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第七章:椿は鋼に咲く、忠誠の銃声とともに――女帝と三将軍のプロトコル
第128話:闇に潜む甘い罠(ダンジョン・デートは危険がいっぱい)
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帝国は軍事国家として、王国に比べて質の高い軍人を多く抱えている。しかし、その高度な軍事開発ゆえに魔族との争いも頻発していた。力ある者は皆軍に入り将軍を目指すため、冒険者という職業は存在せず、魔物被害は全て軍隊が対応しなければならない。
中でも最も厄介なのが――地下ダンジョンだ。
狭い空間に大規模な部隊を投入することは難しく、迷子になる危険性が高い。奥へ進むほど酸素が薄くなり、大人数だと酸欠や二酸化炭素中毒のリスクがある。さらに光が届かず真っ暗な中、複雑な迷路で道に迷えば、そのまま墓標となる。避けられない水路もあり、潜水装備なしでは前進すらできない。
「...行きたくないな」
しかし拒否できる状況ではない。ダンジョンの最深部はレアアースの採掘ポイントで、チップや回路板の製造に不可欠な原料が眠っている。これまでは簡易ロボットで採掘していたが、新たなダンジョン主の出現により、ロボットの通信が途絶えてしまった。
当然のように生産ラインも停止。魔王ダークソウルとの決戦を控えた今、これは致命的な問題だ。こうして白矢は、貪狼将軍エンプラの部隊にこの任務を下したのだった。
「ダンジョン攻略、楽しみであります!」エンプラは軽やかな鼻歌を交えながら、先陣を切って進んでいく。
ダンジョン攻略は少数精鋭が鉄則。大所帯では遭難者を増やすだけだ。立場上私は副官として、今回のメンバーは私とエンプラ、そして──
「これってデートなのか、マスター?」
前回のゲームテスト事件で恋人関係を確認したルー、たった三人きりだった。
関係が一歩前進したことで、これまでの付き合い方も変わった。もともとべったりだったルーはさらに甘えるようになり、今や24時間付きっきりだ。さもなければ、今回のような「つまらない任務」と称して家でダラダラ過ごすところだった。
モリアは「陰湿な地下ダンジョンでは服が汚れる」という理由で同行を断ったが、本音はルーと狭い空間で一緒にいたくなかったのだろう。
「勇者物語のダンジョンにはよく殺人トラップが仕掛けてあるが、現実のダンジョンにそんなものはない。こんな狭い空間でどうやって工事する? 仮に作ったとしても、メンテナンスなしでは1年も経てば湿気と錆で使い物にならなくなる」
そもそも、特別な仕掛けなどなくても、このダンジョンは十分危険に満ちていた。
「ドクター!宝箱発見であります!」
薄暗がりの中、エンプラが通路の突き当たりに"宝箱"を見つけたようだ。
「触るな!」
私の制止を聞かず、エンプラは宝箱を開けた。中には宝物などなく、鋭い牙と恐ろしい口が待ち構えていた。ミミックだ。
ガブリ!
エンプラの頭ごと飲み込もうとする。
「宝箱に食べられてしまうであります!」
「...合金製の君が美味しいわけないだろう」
ミミックも口の中の異様な感触に気づいたようで、エンプラをぺっと吐き出した。まずいと言わんばかりに、嫌そうに吐き戻している。
「失礼であります!吾輩がまずいと言いたいでありますか!」
「...まあそうだろうな」
エンプラは不満げだが、ミミックに味覚があるなら、核動力炉を搭載したエンプラは間違いなく「劇まず」の部類だろう。
「教えたはずだ。ダンジョンで親切に装備や金貨を宝箱に詰めておいてくれる人間などいない。そんなことをするならサイコパスだ。全部、欲深い人間を誘うミミックだ」
「ね~ね、マスター、これはなに?」
隣のルーが手に握り潰した何かを持っていた。
「シャドウじゃないかな...どうやって手で握り潰したの?」
「知らない。後ろから襲ってきたから殺しただけ」
シャドウはゴーストに近い実体のない魔物だ。暗い地下ではよく遭遇する。影から人を襲い、魂を食らう卑劣なやつ。物理攻撃が効かず、魔法でしか倒せないはずだが...ルーはそんな常識を無視して力ずくで握り潰したらしい。全能天使の恐るべき実力だ。
「よくやった、ルー。私みたいな魔法使いは狭い空間だと制約が多いから助かったよ」
そう言ってルーの頭を撫でると、彼は恋人になって特別に許した仕草で嬉しそうにした。
