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第6章:司書ですが、何か?
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季節は夏になった。涼しいこの地方でも、夏になればそれなりに暑い。
汗ばむ外気から逃げるように図書館に逃げ込むと、私は一息ついてから空調術式の調整をしていく。
それが済むと蔵書点検を開始し、傷んだ本を浮遊型移動書架台に積んでいった。
生徒たちの卒業研究も大詰めで、毎日のように魔導書が借りられていく。
読まれれば魔導書はどうしたって傷んでいく。
それを修復したいけれど、平日はカウンターと書架を往復してるだけで時間が潰れてしまう。
だからこうして休日に、修復作業をするようにしていた。
修復室に持ち込んだ魔導書を淡々と修復していく私に、背中からマギーが声を響かせる。
『なんでお前一人が作業してるんだよ』
「だってこれは私がやりたくてやってることだし」
魔導書が傷んでいくのを見るのはつらい。私が直接本を運んでるから、嫌でもページが擦り切れていくのが見てわかってしまう。
だから平日の間に傷みだした本を覚えておいて、こうして休日に補強するのだ。
早めに補強してあげれば、大きく損傷することもない。
『他の奴も巻き込めばいいだろう? ヴィルマ一人が抱え込むなよ』
「休日に業務をしろなんて、みんなには頼めないし。
私は宿舎に住んでるから通うのは楽だし。
私が一番早く作業できるから、この方が効率がいいんだよ」
『やれやれ、お前は苦労性だな』
黙々淡々と作業を進め、お昼のベルが鳴ったところで手を止めた。
「ふぅ! じゃあご飯を食べに戻ろっか!」
私は魔導書をそのままにして、図書館を後にした。
****
宿舎でお昼を食べていると、アイリスが心配そうに私に告げてくる。
「最近、なんだかお疲れに見えますけど、大丈夫ですか?」
「んー? 大丈夫だよ、私は若いんだし!」
お爺ちゃんが小さく息をついて告げる。
「お前な、そういうのを過信と呼ぶんだ。
お前は『異界文書』に魔力を食われ続けてるのを忘れるなよ?
その上で過労なんざ、いつ倒れても不思議じゃねぇぞ」
「はーい、気を付けまーす」
私は豚肉と葉野菜の炒め物をもっしゃもっしゃと食べながら、冷製スープで流し込む。
パンもモリモリ食べて、午後からの作業に向けて力を蓄えた。
「――よし、ごちそうさま! 作業に戻るね!」
ため息をつくお爺ちゃんと不安気なアイリスを残し、私は図書館に向けて部屋を飛び出した。
「……なんで?」
目の前には信じられない光景が広がっていた。
無人のはずの図書館で蔵書点検に走り回るフランツさん、カールステンさん、ファビアンさんの姿。
みんなは私に気付かないみたいで、一心不乱に傷んだ本をチェックして回ってる。
戸惑いながら修復室に入ると、室内にはサブリナさんとシルビアさんの姿。
部屋に残していた魔導書の何割かを別の机に移動させ、補強処理を行っていた。
シルビアさんが私に気付いて顔を上げる。
「あら、おかえりヴィルマ」
「なんでみんなが、図書館に居るの?」
サブリナさんが修復作業の手を止めずに応える。
「あなたが休日返上で作業してるのなんてお見通しなのよ。
なのに何も言わないし、だんだん元気がなくなっていくし。
心配するこちらの身にもなって欲しいものだわ」
シルビアさんがクスリと笑って告げる。
「だからね、ヴィルマには内緒でみんなで集まろうって相談してたの。
午前にいきなりは無理だから、午後からになっちゃったけどね」
それって、休日の予定があったってことなんじゃ……。
だってみんなは私と違って貴族子女、社交界とか付き合いとかあるはずだし。
「そんな、大丈夫ですよ! ちゃんと寝て食べてますし! みなさんにご迷惑をかけるほどのことじゃ――」
突然立ち上がったサブリナさんが、私の額を指でビシッと弾いた。
「あなたね、心配させてる時点で大迷惑なの。少しは周りを頼ることを知りなさい」
「サブリナさん……」
私が思わず涙ぐんで袖で目元を拭っていると、背中からマギーが声を響かせる。
『良い仲間を持ったじゃねーか。頼れる奴がいるなら頼れよ。それが大人ってもんだぜ』
「……うん、わかった」
私は涙を拭き終わると、机に残された魔導書の修復作業を再開した。
「よーし! 頑張るぞー!」
****
修復作業を終えて魔導書を所定位置に戻し、私たちは司書室に戻っていった。
「……ディララ、さん?」
ソファでゆったりとくつろぐディララさんが、ニコリと私に微笑んだ。
「あなたたち、休日返上で働くのは止めなさい?
