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乳首当てゲーム
しおりを挟む知ってるか。
これは、男子の間では常識だ。
耳の外側から一直線上に、乳首が存在しているってこと。
仲のいい男女グループで飲みに行って、酔った勢いで盛り上がって、乳首当てゲームなんかして。
気になる女の子が照れながら「ここ?」ってシャツの上から両人差し指でツンってしたら、「残念、俺の乳首は外付きだからそこじゃないよー!」って返すと、「やだー!恥ずかしい!」って赤くなって、たまらず連れて帰りたい!
そんな経験なーい!
ばかやろう!
俺はそんなコミュ力持ってないし、そもそも仲のいい男女グループに所属してない!
女の子ときゃっきゃウフフと話したことなんて、ほとんどないのだ。
「乳首当てゲームしてえ…」
ポロリと零した本音は、思ったよりもハッキリと隣人に聞こえてしまったようだ。
「えっ…真剣な顔してると思ったら、仕事中に何考えてんの…セクハラで訴えられたら終わるよ。」
「許してください、すみません!」
悪そうな顔で俺を見るのは、同期の村山。可愛い顔して中身はおっさんの為、かなり話しやすい人物である。
「まあ、私もイケメン同士の乳首当てゲームを鑑賞したいから、気持ちは分かるぞ。」
「あ、そっちね。参加しないんだ。」
「は?女は腫れてる分、ハンデがあんの。っていうか好きな男以外に触られたくない。」
「そうだよね、ごめん。男の場合は、雄っぱいなら分かりやすいんじゃない?」
「ゴリゴリのマッチョに興味ない。でも鳩胸は好き。」
想像してるのか、ぐふふと笑っている。
「アイドルで妄想?」
「そう、最高に可愛い。やってくれないかな。」
「俺も好きな子とやりたいよ…」
「そうか、じゃあ永遠にその機会はやって来ないな。」
「辛い。」
ただひたすらに辛い。普通にショック。
そんな俺を指差して楽しそうに笑う村山。ひどい。
「くそっ、俺にだっていつかきっと。」
「出会い系アプリでも使えば?」
「そういうのはやだ。」
ネットで話せても、現実で会ってから上手くできる気がしない。
「中本には無理か。」
「村山の友達にいい子いない?」
そっちの方が、まだ可能性がある。村山の友達ならきっと、話しやすいタイプの子がいるはずだ。
ちょっと期待しながら見れば、嫌そうに口を曲げている。
「…中本に紹介したくない。」
「ひどい!俺ってそこまで酷評じゃないと思う…多分…きっと…」
「仕事中に乳首当てゲームしたいって独り言が出る男は無理。」
真っ当な意見に打ちひしがれる。
「もう…俺はダメだ…未来がない…」
心で泣きながら仕事に戻るしかなかった。
なんで声に出して言っちゃったんだろう。
「乳首当てゲームがしたいってなんだよ!」
飲み干した中ジョッキを、ダンっとテーブルに置く。わざと力が強く置いた訳ではない、酔って手元が覚束なくなっているだけだ。
「たか、飲み過ぎ。」
「飲まんでいられるか!あの男、人がどんな気持ちで隣にいるか、微塵も気づいてない。」
「全く気づかなそうだよね。」
何かある度に愚痴を聞いてもらっているからか、本人に会ってもいないのに一方的に知っている友人が納得している。
「友達紹介しろってなに?私の友達と乳首当てゲームするってこと?させる訳ないでしょ?ばかなの?」
「そうね、バカなんでしょうね。」
店員に中を頼み、泡ごとゴクリと飲み干す。
「ああー!ムカつく!あんたと一番仲良い女は私でしょ?なんなの?あいつ絶対童貞、もしくは二十歳童貞、絶対だ。」
「女として見られてないってことなんじゃ。」
「そっちが女出すと話せないってなってるから、こっちは素を出してんでしょうが!わがまま坊ちゃんかよふざけんな!だから女ができないんだよ、バカやろう!」
ガブガブとアルコールを飲み下しても、溜飲は下がらない。
