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第1章:希代の聖女
第23話 おてんば姫のお披露目(1)
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「夜会、ですか?」
朝食の席で、お母様から告げられたのは意外な単語だった。
「ええそうよ。あなたは先日、街で騒ぎを起こしてしまったでしょう?
それが社交界で噂になっているみたいなの。
変な噂になる前に、きちんとあなたの姿をみんなの前に見せる必要があるわ。
ヴァレンティーノにも承諾を得たから、必ず参加をして欲しいの」
「ドレスはどうするのですか? 夜会用のドレスなど、持ってはいませんよ?」
「今度も間に合わせのドレスになってしまうけれど、私が子供の頃に着ていた物があるわ。
それを仕立て直して用意してあるから大丈夫よ。
――本当は、もう少し後にお披露目をするつもりだったのだけれどね。
悪い噂が立ってしまうと、打ち消すのに苦労するの。その前に動かないといけないわ」
社交界は気乗りがしないけど、事情を知っているお母様がやるべきだと言ってお父様が承認したのだから、参加しないといけないんだろうな。
「わかりました。その夜会はいつ行われるのですか?」
「二日後、この家で行うわ。
その時にはヴァレンティーノも戻ってきているはずよ」
うわ、忙しいお父様を呼び戻してでも行うのか。
お父様の邪魔をしちゃってるな……。
「申し訳ありません、私の行動で御迷惑をおかけしたみたいで」
お母様は優しく微笑んでくれた。
「事情はちゃんと聞いているわ。
悪を許せない心は尊ぶべきものよ。
それはエルメーテ公爵家の一員として、胸を張れるもの。
恥ずかしがることはないわ」
そう言ってもらえると、少しは気が休まるかな。
アンリ兄様が心配そうに私に告げてくる。
「夜会などに出て大丈夫なのか?
陛下たちの時のように、悪い記憶が呼び覚まされたりしないか?」
私は曖昧に微笑んだ。
「断言はできませんが、街の人たちはとても良い方々でした。
夜会に参加される方も同じようであれば、問題はないと思います」
お母様の顔を横目で見る――どうやら、どこか憂う表情だ。
私は小さくため息をついた。
「――そうですか。そのような方ばかりではない、ということですわね。
ですがお披露目である以上、そのような方々も招かなくてはならないと、そんなところでしょうか」
お母様が苦笑を浮かべた。
「話が早くて助かるわ。
所作に関して、あなたには何の問題も見られない。
我が家に来て二週間でそれだけの所作が出来るあなたに、おそらく皆が驚くでしょう。
この領地のことはどこまで知っているの?」
「エルメーテ公爵領のことは、あまり詳しくありません。
前回の人生では、敵対派閥でしたから」
それでも、付けてもらった講師からいくらか情報は仕入れてあった。
今回はそれで何とかしていくしかないだろう。
「そう……無理はしなくていいのよ?
外から見たら、農村からやってきた聖女が二週間ですべてを知っている訳がないもの。
所作に問題がないだけで充分よ。
具合が悪くなったら、すぐに言いなさい?」
アンリ兄様が力強く告げる。
「シトラスは私が守ります。
――シトラスも、何かあったら私の陰に隠れるといい。
やった! 隠れる場所が確保できる!
私は心から微笑んで頷いた。
「はい、頼りにしていますね、お兄様」
おや? なんだか頬が赤いぞ? アンリ兄様。
熱でもあるのかな? 大丈夫?
重要な通達はあったけれど、それ以外は平穏な朝食が終わり、私は講義の準備をするために部屋へ戻っていった。
****
所作の講師は、私に感心しきりだった。
「本当にどこでその所作を身に着けたの? 教えることが全くないわ」
「あはは……なんとなくできてしまうんです」
適当にごまかしつつ、教本の内容を実践してみせる時間が続いた。
教本だけでは完全な所作は身につかない。
文章や図で書き切れない細かな動作が実際には要求されるからだ。
それを生徒に教えるのが講師の役目とも言える。
だけど私は十年前、厳しく所作を仕込まれた。
全てを覚えるのに三年くらいかかったけれど、あの時の講師に比べたら、今の講師はとても優しく親切な女性だった。
講師の女性は感嘆のため息をついていた。
「ほんとうに綺麗な所作ね。公爵家の人間として、どこに出しても恥ずかしくないわ。
読み書きもできているし、文字もとても綺麗なものよ?
