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第4章 ここから始まる勇者様?
三十九日目② 屋台村にて
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報酬を受け取りに冒険者ギルドへ来ると、案の定屍累々だった。
あのキャサリンさんでさえ、顔色が悪い。
「おはようございますキャサリンさん。報酬受け取りに来ました。」
「(おはよう……。これをもって精算受付に行ってちょうだい)」
もうすでに声が死にかけていた。
キャサリンさんでもこうなるんだなと思ってしまった。
俺はいつもお世話になっていることから、キャサリンさんに解毒ポーションを渡すことにした。
「キャサリンさん。これどうぞ。」
俺から緑色のポーションを受け取ったキャサリンさんは、一瞬訝しんでいた。
俺が解毒ポーションであることや、俺たちも飲んだことを話すと、意を決して一気に煽り飲んだ。
一瞬眉間にしわが寄ったけど、その後はいつものキャサリンさんに戻っていた。
「これは驚いたわ。二日酔いに効く解毒薬って聞いたことがないわ。」
「あぁ~、やっぱり。」
俺は苦笑いするしかなかった。
そしてその後、殺気のようなものを感じた。
周囲を見ると、死にかけた冒険者やギルド職員が大勢いたのだ。
ギルド職員の一人が「私にもください」って言ったもんだからさあ大変。
我も我もと一斉に集まり出したのだ。
さすがに俺の手持ちでも全員分なんてあるわけがない。
これから作るにしても材料費もかかるし、さすがにただでってわけにもいかない。
俺が困っていると、キャサリンさんが助け舟を出してくれた。
「あなた達、今何やってるか分かってるの?あなた達は物乞いか何かなの?」
キャサリンさん……。あなたもさっきまで死んでましたよね?
なんてことは絶対口にしない。
しないったらしないのだ。
「皆さん。先ほどキャサリンさんに渡したのは解毒ポーションです。おそらく薬師ギルドで製造が開始されているはずですので、そちらに行ってみてはいかがでしょうか?」
俺がそう伝えると、ギルド内にいた人は一斉に動き出した。
ギルド職員は全員で行くわけにもいかず、代表が買いに行くようだ。
ごめんなさいルドルフさん。
きっと薬師ギルド大混乱だろうな。
屍の冒険者たちが居なくなると、また静かなギルドホールに戻った。
まあ、今日はうめき声以外聞こえなかったんだけど。
俺たちは受け取った木札を持って、清算受付に移動した。
まだ解毒ポーションを飲んでいないため、受付嬢は青ざめた顔で対応をしてくれた。
さすがに可哀想すぎるっていうか、俺が嫌だったので解毒ポーションを手渡すと、一気に煽り飲んでいた。
なんていうか、ものすごく豪快でした。
どっかのおっさんの風呂上がりを連想させるかの如く。
精算した内容は紙で受け取ることができた。
——————
至急依頼
薬草類の採取
ヒール草……銅貨1枚/枚×200枚。小計銅貨200枚
弱毒草……銅貨1枚/枚×100枚。小計銅貨100枚
眠り苔……銅貨10枚/株×473株。小計銅貨4730枚
依頼料……銅貨200枚
素材精算
オークの外皮……銅貨30枚/枚×13枚。小計銅貨390枚
オークの肉……銅貨20枚/500g×1000塊。銅貨20000枚
合計銅貨25620枚(金貨256枚銀貨2枚)
——————
銅貨1000枚もあれば手持ちと合わせても十分だったので、残りは全てパーティー口座に入金してもらった。
パーティー口座の中を確認するのが怖いな。
これはエルダが、きちんと管理してくれてるので安心だ。
これでギルドには用事が無くなったので、キャサリンさんに挨拶してからギルド会館を後にした。
それから俺たちは目的地である、いつもの屋台村にやってきた。
ここはいつも通りで、朝からたくさんの人でごった返していた。
それにどうやら今日はキャラバンがやってくる日だったらしく、さらに凄い人でにぎわていた。
どうやらデイジーたちはこのことを知っていたらしく、俺を驚かせようとしていたらしい。
「どう、カイト。すごいでしょ?」
デイジーが無いむn……つつましやかな胸を全力で張っていた。
その姿にポールは微笑んでいたので、まあいいんだろうな……
キャラバンには、いろいろな出店や出し物が並んでいた。
この世界では、こういった娯楽が大事なのかもしれないな。
出店は本当にいろいろあって、食材や民芸品。武器防具に日用品。
おそらくこの国以外のものだと思う。
ついでとばかりに蚤の市まで開かれており、そちらも大盛況だ。
その中でも、ひときわにぎわっている場所が在った。
大道芸の一団だ。
この世界には魔法が存在し、出したり隠したり自由自在だ。
しかし、この大道芸団は全然違った。
スキルも魔法も使わず、己の肉体一つでやってのけているのだ。
ナイフのジャグリングにバランスボール。
賢者由来の巨大シャボン玉などなど。
俺が見たことのあるような、そんな大道芸が披露されていく。
観客もそのすごさに圧倒されている。
極めると、人間こんなこともできるようになるんだなって思わせてくれた。
最後のトリとして出て来たのは、二人組の女性だった。
二人はとてもしなやかな舞を披露し、観客を魅了していく。
艶めかしくもあり、でもいやらしくない。
嫌みの無いそんな舞だった。
最後に一礼をして二人は舞台袖に移動していった。
その時一瞬目が合ったんだが、一人の女性が動揺していたように見えた。
気のせいかな?