「出会い系アプリを勧めるのが良くないのでは?意識してもらえるように、動くしかないでしょ。」
そんなことして引かれたら、立ち直れない。どんな顔して隣に座っていればいいんだ。会社を辞めるしかなくなる。
「無理。」
「…お酒、その辺でやめておいたら?目が座ってきてるよ。」
「ううう…中本のばかやろう…」
テーブルに突っ伏している間にチェックを済ませて、様子をうかがわれた。
「うーん、電車で帰れそう?」
「大丈夫。」
「気をつけてよ。」
「ありがとう。」
店を出てお互い逆方向に歩いていく。
酔ったせいで泣きたくなってきた。
全く、うまくいかない。
大人の関係から始まったって良いくらいの年齢じゃないか。なのに、あの男はロマンチストで臆病で、指一本触れてこない。
いや違う、女に見られていない自分が悪い。
会社の納涼祭という季節外れの飲み会。
中小企業だけれど、募集するとそこそこの人数集まるから、少し大きめの広間がある居酒屋を予約して行われる。ただし、貸切ではない。
社長の長い話が終わったら、乾杯だ。
一応部署ごとに集まっているけれど、飲んでいるうちに席を移動していくことが多い。
そして、いつのまにか周りは非モテの男子社員ばかりが集まり、いつメンで飲んでいる。
「あー…この後どうする?」
「二次会ってあるんだっけ?」
「ないよ、行きたいやつらが勝手に行くだけ。」
「なあ、近くに良いとこ知ってんだけど、行かねえ?」
同僚が右手を軽く握って上下に振る。
「おお、いいな!可愛い子いる?」
「俺のお気に入りの子は出勤してる。」
「いいよ、行こうぜ!」
「俺はいいや。」
ノリノリの同僚達を見ても、全くその気になんてならない。
「中本は、そういうの興味ねえよな。ちゃんと抜いてんの?」
「…好きな子以外としたくないだけだよ!」
「乙女かよ。」
そもそも、その選択肢が頭の中に存在しない。
「まあ、彼女がいれば俺も行かないかなあ。」
「俺は、いても行きたい!」
「クズじゃね?」
「それはないわ。」
「分からんでもないけど、行かない。」
それぞれ嗜好があるだろうけど、俺には理解できない。
お開きの合図があり、会場から三々五々出て行く。
同僚達と別れ、家で一人飲み直そうかなと、社員の群れをすり抜けて行くと、後ろから腕を掴まれた。
「私も連れて行きなさいよ。」
頬を染めた村山が、髪を揺らして首を傾げている。
「えっ、俺、帰るつもりなんだけど。」
居酒屋にでも行くと思ったんだろうか。確かに、日頃から一人のみをしていることは話しているから、そうだと思われても仕方ない。
「でも、飲むんでしょ。」
「…飲むけど。」
村山の手は離れない。
ジトッと睨まれて、まあ村山ならいいかと予定変更する。
「分かった。好きな店ある?なければ俺がいつも行くとこになるけど。」
「…でしょ。」
「え?」
酔っ払った人混みの中、小さくて聞こえない声に聞き返す。少しだけボリュームの上がった声が鼓膜を震わせた。
「家で飲むんでしょ。」
ぐいっと引っ張られて、どんどん歩いて行く村山の髪が揺れた。
飲み屋街を抜け、駅の中へ入る。
仕事が終わった人々も多く、ホームはごった返していた。
明るい場所で見た村山の顔は、アルコールが回ってとろりとしており、いつもより隙だらけだ。
急いでいるサラリーマンが村山にぶつかりそうになった為、肩を押して避けさせる。サラリーマンはチッと舌打ちをして通り過ぎていった。
これは、わざとか。
嫌なやつがいるなと村山を見ると、顔が真っ赤になっている。
「大丈夫か?」
「…うん、大丈夫。ちょっとびっくりしただけ。」
「あっ、ごめん。」
腕の中で抱くような形になっていた手を、慌てて外し距離を取る。
「本当にうちに来るの?」
「行くの!中本の家の酒を全部飲み干す!」
そんなに酒豪だっただろうかと本人を鑑みるが、息巻いているだけでそうでもなさそうに見える。そもそも、村山とは社飲み以外で飲んだことがないから分からない。
