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マリーベル編〜楽しく長生きしたい私
助けてね
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目覚めると、すっかり体力が戻ったようで、体がスッキリしている。あーよく寝たわね。外の天気もいいし、今日は魔物討伐に参加したいな。
ベッドから立ち上がると、私が起きた事に気づいたのか、ドアをノックする音。どうぞーと言うと、メイドが入ってきて、すぐお嬢様をお呼びしますと。すぐにレジーナがやって来た。
「マリー!目覚めて良かったわ。気分はどう?」
「もう元気。ごめんね!迷惑を掛けちゃって。今日は魔物討伐に行きたいわ。」
「もう!何言ってるのよ。あの後3日も死んだように寝ていたのよ。今日は無理させられないわ。まだゆっくりしていて。」
「3日も?そんなに?」
「みんな心配してたのよ。お医者様は、魔力を一度に大量に使ったから、休めば元気になるとは言っていたけどね。この後、お父様達が顔を見に来ると思うわ。それと、騎士達がかなり心配してたけど、大丈夫だからとは言っておいたわ。」
「騎士で思い出したけど、フィークス卿は大丈夫だったかしら?」
「ふふっ。後で本人が直接来るだろうから、その時に聞きなさい。」
ということは、退院出来たのね。腕はちゃんと動いてくれたかな?見た目は戻ったようだったけど、気分が悪くなり過ぎて、そこまでチェック出来なかったのよね。
3日も寝ていたので、湯浴みして、着替えてスッキリしたら、レジーナ達家族と昼食を取った。ずっと寝てたから、食欲が凄かった。
おじ様・おば様には無理をした事を注意されたが、大切な騎士を助けてくれてありがとうと言ってくれた。
そして、その日の午後にフィークス卿が訪ねてきた。
私は挨拶や会話より、フィークス卿の腕がちゃんと動くのかが気になってしまい、部屋にやって来たフィークス卿の腕を自分の手に取って、ちゃんと腕がついているか、関節が動くのかなどをチェックし始めてしまった。うん!一応動くし、見た感じは大丈夫そうね。
感動の対面を期待していた、レジーナやおじ様達が、私を残念な人を見るように見つめていたことを、私だけが気付かないのであった。
「腕に力は入りますか?試しに私の手を握ってもらってもいいでしょうか?」
フィークス卿は無言で私の手をぎゅっと握る。しっかり握れているよね?これは大丈夫そうかも。嬉しくて思わず笑みが溢れ、そのままフィークス卿を見上げる。あれ?フィークス卿の顔が赤い?フィークス卿は、私の手を握ったまま跪き、私の手の甲にキスを!
「マリーベル嬢。貴女のおかげで、私は騎士としての命を取り戻すことができました。貴女は自分の体よりも、私の腕の治療を優先する心優しい方。そんな貴女に出会えたことを嬉しく思います。感謝の言葉が見つからない程、深く感謝しています。どうかこれからも、ここで過ごす貴女の護衛騎士としていることをお許しください。命を掛けて貴女をお守りしたい。」
フィークス卿の熱のこもったような、真っ直ぐな目。イケメン騎士に跪かれたうえに、この上目遣いは危険だわ!心の中で非常ベルがなっているもの。気をしっかり持たないと!
レジーナやおじ様達が早く返事をしろと圧力をかけるように、私と目が合うと頷いている。
「フィークス卿の腕が治って、私もとても嬉しいですわ。私の大切な騎士様、これからもどうぞよろしくお願いしますわね。」
恥ずかしいから、微笑んで誤魔化す事にした。
ここまで感謝してくれてるなら、断罪されたり、命が狙われたりしても助けてね!!