あのキャサリンさんでさえ、顔色が悪い。
「おはようございますキャサリンさん。報酬受け取りに来ました。」
「(おはよう……。これをもって精算受付に行ってちょうだい)」
もうすでに声が死にかけていた。
キャサリンさんでもこうなるんだなと思ってしまった。
俺はいつもお世話になっていることから、キャサリンさんに解毒ポーションを渡すことにした。
「キャサリンさん。これどうぞ。」
俺から緑色のポーションを受け取ったキャサリンさんは、一瞬訝しんでいた。
俺が解毒ポーションであることや、俺たちも飲んだことを話すと、意を決して一気に煽り飲んだ。
一瞬眉間にしわが寄ったけど、その後はいつものキャサリンさんに戻っていた。
「これは驚いたわ。二日酔いに効く解毒薬って聞いたことがないわ。」
「あぁ~、やっぱり。」
俺は苦笑いするしかなかった。
そしてその後、殺気のようなものを感じた。
周囲を見ると、死にかけた冒険者やギルド職員が大勢いたのだ。
ギルド職員の一人が「私にもください」って言ったもんだからさあ大変。
我も我もと一斉に集まり出したのだ。
さすがに俺の手持ちでも全員分なんてあるわけがない。
これから作るにしても材料費もかかるし、さすがにただでってわけにもいかない。
俺が困っていると、キャサリンさんが助け舟を出してくれた。
「あなた達、今何やってるか分かってるの?あなた達は物乞いか何かなの?」
キャサリンさん……。あなたもさっきまで死んでましたよね?
なんてことは絶対口にしない。
しないったらしないのだ。
「皆さん。先ほどキャサリンさんに渡したのは解毒ポーションです。おそらく薬師ギルドで製造が開始されているはずですので、そちらに行ってみてはいかがでしょうか?」
俺がそう伝えると、ギルド内にいた人は一斉に動き出した。
ギルド職員は全員で行くわけにもいかず、代表が買いに行くようだ。
ごめんなさいルドルフさん。
きっと薬師ギルド大混乱だろうな。
屍の冒険者たちが居なくなると、また静かなギルドホールに戻った。
まあ、今日はうめき声以外聞こえなかったんだけど。
俺たちは受け取った木札を持って、清算受付に移動した。
まだ解毒ポーションを飲んでいないため、受付嬢は青ざめた顔で対応をしてくれた。
さすがに可哀想すぎるっていうか、俺が嫌だったので解毒ポーションを手渡すと、一気に煽り飲んでいた。
なんていうか、ものすごく豪快でした。
どっかのおっさんの風呂上がりを連想させるかの如く。
精算した内容は紙で受け取ることができた。
——————
至急依頼
薬草類の採取
ヒール草……銅貨1枚/枚×200枚。小計銅貨200枚
弱毒草……銅貨1枚/枚×100枚。小計銅貨100枚
眠り苔……銅貨10枚/株×473株。小計銅貨4730枚
依頼料……銅貨200枚
素材精算
オークの外皮……銅貨30枚/枚×13枚。小計銅貨390枚
オークの肉……銅貨20枚/500g×1000塊。銅貨20000枚
合計銅貨25620枚(金貨256枚銀貨2枚)
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銅貨1000枚もあれば手持ちと合わせても十分だったので、残りは全てパーティー口座に入金してもらった。
パーティー口座の中を確認するのが怖いな。
これはエルダが、きちんと管理してくれてるので安心だ。
これでギルドには用事が無くなったので、キャサリンさんに挨拶してからギルド会館を後にした。
それから俺たちは目的地である、いつもの屋台村にやってきた。
ここはいつも通りで、朝からたくさんの人でごった返していた。
それにどうやら今日はキャラバンがやってくる日だったらしく、さらに凄い人でにぎわていた。
どうやらデイジーたちはこのことを知っていたらしく、俺を驚かせようとしていたらしい。
「どう、カイト。すごいでしょ?」
デイジーが無いむn……つつましやかな胸を全力で張っていた。
その姿にポールは微笑んでいたので、まあいいんだろうな……
キャラバンには、いろいろな出店や出し物が並んでいた。
この世界では、こういった娯楽が大事なのかもしれないな。
出店は本当にいろいろあって、食材や民芸品。武器防具に日用品。
おそらくこの国以外のものだと思う。
ついでとばかりに蚤の市まで開かれており、そちらも大盛況だ。
その中でも、ひときわにぎわっている場所が在った。
大道芸の一団だ。
この世界には魔法が存在し、出したり隠したり自由自在だ。
しかし、この大道芸団は全然違った。
スキルも魔法も使わず、己の肉体一つでやってのけているのだ。
ナイフのジャグリングにバランスボール。
賢者由来の巨大シャボン玉などなど。
俺が見たことのあるような、そんな大道芸が披露されていく。
観客もそのすごさに圧倒されている。
極めると、人間こんなこともできるようになるんだなって思わせてくれた。
最後のトリとして出て来たのは、二人組の女性だった。
二人はとてもしなやかな舞を披露し、観客を魅了していく。
艶めかしくもあり、でもいやらしくない。
嫌みの無いそんな舞だった。
最後に一礼をして二人は舞台袖に移動していった。
その時一瞬目が合ったんだが、一人の女性が動揺していたように見えた。
気のせいかな?
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