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マリーベル編〜楽しく長生きしたい私
辺境伯領に行きます 2
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次の日、待ちに待った魔物討伐に行く私達。勿論、狙うのは魔石を持ってそうな上級の魔物だ。今更何も聞かれず、上級の魔物が沢山いる森の奥に向かって進む騎士達。今回もいつもの馴染みの騎士達が6人と、フィークス卿が護衛に付いてくれた。レジーナの彼は辺境伯のおじ様と仕事があるらしく、今日はいない。もしかして、花婿の修行?って口にしたら、顔を赤くするレジーナ。ふふっ!上手くいっているみたいで、何よりね。
辺境伯領の上級の魔物って、ゾンビっぽいのとか、首無しの騎士とか、ちょっと気持ち悪い系が多くて、あまり近くに寄りたくないんだよね。少し離れて魔法で攻撃をして、騎士達にとどめを刺してもらい、更に魔石を取るために、仕上げに魔法の炎で焼くようにして、沢山やっつけた。魔石沢山ゲットよ!あとで騎士達と山分けしても、結構な量ね。後は大きい魔石を持っているアイツが飛んで来ないかしらね!やっぱりここまで来たからには、大物を仕留めて帰りたいところだ!
休憩を取りながら魔物を倒し、大物を探していると、空の向こうから奴がやって来た。ん、あのバンパイアもどきは割と低空を飛んでいるから、矢で狙いやすい?騎士達にこのまま狙っていいか確認すると、OK出たので、近くに来たら射ることにしよう!身を茂みに隠して奴が近くに来るのを待つ。……今だ!炎の矢を連続で射る。よし、全部命中。落ちてくるわね。あっ!思ったより、離れた場所に落ちて来そうね。バンパイアもどきが落ちた方に、急いで馬を走らせる私達。すると…、魔物討伐の訓練に来たと思われる、見慣れた制服の騎士達が休憩?をしている近くに落ちたらしい。騎士達は急に魔物が落ちてきたことに、驚いているようだ。やっちまったな!
しかし、まだバンパイアもどきにとどめを刺してないし、直ぐに復活するらしいから、早く燃やしたい私。馬で駆けながら叫ぶ!
「危険なので、離れてください!」
騎士達は、サッと離れる。よし、離れたわね。私は得意の火炎放射器ばりの炎で、奴を燃やす。炎の魔法も最近、また強くなってきたようで、あっという間に灰になってしまった。灰になったのを確認して、水魔法で周りの火を消す。すると、おおー!特大の魔石が。やったね!レジーナと抱き合って喜び、護衛の騎士達ともハイタッチする私達。このメンバー最高ね!と、喜ぶ私。しかしその時、
「フォーレス侯爵令嬢、随分とダイナミックに魔物を狩るのだな」
うっ。王都騎士団の騎士達だとは気づいていたが、やはり騎士団長もいたのね。というか、よく見ると、森の日陰で騎士達が沢山休んでいたのね。ちょっと恥ずかしいところを見せてしまったわ。
「騎士団長様、お恥ずかしいところをお見せした上に、休憩をお邪魔してしまったようで、申し訳ありませんでした。まさか、ここでお会いするとは思いませんでしたわ。」
「いつもこの時期は、魔物討伐の訓練で辺境伯領に来るんだ。ああ、ハワード卿も来ているぞ。」
「ハワード卿がいらっしゃるのですか?実はまだ謝罪が出来ていないので、お許し頂けるなら、少し話をさせて頂いてもよろしいでしょうか?」
「勿論だ。少し待ってくれるか?」
騎士団長はそう言うと、近くの騎士にハワード卿を呼ぶように指示を出す。すると、すぐに森の日陰の方から、ハワード卿が走ってくる。
「ハワード卿、フォーレス侯爵令嬢が来ているぞ。」
「フォーレス侯爵令嬢、ご機嫌麗しゅうございます。」
こんな時でも礼儀正しい人だわ!
