っていた。
正面から行けばあの速い粘液弾が飛んでくる、だが側面に回ってしまえば……
「『ストライク』!」
ジュッ
攻撃はいくらでも叩きこめる!
先ほど同様もんどりうち、泥にその身を埋めるナメクジ。
だが一つ違うのは、まるで塩を掛けられた普通のナメクジの様に、グネグネを激しく身体を蠢かせ呻いているということ。
よく見てみれば殴られたところから煙が出て、滑っていた表面が乾いている。
そういえばさっき服に飛び散った時も、そこが焦げて穴が開いた。
どういう仕組みかは知らないがこの粘液、当たったところが乾いたり、あるいは熱くなって燃えたりするらしい。
「『鑑定』」
――――――――――――――
種族 アシッドスラッグ
名前 ゲニー
LV 15
HP 3/70 MP 44/44
状態 脱水、火傷、酸蝕
――――――――――――――
笑ってしまうくらいめちゃくちゃ効いてた。
見続けていれば刻一刻とHPが削り取られ、あっという間に0へ。
薄い水色の魔石がごろりと転がり、私の打撃ではびくともしなかったピンクナメクジが、いとも簡単に死んでしまった。
必殺だ、まさに必殺、特効という他ない。
『ストライク』では全くダメージが与えられなかったが、この粘液がまとわりついたカリバーで軽く突けばナメクジ狩り放題だ。
いつも通り無機質な声が私にレベルアップを告げる。
それも一じゃない、一気に三上がった。
たとえボスとしての補正がかかっていても、その三倍あるピンクナメクジはステータスで劣っていても、経験値は十分にあるようだ。
「ふ……ふふ……!」
にやにやと、自分でもちょっと変な笑みがこぼれる。
だってこんなにおいしい話があるだろうか。誰もいない不人気なダンジョンで、恐らく破壊不可の武器がないと出来ない攻略法で、その上経験値が高い。
最高だ。
帰りたい? 冗談じゃない、麗しの湿地愛してる。
まだピンクナメクジはそこら中にいて、カリバーに纏わりついた粘液が切れても、ちょっと突いて吐かせればいくらでも補充できる。
地面を蹴り飛ばし全力疾走、のんびり這っているナメクジを次々に辻斬り、もとい辻殴り。
ダメージを通して倒す必要はない。どうせ粘液が染み込めば勝手に死ぬし、倒しきれなくとももう一度粘液を擦り付ければいい。
五体、六体、そして七体目を殴ったあたりで、流石にカリバーに纏わりついていたそれが無くなってきたことに気付く。
湿地を走り回っていれば同然音が響くし、ナメクジたちは私を敵としてターゲットし始めている。
当然離れれば奴らは近付けないし、その場合選んでくるのは……
『お゛ぉ゛ぉ゛……!!』
シュッ!
粘液による狙撃だ。
大丈夫、私の俊敏はおそらく同レベル台と比べても高いし、落ち着いて対処すれば十分回避できる速度。
先ほどこそ意外な攻撃にびっくりしたが、今度は全て余裕をもって避け、射線上へカリバーを振り回すことでたっぷりと粘液を確保することに成功した。
粘液をくれたお返しとして一気に接近、つん、と飛び出した目や顔へカリバーを叩き込む。
皆身体をグネグネと動かせ大喜び、ついでに見物へ来た他のナメクジたちも襲撃。
さながら様子はパーティ会場、DJフォリアによる粘液祭りである。
さあもっと来い、全員私の経験値になってもらう。
もっと、もっと強くならないと。
◇
二十分ほど駆けずり回ったあたりで漸くひと段落、周囲に山ほどいたナメクジたちは全員グネグネと動き回り、一匹たりともこちらへ近づいてくる様子が無い。
どうやら全員に粘液を叩き付け終えたようだ。
「ふぅ……」
柔らかな泥にバットを差し込み、いつの間にか滲んでいた汗を拭う。
春とはいえこうも動き回ってしまえば汗がすごい出る、跳ねた泥や粘液で服もボロボロだ。
小さな粘液が跳ね肌を焼いたりもしたのだが、簡単に倒せる興奮で痛みが無く、そのうえ活人剣は最低1回復するようなので直ぐに完治。
恐らくがっつりぶっかかればまた話は変わってくるのだろうが、この程度ならさほど問題は無かった。
『レベルが上昇しました』
『レベルが上昇しました』
「あ、きた」
どこかでほわりと小さな光、ピンクナメクジが死亡して消滅した証拠。
直後にレベルアップ。
一匹死に始めればあとは早い、次から次へと無機質な音声が鳴り響き、気が付けばあれほど蠢いていたナメクジたちの姿はなく、小さな水色の魔石が泥水を浴びてキラキラと輝いていた。
綺麗だった。
いや、蛍光ピンクの沼は確かに気持ち悪い見た目なのだが、きらきらと幾つもの魔石たちが反射し、不思議な色合いを生み出している姿は、何とも言えない物だ。
むしろそんな色合いだからこそ、現実感のない不思議な美しさがそこにはあった。
「ステータスオープン」
――――――――――――
結城 フォリア 15歳
LV 38
HP 84 MP 180
物攻 81 魔攻 0
耐久 233 俊敏 225
知力 38 運 0
