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第4章 ここから始まる勇者様?
三十六日目② 【鉱山跡地ダンジョン】
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【勇者モドキ】が連行された後のギルド内は、とても穏やかなものだった。
【勇者モドキ】が無駄に暴れたせいで、壊れた家具や道具、設備がいたるところに転がっていた。
ほんとあいつらまともなことをしないな……
そんな中で、冒険者の先輩たちも片付けを手伝っていた。
俺たちも先輩たちに倣って片づけを手伝い、早めに復旧作業を完了することができた。
先輩方はギルドが片付くと、特に何かを要求するわけでもなく、何も言わずすぐに出かけていった。
キャサリンさんに話を聞くと、どうやら依頼前に片付けを手伝っていたらしい。
ほんと、あんな冒険者になりたいものだな。
「ありがとうみんな。わざわざ悪いわね。」
「いえ。俺たちもここに来たついでですし。」
「そう?それにしても疲れたわ~。あのバカの顔は二度と見たくないわね。」
キャサリンさんはそう言うと、カウンターへと戻っていった。
その表情には疲れの色が色濃く見えた。
それほどまでに怒鳴り散らしていたんだろうな。
あいつはいったい何がしたかったんだろうか……
「あ、そうだキャサリンさん。俺たちこれから【鉱山跡地ダンジョン】に向かいますが、何か依頼はありますか?」
「そうねぇ~、ちょっと待って。」
そう言うと、カウンターの引き出しをごそごそと探していた。
そして取り出したのは一枚の紙きれ。
「あったわ。これなんかどうかしら。鉄インゴット100kgの納品。あなた達だったら問題なんじゃないかしら?」
100kgか~。
鉄インゴットが約1kgだから、100本。
って言うことは鉄鉱石500個かよ……
これ結構しんどい量だぞ?
しかもそれをインゴットに加工してからの納品だから手間がかかるな。
「そうだ、キャサリンさん。今って鉄インゴット1本いくらでの取引ですか?」
「そうね、物にもよるけど、平均銅貨100枚かしら?」
高?!
地球だともっと安いぞ?
これがあれか、効率化されてない製錬加工だから仕方がないのか?
俺だったらもっと効率よく出来るけど……
「もし、鉄インゴットが高純度だったらどのくらいまで跳ね上がりますか?」
「そうね、おそらく1.5倍かしらね?正直流通させないとわからないから何とも言えないけど……」
「わかりました。ちょっと待ってもらっていいですか?」
俺はキャサリンさん返答を待ってもらって、みんなと相談した。
エルダは言わずもがな賛成。
デイジーは保留寄りの賛成。
ポールは賛成。
ということで賛成多数で依頼を受けるとこにした。
「すいませんキャサリンさん。受けるにあたって報酬額を教えてください。」
「期日は10日以内で報酬額は銅貨12000枚。品質によって最高3000枚の上乗せがあるわ。」
「じゃあ、それでお願いします。」
「わかったわ。ちょっと待ってね……。はいこれ、契約書よ。失くさないでね。」
「じゃあ、行ってきます。」
「行ってらっしゃい。」
俺たちはキャサリンさんに見送られながら、冒険者ギルドを後にしたのだった。
その後はいつも通り北門から北上し、【鉱山跡地ダンジョン】へと向かった。
道中は穏やかなもので、特に何もなくダンジョンにつくことができた。
ダンジョン受付ではいつも通りに魔人族の男性が受付作業に追われていた。
「次の方~」
「はい、身分証はこれでいいですよね?」
「はい。はい、大丈夫ですね。気を付けて行ってきてくださいね。昨日も変なのに絡まれたんで無理だけはしないでくださいよ?」
あははは……
おそらく【勇者モドキ】だ。
神官騎士がここで命を無駄に散らしたんだろうな。
「行ってきます。」
「行ってらっしゃい。」
俺たちは受付に挨拶をして、ダンジョンへと侵入したのだった。
ダンジョン内はいつもと同じ感じで、さほど緊張するようなことはなかった。
ロックミミクリーとロックワームの二択でしかなく、採掘個所もすぐに見つけることができた。
戦闘では、エルダが【魔光陣】の練習がてら無双していた。
話を聞くに、MPの消費効率がいいらしく、空間内の魔素や魔力も同時に使用することで術者の負担がかなり軽減されているらしい。
うん、この先この【魔光陣】が世の中を席巻しそうだな。
そんな中で俺はひたすら掘りまくった。
これでもかってくらい掘りまくった。
職業が増えるくらいに掘りまくった。
——————
『職業:採掘者(なんでも屋)の派生を確認しました。職業:鉱山師(なんでも屋)へ一時変更します。』
技能:鉱物探知 レベル(仮)……鉱物の場所を探せる。探知範囲上昇レベル×5m+50m。※マップ機能へ連帯可能。SP:5
技能:鉱物鑑定 レベル(仮)……鉱物を詳しく鑑定できる。鑑定の機能強化。SP:消費なし。
——————
なんでも【職業:採掘者】の派生ってことで、鉱山関連に特化した職業らしい。
おかげで〝どの鉱石がどの場所にある〟かがなんとなく分かる。
マップと連動できそうだけど、今はまだマップをレベル1にできてないのでお預けか。
こう見ると、おそらくスキル【マッピング】はかなり拡張性があるスキルなのかもしれない。