「ハワード卿、先日はご迷惑をお掛けして、申し訳ありませんでした。伯母が、ハワード卿が私を運んでくれただけでなく、何があったかの報告まで細かく報告してくれて、助かったと申しておりましたわ。ありがとうございました。」
「いえ。私は出来ることをやっただけの事ですので、お気になさらず。それより、体調を心配しておりましたが、先程の攻撃魔法を見る限りでは、お元気そうですね。良かったです。」
「あの後、数日寝込むことはありましたが、今はこの通り、元気にしていますわ。伯母が、ハワード卿にお礼がしたいので、邸に招待したいとまで申していました。後日、ぜひ邸に来てくださいませ。」
「そんな!こちらこそ目を治してもらって何もお礼をしていないのに、邸に招待だなんて。お気持ちだけで充分です。」
「ふふっ。伯母は強引なので、もし招待状が来たら、覚悟してください。」
「あっ!良かったら、これを食べて下さい。クッキーを沢山作ったので。」
「……ありがとうございます。」
馬に括り付けたカバンから、昨日のクッキーを取り出して渡す。可愛くラッピングしておいて良かったわね。あれっ?ハワード卿が、恥ずかしそうにしているわ。もしかして、この可愛すぎるラッピングが誤解を生んでいるのかしら?ハワード卿だけに渡すのも良くないか!沢山あるし、騎士団長達にも渡した方がいいよね。
「騎士団長様も、よろしければどうぞ。お口に合うか分かりませんが。」
他の騎士の分を考えて、クッキーの包みをいくつか渡す。
「こんなに沢山ありがとう。フォーレス侯爵令嬢が作ったのか?」
「はい。そこにいるフィークス卿に手伝ってもらいながら、私が作りました。」
「そうなのか!仲がいいのだな。ところで、シールド公爵も、違うグループで討伐に来ているのだが、公爵はクッキーが好きだから、公爵の分も頂いてもいいだろうか?」
「はい。沢山あるので、どうぞ。お口に合わなかったら、申し訳ありませんとお伝えください。」
あの公爵が、クッキー好きなんて顔してないけどね。表情が少し怖いし。
「ありがとう。公爵も喜ぶよ。」
そんなやり取りをして、討伐を再開する為に、王都騎士団とは別れる私達。
結局、あの後も夢中になって討伐したので、特大の魔石を三つと、普通の魔石は沢山手に入れ、ご機嫌で城に帰る私達であった。
大量の魔石を持ち帰ると、辺境伯のおじ様はかなり喜んでいた。みんなで分けてもかなりの量だし。特大の3つはレジーナに渡しておいた。軍の運営費に充てるねだって。次期跡取りらしいな!
次の日は、辺境伯領の町に遊びに行く事になった。レジーナの彼が休みらしく、2人はデートらしいので、暇な私をフィークス卿が町を案内してくれる事になったのだ。
町歩きしやすいワンピースを、おば様がなぜか準備してくれていた。おば様は、かわいいデザインが好きらしい。メイド達が、私に可愛らしいメイクと髪型にしてくれる。
「まあ!マリー、可愛いわ!」
もうね、親友の母というより、親族と変わらない。
「おば様、ありがとうございます。」
レジーナ達は、先に出発するらしい。うん!美男美女カップルね。幸せそうね。羨ましいわ。
レジーナ達が出発して数分後、フィークス卿が来てくれる。フィークス卿も、今日は騎士服ではなく、私服だった。白シャツに黒ズボンというシンプルな服装だが、何故かカッコいい。騎士だから、いい体してるし、背も高くてイケメンだから、何を着ても様になるのね。
「フィークス卿、騎士服も似合っているけど、今日の私服もかっこいいですね。」
この方には、砕けて話が出来るので楽だわ。
「それは、ありがとう。マリーベル嬢も、今日もかわいいな。ワンピース、よく似合っているよ。」
この人は、サラッと褒めてくれるのだ。
町に着くと、国境が近いので、人が多い。フィークス卿は逸れないようにと、手を繋いでくれた。お土産の店や、アクセサリーの店などを見た後に、お腹がすいてきたので、フィークス卿のオススメのお店に入る。店に入ると、かわいい店員さんがフィークス卿に話しかけてくる。
「騎士様、いらっしゃいませ。そちらは…?」
店員さん、フィークス卿が好きなのかしらね?分かりやすくて、かわいいわ。フィークス卿をキラキラした目で見た後、私を見てテンション下がりすぎよ。
あっ!まだ手を繋いでいたから、勘違いされた?慌てて、手を離そうとする私。しかし、あれっ?…手をぎゅっと繋がれて、離れない。ちょっとー!店員さんをガッカリさせないで。
「こんにちは。今日は大切な人を連れて来たんだけど、席は空いてるかな?」
大切な接待のつもりかもしれないが、その言い方やめようよ。店員さんの表情が……。
「…こちらにどうぞ。」
窓側の2人掛けの席に案内してくれる。わざわざ、気を遣ってくれたのかしら?
