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第2章:華麗な舞踏会
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私は自分の部屋のダイニングで、アイリスと夕食を取りながらぼやいていた。
「王子様、というか貴族って何を考えてるのかな。
いきなりパーティーに呼びつけられても、準備する時間なんて残ってないじゃない。
それとも平民相手なら、無理難題を吹っ掛けても構わないとでも思ってるの?」
アイリスは静かにスープを飲みながら応える。
「ヴォルフガング様のように良識的で高潔な方は、貴族社会では珍しいんですよ。
それが一層、あの方の魅力を増す一因ではありますが。
王族ともなれば、わがままを言い慣れているという面はあると思います」
ふーん、童話の中の王子様みたいな人って、やっぱりレアなのかなぁ。
ヴォルフガングさんは王子様って言うより、理想のお父さんみたいな人だし。
若い頃はモテたんだろうけど、あの人の精神性について行くのはそれなりに大変そうだ。
そんなヴォルフガングさんと結婚した女性って、どんな人なんだろう?
「ねぇアイリス。ヴォルフガングさんの奥さんってどんな人?」
アイリスがちょっと不機嫌そうに眉をひそめた。
「いきなりどうしたんですか? 奥様はお優しい人格者だったと伺っています。
ヴォルフガング様とお似合いの、理想的な夫婦だったそうです。
随分前に亡くなられていますから、私は伝聞でしか知りませんけど」
「なんで急に不機嫌になってるの?
でもそっか。私と同世代のアイリスが知らないくらい前に亡くなってるのか。
そういう悲しみとか寂しさ、ヴォルフガングさんは感じさせないよね」
「私がシュターケンカステル家に仕えてから一年になります。
その頃にはもう、今のヴォルフガング様でしたから。
ヴォルフガング様は懐が大きくて、包容力の権化みたいな方ですからね。
プライベートを窺い知ることなんて、私たちにはできませんよ」
なんだか、アイリスの言葉にやけに力が入ってる。
ヴォルフガングさんのことを熱く語るアイリスの様子は、恋愛譚の登場人物みたいだ。
「もしかしてなんだけど……アイリスって、ヴォルフガングさんが好きなの?」
ぼっと音がしそうなくらい赤面したアイリスが、手をわたわたと動かして取り乱しながら声を上げる。
「何を言ってるんですか! 私のような平民が、お慕いして良いお方ではありません!」
「あ、気にしてるのは身分だけなんだ。年齢とか、気にならないの?」
真っ赤な顔で狼狽えるアイリスが、私の冷静な視線を受け止め、諦めたようにため息をついた。
「……年齢が離れすぎているという自覚はあります。
ヴォルフガング様にとって、私は孫にしか見えないでしょう。
私だってまさか、五十歳の男性に心を奪われるだなんて、想像してませんでしたよ」
はぁ、と切なげにため息をつくアイリスは、普段よりどこか色っぽかった。
「そっかー、恋愛って現実でも大変なんだねー。
身分差や年齢差、立場の違い、色々あるもんね。
でもヴォルフガングさん、顔はかなり良い方だし、とびっきり良い人なのもわかるよ。
上品だし、清潔だし、優雅だし、優しいし」
ダン、とアイリスがテーブルに手のひらをついて椅子から立ち上がり、私に食い気味に顔を近づけてくる。
「そ~~~~~~なんですよ! そんな人が包容力お化けなんですから、心を奪われたって仕方ないと思うんです!
周囲でも、密かにヴォルフガング様を慕う下女仲間は多かったんですから!
さすがに、ファンクラブ結成なんて話は畏れ多くて、流れちゃいましたけど」
え、ファンクラブって……どんだけ熱烈なファンが居るの、あの人……。
私はアイリスの気迫に押されながら、彼女の肩を押して座るように促した。
「まぁまぁ落ち着いて。それでもアイリスみたいに若い子がファンになることって、珍しかったんじゃない?」
椅子に座り直したアイリスが、ふぅとため息をついた。
「はい、私が最年少でした。
基本的には、二十代から三十代の女性が多かったですね。
男性の中にも、憧れという意味でファンになる人は結構居たみたいです。
あんな人間になってみたいと、男性に思わせるんじゃないでしょうか」
「ふーん、カリスマ性が高い人なんだね。
今は魔導学院の教授をしてるって話だったけど、前は何をしてたんだろう?
エーヴェンシュヴァルツ伯爵領を持ってるらしいけど、ファミリーネームはシュターケンカステルだよね?」
アイリスが少し落ち着きを取り戻し、パンをちぎりながら応える。
「元々あの方は、シュターケンカステル公爵だったんです。
我が王国屈指の家格を持つ公爵家のご当主ですね。
王家からもよく、王女が降嫁される家柄だと聞きました」
つまり、ヴォルフガングさんは王族の親戚なのか。
そりゃあ気品が高くても納得しちゃうなぁ。
「なんで今はエーヴェンシュヴァルツ伯爵なの?」
「五十歳を目途に、家督をご子息にお譲りになられたらしいです。
ご子息も、それは優れた方だそうで。
ヴォルフガング様自身は、この地方屈指の魔導士ですが、体力の衰えを考えて、筆頭宮廷魔導士の職を辞したそうですよ。
後進を育成することに力を入れたくて、領地の一つ、エーヴェンシュヴァルツ伯爵領に隠居して、魔導学院で教鞭を執るようになったと聞きます」
「え? 魔導士に体力の衰えとか、関係あるの?