そんなことでは過労で身体を壊してしまうわ。
――でも、それが必要な時期だというのも理解はするの。
だからね? 学院長に交渉して、この時間は勤務時間に含めることにしてもらったわ」
私は意味が分からず、尋ね返す。
「それは、つまり?」
「きちんと報酬が出ると言う事よ。
王立施設が無給で職員を扱き使うなんて、あってはならないわ。
早朝蔵書点検ぐらいなら大目に見てあげられたけど、休日丸々は見逃せない。
だから正式に労働時間の規定を変更してもらっていたの」
ディララさんがソファから立ち上がり、私の両肩に手を置いた。
「報酬は出してあげるから、それできちんと栄養を取って、英気を養うのよ?
――ヴィルマの場合、ラーズさんが居れば外に買い出しに行ってもらえるでしょう?
好みの食べ物をたくさん食べて、たくさん寝て頂戴」
カールステンさんが大きく両手を打ち鳴らした。
「そうと決まれば、これから少し飲まないか!
もちろん短い時間だが、英気を養うならやっぱり酒だろう!」
賛成の声が上がっていき、みんなが私の顔を見つめた。
「……うん! お爺ちゃんたちに知らせてくるね!」
私は手早く着替えると、一足先に宿舎に向けて駆け出した。
****
カールステンさんの明るい声が大きく上がる。
「それじゃあみんな――お疲れ!」
「お疲れー!」
美味しいお酒を一気に喉に流し込む。夏の夜に冷えたお酒は――
「かぁ~! シードルが沁みる!」
お爺ちゃんが苦笑を浮かべて私に告げる。
「だから言っただろう。それじゃおっさんの口ぶりだ。少しは王女らしい仕草も身につけとけ」
私はきょとんとしてお爺ちゃんの顔を見つめた。
「王女らしい口ぶりって、なに? どういうこと?」
「グリュンフェルト王国の防衛ラインが崩壊した。もうあとは、押し込まれて終わりだ。
近いうちに俺はエテルナの王、そしておまえはエテルナの王女という扱いに正式に変わる。
平民じゃなくなっちまうが、それ以外は今までと変わらねぇ。
――だがお前が身分を理由に移動を制限されることは、もうなくなる」
私は戸惑いながらお爺ちゃんに尋ねる。
「だってお爺ちゃん、『俺たちは平民だ』ってずっと言ってたじゃない。
なんで急に王族の扱いを受け入れちゃったの?」
お爺ちゃんが優しい微笑みで、私の頭にポンと手を置いて応える。
「お前は気にしなくていい。安心して司書の仕事を続けてろ」
いいのか、そうか。
……王女が司書とか、なんだか変な話だな?
ま、いいか! 司書を続けられるなら!
私は気にするのを止めて、フランツさんと言葉を交わしながらお酒と料理を楽しんでいった。
飲み会が一時間も過ぎる頃、ファビアンさんがお爺ちゃんに告げる。
「ラーズさん――いやラーズ王。王宮で魔導教練をするという噂がありますが、本当なのですか」
お爺ちゃんがニヤリと微笑んで応える。
「ほぉ? どこから聞いた話だ? そいつぁまだ本決まりじゃねぇ。詰めを話し合ってる最中なんだが」
ファビアンさんが肩をすくめて応える。
「魔導士たちの社交界で、最近噂になっているだけですから、出どころまではちょっとわかりません。
だがおそらく、宮廷魔導士あたりだと思いますよ」
「ケッ! この国は情報統制すら満足にできねぇのか。先が思いやられるな。
――それと、俺に敬語は要らねぇぞ。ここはヴィルマの家、礼節が重んじられる場所じゃねぇ」
ファビアンさんが困ったように微笑んだ。
「そうはいきません。王族の扱いがほぼ決まったのなら、それに従うのが我ら貴族という生き物。
エテルナ王国は我がクラールルフト王国よりも格上の国。亡国とはいえ、ぞんざいな扱いはできませんから」
お爺ちゃんはエールを飲み干すと、一息ついてから応える。
「――ふぅ。まぁ好きにすりゃいいさ。亡国の王なんていう滑稽な見せ物だ。そんなもんに敬意を表す必要なんぞ、ねぇんだがな」
なんだかお爺ちゃん、ちょっと不機嫌そうだ。
やっぱり王族の扱いが嫌なんじゃないかなぁ。
それに、魔導教練ってのも意外だ。
私にも魔導をほとんど教えようとしてこなかったお爺ちゃんが、他人に魔導を教えるなんて。
うっすらとした不安感が私の心を漂いながら、その日の飲み会は終了した。
汗ばむ外気から逃げるように図書館に逃げ込むと、私は一息ついてから空調術式の調整をしていく。
それが済むと蔵書点検を開始し、傷んだ本を浮遊型移動書架台に積んでいった。
