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2.いつか醒める夢
24.夏至祭③
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ファロス島に戻った僕達は、交際申し込みの男子に速攻で断りを入れたユイにお話という事情聴取を行います。といっても、主にイリスさんがですよ? 僕に恋話は合いませんし。
「それで、ユイは直ぐに断っていたけど、あの男子は好みじゃなかったの? きっと怪我してなければ、それなりの美男子だったと思うわよ?」
イリスさん、そう思ってるなら治してあげればよかったのに。ユイはそんなイリスさんの言葉に多少赤面しつつも、真面目にお話します。
「え~とですね。今年から正式に市民になったお陰で、勉強にしても移動できる範囲も、制限が無くなったじゃないですか。もともと、学院の講義は楽しかったのですが、学べる範囲が広がった事で、とても楽しいんです。
それに、皇女だったら政略結婚が当たり前でしたのに、それも無くなったのですから、結婚を急ぐ必要もありませんし。この国なら、アレクシアさんの様に女性一人で生きていく事も、ありかなって思います、」
そこまで一気に言った後、ユイは僕やイリスさんを見て話しました。
「それに、まだまだ皆さんと色々楽しんでみたいですしね。」
ユイは真面目な顔をして言葉を紡ぎますね。本気だとわかるから、僕達もなおさら嬉しくはなるのですが……
ただ、アレクシアさんを手本にしては駄目ですよ? 外見は綺麗ですが、中身は適当でいい加減ですし。
「そんな事言ってると、最後には選択の余地が無くなるわよ? この子みたいに勝ったら付き合ってもらえるなんて噂が流れるようじゃおしまいよ。」
ちょっ、イリスさんそれは酷すぎですよ。
「むぅ、イリスさんだって生体実験材料にされると思って、誰も寄ってこなくなりますよ~だ。」
僕の言葉にイリスさんはあっさり回答しました。
「その時は、細胞分裂でもして後継者を育てればいいでしょ。ホムンクルスだって、あそこまで人間と変わらないんだし。」
「ホムンクルス? 人造生物ですか!? アレキサンドリアにはそのような生物まで居るんですね。」
あ~、そういえばユイには言ってませんでしたね。僕はエマとジェシーを傍らに呼びます。
「ユイ、イリスさんがホムンクルスって言ってたのは、この子達の事だよ。エマとジェシーの2人は、もともとは都市防衛機構の最新型生体自動人形試作1型なんだよ。
あくまで元だけどね。今は立派なうちの家族だよ。あと、一応他の人には内緒にしてね。」
ユイは驚きで目を丸くしています。実際、見た目は全く人間と変わりませんしね。エネルギーの摂取手段が、人間とは異なる方法も選択できるだけです。
「今日はまた色々な事がわかりました。エマさんとジェシーさんがホムンクルスだということも、クロエさんがあんなに強い事も。」
「飛んだり跳ねたりで、挙句にこの髪色と瞳の色だからね。最初は私も兎狩りっていって戦闘訓練で倒したし。」
そういえば、そんな事もありましたね。あ、エマとジェシーには持ち場で料理の続きをお願いしなければいけません。2人は快くもとの作業を継続してくれます。
窓の外は、鮮やかな夕焼け空ですね。大人はどうせ深夜までは帰ってきませんし、僕達は僕達で楽しみましょう。
テーブルに夕飯を並べようとしますが、少し考えて屋上庭園に移動します。風はそれほど吹いていませんし、綺麗な夕焼けをみながら食べるのも良いでしょうしね。
「今日は、野菜サラダとカレーだよ。マヨネーズとドレッシングは、低カロリーのやつだけど、程ほどにね。あと、カレーは色が赤いけど、普通の辛さだよ。」
イリスさんが、目の前のカレーをスプーンで突いていたので補足します。意図的に赤味をつけておいたんだよね。色がどうもって海外の人も多いらしいし。
「「美味しい!」」
覚悟を決めて口にスプーンを入れた二人から、異口同音で美味しいの言葉が聞けましたよ。僕は、エマとジェシーを撫でてあげます。
「あまり食べ過ぎて太らないようにね」
僕はイリスさんをちらりとみて追加します。いっぱい食べるのを僕の所為にされちゃ困りますからね。アレクシアさんにも釘を刺しておかないと。夕食を食べ終わると、あたりもだいぶ暗くなってきています。
食事の片付けをしたら、花火をしましょうか。子供だけでは危ないし、火薬を取り扱うのは危険ですので、魔法で光る花火モドキですが。あとは、傘が強風で裏返ったようなものをポールにとりつけて、端のほうに設置します。ユイとイリスに、お手製の花火モドキを数本渡します。
「はい、一本ずつもって、『発動』っていって、先端にショックを与えてね。」
僕がそう言っても、イリスさんもユイも言いそうもないですね。仕方がありません、僕が先陣を切りましょう。
『発動』
僕はそう言って手持ち花火モドキの先端を床にかすらせます。途端に花火の様に光を放出する花火モドキ。
どうですか?光るだけで危なくないんですよ?
