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第3章 リスタート
051 強欲
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さすがにこのスキルの内容は、みんなには話せないな。
間違いなく人道的ではない。
しかも成功した場合、相手はレベルを失う。
または行き過ぎると消滅だぞ?
ヤバ過ぎるにしても程があるだろう!!
「カイリ……、ダイスケとリョウは……」
「……っ!!」
カイリは、シンの問いかけに答えることはできなかった。
ダイスケたちがいた場所には遺体は無く、装備品だけが転がっていたからだ。
おそらく二人はダンジョンに吸収されてしまったのだろう。
二人が第6層のモンスターとして復活しないことを祈ろう。
「そうか……。これが俺が欲した先に有った物なのか……。なんでこうなっちまったんだろうな……。俺はただ……みんなと一緒にいたかっただけなのにな……」
ダイスケたちの装備を見たシンは、己が起こした出来事を理解したらしい。
シンは現実を理解したのか、我慢していた涙がとめどなくあふれ出ていた。
こうしてシン達の話を聞いていると、そこまで悪いやつには思えなかった。
だからこそ思う、なぜそうなったのかと。
「それにしてもシン、どうしてここまでやらかしたの?あなたらしくないわ。」
シンの事を知るカレンですら、シンがどうしてここまでやってしまったのか、見当もつかないようすだった。
「わからない。ただ、第4層に最初に入った時、焦りを感じていた気がした。ゴブリンの群れを一か所攻略出来たけど、普段だったら気にならないのに、どうにも攻撃が上手くいかないように感じたんだ。だからかな、もっと力が欲しかった。どんな敵が現れても戦い抜ける力が。そして武器が欲しかった。その力に負けないほどの武器が。さらにスキルが欲しかった。その力と武器を十全に発揮できるスキルが。だからすべてが欲しかった……。その時スキル【強欲】が手に入ったんだ。」
なるほどね……強欲は後天的に備わったスキルか。
レベル上げ以外にも日頃の行動や戦闘スタイルでスキルが発生する可能性はあったけど、思考そのものも対象だったってわけか。
強い思いが強いスキルを生み出す可能性。
それもまた生物の進化なのかもしれないと、疑問も持たずに理解してしまった。
「それからだんだん良く分からなくなってきた。自分が思い描いた通りにならないとイライラしたし。欲しいと思ったものを無理やり手に入れようともした。しまいにはカイリ達も俺のモノにしようとしていた。」
「シン……」
シンの独白に、カイリがそっと頷く。
カイリはシンの手を握り、頭を撫でていた。
それは、恋人親友というより、出来の悪い弟を慰める、そんな感じがした。
「あの事件の後、カイリ達と別れてそれが強くなっていった。独占欲なのか物欲なのか分からない。だけど〝欲しい〟が〝俺のだ〟に変わっていったんだ。だから力づくでも俺のモノにしようとした。それが俺のわがままだと分かっていても止められなかった。そんな俺をダイスケたちは全力で止めてくれた。でも俺は止まれなかった……いやちがうかな、止まろうとしなかった。だから俺はダイスケたちを……俺の命令を忠実に聞く人形として欲したんだ。その時初めて強欲を使った。」
これは……
スキルから精神へ攻撃を受けるのか?!
もし仮に各スキルに性質みたいなのがあって、それに引きづられるとしたら。
これもまた生物の進化の過程の一つなのではないだろうか……
ダメだな、悪い方に考えてしまう。
あくまで仮定で決定ではない。
今回の強欲がそうだっただけかもしれない。
とりあえず『七つの大罪』シリーズと、おそらく存在しているであろう『七つの美徳』シリーズには要注意とだけしておこう。
まさか『ソロモンの悪魔』なんて存在していないよな……
「スキルを使うと俺は、全能感に満ち溢れていたんだ。何をしても許される、俺がこの世界のルールであり絶対の存在だって思えた。今思えばそんなはずはないんだ。俺よりも強い探索者なんていくらでもいたのにさ。」
シンは拳を強く握りしめ、悔やみきれない思いを吐露していく。
それは後悔であり、懺悔であり、贖罪だったのかもしれない。
今のシンには罪の意識がしっかりと芽生えているように思えた。
「それから俺は、ここに閉じ込められた。ただ、その前からおかしかったんだと思う。俺は同じ探索者のパーティーを何回か襲撃していたんだ。この手で人を殺めたのに何も感じなかった。モンスターを倒すときと同じ気持ちだった。俺の中で〝人間〟も〝モンスター〟の等しく同じ価値で、俺の経験値稼ぎの対象でしかなくなっていた。何人も殺してからステータスを見ると、レベルが一気に上がっていった。モンスターを倒すなんて非じゃないくらいに。だからますます俺は手を血で染めていった。自分の欲求を満たすためだけに。そこに正義なんてものは存在していなかった。」
「っ!!!!!」
やはり『探索者型イレギュラー』はシンで確定だった。
たぶん、スキルに精神を汚染されていたのは間違いないと思う。
そんな状態のシンを責めるのは酷かもしれないな……
だけど、世界はそうとは思わないだろうな。
討伐するのか、確保するのか。
どちらにせよ、シンにとってはつらい世界しか残らないかったことになる。
本当にそれでいいのだろうか……
「だから俺は……、俺は……。おれ………!!」
「離れろカイリ!!」
俺は一足飛びでカイリに向かい、その体を引っ張り飛ばした。
シンも自分の異変に気が付いたのか、そばにいたカイリを押しのけた。
シンと俺の力もあって、カイリは後方に強く飛ばされてしまった。
「キャっ!!」
悲鳴とともに谷浦のいる方向へ投げ出されたカイリを、谷浦がうまい事キャッチしてくれた。
助かった!!