暇あれば【職業:斥候】に変更して、スキル【マッピング】を覚えよう。
それから第2層にも足を延ばし、採掘を続けていったのだった。
【勇者モドキ】が無駄に暴れたせいで、壊れた家具や道具、設備がいたるところに転がっていた。
ほんとあいつらまともなことをしないな……
そんな中で、冒険者の先輩たちも片付けを手伝っていた。
俺たちも先輩たちに倣って片づけを手伝い、早めに復旧作業を完了することができた。
先輩方はギルドが片付くと、特に何かを要求するわけでもなく、何も言わずすぐに出かけていった。
キャサリンさんに話を聞くと、どうやら依頼前に片付けを手伝っていたらしい。
ほんと、あんな冒険者になりたいものだな。
「ありがとうみんな。わざわざ悪いわね。」
「いえ。俺たちもここに来たついでですし。」
「そう?それにしても疲れたわ~。あのバカの顔は二度と見たくないわね。」
キャサリンさんはそう言うと、カウンターへと戻っていった。
その表情には疲れの色が色濃く見えた。
それほどまでに怒鳴り散らしていたんだろうな。
あいつはいったい何がしたかったんだろうか……
「あ、そうだキャサリンさん。俺たちこれから【鉱山跡地ダンジョン】に向かいますが、何か依頼はありますか?」
「そうねぇ~、ちょっと待って。」
そう言うと、カウンターの引き出しをごそごそと探していた。
そして取り出したのは一枚の紙きれ。
「あったわ。これなんかどうかしら。鉄インゴット100kgの納品。あなた達だったら問題なんじゃないかしら?」
100kgか~。
鉄インゴットが約1kgだから、100本。
って言うことは鉄鉱石500個かよ……
これ結構しんどい量だぞ?
しかもそれをインゴットに加工してからの納品だから手間がかかるな。
「そうだ、キャサリンさん。今って鉄インゴット1本いくらでの取引ですか?」
「そうね、物にもよるけど、平均銅貨100枚かしら?」
高?!
地球だともっと安いぞ?
これがあれか、効率化されてない製錬加工だから仕方がないのか?
俺だったらもっと効率よく出来るけど……
「もし、鉄インゴットが高純度だったらどのくらいまで跳ね上がりますか?」
「そうね、おそらく1.5倍かしらね?正直流通させないとわからないから何とも言えないけど……」
「わかりました。ちょっと待ってもらっていいですか?」
俺はキャサリンさん返答を待ってもらって、みんなと相談した。
エルダは言わずもがな賛成。
デイジーは保留寄りの賛成。
ポールは賛成。
ということで賛成多数で依頼を受けるとこにした。
「すいませんキャサリンさん。受けるにあたって報酬額を教えてください。」
「期日は10日以内で報酬額は銅貨12000枚。品質によって最高3000枚の上乗せがあるわ。」
「じゃあ、それでお願いします。」
「わかったわ。ちょっと待ってね……。はいこれ、契約書よ。失くさないでね。」
「じゃあ、行ってきます。」
「行ってらっしゃい。」
俺たちはキャサリンさんに見送られながら、冒険者ギルドを後にしたのだった。
その後はいつも通り北門から北上し、【鉱山跡地ダンジョン】へと向かった。
道中は穏やかなもので、特に何もなくダンジョンにつくことができた。
ダンジョン受付ではいつも通りに魔人族の男性が受付作業に追われていた。
「次の方~」
「はい、身分証はこれでいいですよね?」
「はい。はい、大丈夫ですね。気を付けて行ってきてくださいね。昨日も変なのに絡まれたんで無理だけはしないでくださいよ?」
あははは……
おそらく【勇者モドキ】だ。
神官騎士がここで命を無駄に散らしたんだろうな。
「行ってきます。」
「行ってらっしゃい。」
俺たちは受付に挨拶をして、ダンジョンへと侵入したのだった。
ダンジョン内はいつもと同じ感じで、さほど緊張するようなことはなかった。
ロックミミクリーとロックワームの二択でしかなく、採掘個所もすぐに見つけることができた。
戦闘では、エルダが【魔光陣】の練習がてら無双していた。
話を聞くに、MPの消費効率がいいらしく、空間内の魔素や魔力も同時に使用することで術者の負担がかなり軽減されているらしい。
うん、この先この【魔光陣】が世の中を席巻しそうだな。
そんな中で俺はひたすら掘りまくった。
これでもかってくらい掘りまくった。
職業が増えるくらいに掘りまくった。
——————
『職業:採掘者(なんでも屋)の派生を確認しました。職業:鉱山師(なんでも屋)へ一時変更します。』
技能:鉱物探知 レベル(仮)……鉱物の場所を探せる。探知範囲上昇レベル×5m+50m。※マップ機能へ連帯可能。SP:5
技能:鉱物鑑定 レベル(仮)……鉱物を詳しく鑑定できる。鑑定の機能強化。SP:消費なし。
——————
なんでも【職業:採掘者】の派生ってことで、鉱山関連に特化した職業らしい。
おかげで〝どの鉱石がどの場所にある〟かがなんとなく分かる。
マップと連動できそうだけど、今はまだマップをレベル1にできてないのでお預けか。
こう見ると、おそらくスキル【マッピング】はかなり拡張性があるスキルなのかもしれない。
暇あれば【職業:斥候】に変更して、スキル【マッピング】を覚えよう。
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