あなたの村では、読み書きも教えていたの?」
「あはは……えっと、これもなんとなくできてしまうというか」
読み書きは一年くらいかかったっけ。
特に汚い文字を書くと、厳しく定規で手を叩かれたものだ。
当時の私は、癒しの奇跡を腫れあがった自分の両手に施すのが日課だった。
講師の先生がここまで感心するのだから、エリゼオ公爵家で送った人生も無駄ではなかったのかもしれない。
「――今日はここまでにしましょう。
これなら明後日の夜会も問題ないはずよ。自信を持って頂戴」
「はい、ありがとうございました」
午後になり、私は動きやすい服に着替えてお父さんの前に居た。
アンリ兄様の格闘術の時間だ。
私はおまけで、一緒に稽古を付けてもらうだけだ。
「それでは二人とも、好きなようにかかって来い!」
「はい!」
私とアンリ兄様の声が重なり、私たちは目を合わせて頷いた。
そして二人で別々の方向からお父様に向かって駆けていく。
アンリ兄様が下から、私が頭上からお父さんに攻撃を仕掛ける――だけど、お父さんは片手でそれぞれの攻撃を受け止め、私たちは芝の上に放り投げられていた。
私は受け身とをってゴロゴロと転がり、さっと立ち上がる。
お父さんは受け身を取って芝の上に転がるアンリ兄様に向かって、拳を放っているところだった。
アンリ兄様はそれを両腕で受け止め、再び吹き飛ばされて行く。
――それと同時に、私の攻撃がお父さんの頬をかすっていた。
「甘い甘い!」
お父さんの体当たりで、私の身体が弾き飛ばされて行く。
そんな攻防を十分ほど続けると、お父さんが「そこまで! では個別に型を教える!」と告げた。
最初の組手は昨日のおさらい。
その組手の中で、できていないところを指摘されながら型を矯正していくのだ。
習い始めたばかりのアンリ兄様は、型の矯正に長い時間がかかる。
その間は暇なので、一人で型のおさらいをしていた。
私の番になったけれど、型の矯正はほとんど教えてもらう事がない。
短時間で終わらせた後、お父さんが告げる。
「ではここからは、体力作りをしてもらう。
シトラス、お前はもう部屋に戻りなさい」
「はい、お父さん」
私は一人で寂しく部屋に戻っていった。
――公爵令嬢が身体を鍛えるなんてことは、お父様が認めてくれなかった。
だから本当にこの時間は、私とお父さんが拳を交えて楽しむだけのコミュニケーションなのだ。
****
汗をかいたので入浴をし、普段着へと着替える。
私は庭から聞こえるお父さんとアンリ兄様の声を聞きながら、窓辺で大人しく刺繍を刺していた。
もう昔と同じ稽古は付けてもらえなくなってしまったけれど、こうして声を聞いているだけで一緒の空間に居るのだと実感できる。
前回の人生では望めなかった幸福な時間だ。
だけど――
私の刺繍を刺す手が止まっていた。
二日後の夜会、社交界への初参加。
それに対する不安と恐怖が、私の心を占めていた。
貴族たちの悪意の坩堝、醜い亡者共の楽園――それが社交界だ。
聖女として国が布告する前、まだ私が聖女であると正式には知らされていない段階で開かれる夜会だ。
私の事を下に見る貴族は多くいるだろう。『農村上がりの小娘が生意気な』という侮蔑の眼差しを思い出す。
宮廷の社交界ほど酷くはないだろうけど、この領地の社交界だって大して差はないのだと覚悟を決めた。
最悪を知っているのだから、それよりマシなものならきっと耐えられるはずだ。
そう信じなければ、心が折れてしまう気がした。
また倒れるような事があれば、お父様たちに心配をかけてしまう。
今度こそ、気をしっかり持たないと!