オススメの日替わりランチをオーダーしたあとに、フィークス卿に話しかける私。
「ちょっと、フィークス卿!大切な人だなんて、店員さんが勘違いしているじゃないですか!」
「大切な人っていうのは間違いないし、勘違いしたっていいよ。」
何を言ってるんだか、この人は!
辺境伯領の上級の魔物って、ゾンビっぽいのとか、首無しの騎士とか、ちょっと気持ち悪い系が多くて、あまり近くに寄りたくないんだよね。少し離れて魔法で攻撃をして、騎士達にとどめを刺してもらい、更に魔石を取るために、仕上げに魔法の炎で焼くようにして、沢山やっつけた。魔石沢山ゲットよ!あとで騎士達と山分けしても、結構な量ね。後は大きい魔石を持っているアイツが飛んで来ないかしらね!やっぱりここまで来たからには、大物を仕留めて帰りたいところだ!
休憩を取りながら魔物を倒し、大物を探していると、空の向こうから奴がやって来た。ん、あのバンパイアもどきは割と低空を飛んでいるから、矢で狙いやすい?騎士達にこのまま狙っていいか確認すると、OK出たので、近くに来たら射ることにしよう!身を茂みに隠して奴が近くに来るのを待つ。……今だ!炎の矢を連続で射る。よし、全部命中。落ちてくるわね。あっ!思ったより、離れた場所に落ちて来そうね。バンパイアもどきが落ちた方に、急いで馬を走らせる私達。すると…、魔物討伐の訓練に来たと思われる、見慣れた制服の騎士達が休憩?をしている近くに落ちたらしい。騎士達は急に魔物が落ちてきたことに、驚いているようだ。やっちまったな!
しかし、まだバンパイアもどきにとどめを刺してないし、直ぐに復活するらしいから、早く燃やしたい私。馬で駆けながら叫ぶ!
「危険なので、離れてください!」
騎士達は、サッと離れる。よし、離れたわね。私は得意の火炎放射器ばりの炎で、奴を燃やす。炎の魔法も最近、また強くなってきたようで、あっという間に灰になってしまった。灰になったのを確認して、水魔法で周りの火を消す。すると、おおー!特大の魔石が。やったね!レジーナと抱き合って喜び、護衛の騎士達ともハイタッチする私達。このメンバー最高ね!と、喜ぶ私。しかしその時、
「フォーレス侯爵令嬢、随分とダイナミックに魔物を狩るのだな」
うっ。王都騎士団の騎士達だとは気づいていたが、やはり騎士団長もいたのね。というか、よく見ると、森の日陰で騎士達が沢山休んでいたのね。ちょっと恥ずかしいところを見せてしまったわ。
「騎士団長様、お恥ずかしいところをお見せした上に、休憩をお邪魔してしまったようで、申し訳ありませんでした。まさか、ここでお会いするとは思いませんでしたわ。」
「いつもこの時期は、魔物討伐の訓練で辺境伯領に来るんだ。ああ、ハワード卿も来ているぞ。」
「ハワード卿がいらっしゃるのですか?実はまだ謝罪が出来ていないので、お許し頂けるなら、少し話をさせて頂いてもよろしいでしょうか?」
「勿論だ。少し待ってくれるか?」
騎士団長はそう言うと、近くの騎士にハワード卿を呼ぶように指示を出す。すると、すぐに森の日陰の方から、ハワード卿が走ってくる。
「ハワード卿、フォーレス侯爵令嬢が来ているぞ。」
「フォーレス侯爵令嬢、ご機嫌麗しゅうございます。」
こんな時でも礼儀正しい人だわ!
