233 / 246
第7章 ここから始まる雁字搦め
五十七日目⑪ ガンテツの覚悟
しおりを挟む
ドルムンク兄貴が死んだ。
それを知ったのはドルムンク兄貴の娘、ココットがこの工房に姿を見せた時だ。
龍種の出現は王都でも話題になっていた。
騎士団も編成され、第二騎士団は出撃準備を進めてるようだった。
俺たちに出来ることは、その騎士団の武具のメンテナンスを請け負うことくらいだ。
まあ、王派の第一騎士団は守りを固めるって名目で、王城に引っ込んじまったが……
お前たちが守るのはこの国だろうに。
公爵閣下が全面的指揮を担い、第二騎士団は出現ポイントへと急行していった。
「そうか……死に目すら見れなかったのか……なんだかな……バカ兄貴が……」
俺は涙を堪えられなかった。
埋もれていったとは言え、俺の目標そのものと言って良い人物。
俺はその背中を見てこの世界で戦ってきたのだ。
最後は鍛冶師として命を落とすものだとばかり思っていた。
悔しい気持ちと口惜しい気持ちが綯交ぜになって俺を襲ってくる。
あの時ああしていればなんて、今となってはどうにもならないことが俺を責め立てる。
「だがココット。君が生き残れたのは幸運だった。こうしてドルムンク兄貴の血縁を絶やさずに済んだんだから。」
「ガンテツ師匠……私に鍛冶を教えてください。もう誰も傷つかないように、皆を護れるように……お願いします!!」
ココットの必死の形相に俺は驚いてしまった。
その目には光が宿っていた。
だがその奥にはほの暗い闇もまた存在していた。
このまま鍛冶を教えていい物だろうか……判断が付かなかった。
「甘えるな!!」
だからこそ俺の第一声は一喝だった。
それに驚いたのか、ココットは予想とは違った答えに後退りしていた。
いい、これでいいんだ。
このままココットを鍛えても、おそらく堕ちていく。
復讐に囚われたままでは、この先ココットは闇を抱えたままになってしまう。
〝鍛冶師とは武器を造る職人ではあらず〟、それが師匠の教えだ。
いまだに俺自身その本当の意味は分かっていない。
恐らく生涯通しての鍛冶師人生でやっと見つかるかという物だろう。
ひとつわかることは、俺たちは武器を造って終わりではない。
その先にいる使用者を無視することは出来ない。
だが今のココットではそれは難しいだろう……
なら俺が正してやる必要がある。
ドルムンク兄貴の代わりに。
「良いかココット。お前は何のために鍛冶師になったんだ?地位か?名誉か?名声か?金か?」
「違う!!私は!!」
「何が違うってんだ!!」
俺は心を鬼にしてココットを問いただす。
反射的だろうな、反論してみたものの、その先に続く言葉はなかった。
むしろ、キッと睨むだけで言葉を濁していた。
おそらく自分でも気が付いてはいるんだろう……だが、復讐心が大きすぎて自分でもコントロールできていない、そんな状況なのだろうな。
「ココット、お前の槌は何のためにあるんだ?お前の作った武具は何のためにあるんだ?誰かを攻撃するためにあるのか?誰かを護るためにあるのか?」
「私は……」
ココットは声を詰まらせていた。
答えがまとまらない……とは違いそうだな。
目に迷いが見える。
良い意味でも悪い意味でも、迷うことは大切なことだ。
迷うことで見えてくるものもあるからな。
「お前は何がしたいんだ?」
「私は……ゲイニッツを守りたかった……あの村を守りたかった……」
ポツリとつぶやくココット。
その声に邪な色は視えなかった。
純粋な懺悔。
「そのゲイニッツってやつは何を考えていたんだろうな?お前に守られたいと思っていたのか?」
「?!?!」
驚くようにびくりとしたココットは、堰を切ったように涙を流した。
〝復讐の炎〟によって封をされていた感情が、一気にあらわになったようだった。
「そいつはお前を護ろうとしたんじゃないのか?」
「そうです……でも、私の剣が……私の剣が……」
一つ一つ当時の状況を話し始めたココット。
それを聞くに、ココットの後ろめたさは己の鍛えた武器にあるように思えた。
だがそれは違う。
武器はあくまで武器。