朝食の席で、お母様から告げられたのは意外な単語だった。
「ええそうよ。あなたは先日、街で騒ぎを起こしてしまったでしょう?
それが社交界で噂になっているみたいなの。
変な噂になる前に、きちんとあなたの姿をみんなの前に見せる必要があるわ。
ヴァレンティーノにも承諾を得たから、必ず参加をして欲しいの」
「ドレスはどうするのですか? 夜会用のドレスなど、持ってはいませんよ?」
「今度も間に合わせのドレスになってしまうけれど、私が子供の頃に着ていた物があるわ。
それを仕立て直して用意してあるから大丈夫よ。
――本当は、もう少し後にお披露目をするつもりだったのだけれどね。
悪い噂が立ってしまうと、打ち消すのに苦労するの。その前に動かないといけないわ」
社交界は気乗りがしないけど、事情を知っているお母様がやるべきだと言ってお父様が承認したのだから、参加しないといけないんだろうな。
「わかりました。その夜会はいつ行われるのですか?」
「二日後、この家で行うわ。
その時にはヴァレンティーノも戻ってきているはずよ」
うわ、忙しいお父様を呼び戻してでも行うのか。
お父様の邪魔をしちゃってるな……。
「申し訳ありません、私の行動で御迷惑をおかけしたみたいで」
お母様は優しく微笑んでくれた。
「事情はちゃんと聞いているわ。
悪を許せない心は尊ぶべきものよ。
それはエルメーテ公爵家の一員として、胸を張れるもの。
恥ずかしがることはないわ」
そう言ってもらえると、少しは気が休まるかな。
アンリ兄様が心配そうに私に告げてくる。
「夜会などに出て大丈夫なのか?
陛下たちの時のように、悪い記憶が呼び覚まされたりしないか?」
私は曖昧に微笑んだ。
「断言はできませんが、街の人たちはとても良い方々でした。
夜会に参加される方も同じようであれば、問題はないと思います」
お母様の顔を横目で見る――どうやら、どこか憂う表情だ。
私は小さくため息をついた。
「――そうですか。そのような方ばかりではない、ということですわね。
ですがお披露目である以上、そのような方々も招かなくてはならないと、そんなところでしょうか」
お母様が苦笑を浮かべた。
「話が早くて助かるわ。
所作に関して、あなたには何の問題も見られない。
我が家に来て二週間でそれだけの所作が出来るあなたに、おそらく皆が驚くでしょう。
この領地のことはどこまで知っているの?」
「エルメーテ公爵領のことは、あまり詳しくありません。
前回の人生では、敵対派閥でしたから」
それでも、付けてもらった講師からいくらか情報は仕入れてあった。
今回はそれで何とかしていくしかないだろう。
「そう……無理はしなくていいのよ?
外から見たら、農村からやってきた聖女が二週間ですべてを知っている訳がないもの。
所作に問題がないだけで充分よ。
具合が悪くなったら、すぐに言いなさい?」
アンリ兄様が力強く告げる。
「シトラスは私が守ります。
――シトラスも、何かあったら私の陰に隠れるといい。
やった! 隠れる場所が確保できる!
私は心から微笑んで頷いた。
「はい、頼りにしていますね、お兄様」
おや? なんだか頬が赤いぞ? アンリ兄様。
熱でもあるのかな? 大丈夫?
重要な通達はあったけれど、それ以外は平穏な朝食が終わり、私は講義の準備をするために部屋へ戻っていった。
****
所作の講師は、私に感心しきりだった。
「本当にどこでその所作を身に着けたの? 教えることが全くないわ」
「あはは……なんとなくできてしまうんです」
適当にごまかしつつ、教本の内容を実践してみせる時間が続いた。
教本だけでは完全な所作は身につかない。
文章や図で書き切れない細かな動作が実際には要求されるからだ。
それを生徒に教えるのが講師の役目とも言える。
だけど私は十年前、厳しく所作を仕込まれた。
全てを覚えるのに三年くらいかかったけれど、あの時の講師に比べたら、今の講師はとても優しく親切な女性だった。
講師の女性は感嘆のため息をついていた。
「ほんとうに綺麗な所作ね。公爵家の人間として、どこに出しても恥ずかしくないわ。
読み書きもできているし、文字もとても綺麗なものよ?