「もっと褒めてくれていいんだぞ?ははは」
「ドクター!吾輩も褒めてほしいであります!」
「君はまず夜視モードに切り替えてから言いなさい。赤外線機能は搭載してあるはずだろ?」
「すみません...起動方法を忘れたであります」
いくら成長してもどこか抜けているのがエンプラらしい...と納得するのであった。
*
地下は暗い。
地上から百メートル以上も潜ったせいで、空気は湿って重く、肺の奥に水気がまとわりつくようだ。壁の岩肌から染み出す地下水が、時折ぽたりと足元に落ち、その音がやけに大きく響く。鼻をつく土と鉄錆の匂いが、耳の奥まで染み込んでくる。
地上の喧騒も光も、もう一切届かない。手を目の前にかざしても、自分の指の形すら見えない闇――そこでは明かりは、敵に自分の位置を教える標的灯だ。
だからエンプラには光源を持たせず、赤外線の夜視モードで進ませている。全能のルーは暗闇など関係なく視界を持っているらしい。実際に見えないのは、私だけだ。
「ね、今私の頬にキスしたのはルーだろ…」
「え? 僕は知らないよ。ロボの方じゃないの?」
私が見えないのをいいことに、やりたい放題だ。
「吾輩はまだしてないであります!」
エンプラは全身金属製だから触感が違うだろ。 ちょっと待て、『まだ』って何を──
今、私ははぐれないように、左手を前に歩くエンプラの手に、右手を後ろのルーに繋がれている。背後から伝わる体温と、かすかな呼吸の熱が、湿った空気の中で妙に際立って感じられる。距離が近い。少し首を動かせば、唇同士が触れそうなほどだ。
「前方に大コモリの群れを確認! 狙撃するであります!」
「ちょっと待──!」
バン!
片手で狙撃銃を構え、前方へ発射。反動が凄まじく、こちらまで揺れる。暗闇の中、一発でコモリを仕留めたが──
「サプレッサーを先につけろ! 毎回言ってるだろ!」
「え?」
銃声に反応し、コモリの群れが一斉にこちらへ襲いかかってきた。
「エンプラ! 閃光弾だ!」
「すみません! 今回は魔物討伐任務と聞き、持ってきてないであります!」
「馬鹿野郎!」
どうする? 手を離して魔法を──
「──明星よ、堕ちよ。」
背後から光が迸る。明星の光がコモリの群れを灰に変えた。
「ねぇ、なんで僕を頼らないの?」
拗ねたようにルーが言う。
「正直に言うと、君が加減を知らずにダンジョンごと崩壊させると思ったからだ。」
「僕のことイノシシか何かと勘違いしてない?」
イノシシの方がまだマシだとは言わないでおこう。余計に拗ねそうだから。
「その顔……『イノシシの方がマシ』って考えてた顔だ。」
「うそ!」
顔に出たか。 セリナ君といい、ルーといい、恋人になってからというもの、鋭くなりやがって。
「吾輩も分かるであります。今のドクターは『どう誤魔化そうか』と考えている顔であります。」
「面相師か、君たちは! 大体、君が迂闊なことをしなければこんなことにならなかったんだぞ! 反省しろ!」
お仕置き兼八つ当たりで、エンプラに拳骨を食らわせる。
「痛いであります!」
「痛覚ないだろ! こっちの手の方が痛い! ……あ、やばい。手を離した──エンプラ、手を!」
暗闇の中、エンプラの手を探る。そして、小さな柔らかい手を見つけた。
「……あれ? 柔らかい……右手と同じ……ルー!?」
何がしたいんだ、この子は。
「僕、キスがしたい。」
「朝起きた時にしたばかりだろ! いつキス魔になった!」
「マスターのくせに生意気だな──はむっ」
両手に続き、今度は口まで塞がれた。闇の中、息が触れ合うほどまで一気に迫られ、反射的に後ずさる間もなく唇を塞がれた。湿った空気の中で、ルーの吐息が甘く混じる。
「ちょっ──!」
力比べでルーに勝てるはずもなく、されるがままにキスを交わす。
「はわわ……これは粘膜接触でありますか……初めて生で見たであります……なぜか分からないが、ドキドキであります……吾輩、心臓はないのに……」
その一部始終を夜視モードで見ないで、助けに来い、このポンコツが! と心で叫んだ。
どうやら、このダンジョン探索はまだ終わりそうにないな……
中でも最も厄介なのが――地下ダンジョンだ。
狭い空間に大規模な部隊を投入することは難しく、迷子になる危険性が高い。奥へ進むほど酸素が薄くなり、大人数だと酸欠や二酸化炭素中毒のリスクがある。さらに光が届かず真っ暗な中、複雑な迷路で道に迷えば、そのまま墓標となる。避けられない水路もあり、潜水装備なしでは前進すらできない。