「ハワード卿、先日はご迷惑をお掛けして、申し訳ありませんでした。伯母が、ハワード卿が私を運んでくれただけでなく、何があったかの報告まで細かく報告してくれて、助かったと申しておりましたわ。ありがとうございました。」
「いえ。私は出来ることをやっただけの事ですので、お気になさらず。それより、体調を心配しておりましたが、先程の攻撃魔法を見る限りでは、お元気そうですね。良かったです。」
「あの後、数日寝込むことはありましたが、今はこの通り、元気にしていますわ。伯母が、ハワード卿にお礼がしたいので、邸に招待したいとまで申していました。後日、ぜひ邸に来てくださいませ。」
「そんな!こちらこそ目を治してもらって何もお礼をしていないのに、邸に招待だなんて。お気持ちだけで充分です。」
「ふふっ。伯母は強引なので、もし招待状が来たら、覚悟してください。」
「あっ!良かったら、これを食べて下さい。クッキーを沢山作ったので。」
「……ありがとうございます。」
馬に括り付けたカバンから、昨日のクッキーを取り出して渡す。可愛くラッピングしておいて良かったわね。あれっ?ハワード卿が、恥ずかしそうにしているわ。もしかして、この可愛すぎるラッピングが誤解を生んでいるのかしら?ハワード卿だけに渡すのも良くないか!沢山あるし、騎士団長達にも渡した方がいいよね。
「騎士団長様も、よろしければどうぞ。お口に合うか分かりませんが。」
他の騎士の分を考えて、クッキーの包みをいくつか渡す。
「こんなに沢山ありがとう。フォーレス侯爵令嬢が作ったのか?」
「はい。そこにいるフィークス卿に手伝ってもらいながら、私が作りました。」
「そうなのか!仲がいいのだな。ところで、シールド公爵も、違うグループで討伐に来ているのだが、公爵はクッキーが好きだから、公爵の分も頂いてもいいだろうか?」
「はい。沢山あるので、どうぞ。お口に合わなかったら、申し訳ありませんとお伝えください。」
あの公爵が、クッキー好きなんて顔してないけどね。表情が少し怖いし。
「ありがとう。公爵も喜ぶよ。」
そんなやり取りをして、討伐を再開する為に、王都騎士団とは別れる私達。
結局、あの後も夢中になって討伐したので、特大の魔石を三つと、普通の魔石は沢山手に入れ、ご機嫌で城に帰る私達であった。
大量の魔石を持ち帰ると、辺境伯のおじ様はかなり喜んでいた。みんなで分けてもかなりの量だし。特大の3つはレジーナに渡しておいた。軍の運営費に充てるねだって。次期跡取りらしいな!
次の日は、辺境伯領の町に遊びに行く事になった。レジーナの彼が休みらしく、2人はデートらしいので、暇な私をフィークス卿が町を案内してくれる事になったのだ。
町歩きしやすいワンピースを、おば様がなぜか準備してくれていた。おば様は、かわいいデザインが好きらしい。メイド達が、私に可愛らしいメイクと髪型にしてくれる。
「まあ!マリー、可愛いわ!」
もうね、親友の母というより、親族と変わらない。
「おば様、ありがとうございます。」
レジーナ達は、先に出発するらしい。うん!美男美女カップルね。幸せそうね。羨ましいわ。
レジーナ達が出発して数分後、フィークス卿が来てくれる。フィークス卿も、今日は騎士服ではなく、私服だった。白シャツに黒ズボンというシンプルな服装だが、何故かカッコいい。騎士だから、いい体してるし、背も高くてイケメンだから、何を着ても様になるのね。
「フィークス卿、騎士服も似合っているけど、今日の私服もかっこいいですね。」
この方には、砕けて話が出来るので楽だわ。
「それは、ありがとう。マリーベル嬢も、今日もかわいいな。ワンピース、よく似合っているよ。」
この人は、サラッと褒めてくれるのだ。
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「騎士様、いらっしゃいませ。そちらは…?」
店員さん、フィークス卿が好きなのかしらね?分かりやすくて、かわいいわ。フィークス卿をキラキラした目で見た後、私を見てテンション下がりすぎよ。
あっ!まだ手を繋いでいたから、勘違いされた?慌てて、手を離そうとする私。しかし、あれっ?…手をぎゅっと繋がれて、離れない。ちょっとー!店員さんをガッカリさせないで。
「こんにちは。今日は大切な人を連れて来たんだけど、席は空いてるかな?」
大切な接待のつもりかもしれないが、その言い方やめようよ。店員さんの表情が……。
「…こちらにどうぞ。」
窓側の2人掛けの席に案内してくれる。わざわざ、気を遣ってくれたのかしら?
オススメの日替わりランチをオーダーしたあとに、フィークス卿に話しかける私。
「ちょっと、フィークス卿!大切な人だなんて、店員さんが勘違いしているじゃないですか!」
「大切な人っていうのは間違いないし、勘違いしたっていいよ。」
何を言ってるんだか、この人は!
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