あなたの村では、読み書きも教えていたの?」
「あはは……えっと、これもなんとなくできてしまうというか」
読み書きは一年くらいかかったっけ。
特に汚い文字を書くと、厳しく定規で手を叩かれたものだ。
当時の私は、癒しの奇跡を腫れあがった自分の両手に施すのが日課だった。
講師の先生がここまで感心するのだから、エリゼオ公爵家で送った人生も無駄ではなかったのかもしれない。
「――今日はここまでにしましょう。
これなら明後日の夜会も問題ないはずよ。自信を持って頂戴」
「はい、ありがとうございました」
午後になり、私は動きやすい服に着替えてお父さんの前に居た。
アンリ兄様の格闘術の時間だ。
私はおまけで、一緒に稽古を付けてもらうだけだ。
「それでは二人とも、好きなようにかかって来い!」
「はい!」
私とアンリ兄様の声が重なり、私たちは目を合わせて頷いた。
そして二人で別々の方向からお父様に向かって駆けていく。
アンリ兄様が下から、私が頭上からお父さんに攻撃を仕掛ける――だけど、お父さんは片手でそれぞれの攻撃を受け止め、私たちは芝の上に放り投げられていた。
私は受け身とをってゴロゴロと転がり、さっと立ち上がる。
お父さんは受け身を取って芝の上に転がるアンリ兄様に向かって、拳を放っているところだった。
アンリ兄様はそれを両腕で受け止め、再び吹き飛ばされて行く。
――それと同時に、私の攻撃がお父さんの頬をかすっていた。
「甘い甘い!」
お父さんの体当たりで、私の身体が弾き飛ばされて行く。
そんな攻防を十分ほど続けると、お父さんが「そこまで! では個別に型を教える!」と告げた。
最初の組手は昨日のおさらい。
その組手の中で、できていないところを指摘されながら型を矯正していくのだ。
習い始めたばかりのアンリ兄様は、型の矯正に長い時間がかかる。
その間は暇なので、一人で型のおさらいをしていた。
私の番になったけれど、型の矯正はほとんど教えてもらう事がない。
短時間で終わらせた後、お父さんが告げる。
「ではここからは、体力作りをしてもらう。
シトラス、お前はもう部屋に戻りなさい」
「はい、お父さん」
私は一人で寂しく部屋に戻っていった。
――公爵令嬢が身体を鍛えるなんてことは、お父様が認めてくれなかった。
だから本当にこの時間は、私とお父さんが拳を交えて楽しむだけのコミュニケーションなのだ。
****
汗をかいたので入浴をし、普段着へと着替える。
私は庭から聞こえるお父さんとアンリ兄様の声を聞きながら、窓辺で大人しく刺繍を刺していた。
もう昔と同じ稽古は付けてもらえなくなってしまったけれど、こうして声を聞いているだけで一緒の空間に居るのだと実感できる。
前回の人生では望めなかった幸福な時間だ。
だけど――
私の刺繍を刺す手が止まっていた。
二日後の夜会、社交界への初参加。
それに対する不安と恐怖が、私の心を占めていた。
貴族たちの悪意の坩堝、醜い亡者共の楽園――それが社交界だ。
聖女として国が布告する前、まだ私が聖女であると正式には知らされていない段階で開かれる夜会だ。
私の事を下に見る貴族は多くいるだろう。『農村上がりの小娘が生意気な』という侮蔑の眼差しを思い出す。
宮廷の社交界ほど酷くはないだろうけど、この領地の社交界だって大して差はないのだと覚悟を決めた。
最悪を知っているのだから、それよりマシなものならきっと耐えられるはずだ。
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