生徒たちの卒業研究も大詰めで、毎日のように魔導書が借りられていく。
読まれれば魔導書はどうしたって傷んでいく。
それを修復したいけれど、平日はカウンターと書架を往復してるだけで時間が潰れてしまう。
だからこうして休日に、修復作業をするようにしていた。
修復室に持ち込んだ魔導書を淡々と修復していく私に、背中からマギーが声を響かせる。
『なんでお前一人が作業してるんだよ』
「だってこれは私がやりたくてやってることだし」
魔導書が傷んでいくのを見るのはつらい。私が直接本を運んでるから、嫌でもページが擦り切れていくのが見てわかってしまう。
だから平日の間に傷みだした本を覚えておいて、こうして休日に補強するのだ。
早めに補強してあげれば、大きく損傷することもない。
『他の奴も巻き込めばいいだろう? ヴィルマ一人が抱え込むなよ』
「休日に業務をしろなんて、みんなには頼めないし。
私は宿舎に住んでるから通うのは楽だし。
私が一番早く作業できるから、この方が効率がいいんだよ」
『やれやれ、お前は苦労性だな』
黙々淡々と作業を進め、お昼のベルが鳴ったところで手を止めた。
「ふぅ! じゃあご飯を食べに戻ろっか!」
私は魔導書をそのままにして、図書館を後にした。
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宿舎でお昼を食べていると、アイリスが心配そうに私に告げてくる。
「最近、なんだかお疲れに見えますけど、大丈夫ですか?」
「んー? 大丈夫だよ、私は若いんだし!」
お爺ちゃんが小さく息をついて告げる。
「お前な、そういうのを過信と呼ぶんだ。
お前は『異界文書』に魔力を食われ続けてるのを忘れるなよ?
その上で過労なんざ、いつ倒れても不思議じゃねぇぞ」
「はーい、気を付けまーす」
私は豚肉と葉野菜の炒め物をもっしゃもっしゃと食べながら、冷製スープで流し込む。
パンもモリモリ食べて、午後からの作業に向けて力を蓄えた。
「――よし、ごちそうさま! 作業に戻るね!」
ため息をつくお爺ちゃんと不安気なアイリスを残し、私は図書館に向けて部屋を飛び出した。
「……なんで?」
目の前には信じられない光景が広がっていた。
無人のはずの図書館で蔵書点検に走り回るフランツさん、カールステンさん、ファビアンさんの姿。
みんなは私に気付かないみたいで、一心不乱に傷んだ本をチェックして回ってる。
戸惑いながら修復室に入ると、室内にはサブリナさんとシルビアさんの姿。
部屋に残していた魔導書の何割かを別の机に移動させ、補強処理を行っていた。
シルビアさんが私に気付いて顔を上げる。
「あら、おかえりヴィルマ」
「なんでみんなが、図書館に居るの?」
サブリナさんが修復作業の手を止めずに応える。
「あなたが休日返上で作業してるのなんてお見通しなのよ。
なのに何も言わないし、だんだん元気がなくなっていくし。
心配するこちらの身にもなって欲しいものだわ」
シルビアさんがクスリと笑って告げる。
「だからね、ヴィルマには内緒でみんなで集まろうって相談してたの。
午前にいきなりは無理だから、午後からになっちゃったけどね」
それって、休日の予定があったってことなんじゃ……。
だってみんなは私と違って貴族子女、社交界とか付き合いとかあるはずだし。
「そんな、大丈夫ですよ! ちゃんと寝て食べてますし! みなさんにご迷惑をかけるほどのことじゃ――」
突然立ち上がったサブリナさんが、私の額を指でビシッと弾いた。
「あなたね、心配させてる時点で大迷惑なの。少しは周りを頼ることを知りなさい」
「サブリナさん……」
私が思わず涙ぐんで袖で目元を拭っていると、背中からマギーが声を響かせる。
『良い仲間を持ったじゃねーか。頼れる奴がいるなら頼れよ。それが大人ってもんだぜ』
「……うん、わかった」
私は涙を拭き終わると、机に残された魔導書の修復作業を再開した。
「よーし! 頑張るぞー!」
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修復作業を終えて魔導書を所定位置に戻し、私たちは司書室に戻っていった。
「……ディララ、さん?」
ソファでゆったりとくつろぐディララさんが、ニコリと私に微笑んだ。
「あなたたち、休日返上で働くのは止めなさい?
