最強の異世界やりすぎ旅行記

萩場ぬし

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特別編 クリスマス2016

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 「雪・・・そろそろクリスマスの時期か」


 屋敷の賑わっている一室でアヤトが窓の外を眺めながら呟く。
 するとその呟きを聞いたルウがアヤトに近付く。


 「ルウか。ウルはどうした?」

 「多分まだ二階を掃除中です。・・・くりすますってなんです?」


 するとアヤトの呟きを聞いたルウが膝にちょこんと乗りながら聞いた。


 「ああ、そういえばこっちにはなかったなクリスマス。キリスト教だの言ったところで分からないだろうから、簡単に言えば・・・まぁ家族や恋人と一緒にいて飯とか食う事だろ」

 「みんなで食べるです?でもそれっていつもの事じゃないです?」

 「だな。ただし、食べるものは豪華なものだ。大きな肉やケーキを用意して楽しく過ごすんだ。・・・そうだな、今回は異世界ここのメンバーでクリスマスパーティをやるか。・・・となると色々と買い出しに行かないとな」

 「でしたら料理は私が用意しますわ」


 ココアが天井からフワリと通り抜けそう言った。
 ノワールもアヤトに近付き微笑み一礼する。


 「素材から作るのでしたら甘菓子は私、肉を焼くのをココアに任せていただけますか?」

 「おう、任せた。それじゃあルウ、買い出しに行くからウルも呼んで来てくれ」

 「はいです!」


 ルウが小走りで部屋から出て行く。
 そしてアヤトは立ち上がりソファーに横になってるミーナに近付く。


 「ミーナはどうする?」

 「う・・・ん・・・寒い・・・眠い・・・」


 言葉通り眠そうに丸まっている。そんなミーナにアヤトは近くにあった毛布をソッと掛ける。


 「ねーこーはこーたつーでねーむくーなるーっと。了解」


 アヤトは羽毛の黒いコートを羽織り部屋から出る。
 玄関でしばらく待っていると階段から三人が降りて来る。ウルとルウとメアだった。


 「兄様、ウルとメア姉様連れて来ましたです!」

 「水臭いぜアヤト。街に行くなら俺も誘ってくれよ」

 「別に誘わないつもりはなかったが。んじゃ、四人で行くとするか。外雪降ってるから少し暖かめの服着て来いよ。庭で待ってるから」


 扉を開け外に出ると、ベルが飛び回ってはしゃいでいた。すぐ横にもクロが微動だにせず立っている。


 (相変わらず元気だな、ベルは。ありゃもう竜じゃなくて犬と言ってもいいんじゃないか?・・・クロは・・・)


 アヤトがクロをジッと見つめ、何かを思い付いたように弄り出す。


 (両腕を真横に広げて首を少し傾げて足を少し閉じる。これでちょっと固定して・・・よし、カカシの出来上がり)

 「あれ、アヤト君?」

 「ん?」


 アヤトが振り返るとアルニアがいた。
 白くフワフワとしたコートを着ている。


 「どこかにお出掛けかい?」

 「ああ、ちょっと隣街に買い物にな。アルニアこそ俺に何か用だったか?」

 「ああいや、ちょっと暇だったから。君のとこに来れば何かあるんじゃないかなって期待して来たんだ」

 「何か含みのある言い方だな。人をトラブルメーカーみたいに言いやがって」

 「あはは、そんなつもりはなかったんだけどね」

 「まぁ、それが否定出来ないからどうとも言えないんだがな。・・・暇だってんなら一緒に来るか?クリスマスパーティの準備のために買い物に。ついでに参加しろよ」

 「クリスマス?聞いた事ないパーティだね。・・・うん、それじゃあ僕も行かせてもらうよ」


 玄関の扉が開き、暖かそうな上着を羽織った三人が出て来る。
 メアは赤いコートを羽織り、ウルとルウはルナが作ったミトンの手袋をはめて魔族や亜人だとバレないようフードをしっかりと被っている。


 「待たせたな!ってアルニア先輩?一緒に行く、んスか?」

 「あ、うん。暇だったから。メアさんも行くんだね。それとウルちゃんにルウちゃんも」

 「です」

 「なの」


 お互いにおはようと言ってぺこりと頭を下げる。


 「んじゃ行くか」


 ーーーー


 隣街「クルトゥ」に到着したアヤトたち。
 元の世界程ではないが、ここもいつも以上に賑わっていた。


 「まぁ、そろそろ一年が終わるもんな。みんな忙しそうにしてるな」

 「そうだね。学園も冬休みに入ったし学生もチラホラと見るよ」

 「ま、夏休みの時と違って課題とか出てねえしな。剣の腕を磨いたり親の商業の手伝いしたり、自分の事に集中出来るんだろ。もう結婚準備を始めてる奴だっているみたいだぜ?」

 「マジか!?学生で結婚とか早くないか?」

 「そうか?結構普通だぞ」

 「特に貴族の子は産まれた時からすでに許嫁を決められてたりするからね。僕のところはあまり他の貴族との繋がりはなかったから、姉さん共々そういう話はなかったけど」

 「へえそうか、当たり前なのか。・・・やっぱり女ってのは結婚とかに憧れるもんなのか?」


 アヤトの質問にアルニアは唸りながら考える。


 「うーん・・・どうかな。結婚って政略的なものやお金絡みの事が多いからあまり良い印象はないかな。・・・でもやっぱり、好きな人と命尽きるまで一緒にいるのが結婚というのであれば・・・少し、いや凄く・・・憧れるかもしれないな」


 そう言ってアルニアは頬を少しだけ赤く染め、アヤトの裾を摘み微笑む。


 「・・・そっか。メアもか?」

 「え?あ、そ、そうだな!?」


 話を振られたメアは顔を赤くし裏返った声で返事をした。


 「どうしたんだ、そんな顔を赤くして?風邪でも引いたか・・・?・・・いやでも熱はないよな」


 アヤトがメアの額に手を当て温度を確認する。するとメアの顔がさらに赤くなりアヤトの手を振り払う。


 「な、なな、なんでもねえよ!ちょっと厚着し過ぎて暑かっただけだ!そんだけだ!」

 「そうか?ならいいんだが。だけど暑いからって脱ぐなよ?体を急に冷やすと風邪を引きやすいからな」

 「わかってるよ。・・・さっきの話。俺もアルニアと同じ意見だよ。どうせ結婚するなら・・・す、好きな奴・・・心に決めた男って方が、いい」


 メアはモゾモゾと小声でそう言いながらアヤトの片腕に抱き付いて寄り掛かる。


 「だな。二人共良い相手が見付かるといいな」


 アヤトはそう言ってメアの頭をポンポンと叩く。
 するとメアは頬を膨らませ、アルニアは苦笑いを浮かべる。


 「・・・バカ」

 「アハハハハ・・・アヤト君って相手の感情が読めるわりに結構鈍いんだね?」

 「あん?」


 「何がだ」と言葉を続けるアヤトに対して溜息を吐くメアとアルニア。


 「兄様、お肉屋さんありましたです!」


 ルウが見付けた肉屋を指差し、もう片方の腕をブンブンと振り回している。


 「(可愛い・・・)ああ、ありがとな。でも飯は後にしようか」

 「ご飯を買いに来たんじゃないの?」


 ウルが首を傾げる。
 そのウルの言葉にルウが若干涙目になっていた。


 「勿論買うさ。ただ買い物は最後だ。その前にちょっと店を色々見て回ろうぜ」


 ーーーー


 ~ アクセサリーショップ ~


 宝石のような装飾品が多く飾られる店に入るアヤトたち。


 「はぁー・・・色々あるな」

 「キラキラなのー」

 「綺麗がいっぱいです」


 メアが関心しながら店内を見て回り、ウルとルウは宝石だらけの店内に圧倒されたのかアヤトの横で服を掴んで離さないでいる。


 「だけどちょっと驚きかな。まさかアヤト君がこういうお店に興味があったなんて」

 「そうか?ここの装飾品って何かしらの効果があるんだろ?冒険者とか来ないのか?」

 「効果があるって言っても本当に微弱なものだよ。効果が出てるか分からないくらいの。だからただのお洒落として身に付ける程度で、女性の人しか来ないんだよ」

 「どうりで・・・気まずいわけだ」


 アヤトが辺りを見渡すと女性しかいなかった。


 「でも傍らには四人も女の子がいるんだ。そんな気にしなくていいんじゃないかい?」

 「お前の方こそ気を付けろよ?俺たちから離れると知らないお姉様方に囲まれるかもよ」


 アルニアが女性の方を見ると全員自分に視線が集まっている事に気付き苦笑いする。


 「お前、女だけどイケメンとも言えるから」

 「酷いなー。それじゃアヤト君を女の子除けとして利用させてもらうかな?」


 アヤトの腕にしがみつきピッタリとくっ付くアルニア。


 「腕を組む必要あるか?」

 「コレ、他の人から見たらどう思われると思う?」

 「男同士の「アーッ」な関係?」

 「・・・君が僕をどんな目で見てるかよく分かったよ」

 「悪かったって。だから泣くなよ・・・」


 ーーーー


 ~ 武防具店 ~


 「ここのは数が少ないから武器と防具を一緒に置いてあるんだな」

 「だね。性質も王都のお店より落ちてるみたい。でも掘り出し物みたいな良い品は結構あるね」


 アルニアが部屋の壁に飾られていた大斧を軽々と持ち上げ試し振りをする。


 「お前力あるんだな。いつも剣使ってるけど他の武器は使わないのか?」

 「うーん・・・一応他の武器も嗜む程度には扱えるけど、やっぱりシンプルな剣が使いやすいから」

 「防具は?ミランダはゴツい鎧着てたが、お前はそういうのはしないのか?」

 「防具の方も、ね。姉さんはいざとなれば身体強化の魔術やスキルがあるし元の身体能力が高いからいいけど、僕みたいに魔法適性がないとスキルが発現するまで素で頑張らないといけないから極力軽い物にしてるんだ」

 「なるほど」

 「アヤト君は・・・必要ないか」

 「理解が早いな。まぁ、別に何か着ても重さは感じないだろうが、あまり分厚い物を着ると動きにくくなるし無理に動けば鎧の方が壊れると思うんだわ」

 「アヤト君の場合、体が全部武器って感じだもんね」


 二人で話しているとそこにメアが顔を赤くしながら何かを持ってやって来た。
 ソレを見たアルニアも顔を赤くする。


 「なぁ、コレって防具・・・なのか?」

 「「・・・・・・」」


 薄く面積の少ない水着のような物だった。


 「ビキニアーマーとはまた・・・ゲームでさえネタ扱いされそうなやつじゃねえか・・・」


 アヤトの言葉は小声だったので誰にも聞こえていない。


 「メアさんソレ・・・どうしたの?」

 「いや、向こうにオススメの看板が堂々と飾られてたから、冒険者の奴らってみんなこういう物着てるのかなと思ってよ・・・」

 「んなわけあるか。確かに色々と魔法耐性が付いてたりとあるが、防御力が紙じゃねえか。まぁ、服の下に下着として着るなら問題はないと思うが・・・」

 「お、お前、コレ着たいのか・・・?」


 メアが青ざめた顔で言った。その言葉をイメージしたのか、アルニアが吹き出す。


 「お前はあれか、俺を社会的に抹殺したいのか?こんな物を着る男猛者がいたら間違いなくソイツは超特殊性癖の持ち主だろうよ。・・・そんなに気になるんならお前が着ればいいんじゃねえか?間違いなくそこら辺のクソどもが寄って来るぞ」

 「は、え?俺?いや、俺は・・・いやもし防寒タイプだったら屋敷の中だけ着ても・・・」

 「・・・真面目に検討し始めるな。ソレを元の場所に戻してさっさと出るぞ!」


 水着を睨み付け唸りながら真剣に考え出すメアを見て危機感を感じたアヤトがソレを奪い元の場所に戻し店から出る。


 ーーーー


 「そろそろ買い物を始めるとするか」

 「お肉ですー♪」

 「ケーキの材料はあそこで買うの♪」


 商店街の人混みの中、ウルとルウがそれぞれアヤトと手を繋ぎ鼻歌を歌いながら歩いている。
 アヤトたちが肉屋に近付くと元気の良い男が話し掛けてくる。


 「よお、兄ちゃん!今日は家族連れかい?いいねえ!」

 「まあな。今日はちょっと色々豪勢にやろうと思ってな。新鮮でなるべく大きい物をくれ」

 「新鮮さには自信があるがデカい物ってなると切り分ける前の物になるが、それでいいか?」

 「ああ、構わない。それで頼む」

 「おう、毎度!兄ちゃんは相変わらず羽振りが良いねえ!」


 店主が奥に見えなくなるとメアがアヤトの服を後ろから軽く引っ張る。


 「アヤト、知り合いなのか?」

 「知り合いっつうか、この街でよく食材の買い出しに来てっからな。学園からも近いし」

 「なんだか主婦みたいだね」

 「うちには俺よりもノワール主婦みたいな奴がいるんだがな・・・。一人買い出しに行かせたら何が起こるか分からんから俺が来てるんだよ。そしたらここら辺の奴らとは世間話を話す程度になったよ」