宮廷魔導士って、王族に知恵を貸すのも仕事の内じゃない?
知恵袋としてなら、年をとっても役に立つって言うか、年寄りほど役に立つような気がするんだけど」
「そこまではさすがに……。ですが、宮廷魔導士としての仕事より、魔導学院の教授を優先したのは事実です。
国王陛下がそれを承認したのですから、何かお考えがあるんじゃないですか?」
ふーん、確かに教育者っていうか、『教師!』って雰囲気が強い人でもある。
現役時代も、今みたいに優しくも厳しい人だったのかな。
私はアイリスとヴォルフガングさんに関する話題を弾ませながら、夕食を済ませて行った。
****
私は明かりの消えた部屋でベッドに潜り込み、暖炉の火を眺めながらアイリスの言葉を思い出していた。
アイリスは私と同い年の十六歳で、私より背が高いけど、可愛らしい印象がある女の子だ。
女性としての魅力も人並にあるアイリスは、結婚しようと思えば相手を探すのに苦労しないように思える。
そんな彼女の心は、すっかりヴォルフガングさんに囚われてしまい、彼以外が眼中にないみたいだ。
あのままじゃ、未婚を通しそうだなぁ。
それともいつか恋の夢から覚めて、現実的な結婚を考えるようになるんだろうか。
……でも今日の夕食で、アイリスとはかなり打ち解けられた気がした。
女子トークで恋バナって、やっぱり鉄板なんだなぁ。
そして――明日の舞踏会。気が重たいんだけど、逃げ道はなさそうだ。
ヴォルフガングさんが頑張っても、私の参加を王子様に諦めさせることが出来なかったってことだからなぁ。
アイリスが一緒に来てくれれば頼もしい気がするけど、残念ながらそれは無理だろうし。
サブリナさんやシルビアさんは、今日ちょっと距離ができちゃった感じがする。
うーん、やっぱり張り切って全力なんて出さなきゃよかった。
彼女たちが『司書を辞める』って言いだしたらどうしよう。
司書の仕事に憧れて、誇りをもって今の仕事をしてる人たちの自信、砕いちゃったみだいだからなぁ。
――パチリ、と薪が弾け、暗闇に火花が飛んだ。
ふぅ、と小さく息をついてから私は、冷え込む空気から逃れるように、毛布の中に身体を沈み込ませた。
「王子様、というか貴族って何を考えてるのかな。
いきなりパーティーに呼びつけられても、準備する時間なんて残ってないじゃない。
それとも平民相手なら、無理難題を吹っ掛けても構わないとでも思ってるの?」
アイリスは静かにスープを飲みながら応える。
「ヴォルフガング様のように良識的で高潔な方は、貴族社会では珍しいんですよ。
それが一層、あの方の魅力を増す一因ではありますが。
王族ともなれば、わがままを言い慣れているという面はあると思います」
ふーん、童話の中の王子様みたいな人って、やっぱりレアなのかなぁ。
ヴォルフガングさんは王子様って言うより、理想のお父さんみたいな人だし。
若い頃はモテたんだろうけど、あの人の精神性について行くのはそれなりに大変そうだ。
そんなヴォルフガングさんと結婚した女性って、どんな人なんだろう?
「ねぇアイリス。ヴォルフガングさんの奥さんってどんな人?」
アイリスがちょっと不機嫌そうに眉をひそめた。
「いきなりどうしたんですか? 奥様はお優しい人格者だったと伺っています。
ヴォルフガング様とお似合いの、理想的な夫婦だったそうです。
随分前に亡くなられていますから、私は伝聞でしか知りませんけど」
「なんで急に不機嫌になってるの?
でもそっか。私と同世代のアイリスが知らないくらい前に亡くなってるのか。
そういう悲しみとか寂しさ、ヴォルフガングさんは感じさせないよね」
「私がシュターケンカステル家に仕えてから一年になります。
その頃にはもう、今のヴォルフガング様でしたから。
ヴォルフガング様は懐が大きくて、包容力の権化みたいな方ですからね。
プライベートを窺い知ることなんて、私たちにはできませんよ」
なんだか、アイリスの言葉にやけに力が入ってる。
ヴォルフガングさんのことを熱く語るアイリスの様子は、恋愛譚の登場人物みたいだ。
「もしかしてなんだけど……アイリスって、ヴォルフガングさんが好きなの?」
ぼっと音がしそうなくらい赤面したアイリスが、手をわたわたと動かして取り乱しながら声を上げる。
「何を言ってるんですか! 私のような平民が、お慕いして良いお方ではありません!」
「あ、気にしてるのは身分だけなんだ。年齢とか、気にならないの?」
真っ赤な顔で狼狽えるアイリスが、私の冷静な視線を受け止め、諦めたようにため息をついた。
「……年齢が離れすぎているという自覚はあります。
ヴォルフガング様にとって、私は孫にしか見えないでしょう。
私だってまさか、五十歳の男性に心を奪われるだなんて、想像してませんでしたよ」
はぁ、と切なげにため息をつくアイリスは、普段よりどこか色っぽかった。
「そっかー、恋愛って現実でも大変なんだねー。
身分差や年齢差、立場の違い、色々あるもんね。
でもヴォルフガングさん、顔はかなり良い方だし、とびっきり良い人なのもわかるよ。
上品だし、清潔だし、優雅だし、優しいし」
ダン、とアイリスがテーブルに手のひらをついて椅子から立ち上がり、私に食い気味に顔を近づけてくる。
「そ~~~~~~なんですよ! そんな人が包容力お化けなんですから、心を奪われたって仕方ないと思うんです!