「うぐッ!!ぐを~~~~~~~!!」
カイリを押しのけたシンの様子が明らかにおかしい。
何かを抑え込もうと必死にもがいているように思えた。
何か別のモノがいるような……
そんな気配がシンから漂ってきた。
まさか……
[ふぅ、やっと出られた。あれ?まだ体が上手く動かない?まあいい。これで活動がしやすくなる。]
明らかにシンとは違う何かが、シンの声で話し始めた。
俺たちは一気に警戒度を上げていく。
[ん?なんだ、餌まであるじゃないか。これならすぐにでも活動開始できるようになるかな?]
『先輩!!明らかにさっきまでと違いますよ?!』
『あぁ、全員警戒を絶対に怠るなよ!!』
「シン……なの?」
[誰ですかあなたは?餌の分際で私に話しかけるんじゃない。]
カレンが話しかけるも、その得体のしれない何かは取り合う気もないようだ。
ただ、俺は何となくわかっていた。
おそらく、俺のスキルクリエイターのせいだろうな。
自称神の『スキル創造の権能』の影響だろか……それが何なのか唐突に理解した……いや、させられた。
「お前は〝スキル【強欲】〟だな。」
[ほう、なかなかどうして。ん?……。ふむ、これは面白い。プロメテウスのやつ……書庫の番人セフィロトへの反抗か?それとも主様への忠義か……まぁいい。私は私の役割を果たすだけだ。]
これはどうしたらいいものか……
このままこいつが動けるようになったら、俺たちでは太刀打ちできそうもないかな……
スキルを使えばおそらくこの強欲を抑え込むことが出来る。
しかし、それだとシンが……
『ケントさん……。どうにかできるんですよね?』
『カイリ⁉』
念話から聞こえたカイリの質問につい驚いてしまった。
カイリに視線を送ると、そこには決意を固めた表情を見せるカイリの姿があった。
『シンを……、悪夢から解放してください……。』
消えそうな……それでいて慈愛に満ちたような心の声が聞こえてきたようだった。
間違いなく人道的ではない。
しかも成功した場合、相手はレベルを失う。
または行き過ぎると消滅だぞ?
ヤバ過ぎるにしても程があるだろう!!
「カイリ……、ダイスケとリョウは……」
「……っ!!」
カイリは、シンの問いかけに答えることはできなかった。
ダイスケたちがいた場所には遺体は無く、装備品だけが転がっていたからだ。
おそらく二人はダンジョンに吸収されてしまったのだろう。
二人が第6層のモンスターとして復活しないことを祈ろう。
「そうか……。これが俺が欲した先に有った物なのか……。なんでこうなっちまったんだろうな……。俺はただ……みんなと一緒にいたかっただけなのにな……」
ダイスケたちの装備を見たシンは、己が起こした出来事を理解したらしい。
シンは現実を理解したのか、我慢していた涙がとめどなくあふれ出ていた。
こうしてシン達の話を聞いていると、そこまで悪いやつには思えなかった。
だからこそ思う、なぜそうなったのかと。
「それにしてもシン、どうしてここまでやらかしたの?あなたらしくないわ。」
シンの事を知るカレンですら、シンがどうしてここまでやってしまったのか、見当もつかないようすだった。
「わからない。ただ、第4層に最初に入った時、焦りを感じていた気がした。ゴブリンの群れを一か所攻略出来たけど、普段だったら気にならないのに、どうにも攻撃が上手くいかないように感じたんだ。だからかな、もっと力が欲しかった。どんな敵が現れても戦い抜ける力が。そして武器が欲しかった。その力に負けないほどの武器が。さらにスキルが欲しかった。その力と武器を十全に発揮できるスキルが。だからすべてが欲しかった……。その時スキル【強欲】が手に入ったんだ。」
なるほどね……強欲は後天的に備わったスキルか。
レベル上げ以外にも日頃の行動や戦闘スタイルでスキルが発生する可能性はあったけど、思考そのものも対象だったってわけか。
強い思いが強いスキルを生み出す可能性。
それもまた生物の進化なのかもしれないと、疑問も持たずに理解してしまった。
「それからだんだん良く分からなくなってきた。自分が思い描いた通りにならないとイライラしたし。欲しいと思ったものを無理やり手に入れようともした。しまいにはカイリ達も俺のモノにしようとしていた。」
「シン……」
シンの独白に、カイリがそっと頷く。
カイリはシンの手を握り、頭を撫でていた。
それは、恋人親友というより、出来の悪い弟を慰める、そんな感じがした。
「あの事件の後、カイリ達と別れてそれが強くなっていった。独占欲なのか物欲なのか分からない。だけど〝欲しい〟が〝俺のだ〟に変わっていったんだ。だから力づくでも俺のモノにしようとした。それが俺のわがままだと分かっていても止められなかった。そんな俺をダイスケたちは全力で止めてくれた。でも俺は止まれなかった……いやちがうかな、止まろうとしなかった。だから俺はダイスケたちを……俺の命令を忠実に聞く人形として欲したんだ。その時初めて強欲を使った。」
これは……
スキルから精神へ攻撃を受けるのか?!