恐る恐る始めた二人も、すぐに喜んでくれます。魔法だから、煙も出ませんし、安全なんですよ?
「「すごい、綺麗~」」
ふふふん、ついついドヤ顔になってしまいますね。手持ち花火のモドキだけじゃなく、小型の打ち上げ花火モドキもあります。写真を撮りながら、みんなで楽しみます。
よし、今日のメインイベントです。僕は直系20cm、長さ30cm程の筒を取り出して設置します。
「ちょっと、クロエ。それは大丈夫なの?」
「大丈夫ですよ。打ち上げ花火モドキ1号投入。加速器始動。発射!」
シュポンっと多少気が抜ける音で、打ち上げ花火モドキ1号は打ち上げられ、数百メートル上空でドーンという大きな音をだします。空中で大きく開いた花火は、空に大輪の花を咲かせます。
「すごく綺麗ですね。」
「これは、素直に凄いわね!」
どうです? 夏はやっぱり花火がないと締まりませんよね。明かりが消えると、ザーっという音がして、使用済みの魔石が逆さまになった傘のような魔道具に回収されます。塵はきちんとかたずけないとですね。
「他には無いの?」
イリスさんの期待も判りますが、魔石を集めるのが大変で3つしか作れなかったんですよ。
「じゃ、次2号いくよ~」
2号は色が変わる奴です。
「打ち上げ花火モドキ2号投入。加速器始動。発射!」
シュポンっと多少気が抜ける音で、打ち上げ花火モドキ2号は打ち上げられ、再び数百メートル上空で、同じようにドーンという大きな音をだします。空中で大きく開いた花火は、赤・オレンジ・黄色と色を変え、空に大輪の花を咲かせました。
「最後行くよ~」
「打ち上げ花火モドキ3号投入。加速器始動。発射!」
三度シュポンっという音で、打ち上げ花火モドキ3号は打ち上げられます。数百メートル上空で、同じようにドーンという大きな音をだします。最後は僕が一番好きだった花火の『柳』です。
大きく開いた花火は、地上に煌きながら落下して、その様は光の柳が空中に現われたようにみえます。全ての魔石の回収が終了すると、バケツで2つ分になりました。ホントは花火は真下からでは今一つ綺麗に見えないのが、残念です。角度をずらすと、魔石の回収率が悪いんですよね。しっかり回収しないと、結構材料費(主に魔石代ですが)が高くて、今月はこれでお財布がピンチだったのですが、最近の節食のお陰でなんとか持ちこたえられそうです。
僕達が、花火のセットを片付けて部屋の中に戻りましたが、深夜だというのにまだお祭り騒ぎのようです。そう思っていると、玄関のドアが開きます。
「クロエちゃん、さっきのはなんなの? 上層街や下層街どころか、近隣の役所に問い合わせが殺到しているそうよ。」
「(もしかしてやらかした?)……魔法で作った只の花火モドキですよ。もうありませんので、今年はお仕舞いですよ。」
アレクシアさんは大きなため息をつきます。
「花火モドキね。ほんとに変わった物ばかり作る子だけど、できれば上層街だけで終わるものにして欲しいわね。あれは、隣国の国境近くの町や村からも見えてるわよ。問い合わせは来ないと思うけど、注目を浴びてしまうのは、貴女も困るでしょう?」