命をとして守ろうとしたゲイニッツという青年の意思までも、武器のせいだとしてはいけない。
「ココット……相手は龍種だったのだろう?だったら騎士見習い一人でどうにかできるモノじゃない。騎士団1個大隊が出張ってやっとの天災だ。お前がそれを背負うのはお門違いもいいところだ。」
俺の言葉が届いてくれると良いのだが……こればかりはココット次第。
これからの鍛冶師人生において、答えを見出すのはココットだ。
俺が出来るのは引き上げてやることと、土台を作ってやることくらいだ。
「師匠……私に鍛冶を教えてください。折れず・曲がらず・何人にも傷つけられない、手にした人と最後まで戦い抜く武器を造れるように!!」
今度こそ本当の意味でココットの瞳に火が灯っていた。
それは〝復讐の炎〟ではなく、純粋に鍛冶を修めようとする〝意思の炎〟。
これなら大丈夫だろう……
「俺の教えはきついぞ?」
「はい!!」
ココットは満面の笑みで俺に答えた。
ドルムンクの兄貴、あんたの娘は俺が一人前の鍛冶師にして見せる。
だからこの娘を見守ってやってほしい。
「よし!!良い返事だ!!」
それから俺は俺の持つ技術のすべてを伝えるため、ココットを鍛え始めたのだった。
だがそれがこうなるとはだれが予想しただろうか……
どこで間違ったんだ……
それを知ったのはドルムンク兄貴の娘、ココットがこの工房に姿を見せた時だ。
龍種の出現は王都でも話題になっていた。
騎士団も編成され、第二騎士団は出撃準備を進めてるようだった。
俺たちに出来ることは、その騎士団の武具のメンテナンスを請け負うことくらいだ。
まあ、王派の第一騎士団は守りを固めるって名目で、王城に引っ込んじまったが……
お前たちが守るのはこの国だろうに。
公爵閣下が全面的指揮を担い、第二騎士団は出現ポイントへと急行していった。
「そうか……死に目すら見れなかったのか……なんだかな……バカ兄貴が……」
俺は涙を堪えられなかった。
埋もれていったとは言え、俺の目標そのものと言って良い人物。
俺はその背中を見てこの世界で戦ってきたのだ。
最後は鍛冶師として命を落とすものだとばかり思っていた。
悔しい気持ちと口惜しい気持ちが綯交ぜになって俺を襲ってくる。
あの時ああしていればなんて、今となってはどうにもならないことが俺を責め立てる。
「だがココット。君が生き残れたのは幸運だった。こうしてドルムンク兄貴の血縁を絶やさずに済んだんだから。」
「ガンテツ師匠……私に鍛冶を教えてください。もう誰も傷つかないように、皆を護れるように……お願いします!!」
ココットの必死の形相に俺は驚いてしまった。
その目には光が宿っていた。
だがその奥にはほの暗い闇もまた存在していた。
このまま鍛冶を教えていい物だろうか……判断が付かなかった。
「甘えるな!!」
だからこそ俺の第一声は一喝だった。
それに驚いたのか、ココットは予想とは違った答えに後退りしていた。
いい、これでいいんだ。
このままココットを鍛えても、おそらく堕ちていく。
復讐に囚われたままでは、この先ココットは闇を抱えたままになってしまう。
〝鍛冶師とは武器を造る職人ではあらず〟、それが師匠の教えだ。
いまだに俺自身その本当の意味は分かっていない。
恐らく生涯通しての鍛冶師人生でやっと見つかるかという物だろう。
ひとつわかることは、俺たちは武器を造って終わりではない。
その先にいる使用者を無視することは出来ない。
だが今のココットではそれは難しいだろう……
なら俺が正してやる必要がある。
ドルムンク兄貴の代わりに。
「良いかココット。お前は何のために鍛冶師になったんだ?地位か?名誉か?名声か?金か?」
「違う!!私は!!」
「何が違うってんだ!!」
俺は心を鬼にしてココットを問いただす。
反射的だろうな、反論してみたものの、その先に続く言葉はなかった。
むしろ、キッと睨むだけで言葉を濁していた。
おそらく自分でも気が付いてはいるんだろう……だが、復讐心が大きすぎて自分でもコントロールできていない、そんな状況なのだろうな。
「ココット、お前の槌は何のためにあるんだ?お前の作った武具は何のためにあるんだ?誰かを攻撃するためにあるのか?誰かを護るためにあるのか?」