そんなことでは過労で身体を壊してしまうわ。
――でも、それが必要な時期だというのも理解はするの。
だからね? 学院長に交渉して、この時間は勤務時間に含めることにしてもらったわ」
私は意味が分からず、尋ね返す。
「それは、つまり?」
「きちんと報酬が出ると言う事よ。
王立施設が無給で職員を扱き使うなんて、あってはならないわ。
早朝蔵書点検ぐらいなら大目に見てあげられたけど、休日丸々は見逃せない。
だから正式に労働時間の規定を変更してもらっていたの」
ディララさんがソファから立ち上がり、私の両肩に手を置いた。
「報酬は出してあげるから、それできちんと栄養を取って、英気を養うのよ?
――ヴィルマの場合、ラーズさんが居れば外に買い出しに行ってもらえるでしょう?
好みの食べ物をたくさん食べて、たくさん寝て頂戴」
カールステンさんが大きく両手を打ち鳴らした。
「そうと決まれば、これから少し飲まないか!
もちろん短い時間だが、英気を養うならやっぱり酒だろう!」
賛成の声が上がっていき、みんなが私の顔を見つめた。
「……うん! お爺ちゃんたちに知らせてくるね!」
私は手早く着替えると、一足先に宿舎に向けて駆け出した。
****
カールステンさんの明るい声が大きく上がる。
「それじゃあみんな――お疲れ!」
「お疲れー!」
美味しいお酒を一気に喉に流し込む。夏の夜に冷えたお酒は――
「かぁ~! シードルが沁みる!」
お爺ちゃんが苦笑を浮かべて私に告げる。
「だから言っただろう。それじゃおっさんの口ぶりだ。少しは王女らしい仕草も身につけとけ」
私はきょとんとしてお爺ちゃんの顔を見つめた。
「王女らしい口ぶりって、なに? どういうこと?」
「グリュンフェルト王国の防衛ラインが崩壊した。もうあとは、押し込まれて終わりだ。
近いうちに俺はエテルナの王、そしておまえはエテルナの王女という扱いに正式に変わる。
平民じゃなくなっちまうが、それ以外は今までと変わらねぇ。
――だがお前が身分を理由に移動を制限されることは、もうなくなる」
私は戸惑いながらお爺ちゃんに尋ねる。
「だってお爺ちゃん、『俺たちは平民だ』ってずっと言ってたじゃない。
なんで急に王族の扱いを受け入れちゃったの?」
お爺ちゃんが優しい微笑みで、私の頭にポンと手を置いて応える。
「お前は気にしなくていい。安心して司書の仕事を続けてろ」
いいのか、そうか。
……王女が司書とか、なんだか変な話だな?
ま、いいか! 司書を続けられるなら!
私は気にするのを止めて、フランツさんと言葉を交わしながらお酒と料理を楽しんでいった。
飲み会が一時間も過ぎる頃、ファビアンさんがお爺ちゃんに告げる。
「ラーズさん――いやラーズ王。王宮で魔導教練をするという噂がありますが、本当なのですか」
お爺ちゃんがニヤリと微笑んで応える。
「ほぉ? どこから聞いた話だ? そいつぁまだ本決まりじゃねぇ。詰めを話し合ってる最中なんだが」
ファビアンさんが肩をすくめて応える。
「魔導士たちの社交界で、最近噂になっているだけですから、出どころまではちょっとわかりません。
だがおそらく、宮廷魔導士あたりだと思いますよ」
「ケッ! この国は情報統制すら満足にできねぇのか。先が思いやられるな。
――それと、俺に敬語は要らねぇぞ。ここはヴィルマの家、礼節が重んじられる場所じゃねぇ」
ファビアンさんが困ったように微笑んだ。
「そうはいきません。王族の扱いがほぼ決まったのなら、それに従うのが我ら貴族という生き物。
エテルナ王国は我がクラールルフト王国よりも格上の国。亡国とはいえ、ぞんざいな扱いはできませんから」
お爺ちゃんはエールを飲み干すと、一息ついてから応える。
「――ふぅ。まぁ好きにすりゃいいさ。亡国の王なんていう滑稽な見せ物だ。そんなもんに敬意を表す必要なんぞ、ねぇんだがな」
なんだかお爺ちゃん、ちょっと不機嫌そうだ。
やっぱり王族の扱いが嫌なんじゃないかなぁ。
それに、魔導教練ってのも意外だ。
私にも魔導をほとんど教えようとしてこなかったお爺ちゃんが、他人に魔導を教えるなんて。
うっすらとした不安感が私の心を漂いながら、その日の飲み会は終了した。
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