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第7章 ここから始まる雁字搦め
五十七日目⑫ 新しい相棒
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ガンテツさんとココットとの話し合いを終えて、俺はココットの打った双剣を譲り受けた。
それは鋼と鉄で鍛えた鍛造品で、今まで使っていた鋳造品とは別物だった。
さっき試し斬りした物よりは一段下がるものの、それでも切れ味は素晴らしものがあった。
「おう、カイト。今度の武器は手入れをしないとすぐに使い物にならなくなる。そこの二人からよく習うんだぞ?」
「はい、こんな素晴らしい剣を譲ってもらったからには、大事にしなと。」
俺は剣を掲げて、見惚れていた。
純粋にきれいだと思ったからだ。
今まで使っていた剣は、どちらかと言えば鉄の塊を見ている感じだった。
だけど、この剣はどこか美しさを感じさせた。
なんていうんだろうか、そう、日本でちょっと見たことのある刀のようなイメージだ。
西洋剣でこういった作り方をするものがあるかは俺も分からない。
そこまで詳しくはないからね。
「君にそう言ってもらえてうれしいよ。必ず帰ってくるように、それが私に願いだよ。」
ココットの言葉がやけに心に残った。
何か強い思いがあるんだろうか。
俺にはそれが分からないけど、ココットの中では何か思うところがあるのかもしれないな。
「そう言えば気になっていたことがあったんだけど、良いかな?」
「どうしたの?」
ココットが何か腑に落ちないという雰囲気を出していたけど、いったい何があったんだろうか?
「いやね、ずっと気になっていたんだけど、私の事ずっと〝ココット〟って呼び捨てにしていたよね?話し方もだいぶフランクだし。」
「あ、ごめん。気に障ったなら謝るよ。」
どうやらココットは、言葉遣いとかそう言ったことが気になるタイプだったらしいね。
俺が謝ると、まだどこか納得がいっていないようだった。
それから何かひらめいたのか、俺の懐にスイっと入り込んで見上げるように視線をぶつけてきた。
「もしかして……私を年下だと思ってないかな?」
「え?だっておさな……」
って言おうとした瞬間に俺の腹部に、ココットの拳がめり込んでいた。
ちょっと待って、女の子の力じゃないんだけど⁈
俺が腹を抑えて悶絶していると、ガンテツさんがあちゃ~とでも言いたげに頭を抱えていた。
いったい、何が……
「ええ、よ~くわかりました。どうやら君の認識を改める必要がありそうね。」
俺がその場で蹲っていると、どす黒いオーラを纏ったココットが見下ろしていた。
くそ、何がどうなったんだ?
痛む腹をさすりながら何とか立ち上がると、目の前には腕を組んで怒ってますアピールをしているココット。
だけどそれは小動物が起こっているような可愛らしさが全開だった。
「ガンテツさん……助けてくださいよ。」
「ん?どうした?」
俺が堪らずガンテツさんに助けを求めると、すでに興味をなくしていたのかポールたちと何か話をしていたガンテツさん。
俺の助けを求める声は結局誰にも届くことはなく、それから小一時間ココットに詰め寄られることとなってしまった。
「これでわかったかい?」
「はい……ココットさん。」
ココットはドワーフ族と人間族のクウォーターらしく、人よりも若く見られてしまうようだった。
それについては本人も自覚はしているものの、納得はしていないみたいだった。
そのせいで俺は小一時間説明をきっちりかっちり受けることになったのだが……
その間ポールたちは、ガンテツさんと武具談議に花を咲かせていた。
ただそのおかげで、ポールたちの次の武器についての話し合いもできたようで必要な素材が見えてきたみたいだった。
ただそれは俺が【鉱山跡地ダンジョン】の10層を攻略出来てからの話になるようで、がんばれとガンテツさんからエールをもらったんだけど……なんだか納得がいかなかったのは気のせいじゃなかったはず。
ちなみにガンテツさんに出会ったのは30年近く前だったそうだ……
え?つまり……当時15歳前後だったはずだから……ってなんか寒気が!?