SP 30
――――――――――――
経験値累乗の効果が十二分に発揮され、ここに来てから僅か小一時間で十四もレベルが上昇してしまった。
その上SPも30増えたとあれば、もはやいうことが無い。
麗しの湿地、最高である。
泥にうずもれた魔石を一つ一つ拾い集め、ポケットへ入れていく。
どうせもう服も泥まみれだし関係ない。ダンジョンの近くには血などを流すため水道が設置されているし、頭からそれを被ってしまえば全部流れる。
ついでにカリバーもそれで洗ってしまって、日向ぼっこで身体を乾かそう。
合計37の魔石、恐らくいくつかは埋もれたままだが、そういった魔石はまた魔力となってダンジョンに吸収されるらしいし、放っておいても問題ないだろう。
一体いくらになるのか、わくわくする。
沢山稼げたら、希望の実ではなくちゃんとしたご飯が食べたい。
レストランに行って、この前女の子たちが話していたミラージュ風ドリアというのを食べてみたいし、ジュースも飲みたい。
服も安いので良いから欲しい、これから暑くなっていくし今着てる長袖で暮らすのは厳しいだろう。
泥の上を闊歩し入り口へ向かう……が、何か白い物体が落ちていた。
四角く、ちょっと突いてみれば柔らかい。
灰色の泥の上、当然それは良く目立つ。
来た時はこんなもの無かったのに……あ、もしかしてこれがドロップアイテムって奴だろうか。
私の運はなんかとんでもないことになっているので、そういった手合いには今まで出会ったことが無かったが、運が0でも落ちないという訳ではない様だ。
ふふ、一体何だろうこれ。
「『鑑定』」
――――――――――――
アシッドスラッグの肉
――――――――――――
ふふ、本当になにこれ。
食べれる?
全く垂れる気配のない粘液、カリバーに貼り付いたまま。
洗い落とすべきかとも思ったが、ここにある水源は怪しい気体が発生しているピンクの沼のみ。
いくら壊れなくなったとはいえ、あの中に突っ込み洗うというのは流石に気が引ける。
第一アレに入れて洗うことが出来るのか、毒とかありそうだしむしろ汚れるだろう。
動きの遅いピンクナメクジ、幸いにして少し離れてカリバーの鑑定をしていても然程遠く逃げることもなく、うねうねとそこらを這っていた。
正面から行けばあの速い粘液弾が飛んでくる、だが側面に回ってしまえば……
「『ストライク』!」
ジュッ
攻撃はいくらでも叩きこめる!
先ほど同様もんどりうち、泥にその身を埋めるナメクジ。
だが一つ違うのは、まるで塩を掛けられた普通のナメクジの様に、グネグネを激しく身体を蠢かせ呻いているということ。
よく見てみれば殴られたところから煙が出て、滑っていた表面が乾いている。
そういえばさっき服に飛び散った時も、そこが焦げて穴が開いた。
どういう仕組みかは知らないがこの粘液、当たったところが乾いたり、あるいは熱くなって燃えたりするらしい。
「『鑑定』」
――――――――――――――
種族 アシッドスラッグ
名前 ゲニー
LV 15
HP 3/70 MP 44/44
状態 脱水、火傷、酸蝕
――――――――――――――
笑ってしまうくらいめちゃくちゃ効いてた。
見続けていれば刻一刻とHPが削り取られ、あっという間に0へ。
薄い水色の魔石がごろりと転がり、私の打撃ではびくともしなかったピンクナメクジが、いとも簡単に死んでしまった。
必殺だ、まさに必殺、特効という他ない。
『ストライク』では全くダメージが与えられなかったが、この粘液がまとわりついたカリバーで軽く突けばナメクジ狩り放題だ。
いつも通り無機質な声が私にレベルアップを告げる。
それも一じゃない、一気に三上がった。
たとえボスとしての補正がかかっていても、その三倍あるピンクナメクジはステータスで劣っていても、経験値は十分にあるようだ。
「ふ……ふふ……!」
にやにやと、自分でもちょっと変な笑みがこぼれる。
だってこんなにおいしい話があるだろうか。誰もいない不人気なダンジョンで、恐らく破壊不可の武器がないと出来ない攻略法で、その上経験値が高い。
最高だ。
帰りたい? 冗談じゃない、麗しの湿地愛してる。
まだピンクナメクジはそこら中にいて、カリバーに纏わりついた粘液が切れても、ちょっと突いて吐かせればいくらでも補充できる。
地面を蹴り飛ばし全力疾走、のんびり這っているナメクジを次々に辻斬り、もとい辻殴り。
ダメージを通して倒す必要はない。どうせ粘液が染み込めば勝手に死ぬし、倒しきれなくとももう一度粘液を擦り付ければいい。
五体、六体、そして七体目を殴ったあたりで、流石にカリバーに纏わりついていたそれが無くなってきたことに気付く。
湿地を走り回っていれば同然音が響くし、ナメクジたちは私を敵としてターゲットし始めている。
当然離れれば奴らは近付けないし、その場合選んでくるのは……
『お゛ぉ゛ぉ゛……!!』
シュッ!