その後、フィークス卿が恐ろしいほど過保護な護衛騎士になってしまった。いつも近くにいて、やたら世話を焼きたがるし。レジーナや他の騎士達の暖かい目もやめろー!と叫びたかった。
そしてフィークス卿だが、実は怪我した右腕は昔怪我で痛めたことがあって、少しだけ動きがぎこちなくなっていたらしい。それが、今回の治癒魔法でぎこちなさがなくなり、動かしやすくなったと、また感謝された。
ズルい私はここぞとばかりに、もし私が本気で命を狙われたりすることがあったりしたら、助けてくださいねと頼んでおいた。フィークス卿は呼んでくれれば、何処にでも駆けつけますだって。やったわー!最強と言われる、辺境伯軍のエース騎士を味方につけたわよ!更にあざとい私は、上目遣いで約束ですよと念を押して伝えたのだった。
レジーナに古傷の治療も出来るようになったらしいと話したら、急に真面目な顔になる。診て欲しい人がいるらしい。その人は、辺境伯家の分家である子爵家の子息らしく、フィークス卿と同じく将来が期待されていた騎士だったらしいが、落馬で脚を痛めてから、速く走れなくなったので今は騎士ではなく、辺境伯家の事務官をしているようだ。
そんな事を聞いたら、診てみないとね。早速、その人の所に案内してもらい、事情を話して脚を診せてもらう。銀髪にグレーの瞳の美人さんだね。モテそうな子息だわ。
骨とか見た目には、素人にはどこが悪いのか分からないな。こんな時は、前のサーラちゃんの時のように、全体に治癒魔法をかけてみようか。横になってもらい、腰から足の指先まで治癒魔法をかけてみた。どうだろう?立ってもらうと、脚が軽くなったと言う。走れるかな?試しに外に走りに行ってしまった。数分後、息切れして戻ってきた彼は、走れるようになりましたといい、ありがとうございますと騎士の礼をとる。良かったですねーと言っていたら、彼はレジーナの方を見つめ、
「レジー、脚が治ったようだ。また騎士として一からやり直すよ。」
「良かったわ。またフランの騎士姿を見ることが出来るのね。」
あらまあ、そういう関係なの?2人共、幸せそうに微笑み合っているわね。ふふっ。
中身アラサーは若い2人に気を利かせようと、無言でフィークス卿の手を引いてその場を離れたのであった。フィークス卿の顔が赤くなっていたのは気づかない私であった。
ベッドから立ち上がると、私が起きた事に気づいたのか、ドアをノックする音。どうぞーと言うと、メイドが入ってきて、すぐお嬢様をお呼びしますと。すぐにレジーナがやって来た。
「マリー!目覚めて良かったわ。気分はどう?」
「もう元気。ごめんね!迷惑を掛けちゃって。今日は魔物討伐に行きたいわ。」
「もう!何言ってるのよ。あの後3日も死んだように寝ていたのよ。今日は無理させられないわ。まだゆっくりしていて。」
「3日も?そんなに?」
「みんな心配してたのよ。お医者様は、魔力を一度に大量に使ったから、休めば元気になるとは言っていたけどね。この後、お父様達が顔を見に来ると思うわ。それと、騎士達がかなり心配してたけど、大丈夫だからとは言っておいたわ。」
「騎士で思い出したけど、フィークス卿は大丈夫だったかしら?」
「ふふっ。後で本人が直接来るだろうから、その時に聞きなさい。」
ということは、退院出来たのね。腕はちゃんと動いてくれたかな?見た目は戻ったようだったけど、気分が悪くなり過ぎて、そこまでチェック出来なかったのよね。
3日も寝ていたので、湯浴みして、着替えてスッキリしたら、レジーナ達家族と昼食を取った。ずっと寝てたから、食欲が凄かった。
おじ様・おば様には無理をした事を注意されたが、大切な騎士を助けてくれてありがとうと言ってくれた。
そして、その日の午後にフィークス卿が訪ねてきた。
私は挨拶や会話より、フィークス卿の腕がちゃんと動くのかが気になってしまい、部屋にやって来たフィークス卿の腕を自分の手に取って、ちゃんと腕がついているか、関節が動くのかなどをチェックし始めてしまった。うん!一応動くし、見た感じは大丈夫そうね。
感動の対面を期待していた、レジーナやおじ様達が、私を残念な人を見るように見つめていたことを、私だけが気付かないのであった。
「腕に力は入りますか?試しに私の手を握ってもらってもいいでしょうか?」
フィークス卿は無言で私の手をぎゅっと握る。しっかり握れているよね?これは大丈夫そうかも。嬉しくて思わず笑みが溢れ、そのままフィークス卿を見上げる。あれ?フィークス卿の顔が赤い?フィークス卿は、私の手を握ったまま跪き、私の手の甲にキスを!