これ以上は考えてはいけないらしい。
よく見るとココット……さんの目がものすごく怖い……
「えっと、ココットさん。これからも武器についてよろしくお願いします。」
「……はぁ、もういい。ココットで。」
どこか呆れ顔のココットはやれやれと言わんばかりの態度を取っていた。
こちらの話が終わったのだと気が付いたポールたちは何事もなかった可能ように、俺のそばに戻ってきたのだった。
なんだか納得いかないのは俺だけだろうか。
「それではガンテツさん、さっきの話よろしくお願いします。」
「おう、だがそれにはこいつを鍛えんことにはどうにもならんだろうかなら。カイトよ、がんばって攻略するんだぞ?」
ガンテツさんはそう言うとガハハと笑い飛ばすのだった。
なんだかなぁ……
まあでも、それが俺の今の目標なんだし問題はないのかな。
「分かりました。がんばって第10層を攻略しますよ。ポールたちもよろしく。」
「ああ、任せろ。」
「頑張りましょう。」
なんだかんだで決意を新たにした俺だったけど、この後起る波乱をどうやって予想出来るって言うんだろうか……
俺のスローライフってどこに行ったんだろうな。
それは鋼と鉄で鍛えた鍛造品で、今まで使っていた鋳造品とは別物だった。
さっき試し斬りした物よりは一段下がるものの、それでも切れ味は素晴らしものがあった。
「おう、カイト。今度の武器は手入れをしないとすぐに使い物にならなくなる。そこの二人からよく習うんだぞ?」
「はい、こんな素晴らしい剣を譲ってもらったからには、大事にしなと。」
俺は剣を掲げて、見惚れていた。
純粋にきれいだと思ったからだ。
今まで使っていた剣は、どちらかと言えば鉄の塊を見ている感じだった。
だけど、この剣はどこか美しさを感じさせた。
なんていうんだろうか、そう、日本でちょっと見たことのある刀のようなイメージだ。
西洋剣でこういった作り方をするものがあるかは俺も分からない。
そこまで詳しくはないからね。
「君にそう言ってもらえてうれしいよ。必ず帰ってくるように、それが私に願いだよ。」
ココットの言葉がやけに心に残った。
何か強い思いがあるんだろうか。
俺にはそれが分からないけど、ココットの中では何か思うところがあるのかもしれないな。
「そう言えば気になっていたことがあったんだけど、良いかな?」
「どうしたの?」
ココットが何か腑に落ちないという雰囲気を出していたけど、いったい何があったんだろうか?
「いやね、ずっと気になっていたんだけど、私の事ずっと〝ココット〟って呼び捨てにしていたよね?話し方もだいぶフランクだし。」
「あ、ごめん。気に障ったなら謝るよ。」
どうやらココットは、言葉遣いとかそう言ったことが気になるタイプだったらしいね。
俺が謝ると、まだどこか納得がいっていないようだった。
それから何かひらめいたのか、俺の懐にスイっと入り込んで見上げるように視線をぶつけてきた。
「もしかして……私を年下だと思ってないかな?」
「え?だっておさな……」
って言おうとした瞬間に俺の腹部に、ココットの拳がめり込んでいた。
ちょっと待って、女の子の力じゃないんだけど⁈
俺が腹を抑えて悶絶していると、ガンテツさんがあちゃ~とでも言いたげに頭を抱えていた。
いったい、何が……
「ええ、よ~くわかりました。どうやら君の認識を改める必要がありそうね。」
俺がその場で蹲っていると、どす黒いオーラを纏ったココットが見下ろしていた。
くそ、何がどうなったんだ?
痛む腹をさすりながら何とか立ち上がると、目の前には腕を組んで怒ってますアピールをしているココット。
だけどそれは小動物が起こっているような可愛らしさが全開だった。
「ガンテツさん……助けてくださいよ。」
「ん?どうした?」
俺が堪らずガンテツさんに助けを求めると、すでに興味をなくしていたのかポールたちと何か話をしていたガンテツさん。
俺の助けを求める声は結局誰にも届くことはなく、それから小一時間ココットに詰め寄られることとなってしまった。
「これでわかったかい?」
「はい……ココットさん。」
ココットはドワーフ族と人間族のクウォーターらしく、人よりも若く見られてしまうようだった。
それについては本人も自覚はしているものの、納得はしていないみたいだった。
そのせいで俺は小一時間説明をきっちりかっちり受けることになったのだが……
その間ポールたちは、ガンテツさんと武具談議に花を咲かせていた。
ただそのおかげで、ポールたちの次の武器についての話し合いもできたようで必要な素材が見えてきたみたいだった。
ただそれは俺が【鉱山跡地ダンジョン】の10層を攻略出来てからの話になるようで、がんばれとガンテツさんからエールをもらったんだけど……なんだか納得がいかなかったのは気のせいじゃなかったはず。
ちなみにガンテツさんに出会ったのは30年近く前だったそうだ……
え?つまり……当時15歳前後だったはずだから……ってなんか寒気が!?
これ以上は考えてはいけないらしい。
よく見るとココット……さんの目がものすごく怖い……
「えっと、ココットさん。これからも武器についてよろしくお願いします。」
「……はぁ、もういい。ココットで。」
どこか呆れ顔のココットはやれやれと言わんばかりの態度を取っていた。
こちらの話が終わったのだと気が付いたポールたちは何事もなかった可能ように、俺のそばに戻ってきたのだった。
なんだか納得いかないのは俺だけだろうか。
「それではガンテツさん、さっきの話よろしくお願いします。」
「おう、だがそれにはこいつを鍛えんことにはどうにもならんだろうかなら。カイトよ、がんばって攻略するんだぞ?」
ガンテツさんはそう言うとガハハと笑い飛ばすのだった。
なんだかなぁ……
まあでも、それが俺の今の目標なんだし問題はないのかな。
「分かりました。がんばって第10層を攻略しますよ。ポールたちもよろしく。」
「ああ、任せろ。」
「頑張りましょう。」
なんだかんだで決意を新たにした俺だったけど、この後起る波乱をどうやって予想出来るって言うんだろうか……
俺のスローライフってどこに行ったんだろうな。
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