粘液による狙撃だ。
大丈夫、私の俊敏はおそらく同レベル台と比べても高いし、落ち着いて対処すれば十分回避できる速度。
先ほどこそ意外な攻撃にびっくりしたが、今度は全て余裕をもって避け、射線上へカリバーを振り回すことでたっぷりと粘液を確保することに成功した。
粘液をくれたお返しとして一気に接近、つん、と飛び出した目や顔へカリバーを叩き込む。
皆身体をグネグネと動かせ大喜び、ついでに見物へ来た他のナメクジたちも襲撃。
さながら様子はパーティ会場、DJフォリアによる粘液祭りである。
さあもっと来い、全員私の経験値になってもらう。
もっと、もっと強くならないと。
◇
二十分ほど駆けずり回ったあたりで漸くひと段落、周囲に山ほどいたナメクジたちは全員グネグネと動き回り、一匹たりともこちらへ近づいてくる様子が無い。
どうやら全員に粘液を叩き付け終えたようだ。
「ふぅ……」
柔らかな泥にバットを差し込み、いつの間にか滲んでいた汗を拭う。
春とはいえこうも動き回ってしまえば汗がすごい出る、跳ねた泥や粘液で服もボロボロだ。
小さな粘液が跳ね肌を焼いたりもしたのだが、簡単に倒せる興奮で痛みが無く、そのうえ活人剣は最低1回復するようなので直ぐに完治。
恐らくがっつりぶっかかればまた話は変わってくるのだろうが、この程度ならさほど問題は無かった。
『レベルが上昇しました』
『レベルが上昇しました』
「あ、きた」
どこかでほわりと小さな光、ピンクナメクジが死亡して消滅した証拠。
直後にレベルアップ。
一匹死に始めればあとは早い、次から次へと無機質な音声が鳴り響き、気が付けばあれほど蠢いていたナメクジたちの姿はなく、小さな水色の魔石が泥水を浴びてキラキラと輝いていた。
綺麗だった。
いや、蛍光ピンクの沼は確かに気持ち悪い見た目なのだが、きらきらと幾つもの魔石たちが反射し、不思議な色合いを生み出している姿は、何とも言えない物だ。
むしろそんな色合いだからこそ、現実感のない不思議な美しさがそこにはあった。
「ステータスオープン」
――――――――――――
結城 フォリア 15歳
LV 38
HP 84 MP 180
物攻 81 魔攻 0
耐久 233 俊敏 225
知力 38 運 0
SP 30
――――――――――――
経験値累乗の効果が十二分に発揮され、ここに来てから僅か小一時間で十四もレベルが上昇してしまった。
その上SPも30増えたとあれば、もはやいうことが無い。
麗しの湿地、最高である。
泥にうずもれた魔石を一つ一つ拾い集め、ポケットへ入れていく。
どうせもう服も泥まみれだし関係ない。ダンジョンの近くには血などを流すため水道が設置されているし、頭からそれを被ってしまえば全部流れる。
ついでにカリバーもそれで洗ってしまって、日向ぼっこで身体を乾かそう。
合計37の魔石、恐らくいくつかは埋もれたままだが、そういった魔石はまた魔力となってダンジョンに吸収されるらしいし、放っておいても問題ないだろう。
一体いくらになるのか、わくわくする。
沢山稼げたら、希望の実ではなくちゃんとしたご飯が食べたい。
レストランに行って、この前女の子たちが話していたミラージュ風ドリアというのを食べてみたいし、ジュースも飲みたい。
服も安いので良いから欲しい、これから暑くなっていくし今着てる長袖で暮らすのは厳しいだろう。
泥の上を闊歩し入り口へ向かう……が、何か白い物体が落ちていた。
四角く、ちょっと突いてみれば柔らかい。
灰色の泥の上、当然それは良く目立つ。
来た時はこんなもの無かったのに……あ、もしかしてこれがドロップアイテムって奴だろうか。
私の運はなんかとんでもないことになっているので、そういった手合いには今まで出会ったことが無かったが、運が0でも落ちないという訳ではない様だ。
ふふ、一体何だろうこれ。
「『鑑定』」
――――――――――――
アシッドスラッグの肉
――――――――――――
ふふ、本当になにこれ。
食べれる?