ん~、僕としては平和的なものなら、割といいかと思っていましたが、今後はそういう方面も考えなければいけませんね。僕は素直にアレクシアさんの言葉に肯きます。
「そういえば、アレクシア様は以前より綺麗になったんじゃないですか? 母からはアレクシア様が最近ふくよかになったと聞いていましたのに。」
イリスの言葉に、途端にアレクシアさんの相好が崩れます。
「ふふっ、気付いてくれた? これでも頑張った結果なのよ~。」
途端に機嫌よくなるアレクシアさん。イリスはこちらをみて片目を瞑ります。ウィンクですか。援護射撃に感謝しなければいけませんね。それにしてもアレクシアさん、少しチョロクないですか?
「本当に綺麗です。私も将来アレクシアさんを見習って、研究に一生を捧げるのも悪くないかなって思ってるんですよ。」
ユイさん、それは止めておいたほうがいいですよ。といっても、参考になるような女性を僕は知りませんね。リリーさんも参考にするには怖いですし、イェンさんとユイじゃタイプも違いますしね。あぁ、ユーリアちゃんのお母さんのカタリナさんがいましたよ。
「ユイ、アレクシアさんじゃなく、カタリナさんを目標にしたほうが、きゃんっ」
途中まで口にした僕は、アレクシアさんに頭を小突かれました。自覚はあったんですね。
「大丈夫ですよ。アレクシアさんを見習って頑張っても、クロエさんがいろいろやらかしてくれるので、これ以上は駄目って判りますから。」
ちょっと、それ酷すぎ!! イリスさんも、アレクシアさんも頷かないで下さいよぉ!!
「それで、ユイは直ぐに断っていたけど、あの男子は好みじゃなかったの? きっと怪我してなければ、それなりの美男子だったと思うわよ?」
イリスさん、そう思ってるなら治してあげればよかったのに。ユイはそんなイリスさんの言葉に多少赤面しつつも、真面目にお話します。
「え~とですね。今年から正式に市民になったお陰で、勉強にしても移動できる範囲も、制限が無くなったじゃないですか。もともと、学院の講義は楽しかったのですが、学べる範囲が広がった事で、とても楽しいんです。
それに、皇女だったら政略結婚が当たり前でしたのに、それも無くなったのですから、結婚を急ぐ必要もありませんし。この国なら、アレクシアさんの様に女性一人で生きていく事も、ありかなって思います、」
そこまで一気に言った後、ユイは僕やイリスさんを見て話しました。
「それに、まだまだ皆さんと色々楽しんでみたいですしね。」
ユイは真面目な顔をして言葉を紡ぎますね。本気だとわかるから、僕達もなおさら嬉しくはなるのですが……
ただ、アレクシアさんを手本にしては駄目ですよ? 外見は綺麗ですが、中身は適当でいい加減ですし。
「そんな事言ってると、最後には選択の余地が無くなるわよ? この子みたいに勝ったら付き合ってもらえるなんて噂が流れるようじゃおしまいよ。」
ちょっ、イリスさんそれは酷すぎですよ。
「むぅ、イリスさんだって生体実験材料にされると思って、誰も寄ってこなくなりますよ~だ。」
僕の言葉にイリスさんはあっさり回答しました。
