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031 パトロンの正体
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その夜は月のない日だった。
窓から見える空は雲一つなく、どこまでも闇が広がっている。
そして小さなランプのみの部屋はどこまでも薄暗い。
「ふぅ」
ミーアは先ほど、マリアンヌの元へ手紙を届けてから今日はそのまま休むと言っていた。
あの手紙が前向きなものなら、父に一つ貸しが出来るかもしれないわね。
公爵家とのパイプ。
こんな貧乏男爵家よりもっと上の人だもの。
父も私には口出し出来にくくなるはず。
とは言っても、まったく口を出さないことはないだろう。
あの人にとっては貴族だろうが、なんだろうが基本的には関係ないのだから。
怖い物知らずもここまでくるとホントに嫌ね。
「すぐに返事の手紙が届くといいんだけど」
考えてても仕方ない。
明日もまだ屋敷の掃除は恐ろしいほどある。
こんな暗い日は読書も出来ないし、早く寝てしまおう。
そう思いながらベッドへ向かう私の視線の端で、窓のカーテンがゆらりと揺れた。
「窓、開いていたかしら」
開けた覚えなどない窓。
この部屋の掃除は誰にも頼んでいないから、開くわけがないんだけど。
もしかして壊れたとか?
過去でも壊れた記憶はなかったはずだけど……。
窓枠に手をかけようとしたその瞬間、首に冷たいモノが当たる。
「!」
振り返ることも動くことも出来ない。
ランプの光でうっすら窓に反射するのは黒い男と、その男が持ったナイフが私の首に当てられていたことだけだった。
しかし不思議とその男からは殺意は感じられない。
「ずいぶんな登場ね、役者さん」
「なーんだ。知ってたの?」
男は悪びれもなく軽い口調で、あっさり自分の正体を認めた。
しかし彼はナイフを下ろそうとはしない。
「ええ、だいたいわね」
この前の父からの手紙に書かれていたから。
私は追いつけなかった役者が貧民街へ馬車を走らせていたのがどうにも気になり、父に情報を求めたのだ。
基本的に父は自分にかかわること以外は、お金が絡まない限り何も協力的ではない。
だからこちらからの手紙に、この男爵家の金をだまし取っている役者がいると付け加えた。
父にとってこの家はもはや自分のものだと疑ってもいない。
だからこの家のお金は全て、自分のものだと思っている。
そこに付けこんだのだ。
「怖くないの? 今、君が置かれた状況分かってる~?」
「ええ」
まったく怖くないかと言われれば嘘になる。
だけどどうせ一度死んだ身だ。
それに父から彼の正体を聞いた瞬間から、こうなることは少なからず予想はしていた。
「まさか貴族たちを騙していたのが闇ギルドの関係者だとは思わなかったわ」
「そんなこと知ってどうするの?」
喉につき付けられたナイフが皮膚に少し食い込む。
このまま彼が横にナイフを引けば、私の喉はかき切られてしまうだろう。
「別に?」
「は?」
私の答えに驚いたのか、彼はナイフを持つ手を緩めた。
「お茶でも飲む?」
彼が緩めたナイフに手をかけ、押しのけると私は振り返った。
黒い装束を身につけ顔を隠す彼の表情は読めない。
「あははっはははは。自分を殺しに来たヤツにお茶を進めるヤツなんて初めてみたよ」
「よく言うわ。殺しに来たんじゃなくて、脅しにきただけじゃない」
腹を抱えて笑う彼をしり目に、テーブルにお茶の用意をした。
「座らないの?」
「……」
そう促すと、軽く舌打ちしたあと彼は席についた。
そして顔を覆っていた布を取る。
若草色の髪に深い緑の瞳。
歳は私より少し若いくらいかしら。
パッと見はどこまでも幼いようにも見えるし、その顔は愛くるしい。
マダムたちが夢中になるのも分かるわ。
男の子にしたら、かわいいもの。
まぁ、持ってる武器も所属先もなんにも可愛くないんだけど。
「怖いね、ダントレットの人間は」
「そう? 怖いのは父だけだと思うけど」
どこにでも通じている父は、闇ギルドにおいても一目おかれている。