「私は……」
ココットは声を詰まらせていた。
答えがまとまらない……とは違いそうだな。
目に迷いが見える。
良い意味でも悪い意味でも、迷うことは大切なことだ。
迷うことで見えてくるものもあるからな。
「お前は何がしたいんだ?」
「私は……ゲイニッツを守りたかった……あの村を守りたかった……」
ポツリとつぶやくココット。
その声に邪な色は視えなかった。
純粋な懺悔。
「そのゲイニッツってやつは何を考えていたんだろうな?お前に守られたいと思っていたのか?」
「?!?!」
驚くようにびくりとしたココットは、堰を切ったように涙を流した。
〝復讐の炎〟によって封をされていた感情が、一気にあらわになったようだった。
「そいつはお前を護ろうとしたんじゃないのか?」
「そうです……でも、私の剣が……私の剣が……」
一つ一つ当時の状況を話し始めたココット。
それを聞くに、ココットの後ろめたさは己の鍛えた武器にあるように思えた。
だがそれは違う。
武器はあくまで武器。
命をとして守ろうとしたゲイニッツという青年の意思までも、武器のせいだとしてはいけない。
「ココット……相手は龍種だったのだろう?だったら騎士見習い一人でどうにかできるモノじゃない。騎士団1個大隊が出張ってやっとの天災だ。お前がそれを背負うのはお門違いもいいところだ。」
俺の言葉が届いてくれると良いのだが……こればかりはココット次第。
これからの鍛冶師人生において、答えを見出すのはココットだ。
俺が出来るのは引き上げてやることと、土台を作ってやることくらいだ。
「師匠……私に鍛冶を教えてください。折れず・曲がらず・何人にも傷つけられない、手にした人と最後まで戦い抜く武器を造れるように!!」
今度こそ本当の意味でココットの瞳に火が灯っていた。
それは〝復讐の炎〟ではなく、純粋に鍛冶を修めようとする〝意思の炎〟。
これなら大丈夫だろう……
「俺の教えはきついぞ?」
「はい!!」
ココットは満面の笑みで俺に答えた。
ドルムンクの兄貴、あんたの娘は俺が一人前の鍛冶師にして見せる。
だからこの娘を見守ってやってほしい。
「よし!!良い返事だ!!」
それから俺は俺の持つ技術のすべてを伝えるため、ココットを鍛え始めたのだった。
だがそれがこうなるとはだれが予想しただろうか……
どこで間違ったんだ……
351
あなたにおすすめの小説
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣で最強すぎて困る
マーラッシュ
ファンタジー
旧題:狙って勇者パーティーを追放されて猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣だった。そして人間を拾ったら・・・
何かを拾う度にトラブルに巻き込まれるけど、結果成り上がってしまう。
異世界転生者のユートは、バルトフェル帝国の山奥に一人で住んでいた。
ある日、盗賊に襲われている公爵令嬢を助けたことによって、勇者パーティーに推薦されることになる。
断ると角が立つと思い仕方なしに引き受けるが、このパーティーが最悪だった。
勇者ギアベルは皇帝の息子でやりたい放題。活躍すれば咎められ、上手く行かなければユートのせいにされ、パーティーに入った初日から後悔するのだった。そして他の仲間達は全て女性で、ギアベルに絶対服従していたため、味方は誰もいない。
ユートはすぐにでもパーティーを抜けるため、情報屋に金を払い噂を流すことにした。
勇者パーティーはユートがいなければ何も出来ない集団だという内容でだ。
プライドが高いギアベルは、噂を聞いてすぐに「貴様のような役立たずは勇者パーティーには必要ない!」と公衆の面前で追放してくれた。
しかし晴れて自由の身になったが、一つだけ誤算があった。
それはギアベルの怒りを買いすぎたせいで、帝国を追放されてしまったのだ。
そしてユートは荷物を取りに行くため自宅に戻ると、そこには腹をすかした猫が、道端には怪我をした犬が、さらに船の中には女の子が倒れていたが、それぞれの正体はとんでもないものであった。
