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天使に下心(レイ目線)
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痴情のもつれにお家騒動が加わり、いきなり追われる立場になった俺は、とりあえず無我夢中で逃げてきた。
気づいたら見知らぬ場所のベッドの上にいた。
マリアと名乗った中年女性と、ダニエルと言う男が屋敷にはおり、怪我の治療や身の回りの世話をしてくれた。お陰で、もともと致命傷でもなかったため腹部の刺された傷は少しずつ回復している。
二人は夫婦だそうで、俺を助けたのはここの次期領主だと言う。近日来るからその時に話をするように言われる。
今回刺されたのは、自分の婚約者の差し金か、もしくは嫡男の仕業か?
権力の亡者な俺の婚約者(候補)一族は、嫡男と婚約すればいいものの、女の尻ばかり追いかけていて未来がないと判断したのか、父から商会を任され、そこそこ商才のある俺に目をつけた挙げ句、嫡男を蹴落とすために画策を勝手に始める始末。
そんな嫡男は、俺の婚約者候補に横恋慕するわでまさかの殺傷沙汰になるとは。
見た目がいいだけの愛人の息子、と小さい頃から揶揄され歯を食い縛って生きてきたつもりだった。
だが、リリアーヌ嬢に出会い、俺よりも遥かに虐げられているにも関わらずバイタリティーに溢れイキイキと行動する姿に、自分は何て小さな人間なんだと思い知らされた。
(あの夜会で会う外見だけのお花畑女たちとはレベルが違いすぎる……!)
見た目と家柄だけで寄ってくる害虫にはもううんざりだった。
驚くことに、何とリリアーヌ嬢はこれから商会を作り、いろいろビジネスをするつもりらしい。なので、早速手伝いを申し出たら感激されてしまった。
(何て可愛いいのだろう……!)
おまけに、資金は母親の遺産と、あとは今書いている物語を商品にし、資金にするらしい。
「二作目は、虐げられた侯爵令嬢の話なんですよー。実話だからサクサク書けてます!あと、三作目は、レイさん!だって、見た目麗しいワケアリ男性と令嬢の物語も皆様好きそうでしょう?」
…………だそうだ。その行く末はちょっと心配だが……。果たしてどんな物語になるのやら?
ありがたいことに、賢いリリアーヌ嬢は俺を訳ありと判断してくれたようであまり詮索してこない。しばらく居候してもいいとまでいってくれた。正に天使だ!
俺は手伝いを理由にしばらくお世話になるつもりだ。
もちろん、リリアーヌ嬢に対して下心満載なのは言うまでもない。
気づいたら見知らぬ場所のベッドの上にいた。
マリアと名乗った中年女性と、ダニエルと言う男が屋敷にはおり、怪我の治療や身の回りの世話をしてくれた。お陰で、もともと致命傷でもなかったため腹部の刺された傷は少しずつ回復している。
二人は夫婦だそうで、俺を助けたのはここの次期領主だと言う。近日来るからその時に話をするように言われる。
今回刺されたのは、自分の婚約者の差し金か、もしくは嫡男の仕業か?
権力の亡者な俺の婚約者(候補)一族は、嫡男と婚約すればいいものの、女の尻ばかり追いかけていて未来がないと判断したのか、父から商会を任され、そこそこ商才のある俺に目をつけた挙げ句、嫡男を蹴落とすために画策を勝手に始める始末。
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だが、リリアーヌ嬢に出会い、俺よりも遥かに虐げられているにも関わらずバイタリティーに溢れイキイキと行動する姿に、自分は何て小さな人間なんだと思い知らされた。
(あの夜会で会う外見だけのお花畑女たちとはレベルが違いすぎる……!)
見た目と家柄だけで寄ってくる害虫にはもううんざりだった。
驚くことに、何とリリアーヌ嬢はこれから商会を作り、いろいろビジネスをするつもりらしい。なので、早速手伝いを申し出たら感激されてしまった。
(何て可愛いいのだろう……!)
おまけに、資金は母親の遺産と、あとは今書いている物語を商品にし、資金にするらしい。
「二作目は、虐げられた侯爵令嬢の話なんですよー。実話だからサクサク書けてます!あと、三作目は、レイさん!だって、見た目麗しいワケアリ男性と令嬢の物語も皆様好きそうでしょう?」
…………だそうだ。その行く末はちょっと心配だが……。果たしてどんな物語になるのやら?
ありがたいことに、賢いリリアーヌ嬢は俺を訳ありと判断してくれたようであまり詮索してこない。しばらく居候してもいいとまでいってくれた。正に天使だ!
俺は手伝いを理由にしばらくお世話になるつもりだ。
もちろん、リリアーヌ嬢に対して下心満載なのは言うまでもない。
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