人づてに聞いた話では、闇ギルトの長と父は義兄弟だという噂もある。
「いや、あんたも十分さ。いつ殺意がないことに気付いた?」
「そうね……。だって殺すならつもりなら、わざわざ自分の姿なんか見せずに殺していたでしょう?」
「あははは、確かに。いや、十分あんたも怖いよ」
豪快に笑う姿は、あの甘い声で囁いていた役者とはまったく別物のように思える。
「私はアンリエッタ。あなたは?」
「……」
名前を聞いた途端、また表情が固くなる。
ああ、闇ギルドの人って名前とか教えちゃダメだったのかしら。
「別に変な意味はないわ。名前呼ぶのに困るってだけで。教えたくないなら勝手にテキトーな名前つけるけど……。そうね、ゴンザレスとかどう?」
「ゴンザレスやめろ! さすがになんだよ、その意味不明な生き物は」
「モンスターとか?」
「オレは人だっつーの。まったく……ヒューズだ」
「あら、立派な名前があるじゃない」
私がそういうと、満更でもないようにヒューズは鼻の頭をかいた。
「ダントレットは敵に回すもんじゃないな」
ぽつりとヒューズはもらす。
父はどうでもいいけど、こっちは敵に回してもらいたくはないわね。
計画が止まってしまうもの。
「そうしてもらえるとありがたいわ。あなただって、沈む泥船なんて、興味はないでしょう?」
「泥船? ここが?」
「ええ。その予定よ」
多くは説明できないけど、頭の良さそうなヒューズならなんとなく伝わるだろう。
ここがいずれ沈み、没落するという意味を。
「あんたはそんな船に乗ってて大丈夫なのか?」
「私が沈ませる方だから問題ないわ」
「ああ……」
ヒューズは鼻で笑うと、私が出したお茶を一気飲みした。
「どうせここも小銭稼ぎだからいいさ。他にはあんた、興味ないんだろ」
「ええ。他なんてどうでもいいの」
「ほらな。そういうとこがダントレットなのさ」
犯罪といっても、彼がしているのは軽微な詐欺。
しかも貴族のマダムたちに寄り添ってお小遣いをもらっている以上、詐欺になるかどうかも私には判断できない。
だったらそれを罪だと言って、やめさせるのもおかしな話。
お互いにそれがよいのなら、どうすることも出来ないし。
だから彼の罪を公にすることは、私からはない。
だたこの男爵家から手を引いてくれさえすらばいいのだ。
「でもそうね。あなたのお小遣い口が減ったというのなら、ダントレットがいつかそっち方面で仕事を依頼する時は全てあなたへ頼むことにするわ」
「あんた……あの親父さん超えるかもね」
そう言いながらヒューズは笑っていた。
少なくとも嫌味ではなさそう。
だけどあんな自己中な父を超えたいとはまったく思わない。
「あんなの超えたくもないわ。ヒトですらない生き物なんて」
「あははははは。いいね、アンリエッタだっけ。覚えておくよ」
ヒューズは再び顔を布で隠すと、手を振りながら音もなく窓から出ていく。
彼の背を見送りながら、やっと私は自分の体の力が抜けていくのを覚えた。
窓から見える空は雲一つなく、どこまでも闇が広がっている。
そして小さなランプのみの部屋はどこまでも薄暗い。
「ふぅ」
ミーアは先ほど、マリアンヌの元へ手紙を届けてから今日はそのまま休むと言っていた。
あの手紙が前向きなものなら、父に一つ貸しが出来るかもしれないわね。
公爵家とのパイプ。
こんな貧乏男爵家よりもっと上の人だもの。
父も私には口出し出来にくくなるはず。
とは言っても、まったく口を出さないことはないだろう。
あの人にとっては貴族だろうが、なんだろうが基本的には関係ないのだから。
怖い物知らずもここまでくるとホントに嫌ね。
「すぐに返事の手紙が届くといいんだけど」
考えてても仕方ない。
明日もまだ屋敷の掃除は恐ろしいほどある。
こんな暗い日は読書も出来ないし、早く寝てしまおう。
そう思いながらベッドへ向かう私の視線の端で、窓のカーテンがゆらりと揺れた。
「窓、開いていたかしら」
開けた覚えなどない窓。
この部屋の掃除は誰にも頼んでいないから、開くわけがないんだけど。
もしかして壊れたとか?
