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王妃
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「エカテリーナ様!お迎えにあがりましたのに…」
カエラが慌てて扉に近寄る。
「カエラ!!そんな時間がもったいないわ。気にしないで。ほら、リリアーヌちゃんが困ってしまって…」
(可憐なる妖精は、少々強引…な一面をお持ち?アレク様は、王妃様に似たのかな…?)
私はスプリングが素晴らしいソファから立ち上がると、前に進み、
「この度はお招き並びにおもてなし頂き、誠にありがとうございます。キース国フォンデンベルグ侯爵家が長女、リリアーヌでございます」
カーテシをした。
「お顔をあげて?リリアーヌちゃん」
王妃のリリアーヌちゃん?!に驚くも、笑顔、笑顔!
「まぁ……!お人形さんみたいに可愛いのねぇ」
お、お人形さん?わ、私が?
妖精みたいな王妃様にお人形さんと言われ戸惑いを隠せない。
「あの子が来るまでお話いたしましょう!リリアーヌちゃん」
はっきり言って押しが凄い、王妃……!
「……ハイ、カシコマリマシタ」
王妃がソファに腰をかけると、私にも着席を促した。
その後、王妃からはまるで尋問の如く根掘り葉掘り質問が飛んでくる。
(アレク様は何でも王妃様にお話されてるのね……)
どのみち筒抜けのため商会のこと、現在の侯爵家のことなど包み隠さずお話させて頂いた。
私自身、恐れ多くてそんなつもりはなかったが未来の花嫁候補の話が気になるといったところだろうか?
「ごめんなさいね。あの子からいろいろ話を聞いていたからたくさん質問してしまって……。本当にリリアーヌちゃんはいい子ね~。単刀直入に言うわ。あの子の婚約者にならなくて?どう?親のわたくしが言うのもあれですけど、あの子優良物件よっ!わたくしもリリアーヌちゃんが気に入ったわ!」
「王妃様……っ!何と恐れ多い……。私なんかが殿下に嫁ぐなど……」
「あの子のことは嫌い?」
「いえ、そうではなくて……」
「あの子は次期国王にはならないから、婿入りでも構わないわっ!どのみち公爵か何かにと思っていたから……」
エカテリーナ様の押しの口調は本当に凄い……!!
「……失礼ながら申し上げますと、私と殿下が知り合いましてまだ日が浅く、もう少し時間が欲しいと申しますか……」
「……うふふっ。わかったわ。ここにいる間はたくさんお話しましょう?」
ふうぅ……と王妃の口撃をやっとかわしたと思っていたところに、アレク殿下が現れた。
「母上!!もういらしたのですか……!!リリーが驚いてしまうので後ほどお伺いしようと思っていたのですが……」
「待ちきれなくて来てしまったわ!もう、本当にリリアーヌちゃんってばいい子ね~。早く婚約しちゃいなさい!」
エカテリーナ様はアレク様の肩を押すと、アレク様が苦笑いしながら私に視線を向けた。
「母上が済まなかった……。お茶は口に合ったかな?」
「アレク様、お気遣いありがとうございます。先ほど、カエラにも話したのですが、私ナッツを使ったスイーツが大好きで……。さすが王宮のパティシエですね。どれもとっても美味しく頂きました!」
アレク様はなんだかほっとされた表情でカエラがサーブした紅茶を口にした。
「では、もうしばらくしたら王宮を案内しよう。夜は……その両親と一緒に晩餐にしないか?」
私は思わず手にしていた薔薇のカップを落としそうになってしまった。
「……皆様と晩餐ですか?」
契約に来ただけだったはずなんだけど……?と思いながら、周りからじわりじわりと何かを固められている気がしてならなかった。
カエラが慌てて扉に近寄る。
「カエラ!!そんな時間がもったいないわ。気にしないで。ほら、リリアーヌちゃんが困ってしまって…」
(可憐なる妖精は、少々強引…な一面をお持ち?アレク様は、王妃様に似たのかな…?)
私はスプリングが素晴らしいソファから立ち上がると、前に進み、
「この度はお招き並びにおもてなし頂き、誠にありがとうございます。キース国フォンデンベルグ侯爵家が長女、リリアーヌでございます」
カーテシをした。
「お顔をあげて?リリアーヌちゃん」
王妃のリリアーヌちゃん?!に驚くも、笑顔、笑顔!
「まぁ……!お人形さんみたいに可愛いのねぇ」
お、お人形さん?わ、私が?
妖精みたいな王妃様にお人形さんと言われ戸惑いを隠せない。
「あの子が来るまでお話いたしましょう!リリアーヌちゃん」
はっきり言って押しが凄い、王妃……!
「……ハイ、カシコマリマシタ」
王妃がソファに腰をかけると、私にも着席を促した。
その後、王妃からはまるで尋問の如く根掘り葉掘り質問が飛んでくる。
(アレク様は何でも王妃様にお話されてるのね……)
どのみち筒抜けのため商会のこと、現在の侯爵家のことなど包み隠さずお話させて頂いた。
私自身、恐れ多くてそんなつもりはなかったが未来の花嫁候補の話が気になるといったところだろうか?
「ごめんなさいね。あの子からいろいろ話を聞いていたからたくさん質問してしまって……。本当にリリアーヌちゃんはいい子ね~。単刀直入に言うわ。あの子の婚約者にならなくて?どう?親のわたくしが言うのもあれですけど、あの子優良物件よっ!わたくしもリリアーヌちゃんが気に入ったわ!」
「王妃様……っ!何と恐れ多い……。私なんかが殿下に嫁ぐなど……」
「あの子のことは嫌い?」
「いえ、そうではなくて……」
「あの子は次期国王にはならないから、婿入りでも構わないわっ!どのみち公爵か何かにと思っていたから……」
エカテリーナ様の押しの口調は本当に凄い……!!
「……失礼ながら申し上げますと、私と殿下が知り合いましてまだ日が浅く、もう少し時間が欲しいと申しますか……」
「……うふふっ。わかったわ。ここにいる間はたくさんお話しましょう?」
ふうぅ……と王妃の口撃をやっとかわしたと思っていたところに、アレク殿下が現れた。
「母上!!もういらしたのですか……!!リリーが驚いてしまうので後ほどお伺いしようと思っていたのですが……」
「待ちきれなくて来てしまったわ!もう、本当にリリアーヌちゃんってばいい子ね~。早く婚約しちゃいなさい!」
エカテリーナ様はアレク様の肩を押すと、アレク様が苦笑いしながら私に視線を向けた。
「母上が済まなかった……。お茶は口に合ったかな?」
「アレク様、お気遣いありがとうございます。先ほど、カエラにも話したのですが、私ナッツを使ったスイーツが大好きで……。さすが王宮のパティシエですね。どれもとっても美味しく頂きました!」
アレク様はなんだかほっとされた表情でカエラがサーブした紅茶を口にした。
「では、もうしばらくしたら王宮を案内しよう。夜は……その両親と一緒に晩餐にしないか?」
私は思わず手にしていた薔薇のカップを落としそうになってしまった。
「……皆様と晩餐ですか?」
契約に来ただけだったはずなんだけど……?と思いながら、周りからじわりじわりと何かを固められている気がしてならなかった。
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