異世界ニートを生贄に。

ハマハマ

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102.5「みんな:実は起きてた」

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◇ロップス◇

 実は私は起きていた。

 夜半に小用を済ませて戻った際、ブラム様は棺に座ったままで起きているのか寝ているのか分からなかったが、驚くことにロボが人化しておった。

 ロボもヴァン殿もスヤスヤと寝入っておったが、あまり近付くと起こしてしまうと考え、私は寝床へと戻りそのまま眠ろうとした。

 しかしどうにもいかん。

 なぜタイタニア様はロボの服装を膝丈のワンピースなどにしたのだ。

 私の寝床から視線の真っ直ぐ先に、僅かにめくれ上がった裾から覗くロボの脚がちょうどだ。

 私は純愛に生きるのだ。
 私にはエイミがいるのだ。
 破廉恥な劣情などに用はないのだ。

 しかし!
 眠りにつく事も、後ろを向く事も、目を瞑る事さえもできん!

 なぜだ!


 ……結局朝まで一睡も出来なかった……。




◇タロウ◇

 実は俺、起きてたんす。

 いつも通りプックルの隣で寝てたんすけど、明け方っすかね、プックルの鼻息がいつもより強く顔に当たって目が覚めたんすよ。

 そんで寝返り打ったらロボが人になってたんす。

 いやもう驚いたっすよ。
 俺、ヴァンさんたちの頭側のちょっと離れた所で寝てたんすけど、タイタニアさんに比べたら色気は全くないけどロボがちゃんと女の子なんすもん。

 凹凸少ないなりに胸の谷間ちょっと見えたし。

 そんでヴァンさんがやっさし~く髪を撫でるんよ。
 微妙にヴァンさんの顔は見えんかったけど、きっとニヤニヤじゃなくて慈しむような顔しとったんやろ思うねん。

 なんなん!
 イケメンは爆発しろ!

 けど、こないだホントにおなか爆発したから許す!




◇プックル◇

 実ハ、プックル、起キテタ。

 ナントナク起キタラ、ロボガ、人ニナッテタ。

 狼ノトキモ、可愛イ。
 ケド、人ニナッタロボモ、可愛イ。

 ヴァンニ抱キツクロボ、迂闊ニモ、ハァハァ言ッテシマウ。



 人化、チョットダケ、羨マシイ。
 チョットダケ。




◇ブラム◇

 実は俺は起きてた。
 というか寝てないんだが。

 さすがに七ヶ月半もずっと寝てたから寝るの飽きた。

 しかしまぁ、寝てなくてラッキーだったぜ。

 可愛い息子が嫁さんの髪を優しく撫でる様子を間近で見られたんだ。
 あの世に行ったらカノンにも教えてやらんとな。


 あの唐変木がなぁ。

 料理しながらさりげなくロボの声が可愛いって褒めたり、なんの変哲もない会話で嫁の機嫌を良い方に向けたり、成長したもんだぜ、ほんと。

 つってもアイツもう八十二歳だけどな。
 成長遅いっつうの!
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