60
あなたにおすすめの小説
ダンジョンでオーブを拾って『』を手に入れた。代償は体で払います
とみっしぇる
ファンタジー
スキルなし、魔力なし、1000人に1人の劣等人。
食っていくのがギリギリの冒険者ユリナは同じ境遇の友達3人と、先輩冒険者ジュリアから率のいい仕事に誘われる。それが罠と気づいたときには、絶対絶命のピンチに陥っていた。
もうあとがない。そのとき起死回生のスキルオーブを手に入れたはずなのにオーブは無反応。『』の中には何が入るのだ。
ギリギリの状況でユリアは瀕死の仲間のために叫ぶ。
ユリナはスキルを手に入れ、ささやかな幸せを手に入れられるのだろうか。
異世界帰りの俺、現代日本にダンジョンが出現したので異世界経験を売ったり配信してみます
内田ヨシキ
ファンタジー
「あの魔物の倒し方なら、30万円で売るよ!」
――これは、現代日本にダンジョンが出現して間もない頃の物語。
カクヨムにて先行連載中です!
(https://kakuyomu.jp/works/16818023211703153243)
異世界で名を馳せた英雄「一条 拓斗(いちじょう たくと)」は、現代日本に帰還したはいいが、異世界で鍛えた魔力も身体能力も失われていた。
残ったのは魔物退治の経験や、魔法に関する知識、異世界言語能力など現代日本で役に立たないものばかり。
一般人として生活するようになった拓斗だったが、持てる能力を一切活かせない日々は苦痛だった。
そんな折、現代日本に迷宮と魔物が出現。それらは拓斗が異世界で散々見てきたものだった。
そして3年後、ついに迷宮で活動する国家資格を手にした拓斗は、安定も平穏も捨てて、自分のすべてを活かせるはずの迷宮へ赴く。
異世界人「フィリア」との出会いをきっかけに、拓斗は自分の異世界経験が、他の初心者同然の冒険者にとって非常に有益なものであると気づく。
やがて拓斗はフィリアと共に、魔物の倒し方や、迷宮探索のコツ、魔法の使い方などを、時に直接売り、時に動画配信してお金に変えていく。
さらには迷宮探索に有用なアイテムや、冒険者の能力を可視化する「ステータスカード」を発明する。
そんな彼らの活動は、ダンジョン黎明期の日本において重要なものとなっていき、公的機関に発展していく――。
劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。
不遇な死を迎えた召喚勇者、二度目の人生では魔王退治をスルーして、元の世界で気ままに生きる
六志麻あさ
ファンタジー
異世界に召喚され、魔王を倒して世界を救った少年、夏瀬彼方(なつせ・かなた)。
強大な力を持つ彼方を恐れた異世界の人々は、彼を追い立てる。彼方は不遇のうちに数十年を過ごし、老人となって死のうとしていた。
死の直前、現れた女神によって、彼方は二度目の人生を与えられる。異世界で得たチートはそのままに、現実世界の高校生として人生をやり直す彼方。
再び魔王に襲われる異世界を見捨て、彼方は勇者としてのチート能力を存分に使い、快適な生活を始める──。
※小説家になろうからの転載です。なろう版の方が先行しています。
※HOTランキング最高4位まで上がりました。ありがとうございます!