周囲でも、密かにヴォルフガング様を慕う下女仲間は多かったんですから!
さすがに、ファンクラブ結成なんて話は畏れ多くて、流れちゃいましたけど」
え、ファンクラブって……どんだけ熱烈なファンが居るの、あの人……。
私はアイリスの気迫に押されながら、彼女の肩を押して座るように促した。
「まぁまぁ落ち着いて。それでもアイリスみたいに若い子がファンになることって、珍しかったんじゃない?」
椅子に座り直したアイリスが、ふぅとため息をついた。
「はい、私が最年少でした。
基本的には、二十代から三十代の女性が多かったですね。
男性の中にも、憧れという意味でファンになる人は結構居たみたいです。
あんな人間になってみたいと、男性に思わせるんじゃないでしょうか」
「ふーん、カリスマ性が高い人なんだね。
今は魔導学院の教授をしてるって話だったけど、前は何をしてたんだろう?
エーヴェンシュヴァルツ伯爵領を持ってるらしいけど、ファミリーネームはシュターケンカステルだよね?」
アイリスが少し落ち着きを取り戻し、パンをちぎりながら応える。
「元々あの方は、シュターケンカステル公爵だったんです。
我が王国屈指の家格を持つ公爵家のご当主ですね。
王家からもよく、王女が降嫁される家柄だと聞きました」
つまり、ヴォルフガングさんは王族の親戚なのか。
そりゃあ気品が高くても納得しちゃうなぁ。
「なんで今はエーヴェンシュヴァルツ伯爵なの?」
「五十歳を目途に、家督をご子息にお譲りになられたらしいです。
ご子息も、それは優れた方だそうで。
ヴォルフガング様自身は、この地方屈指の魔導士ですが、体力の衰えを考えて、筆頭宮廷魔導士の職を辞したそうですよ。
後進を育成することに力を入れたくて、領地の一つ、エーヴェンシュヴァルツ伯爵領に隠居して、魔導学院で教鞭を執るようになったと聞きます」
「え? 魔導士に体力の衰えとか、関係あるの?
宮廷魔導士って、王族に知恵を貸すのも仕事の内じゃない?
知恵袋としてなら、年をとっても役に立つって言うか、年寄りほど役に立つような気がするんだけど」
「そこまではさすがに……。ですが、宮廷魔導士としての仕事より、魔導学院の教授を優先したのは事実です。
国王陛下がそれを承認したのですから、何かお考えがあるんじゃないですか?」
ふーん、確かに教育者っていうか、『教師!』って雰囲気が強い人でもある。
現役時代も、今みたいに優しくも厳しい人だったのかな。
私はアイリスとヴォルフガングさんに関する話題を弾ませながら、夕食を済ませて行った。
****
私は明かりの消えた部屋でベッドに潜り込み、暖炉の火を眺めながらアイリスの言葉を思い出していた。
アイリスは私と同い年の十六歳で、私より背が高いけど、可愛らしい印象がある女の子だ。
女性としての魅力も人並にあるアイリスは、結婚しようと思えば相手を探すのに苦労しないように思える。
そんな彼女の心は、すっかりヴォルフガングさんに囚われてしまい、彼以外が眼中にないみたいだ。
あのままじゃ、未婚を通しそうだなぁ。
それともいつか恋の夢から覚めて、現実的な結婚を考えるようになるんだろうか。
……でも今日の夕食で、アイリスとはかなり打ち解けられた気がした。
女子トークで恋バナって、やっぱり鉄板なんだなぁ。
そして――明日の舞踏会。気が重たいんだけど、逃げ道はなさそうだ。
ヴォルフガングさんが頑張っても、私の参加を王子様に諦めさせることが出来なかったってことだからなぁ。
アイリスが一緒に来てくれれば頼もしい気がするけど、残念ながらそれは無理だろうし。
サブリナさんやシルビアさんは、今日ちょっと距離ができちゃった感じがする。
うーん、やっぱり張り切って全力なんて出さなきゃよかった。
彼女たちが『司書を辞める』って言いだしたらどうしよう。
司書の仕事に憧れて、誇りをもって今の仕事をしてる人たちの自信、砕いちゃったみだいだからなぁ。
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