まあいいか、まだ時間も早いし、最悪タクシーを呼べば。
アナウンスが流れて、電車が到着する。
車両へ乗り込み、自宅の最寄り駅まで揺られることにした。
勢いで来てしまった。
駅から徒歩10分。階段を上って二階の、アパートの一室。
「ちょっと待ってて。」と、玄関前で待機させられること5分。中では片付けをしているんだろう、見せられないえっちな何かがあるのか、それとも単に散らかっているのか。
涼しい風が吹き、夜空を見上げると、雲に隠れた月がキラリと見えた。
ドクドクと激しく血液の流れる音がする。
「…できるかな。」
好きな子じゃないから拒否られる可能性が大。しかし、挫けずに行こう。
月を見上げて、心の中でマイ応援歌を歌いながら緊張して待っていると、スッとドアが開いた。
「お待たせ。めったに人を呼ばないから、あんまり綺麗じゃないんだけど。」
「そうなんだ、めっただと誰が来るの?」
「弟とか、たまに親父とかお袋とか…あーまあ家族?」
清々しいくらいに女の影がない。
「さすが中本。」
「嫌味か!」
笑いながらワンルームの部屋に通される。
ベッド、ローテーブル、テレビ、パソコン、と…アーケードコントローラー?
「中本、ゲーマーなの?」
「あー、まあ好きなだけっていうか。」
大したことないよと手を振っているが、アーケードコントローラーを持ってるってガチだと思う。
「何やるの?」
「格ゲー。」
そりゃそうだ。
「やってよ、見たい。」
「えっ、今?」
冷蔵庫から取り出してきたお酒をテーブルに並べ、中本が眉を上げる。
「うん。私それ肴に飲んでるから。」
適当に選んで缶を開ける。
「俺、飲めないじゃん。」
「途中で飲めばいいじゃん。」
ハードに電源を入れ、コントローラを専用の台らしき物に置く。
「何でもいい?」
ソフトのことだろうか。
「一番好きなのやって。」
「分かった。」
画面に映ったアイコンを選び、スタート画面からすぐにキャラを選択した。使うキャラは決まっているっぽい。
すぐに対戦画面に移り、カウントが始まった。
「おおー!」
全くよく分からないけれど、キャラがしゅんしゅん動いて相手に打撃を与えているのは分かった。中本の手がたくさんのボタンを押しまくって、丸い形のレバーみたいなのをガチャガチャさせている。動きが速くて何をしてるのか分からない。
「こんな感じだけど。」
「すごすぎてよくわかんない!ボタン多い!」
「ははっ、確かに。」
相手を倒して終わると、画面を止める。
「今のはCPU相手だから、練習みたいなもんだよ。」
「他のキャラは?」
「んー…この辺なら使えるかなあ。最近、他のキャラは触ってないから忘れてるかも。」
「忘れるの?」
「うん、格ゲーやったことない?」
「ゲームは基本見てるものだから。」
「ああ、じゃあ分かんないね。アケコン知ってるからそこそこ知ってるのかと思った。」
お酒を飲みながら首を振る。
「子どもの頃、兄がやってるのを見てただけ。私はパズルゲームくらいしかやってない。」
「やってみる?」
「ううん、やってるのを見るのが好き。だから、もっとやって。通信対戦とかできるの?」
「…できるけど、それやると精神と時の間になるから。今はやめとく。」
中本はテーブルから缶を取り、ゴクリと飲み干した。
「村山は飲み会、どの辺いたの?」
「んー、なんか経理部の女子に捕まって、営業部のグループに連れていかれた。」
中本の方に行こうかと思っていたけれど、女子は誰もいないし、いつもの男子メンバーだったから入りづらかった。
でも、どうしてもやらなきゃいけないことがある。譲れないことがあるのだ。
だから、一人ふらりと帰って行く中本を見つけて、無理矢理ついてくることにした。
「そっか…営業部か。」
花形コミュ力おばけパリピが集まる営業部は、経理部の女子たちが狙う男性が多く揃っている。