無職が最強の万能職でした!?〜俺のスローライフはどこ行った!?〜
あーもんど
ファンタジー
不幸体質持ちの若林音羽はある日の帰り道、自他共に認める陽キャのクラスメイト 朝日翔陽の異世界召喚に巻き込まれた。目を開ければ、そこは歩道ではなく建物の中。それもかなり豪華な内装をした空間だ。音羽がこの場で真っ先に抱いた感想は『テンプレだな』と言う、この一言だけ。異世界ファンタジーものの小説を読み漁っていた音羽にとって、異世界召喚先が煌びやかな王宮内────もっと言うと謁見の間であることはテンプレの一つだった。
その後、王様の命令ですぐにステータスを確認した音羽と朝日。勇者はもちろん朝日だ。何故なら、あの魔法陣は朝日を呼ぶために作られたものだから。言うならば音羽はおまけだ。音羽は朝日が勇者であることに大して驚きもせず、自分のステータスを確認する。『もしかしたら、想像を絶するようなステータスが現れるかもしれない』と淡い期待を胸に抱きながら····。そんな音羽の淡い期待を打ち砕くのにそう時間は掛からなかった。表示されたステータスに示された職業はまさかの“無職”。これでは勇者のサポーター要員にもなれない。装備品やら王家の家紋が入ったブローチやらを渡されて見事王城から厄介払いされた音羽は絶望に打ちひしがれていた。だって、無職ではチートスキルでもない限り異世界生活を謳歌することは出来ないのだから····。無職は『何も出来ない』『何にもなれない』雑魚職業だと決めつけていた音羽だったが、あることをきっかけに無職が最強の万能職だと判明して!?
チートスキルと最強の万能職を用いて、音羽は今日も今日とて異世界無双!
※カクヨム、小説家になろう様でも掲載中
明日を信じて生きていきます~異世界に転生した俺はのんびり暮らします~
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生した主人公は、新たな冒険が待っていることを知りながらも、のんびりとした暮らしを選ぶことに決めました。
彼は明日を信じて、異世界での新しい生活を楽しむ決意を固めました。
最初の仲間たちと共に、未知の地での平穏な冒険が繰り広げられます。
一種の童話感覚で物語は語られます。
童話小説を読む感じで一読頂けると幸いです
はずれスキル『本日一粒万倍日』で金も魔法も作物もなんでも一万倍 ~はぐれサラリーマンのスキル頼みな異世界満喫日記~
緋色優希
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて異世界へやってきたサラリーマン麦野一穂(むぎのかずほ)。得たスキルは屑(ランクレス)スキルの『本日一粒万倍日』。あまりの内容に爆笑され、同じように召喚に巻き込まれてきた連中にも馬鹿にされ、一人だけ何一つ持たされず荒城にそのまま置き去りにされた。ある物と言えば、水の樽といくらかの焼き締めパン。どうする事もできずに途方に暮れたが、スキルを唱えたら水樽が一万個に増えてしまった。また城で見つけた、たった一枚の銀貨も、なんと銀貨一万枚になった。どうやら、あれこれと一万倍にしてくれる不思議なスキルらしい。こんな世界で王様の助けもなく、たった一人どうやって生きたらいいのか。だが開き直った彼は『住めば都』とばかりに、スキル頼みでこの異世界での生活を思いっきり楽しむ事に決めたのだった。
悪役貴族に転生したから破滅しないように努力するけど上手くいかない!~努力が足りない?なら足りるまで努力する~
蜂谷
ファンタジー
社畜の俺は気が付いたら知らない男の子になっていた。
情報をまとめるとどうやら子供の頃に見たアニメ、ロイヤルヒーローの序盤で出てきた悪役、レオス・ヴィダールの幼少期に転生してしまったようだ。
アニメ自体は子供の頃だったのでよく覚えていないが、なぜかこいつのことはよく覚えている。
物語の序盤で悪魔を召喚させ、学園をめちゃくちゃにする。
それを主人公たちが倒し、レオスは学園を追放される。
その後領地で幽閉に近い謹慎を受けていたのだが、悪魔教に目を付けられ攫われる。
そしてその体を魔改造されて終盤のボスとして主人公に立ちふさがる。
それもヒロインの聖魔法によって倒され、彼の人生の幕は閉じる。
これが、悪役転生ってことか。
特に描写はなかったけど、こいつも怠惰で堕落した生活を送っていたに違いない。
あの肥満体だ、運動もろくにしていないだろう。
これは努力すれば眠れる才能が開花し、死亡フラグを回避できるのでは?
そう考えた俺は執事のカモールに頼み込み訓練を開始する。
偏った考えで領地を無駄に統治してる親を説得し、健全で善人な人生を歩もう。
一つ一つ努力していけば、きっと開かれる未来は輝いているに違いない。
そう思っていたんだけど、俺、弱くない?
希少属性である闇魔法に目覚めたのはよかったけど、攻撃力に乏しい。
剣術もそこそこ程度、全然達人のようにうまくならない。
おまけに俺はなにもしてないのに悪魔が召喚がされている!?
俺の前途多難な転生人生が始まったのだった。
※カクヨム、なろうでも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる