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「おい、マーティ!話ってなんだよ。
ネリー様を放っておいてまで、するような話なのか?」
シェイマスは、今までアリスが聞いたこともないほど声を荒げた。
奥では、ネリーがすっかり青ざめてしまっている。
その表情を見ることができて、アリスは大満足だった。
これが見られたんだから、今日はこのへんで、もういいかな。
と、アリスは心の内で呟いてから、マーティに目を向けた。
「そうよ、マーティ。話なら、今度聞くわ。
ネリー様を放っておいたら可愛そうじゃないの」
と、余裕たっぷりに言ってやったというのに。
いつになく真剣な顔をしたマーティは、引き下がろうとしなかった。
「いや、今、聞いてほしいんだ。
とても大事な話だから」
と言うと、力ずくでシェイマスを引きずり下ろすと、さっさとアリスの隣に乗り込んできた。
扉を閉めるほんの一瞬の間。
シェイマスが
「おい!約束しただろう!」
と怒鳴っていたのが聞こえてきたけれど、マーティは聞く耳を持つことなく、扉を閉めてしまうと、中から鍵をかけた。
そして真正面から、アリスをじっと見下ろしてきた。
「あらあら、マーティったら。
大事な話ってなんなの?」
と微笑んでも、彼は口を開こうともせず、熱い眼差しを向けてくるばかり。
その異様な雰囲気に、アリスの顔から徐々に笑顔が消えていった。
「なによ……いったい、どうしたの?
そんなに怖い顔をして……」
と、それでも笑いながら言ったのだったが、やはり返事はない。
怖くなってきて、助けを求めるように窓の向こうに目をやると、隣の馬車から心配そうにこちらを見ているネリーと目が合った。
シェイマスも何か言いたげな顔で、じっとこちらを見つめている。
マーティをうまくなだめて、彼ら2人に来てもらった方が良いかもしれない。
アリスはそう考えて、何か気の利いた言葉を考えながら、再びマーティに向き直った。
と、その時。
目の前にいきなりマーティの顔が現れて、ぎくりとした。
そして、ぐっと彼の顔が近づいてくる。
まずい、と思った時には、もう遅かった。
抵抗することも出来ぬままに、キスされてしまっていたのだった。
それも、ネリーとシェイマスの見ている前で、だ。
ネリー様を放っておいてまで、するような話なのか?」
シェイマスは、今までアリスが聞いたこともないほど声を荒げた。
奥では、ネリーがすっかり青ざめてしまっている。
その表情を見ることができて、アリスは大満足だった。
これが見られたんだから、今日はこのへんで、もういいかな。
と、アリスは心の内で呟いてから、マーティに目を向けた。
「そうよ、マーティ。話なら、今度聞くわ。
ネリー様を放っておいたら可愛そうじゃないの」
と、余裕たっぷりに言ってやったというのに。
いつになく真剣な顔をしたマーティは、引き下がろうとしなかった。
「いや、今、聞いてほしいんだ。
とても大事な話だから」
と言うと、力ずくでシェイマスを引きずり下ろすと、さっさとアリスの隣に乗り込んできた。
扉を閉めるほんの一瞬の間。
シェイマスが
「おい!約束しただろう!」
と怒鳴っていたのが聞こえてきたけれど、マーティは聞く耳を持つことなく、扉を閉めてしまうと、中から鍵をかけた。
そして真正面から、アリスをじっと見下ろしてきた。
「あらあら、マーティったら。
大事な話ってなんなの?」
と微笑んでも、彼は口を開こうともせず、熱い眼差しを向けてくるばかり。
その異様な雰囲気に、アリスの顔から徐々に笑顔が消えていった。
「なによ……いったい、どうしたの?
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と、それでも笑いながら言ったのだったが、やはり返事はない。
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と、その時。
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そして、ぐっと彼の顔が近づいてくる。
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