「マリーベル嬢。貴女のおかげで、私は騎士としての命を取り戻すことができました。貴女は自分の体よりも、私の腕の治療を優先する心優しい方。そんな貴女に出会えたことを嬉しく思います。感謝の言葉が見つからない程、深く感謝しています。どうかこれからも、ここで過ごす貴女の護衛騎士としていることをお許しください。命を掛けて貴女をお守りしたい。」
フィークス卿の熱のこもったような、真っ直ぐな目。イケメン騎士に跪かれたうえに、この上目遣いは危険だわ!心の中で非常ベルがなっているもの。気をしっかり持たないと!
レジーナやおじ様達が早く返事をしろと圧力をかけるように、私と目が合うと頷いている。
「フィークス卿の腕が治って、私もとても嬉しいですわ。私の大切な騎士様、これからもどうぞよろしくお願いしますわね。」
恥ずかしいから、微笑んで誤魔化す事にした。
ここまで感謝してくれてるなら、断罪されたり、命が狙われたりしても助けてね!!
その後、フィークス卿が恐ろしいほど過保護な護衛騎士になってしまった。いつも近くにいて、やたら世話を焼きたがるし。レジーナや他の騎士達の暖かい目もやめろー!と叫びたかった。
そしてフィークス卿だが、実は怪我した右腕は昔怪我で痛めたことがあって、少しだけ動きがぎこちなくなっていたらしい。それが、今回の治癒魔法でぎこちなさがなくなり、動かしやすくなったと、また感謝された。
ズルい私はここぞとばかりに、もし私が本気で命を狙われたりすることがあったりしたら、助けてくださいねと頼んでおいた。フィークス卿は呼んでくれれば、何処にでも駆けつけますだって。やったわー!最強と言われる、辺境伯軍のエース騎士を味方につけたわよ!更にあざとい私は、上目遣いで約束ですよと念を押して伝えたのだった。
レジーナに古傷の治療も出来るようになったらしいと話したら、急に真面目な顔になる。診て欲しい人がいるらしい。その人は、辺境伯家の分家である子爵家の子息らしく、フィークス卿と同じく将来が期待されていた騎士だったらしいが、落馬で脚を痛めてから、速く走れなくなったので今は騎士ではなく、辺境伯家の事務官をしているようだ。
そんな事を聞いたら、診てみないとね。早速、その人の所に案内してもらい、事情を話して脚を診せてもらう。銀髪にグレーの瞳の美人さんだね。モテそうな子息だわ。
骨とか見た目には、素人にはどこが悪いのか分からないな。こんな時は、前のサーラちゃんの時のように、全体に治癒魔法をかけてみようか。横になってもらい、腰から足の指先まで治癒魔法をかけてみた。どうだろう?立ってもらうと、脚が軽くなったと言う。走れるかな?試しに外に走りに行ってしまった。数分後、息切れして戻ってきた彼は、走れるようになりましたといい、ありがとうございますと騎士の礼をとる。良かったですねーと言っていたら、彼はレジーナの方を見つめ、
「レジー、脚が治ったようだ。また騎士として一からやり直すよ。」
「良かったわ。またフランの騎士姿を見ることが出来るのね。」
あらまあ、そういう関係なの?2人共、幸せそうに微笑み合っているわね。ふふっ。
中身アラサーは若い2人に気を利かせようと、無言でフィークス卿の手を引いてその場を離れたのであった。フィークス卿の顔が赤くなっていたのは気づかない私であった。
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