「私はお酒呑んでご飯食べてるだけだったけどね。つまんないし。」
「そんなこと言うの、村山だけだよ。」
笑ってお酒を飲み干し、新しい缶を開けた中本は、目が少しとろりとしていた。
「中本と話してる方が楽しいしね。」
「お、おお…あ、ありがとう。」
挙動不審に目をそらす。照れているのか気まずいのか、いまいち読み切れない。
それに、家まで来たっていうのに下心が感じられないのは、一体どういうことだ。普通は、ヤレるぞ!ってなるんじゃないの?不思議すぎる。
だがそこが気になるし、求心される部分なのだ。
ゴクリゴクリとお酒を飲んで、勢いをつけることにした。
「そんなに飲んで大丈夫か?」
既に顔は赤く目が座っているのに、煽るように酒を飲む村山が心配になる。一人で帰れるのだろうか、タクシーでも厳しいんじゃなかろうか。
村山が良ければ泊まっていくのも構わないけれど…俺は床で寝ればいいし。
「んんっ…中本も飲みなさいよ!全然進んでないわよ!」
残り数缶になった酒をずずいと置かれる。
「まだこれ飲みきってないよ。」
空いた缶を置き、村山が四つん這いで近づいてきた。空いた襟元から素肌が見え、つい視線がそこへ行ってしまう。
「ねえ。」
いつもと違う声色にドキッとしていると、村山の両手が俺の耳を柔らかく塞いだ。触れた手が熱い。
「なっななに?」
「このまま下に行くと…」
ワイシャツの上にに乗った手が、ゆるゆると肩、鎖骨、胸へ下がって行く。
俺は今までにないくらい動揺している。
これって、これってもしかして…
村山の指がピタリと止まって円を描く。
「あれ?ない?場所違う?」
口を尖らせて首を傾げる村山に、恐ろしいほどドキドキしている。
こいつ、普段と全然違うじゃん。
「…お、おお俺は…外付きだから。」
ニヤッと笑って、指を外側にずらした。反動で揺れた髪から甘い匂いがして、脳が揺れる。
「これだあ。発見、中本の乳首。」
人差し指の腹がくるくると乳首を刺激した。
いつのまにか俺の足を跨ぐような格好になっていた村山のタイトスカートがずり上がり、太ももが見えている。
やばい、やばい…なんだこの状況。
「次は、中本の番だよ…」
吐息混じりの声にブルリと震えると、村山が目の前でプチプチとカーディガンのボタンを外して行く。シャツから薄っすらと透けて見える下着の色が、どくどくと血液を下半身に送らせる。
「どうぞ。」
カタカタと震える指を、そっと胸の膨らみの頂点に沿わせて、触れるか触れないかの場所で止めた。
「こ、ここ?」
「ハズレ。そんなんじゃ分かんないじゃん。」
俺の指を握ると、少し上に持ち上げてグイッと胸に押し付けた。柔らかい弾力、指が埋まる。
「む、村山っ…」
「んっ、分かった?」
指を少しだけ動かすと、他よりも微妙に盛り上がったような感触がある。これが村山の乳首なのかと思うと、ズボンがキツくて仕方なくなった。
「わ、わわわかった…」
「本当に?」
試すように笑って、俺の手を広げ胸全体に覆わせる。
「もっと触らないと分からないんじゃない?」
柔らかくて重い2つの丸いものが、俺の手の中に収まりきらない。
村山って着痩せタイプなんだな…と頭の隅で思った。
「そうかも…」
誘われるまま服の上から触り、指を埋めたり、重さを堪能したり、むにむに揉みしだいたりする。
「んっ…服の上からで、場所が分かる?」
酔ってるからとか、判断力がないとか、明日のことなんてどうでもよくなって。目の前でにっこりといやらしく笑う、よく知ってるはずの同僚の、知らない部分を暴きたいと思った。
「………分から…ない。」
「どうぞ。」
胸元のボタンが外され下着をずらし、目の前に乳白色の柔らかな膨らみが飛び出してきた。
「ここ…」
指の腹で二つの突起を押すと、甘やかな笑い声が聞こえる。
「当たっちゃった。」
腰から首まで、ぶるりと震えが走った。
この可愛い生き物は、一体何なのだろう。