これは自重できない異世界転生者が色々なものを拾った結果、トラブルに巻き込まれ解決していき成り上がり、幸せな異世界ライフを満喫する物語である。
異世界へ誤召喚されちゃいました 女神の加護でほのぼのスローライフ送ります
モーリー
ファンタジー
⭐︎第4回次世代ファンタジーカップ16位⭐︎
飛行機事故で両親が他界してしまい、社会人の長男、高校生の長女、幼稚園児の次女で生きることになった御剣家。
保険金目当てで寄ってくる奴らに嫌気がさしながらも、3人で支え合いながら生活を送る日々。
そんな矢先に、3人揃って異世界に召喚されてしまった。
召喚特典として女神たちが加護やチート能力を与え、異世界でも生き抜けるようにしてくれた。
強制的に放り込まれた異世界。
知らない土地、知らない人、知らない世界。
不安をはねのけながら、時に怖い目に遭いながら、3人で異世界を生き抜き、平穏なスローライフを送る。
そんなほのぼのとした物語。
追放された荷物持ち、【分解】と【再構築】で万物創造師になる~今更戻ってこいと言われてももう遅い~
黒崎隼人
ファンタジー
勇者パーティーから「足手まとい」と捨てられた荷物持ちのベルク。しかし、彼が持つ外れスキル【分解】と【再構築】は、万物を意のままに創り変える「神の御業」だった!
覚醒した彼は、虐げられていた聖女ルナを救い、辺境で悠々自適なスローライフを開始する。壊れた伝説の剣を直し、ゴミから最強装備を量産し、やがて彼は世界を救う英雄へ。
一方、彼を捨てた勇者たちは没落の一途を辿り……。
最強の職人が送る、痛快な大逆転&ざまぁファンタジー!
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
無能扱いされ、パーティーを追放されたおっさん、実はチートスキル持ちでした。戻ってきてくれ、と言ってももう遅い。田舎でゆったりスローライフ。
さら
ファンタジー
かつて勇者パーティーに所属していたジル。
だが「無能」と嘲られ、役立たずと追放されてしまう。
行くあてもなく田舎の村へ流れ着いた彼は、鍬を振るい畑を耕し、のんびり暮らすつもりだった。
――だが、誰も知らなかった。
ジルには“世界を覆すほどのチートスキル”が隠されていたのだ。
襲いかかる魔物を一撃で粉砕し、村を脅かす街の圧力をはねのけ、いつしか彼は「英雄」と呼ばれる存在に。
「戻ってきてくれ」と泣きつく元仲間? もう遅い。
俺はこの村で、仲間と共に、気ままにスローライフを楽しむ――そう決めたんだ。
無能扱いされたおっさんが、実は最強チートで世界を揺るがす!?
のんびり田舎暮らし×無双ファンタジー、ここに開幕!
追放された荷物持ち、スキル【アイテムボックス・無限】で辺境スローライフを始めます
黒崎隼人
ファンタジー
勇者パーティーで「荷物持ち」として蔑まれ、全ての責任を押し付けられて追放された青年レオ。彼が持つスキル【アイテムボックス】は、誰もが「ゴミスキル」と笑うものだった。
しかし、そのスキルには「容量無限」「時間停止」「解析・分解」「合成・創造」というとんでもない力が秘められていたのだ。
全てを失い、流れ着いた辺境の村。そこで彼は、自分を犠牲にする生き方をやめ、自らの力で幸せなスローライフを掴み取ることを決意する。
超高品質なポーション、快適な家具、美味しい料理、果ては巨大な井戸や城壁まで!?
万能すぎる生産スキルで、心優しい仲間たちと共に寂れた村を豊かに発展させていく。
一方、彼を追放した勇者パーティーは、荷物持ちを失ったことで急速に崩壊していく。
「今からでもレオを連れ戻すべきだ!」
――もう遅い。彼はもう、君たちのための便利な道具じゃない。
これは、不遇だった青年が最高の仲間たちと出会い、世界一の生産職として成り上がり、幸せなスローライフを手に入れる物語。そして、傲慢な勇者たちが自業自得の末路を辿る、痛快な「ざまぁ」ストーリー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。