過去でも壊れた記憶はなかったはずだけど……。
窓枠に手をかけようとしたその瞬間、首に冷たいモノが当たる。
「!」
振り返ることも動くことも出来ない。
ランプの光でうっすら窓に反射するのは黒い男と、その男が持ったナイフが私の首に当てられていたことだけだった。
しかし不思議とその男からは殺意は感じられない。
「ずいぶんな登場ね、役者さん」
「なーんだ。知ってたの?」
男は悪びれもなく軽い口調で、あっさり自分の正体を認めた。
しかし彼はナイフを下ろそうとはしない。
「ええ、だいたいわね」
この前の父からの手紙に書かれていたから。
私は追いつけなかった役者が貧民街へ馬車を走らせていたのがどうにも気になり、父に情報を求めたのだ。
基本的に父は自分にかかわること以外は、お金が絡まない限り何も協力的ではない。
だからこちらからの手紙に、この男爵家の金をだまし取っている役者がいると付け加えた。
父にとってこの家はもはや自分のものだと疑ってもいない。
だからこの家のお金は全て、自分のものだと思っている。
そこに付けこんだのだ。
「怖くないの? 今、君が置かれた状況分かってる~?」
「ええ」
まったく怖くないかと言われれば嘘になる。
だけどどうせ一度死んだ身だ。
それに父から彼の正体を聞いた瞬間から、こうなることは少なからず予想はしていた。
「まさか貴族たちを騙していたのが闇ギルドの関係者だとは思わなかったわ」
「そんなこと知ってどうするの?」
喉につき付けられたナイフが皮膚に少し食い込む。
このまま彼が横にナイフを引けば、私の喉はかき切られてしまうだろう。
「別に?」
「は?」
私の答えに驚いたのか、彼はナイフを持つ手を緩めた。
「お茶でも飲む?」
彼が緩めたナイフに手をかけ、押しのけると私は振り返った。
黒い装束を身につけ顔を隠す彼の表情は読めない。
「あははっはははは。自分を殺しに来たヤツにお茶を進めるヤツなんて初めてみたよ」
「よく言うわ。殺しに来たんじゃなくて、脅しにきただけじゃない」
腹を抱えて笑う彼をしり目に、テーブルにお茶の用意をした。
「座らないの?」
「……」
そう促すと、軽く舌打ちしたあと彼は席についた。
そして顔を覆っていた布を取る。
若草色の髪に深い緑の瞳。
歳は私より少し若いくらいかしら。
パッと見はどこまでも幼いようにも見えるし、その顔は愛くるしい。
マダムたちが夢中になるのも分かるわ。
男の子にしたら、かわいいもの。
まぁ、持ってる武器も所属先もなんにも可愛くないんだけど。
「怖いね、ダントレットの人間は」
「そう? 怖いのは父だけだと思うけど」
どこにでも通じている父は、闇ギルドにおいても一目おかれている。
人づてに聞いた話では、闇ギルトの長と父は義兄弟だという噂もある。
「いや、あんたも十分さ。いつ殺意がないことに気付いた?」
「そうね……。だって殺すならつもりなら、わざわざ自分の姿なんか見せずに殺していたでしょう?」
「あははは、確かに。いや、十分あんたも怖いよ」
豪快に笑う姿は、あの甘い声で囁いていた役者とはまったく別物のように思える。
「私はアンリエッタ。あなたは?」
「……」
名前を聞いた途端、また表情が固くなる。
ああ、闇ギルドの人って名前とか教えちゃダメだったのかしら。
「別に変な意味はないわ。名前呼ぶのに困るってだけで。教えたくないなら勝手にテキトーな名前つけるけど……。そうね、ゴンザレスとかどう?」
「ゴンザレスやめろ! さすがになんだよ、その意味不明な生き物は」
「モンスターとか?」
「オレは人だっつーの。まったく……ヒューズだ」
「あら、立派な名前があるじゃない」
私がそういうと、満更でもないようにヒューズは鼻の頭をかいた。
「ダントレットは敵に回すもんじゃないな」
ぽつりとヒューズはもらす。
父はどうでもいいけど、こっちは敵に回してもらいたくはないわね。
計画が止まってしまうもの。
「そうしてもらえるとありがたいわ。あなただって、沈む泥船なんて、興味はないでしょう?」
「泥船? ここが?」
「ええ。その予定よ」
多くは説明できないけど、頭の良さそうなヒューズならなんとなく伝わるだろう。
ここがいずれ沈み、没落するという意味を。
「あんたはそんな船に乗ってて大丈夫なのか?」
「私が沈ませる方だから問題ないわ」
「ああ……」
ヒューズは鼻で笑うと、私が出したお茶を一気飲みした。
「どうせここも小銭稼ぎだからいいさ。他にはあんた、興味ないんだろ」
「ええ。他なんてどうでもいいの」
「ほらな。そういうとこがダントレットなのさ」
犯罪といっても、彼がしているのは軽微な詐欺。
しかも貴族のマダムたちに寄り添ってお小遣いをもらっている以上、詐欺になるかどうかも私には判断できない。
だったらそれを罪だと言って、やめさせるのもおかしな話。
お互いにそれがよいのなら、どうすることも出来ないし。
だから彼の罪を公にすることは、私からはない。
だたこの男爵家から手を引いてくれさえすらばいいのだ。
「でもそうね。あなたのお小遣い口が減ったというのなら、ダントレットがいつかそっち方面で仕事を依頼する時は全てあなたへ頼むことにするわ」
「あんた……あの親父さん超えるかもね」
そう言いながらヒューズは笑っていた。
少なくとも嫌味ではなさそう。
だけどあんな自己中な父を超えたいとはまったく思わない。
「あんなの超えたくもないわ。ヒトですらない生き物なんて」
「あははははは。いいね、アンリエッタだっけ。覚えておくよ」
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