 「・・・あれ、師匠?」


 アヤトたちが話していると近くから呼び掛けられる。


 「お、カイトとレナか。お前ら実家に帰ってたんじゃないのか?」

 「はい、親父たちにも近況報告やらをして来たのでこっちに帰って来たんですよ。ずっと実家にいるとなんだかダラけてダメになりそうで。平和ボケする前に師匠たちの所に帰ろうと思いまして。こっちの方が楽しいですし」

 「カイト君と、同じ。顔見せて安心、させたから帰って、来ました」

 「泣ける事言ってくれるじゃないの。んじゃお前も買い物手伝え。後でパーティするから」

 「パーティやるんですか?分かりました!」


 ーーーー


 アヤトたちは屋敷に戻りノワールに食材を渡し部屋に戻る。


 「はぁー・・・まさかあんな量を買うとは思いませんでしたよ。俺が持った半分だけでもかなりありましたし」

 「うぅ・・・重かったです。し、師匠の魔術、で送れば、良かったんじゃ・・・?」

 「いつもなら食べる分だけ買えばいいんだが、今日はノワールやココアたちにも一緒に食べてもらうからな。量は仕方がない。それにお前たちは最近実家に帰ってて修行してなかったんだ。軽い筋トレとでも思っとけ」


 そこにミーナとフィーナとヘレナが加わり雑談に花を咲かせる。
 しばらくしノワールとココアが料理を運び込まれ、全て揃ったところでアヤトたちが食卓を囲む。


 「凄いの!本当にご飯がゴーカなの!」

 「お肉とケーキの他にもいっぱいあるです!」

 「そういえば何のパーティか聞いてませんでしたね?」


 カイトの疑問にアヤトが「ああ」と言って答える。


 「俺たちのとこではクリスマスってのがあって、そのパーティだ。由来からするとこの世界とは関係ないけどやっぱりやりたくてな」

 「クリスマス・・・ですか。聞いた事はありませんが良い響きですね」

 「・・・あ、そうだ。飯食う前にお前らに「クリスマスプレゼント」だ」

 「「え?」」


 全員が驚いたような声を出すとアヤトが満足そうに微笑む。


 「フフフフ、期待通りの反応をしてくれて嬉しいぞ!」


 そう言いながらその場にいる全員にプレゼントを渡す。
 ミーナとメアとアルニアにはイヤリング。
 カイトとレナにはブレスレット。
 ウルとルウには髪留め。
 フィーナ、ココア、ヘレナには服。
 ノワールにはネクタイを渡した。


 「わ、私に・・・コレを・・・?」


 ノワールがネクタイを片手に珍しく震え動揺していた。


 「いつも世話になってるからな。ミーナたちにはどんなものにすればいいか分からなかったから女らしいアクセサリーにした。・・・カイトだけ武器とか防具ってわけにもいかないから一緒のものにしといたわ。フィーナたちは着る服が少なそうだったから服にしといた。特にヘレナ。お前は俺の服じゃなくそっちを着ろよ?」

 「・・・了」


 ヘレナが渡された服を抱きしめ一言だけ言い、他の渡された者たちも動揺を隠せないでいた。


 「で、でも・・・俺たちそんな・・・お返しなんて・・・」

 「いや、見返りがあったらあまり意味がないからいいよ。これはただの気持ちだ、何も言わず受け取ってくれよ」

 「あ、ありがとう、ございます・・・。し、師匠とからのプレゼント、大切に、します!」


 レナが涙を流しながらブレスレットを握りしめる。


 「おう。みんな、これからもよろしくって事で。・・・そんじゃしんみりした空気は置いといて、パーティを始めようぜ!全員、手元にあるグラスを手に取って俺の後に続いて叫べ!メリークリスマスッ!」


 アヤトがそう叫びながらグラスを上に掲げ、他の者もそれに続く。


 「「メリークリスマス!!!」」


 ーーーー


 ニャンパスー・・・間違えた。メリークリスマス!
 投稿し始めて半年が経過しようとし今年もとうとう僅かになりました。早いものですね。時間が光の速さで過ぎていきます。F1並みです。
 健康や事故に気を付けてお過ごしください。来年も良き年になりますよう。
 では最後にはやはり相応しい言葉を。

 リア充よ爆発しろ


 ※次回から通常の物語に戻ります。
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