「その時は、細胞分裂でもして後継者を育てればいいでしょ。ホムンクルスだって、あそこまで人間と変わらないんだし。」
「ホムンクルス? 人造生物ですか!? アレキサンドリアにはそのような生物まで居るんですね。」
あ~、そういえばユイには言ってませんでしたね。僕はエマとジェシーを傍らに呼びます。
「ユイ、イリスさんがホムンクルスって言ってたのは、この子達の事だよ。エマとジェシーの2人は、もともとは都市防衛機構の最新型生体自動人形試作1型なんだよ。
あくまで元だけどね。今は立派なうちの家族だよ。あと、一応他の人には内緒にしてね。」
ユイは驚きで目を丸くしています。実際、見た目は全く人間と変わりませんしね。エネルギーの摂取手段が、人間とは異なる方法も選択できるだけです。
「今日はまた色々な事がわかりました。エマさんとジェシーさんがホムンクルスだということも、クロエさんがあんなに強い事も。」
「飛んだり跳ねたりで、挙句にこの髪色と瞳の色だからね。最初は私も兎狩りっていって戦闘訓練で倒したし。」
そういえば、そんな事もありましたね。あ、エマとジェシーには持ち場で料理の続きをお願いしなければいけません。2人は快くもとの作業を継続してくれます。
窓の外は、鮮やかな夕焼け空ですね。大人はどうせ深夜までは帰ってきませんし、僕達は僕達で楽しみましょう。
テーブルに夕飯を並べようとしますが、少し考えて屋上庭園に移動します。風はそれほど吹いていませんし、綺麗な夕焼けをみながら食べるのも良いでしょうしね。
「今日は、野菜サラダとカレーだよ。マヨネーズとドレッシングは、低カロリーのやつだけど、程ほどにね。あと、カレーは色が赤いけど、普通の辛さだよ。」
イリスさんが、目の前のカレーをスプーンで突いていたので補足します。意図的に赤味をつけておいたんだよね。色がどうもって海外の人も多いらしいし。
「「美味しい!」」
覚悟を決めて口にスプーンを入れた二人から、異口同音で美味しいの言葉が聞けましたよ。僕は、エマとジェシーを撫でてあげます。
「あまり食べ過ぎて太らないようにね」
僕はイリスさんをちらりとみて追加します。いっぱい食べるのを僕の所為にされちゃ困りますからね。アレクシアさんにも釘を刺しておかないと。夕食を食べ終わると、あたりもだいぶ暗くなってきています。
食事の片付けをしたら、花火をしましょうか。子供だけでは危ないし、火薬を取り扱うのは危険ですので、魔法で光る花火モドキですが。あとは、傘が強風で裏返ったようなものをポールにとりつけて、端のほうに設置します。ユイとイリスに、お手製の花火モドキを数本渡します。
「はい、一本ずつもって、『発動』っていって、先端にショックを与えてね。」
僕がそう言っても、イリスさんもユイも言いそうもないですね。仕方がありません、僕が先陣を切りましょう。
『発動』
僕はそう言って手持ち花火モドキの先端を床にかすらせます。途端に花火の様に光を放出する花火モドキ。
どうですか?光るだけで危なくないんですよ?
恐る恐る始めた二人も、すぐに喜んでくれます。魔法だから、煙も出ませんし、安全なんですよ?