いつも隣で談笑していたはずの同僚に、こんなにも欲情すると思わなかった。
指が勝手に突起をいじりだす。
「んっ、ふうっ…」
下半身を何度も直撃する反応に、興奮して息が荒くなる。
「あっん…中本の…硬くなってるね。」
ズボンの上から手のひらで撫でられ、ベルトとボタンを外し、ジッパーを下された。柔らかな手が、パンツの隙間から肥大したそれを取り出す。
ドキッとしてつい声に出す。
「村山…それは…」
「ダメなの?中本は私のこと触ってるのに?」
夢中になって揉みしだいている手を見てニヤっと笑いながら、村山の指がそそり立つ物を扱き出した。
「ダメじゃないよね、こんなにヌルヌルになってるもん。私の胸で、興奮してるんだ。」
「っ…!あんま触ると…出るから…!」
くちゅくちゅと音をさせて上下に擦られ、カリ首の辺りをくすぐられると、腰回りが痺れてくる。
「手と、私の中、どっちがいい?」
目眩く気持ち良さと非日常が、欲望を突き動かした。
赤くなって苦しそうにしてる中本の表情と、同じくらい苦しそうなおちんちんをいじめることに、凄まじい喜びを感じた。
「…村山の中に、入れたい。」
そうでしょう、そうでしょう。
涙目で扇情的な中本から求められる快感に打ち震えながら、ヌルヌルの指をペロリと舐める。
「うん、いいよ。」
バッグのポケットから避妊具を取り出すと、包装を破ってクルクルと装着させた。
スカートの中に手を入れて、下着からストッキングまで一気に引き下ろす。
興奮して、触ってないのに濡れているのが分かっていた。
「はあ…はあ…村山…えろい…」
今にも泣き出しそうな中本が可愛くて、同意の上なのに犯してるみたいだ。
膝立ちをして先端をくちゅりと入り口に当てる。
「中本の、入っちゃうよ…ほら、ぬぷぬぷって…はあっん…ふう…」
内壁を擦り上げながら、念願の中本のおちんちんを奥へと飲み込む。
「…すご、やば…出そう。」
「まだダメ。」
全て仕舞い切って、ゆっくりと息を吐き止まる。熱と形を感じたくて、膣をできるだけ締めてみた。
「んんっ、中本の…あっつい…」
まだ胸を握ったままだった中本の手が、片方離れてスカートの中に入ってきた。
「ひゃうっ!」
「俺も…気持ちよくする。」
親指の腹が、包皮の上からコリコリと芯を刺激してくる。
「んううっ!やっ、ああっ!」
「…声、可愛い…もっと聞きたい。」
頭に血が上って、鼻血を出すかと思った。
可愛いなんて、言われる想定してなかった。
「あっ、ああっ…」
「はあ…村山…」
密着しているから、吐息が肌に当たってくすぐったい。
「コリコリするの…っだめ…あっあっ…やだっ…」
「ふふっ…俺のキュってしてくる…可愛い…」
このまま腹上死してもいい…
可愛いって思われたまま人生を終えたい。
「んんっ、んー!」
だけど、中本のおちんちんを攻めて泣くほどイかせたいから、我慢しよう。
腰を浮かせてバチュバチュも音をさせながら動く。
「うっ…」
出し入れしながら、たまにグラインドしたり、奥にゴリゴリしたり、少しずつアプローチを変えながら中本の様子を伺う。
眉を歪ませて快感に耐えている顔がたまらない。
「はうっ…ふっ…んんっ…」
「やばい…村山…出そう…」
アルコールを大量に摂取してるからだろうか、早い気がする。
「だーめ、まだぁっ…ん我慢して。」
「むりい…出ちゃう…」
恐ろしいほど可愛い。
もう出させても良いかなって、思っちゃうけどダメ。
ピタッと動きを止めて肩に両手を乗せた。
「…!村山ぁ…」
懇願されるとゾクゾクする。
泣きそうな顔に、胸を揺すってぺちぺちと当てた。
「いきたいなら、おっぱいちゅっちゅしてごらん。可愛く出来たら、たくさん出させてあげる。ほら、中本の大好きな乳首だよ。」
途端、片方をかぷっと口に含み、もう片方は指で摘み、スカートの中の指が再び芯を刺激し出した。
「ひゃあん!やっ、全部はダメだったらあっ!」