もし仮に各スキルに性質みたいなのがあって、それに引きづられるとしたら。
これもまた生物の進化の過程の一つなのではないだろうか……
ダメだな、悪い方に考えてしまう。
あくまで仮定で決定ではない。
今回の強欲がそうだっただけかもしれない。
とりあえず『七つの大罪』シリーズと、おそらく存在しているであろう『七つの美徳』シリーズには要注意とだけしておこう。
まさか『ソロモンの悪魔』なんて存在していないよな……
「スキルを使うと俺は、全能感に満ち溢れていたんだ。何をしても許される、俺がこの世界のルールであり絶対の存在だって思えた。今思えばそんなはずはないんだ。俺よりも強い探索者なんていくらでもいたのにさ。」
シンは拳を強く握りしめ、悔やみきれない思いを吐露していく。
それは後悔であり、懺悔であり、贖罪だったのかもしれない。
今のシンには罪の意識がしっかりと芽生えているように思えた。
「それから俺は、ここに閉じ込められた。ただ、その前からおかしかったんだと思う。俺は同じ探索者のパーティーを何回か襲撃していたんだ。この手で人を殺めたのに何も感じなかった。モンスターを倒すときと同じ気持ちだった。俺の中で〝人間〟も〝モンスター〟の等しく同じ価値で、俺の経験値稼ぎの対象でしかなくなっていた。何人も殺してからステータスを見ると、レベルが一気に上がっていった。モンスターを倒すなんて非じゃないくらいに。だからますます俺は手を血で染めていった。自分の欲求を満たすためだけに。そこに正義なんてものは存在していなかった。」
「っ!!!!!」
やはり『探索者型イレギュラー』はシンで確定だった。
たぶん、スキルに精神を汚染されていたのは間違いないと思う。
そんな状態のシンを責めるのは酷かもしれないな……
だけど、世界はそうとは思わないだろうな。
討伐するのか、確保するのか。
どちらにせよ、シンにとってはつらい世界しか残らないかったことになる。
本当にそれでいいのだろうか……
「だから俺は……、俺は……。おれ………!!」
「離れろカイリ!!」
俺は一足飛びでカイリに向かい、その体を引っ張り飛ばした。
シンも自分の異変に気が付いたのか、そばにいたカイリを押しのけた。
シンと俺の力もあって、カイリは後方に強く飛ばされてしまった。
「キャっ!!」
悲鳴とともに谷浦のいる方向へ投げ出されたカイリを、谷浦がうまい事キャッチしてくれた。
助かった!!
「うぐッ!!ぐを~~~~~~~!!」
カイリを押しのけたシンの様子が明らかにおかしい。
何かを抑え込もうと必死にもがいているように思えた。
何か別のモノがいるような……
そんな気配がシンから漂ってきた。
まさか……
[ふぅ、やっと出られた。あれ?まだ体が上手く動かない?まあいい。これで活動がしやすくなる。]
明らかにシンとは違う何かが、シンの声で話し始めた。
俺たちは一気に警戒度を上げていく。
[ん?なんだ、餌まであるじゃないか。これならすぐにでも活動開始できるようになるかな?]
『先輩!!明らかにさっきまでと違いますよ?!』
『あぁ、全員警戒を絶対に怠るなよ!!』
「シン……なの?」
[誰ですかあなたは?餌の分際で私に話しかけるんじゃない。]
カレンが話しかけるも、その得体のしれない何かは取り合う気もないようだ。
ただ、俺は何となくわかっていた。
おそらく、俺のスキルクリエイターのせいだろうな。
自称神の『スキル創造の権能』の影響だろか……それが何なのか唐突に理解した……いや、させられた。
「お前は〝スキル【強欲】〟だな。」
[ほう、なかなかどうして。ん?……。ふむ、これは面白い。プロメテウスのやつ……書庫の番人セフィロトへの反抗か?それとも主様への忠義か……まぁいい。私は私の役割を果たすだけだ。]
これはどうしたらいいものか……
このままこいつが動けるようになったら、俺たちでは太刀打ちできそうもないかな……
スキルを使えばおそらくこの強欲を抑え込むことが出来る。
しかし、それだとシンが……
『ケントさん……。どうにかできるんですよね?』
『カイリ⁉』
念話から聞こえたカイリの質問につい驚いてしまった。
カイリに視線を送ると、そこには決意を固めた表情を見せるカイリの姿があった。
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