「「すごい、綺麗~」」
ふふふん、ついついドヤ顔になってしまいますね。手持ち花火のモドキだけじゃなく、小型の打ち上げ花火モドキもあります。写真を撮りながら、みんなで楽しみます。
よし、今日のメインイベントです。僕は直系20cm、長さ30cm程の筒を取り出して設置します。
「ちょっと、クロエ。それは大丈夫なの?」
「大丈夫ですよ。打ち上げ花火モドキ1号投入。加速器始動。発射!」
シュポンっと多少気が抜ける音で、打ち上げ花火モドキ1号は打ち上げられ、数百メートル上空でドーンという大きな音をだします。空中で大きく開いた花火は、空に大輪の花を咲かせます。
「すごく綺麗ですね。」
「これは、素直に凄いわね!」
どうです? 夏はやっぱり花火がないと締まりませんよね。明かりが消えると、ザーっという音がして、使用済みの魔石が逆さまになった傘のような魔道具に回収されます。塵はきちんとかたずけないとですね。
「他には無いの?」
イリスさんの期待も判りますが、魔石を集めるのが大変で3つしか作れなかったんですよ。
「じゃ、次2号いくよ~」
2号は色が変わる奴です。
「打ち上げ花火モドキ2号投入。加速器始動。発射!」
シュポンっと多少気が抜ける音で、打ち上げ花火モドキ2号は打ち上げられ、再び数百メートル上空で、同じようにドーンという大きな音をだします。空中で大きく開いた花火は、赤・オレンジ・黄色と色を変え、空に大輪の花を咲かせました。
「最後行くよ~」
「打ち上げ花火モドキ3号投入。加速器始動。発射!」
三度シュポンっという音で、打ち上げ花火モドキ3号は打ち上げられます。数百メートル上空で、同じようにドーンという大きな音をだします。最後は僕が一番好きだった花火の『柳』です。
大きく開いた花火は、地上に煌きながら落下して、その様は光の柳が空中に現われたようにみえます。全ての魔石の回収が終了すると、バケツで2つ分になりました。ホントは花火は真下からでは今一つ綺麗に見えないのが、残念です。角度をずらすと、魔石の回収率が悪いんですよね。しっかり回収しないと、結構材料費(主に魔石代ですが)が高くて、今月はこれでお財布がピンチだったのですが、最近の節食のお陰でなんとか持ちこたえられそうです。
僕達が、花火のセットを片付けて部屋の中に戻りましたが、深夜だというのにまだお祭り騒ぎのようです。そう思っていると、玄関のドアが開きます。
「クロエちゃん、さっきのはなんなの? 上層街や下層街どころか、近隣の役所に問い合わせが殺到しているそうよ。」
「(もしかしてやらかした?)……魔法で作った只の花火モドキですよ。もうありませんので、今年はお仕舞いですよ。」
アレクシアさんは大きなため息をつきます。
「花火モドキね。ほんとに変わった物ばかり作る子だけど、できれば上層街だけで終わるものにして欲しいわね。あれは、隣国の国境近くの町や村からも見えてるわよ。問い合わせは来ないと思うけど、注目を浴びてしまうのは、貴女も困るでしょう?」
ん~、僕としては平和的なものなら、割といいかと思っていましたが、今後はそういう方面も考えなければいけませんね。僕は素直にアレクシアさんの言葉に肯きます。
「そういえば、アレクシア様は以前より綺麗になったんじゃないですか? 母からはアレクシア様が最近ふくよかになったと聞いていましたのに。」
イリスの言葉に、途端にアレクシアさんの相好が崩れます。
「ふふっ、気付いてくれた? これでも頑張った結果なのよ~。」
途端に機嫌よくなるアレクシアさん。イリスはこちらをみて片目を瞑ります。ウィンクですか。援護射撃に感謝しなければいけませんね。それにしてもアレクシアさん、少しチョロクないですか?
「本当に綺麗です。私も将来アレクシアさんを見習って、研究に一生を捧げるのも悪くないかなって思ってるんですよ。」
ユイさん、それは止めておいたほうがいいですよ。といっても、参考になるような女性を僕は知りませんね。リリーさんも参考にするには怖いですし、イェンさんとユイじゃタイプも違いますしね。あぁ、ユーリアちゃんのお母さんのカタリナさんがいましたよ。
「ユイ、アレクシアさんじゃなく、カタリナさんを目標にしたほうが、きゃんっ」
途中まで口にした僕は、アレクシアさんに頭を小突かれました。自覚はあったんですね。
「大丈夫ですよ。アレクシアさんを見習って頑張っても、クロエさんがいろいろやらかしてくれるので、これ以上は駄目って判りますから。」
ちょっと、それ酷すぎ!! イリスさんも、アレクシアさんも頷かないで下さいよぉ!!
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