ちゅうちゅうと強く吸われながら歯を立てられ、指で擦られ、下はコリコリされながら、中本のおちんちんが奥へ奥へと突き上げて来た。
「あっ、ああっ、奥、変になっちゃう!やっやだあっ!」
男の力で腰を打ち付けられ、耐えられずにしがみつく。
「いっちゃう…中本より先にいっちゃう…」
ガクガクと体が震えると、膣がぎゅっと締め上げて、頭皮が痺れて絶頂した。
おちんちんは何度が奥まで突き上げると、私の中で小さくなっていった。
カーテンの隙間から、眩しい光が差し込んで目が覚めた。
気温の低さにぶるっとし、布団を引き寄せようとしたが動かない。
「ん?」
違和感に横を見ると、隣ですうすうと眠っている村山がいた。
指先で髪を遊び、可愛い寝顔だな…と思った自分に驚き、ガバリと飛び起きた。
俺も村山も裸で…
そうだ、昨日は宅飲みして酔っ払い、まさかの乳首当てゲームから…セックスしたんだ。
村山の反応をありありと思い出し、下半身が反応する。
「やばっ…」
「んう?」
目が覚めたらしい村山が、伸びをして体を起こす。
見られたらまずいと布団で隠したのに、少しぼんやりとしている村山の胸は凝視してしまう。
「…おはよ。」
「お、おおはよう。」
ふふっと笑って小さく欠伸をした村山が、どうにもこうにも、可愛すぎる。
何でだ?こんな感じだったっけ?っていうか、動揺してんのって俺だけ?
「あのさ…村山…その…」
「なに?」
「昨日のことなんだけど…」
どうしたらいいか分からず言い淀んでいると、村山の手が俺の腕に伸び、胸の間に抱え込まれた。
「わっ、えっ!?」
「楽しかった?乳首当てゲーム。」
そりゃあもう、こんな幸せなゲームがあるかってくらい。
「…うん、楽しかった。」
「またしたい?」
「うん!」
二度目があるのか?!反射で頷いてしまったが、混乱して固まっていると、嬉しそうに笑った。
「じゃあ、友達紹介しろって言わないで。一番仲良いのは、私でしょ!」
「あっ、えっと…それって…」
もしかして、もしもしもしもの可能性だけど、村山は…もしかして…俺のこと…
「私以外に仲良い子いるの?」
いつも通りの目線で、睨んで来る。
「いません!村山が一番です。」
「そうでしょ?私も中本が一番仲良いんだからね!分かるでしょ?」
もしかしなくても、そうなのかもしれない。
「えっと…はい。」
「乳首当てゲームは、好きな子とするんだよね?」
「うん…」
「私としたよね?」
強気に言われて、半勃ちだったものが全部勃った。昨日のセックスを思い出して、ビクビクと揺れる。
「はい…」
ふにゃあっと口が緩んで、村山が笑った。
可愛すぎて、やばい。
「これからも、俺と乳首当てゲームしてくれますか。」
「いいよ。」
返事と共に、ガバッと布団をめくられる。
「今からする?」
朝からギンギンのそれを優しく握られて、睨まれた。
「…喜んで。」
乳首当てゲーム、第2ラウンド開始。
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感想ありがとうございます!
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こんにちは、初めて感想書かさせていただきます!
す、すごい!!
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hirohiroさん
わー!初めての感想、ありがとうございます!嬉しいです!!!
可愛いですよね、いじらしいというか、いじっぱりというか。そんなことされたら絆されるしかないですよね!!
仲直りの乳首当てゲーム?!?!それは…熱烈な感じになりそうですね。
もし続きを思いついたら書きたいと思いますー!
おぉ。良き( ━●_ゝ●)眼福なり
ありがとうございます!!!!
いいですよね、乳首当てゲームってロマンあります。