「...行きたくないな」
しかし拒否できる状況ではない。ダンジョンの最深部はレアアースの採掘ポイントで、チップや回路板の製造に不可欠な原料が眠っている。これまでは簡易ロボットで採掘していたが、新たなダンジョン主の出現により、ロボットの通信が途絶えてしまった。
当然のように生産ラインも停止。魔王ダークソウルとの決戦を控えた今、これは致命的な問題だ。こうして白矢は、貪狼将軍エンプラの部隊にこの任務を下したのだった。
「ダンジョン攻略、楽しみであります!」エンプラは軽やかな鼻歌を交えながら、先陣を切って進んでいく。
ダンジョン攻略は少数精鋭が鉄則。大所帯では遭難者を増やすだけだ。立場上私は副官として、今回のメンバーは私とエンプラ、そして──
「これってデートなのか、マスター?」
前回のゲームテスト事件で恋人関係を確認したルー、たった三人きりだった。
関係が一歩前進したことで、これまでの付き合い方も変わった。もともとべったりだったルーはさらに甘えるようになり、今や24時間付きっきりだ。さもなければ、今回のような「つまらない任務」と称して家でダラダラ過ごすところだった。
モリアは「陰湿な地下ダンジョンでは服が汚れる」という理由で同行を断ったが、本音はルーと狭い空間で一緒にいたくなかったのだろう。
「勇者物語のダンジョンにはよく殺人トラップが仕掛けてあるが、現実のダンジョンにそんなものはない。こんな狭い空間でどうやって工事する? 仮に作ったとしても、メンテナンスなしでは1年も経てば湿気と錆で使い物にならなくなる」
そもそも、特別な仕掛けなどなくても、このダンジョンは十分危険に満ちていた。
「ドクター!宝箱発見であります!」
薄暗がりの中、エンプラが通路の突き当たりに"宝箱"を見つけたようだ。
「触るな!」
私の制止を聞かず、エンプラは宝箱を開けた。中には宝物などなく、鋭い牙と恐ろしい口が待ち構えていた。ミミックだ。
ガブリ!
エンプラの頭ごと飲み込もうとする。
「宝箱に食べられてしまうであります!」
「...合金製の君が美味しいわけないだろう」
ミミックも口の中の異様な感触に気づいたようで、エンプラをぺっと吐き出した。まずいと言わんばかりに、嫌そうに吐き戻している。
「失礼であります!吾輩がまずいと言いたいでありますか!」
「...まあそうだろうな」
エンプラは不満げだが、ミミックに味覚があるなら、核動力炉を搭載したエンプラは間違いなく「劇まず」の部類だろう。
「教えたはずだ。ダンジョンで親切に装備や金貨を宝箱に詰めておいてくれる人間などいない。そんなことをするならサイコパスだ。全部、欲深い人間を誘うミミックだ」
「ね~ね、マスター、これはなに?」
隣のルーが手に握り潰した何かを持っていた。
「シャドウじゃないかな...どうやって手で握り潰したの?」
「知らない。後ろから襲ってきたから殺しただけ」
シャドウはゴーストに近い実体のない魔物だ。暗い地下ではよく遭遇する。影から人を襲い、魂を食らう卑劣なやつ。物理攻撃が効かず、魔法でしか倒せないはずだが...ルーはそんな常識を無視して力ずくで握り潰したらしい。全能天使の恐るべき実力だ。
「よくやった、ルー。私みたいな魔法使いは狭い空間だと制約が多いから助かったよ」
そう言ってルーの頭を撫でると、彼は恋人になって特別に許した仕草で嬉しそうにした。
「もっと褒めてくれていいんだぞ?ははは」
「ドクター!吾輩も褒めてほしいであります!」
「君はまず夜視モードに切り替えてから言いなさい。赤外線機能は搭載してあるはずだろ?」
「すみません...起動方法を忘れたであります」
いくら成長してもどこか抜けているのがエンプラらしい...と納得するのであった。
*
地下は暗い。
地上から百メートル以上も潜ったせいで、空気は湿って重く、肺の奥に水気がまとわりつくようだ。壁の岩肌から染み出す地下水が、時折ぽたりと足元に落ち、その音がやけに大きく響く。鼻をつく土と鉄錆の匂いが、耳の奥まで染み込んでくる。
地上の喧騒も光も、もう一切届かない。手を目の前にかざしても、自分の指の形すら見えない闇――そこでは明かりは、敵に自分の位置を教える標的灯だ。
だからエンプラには光源を持たせず、赤外線の夜視モードで進ませている。全能のルーは暗闇など関係なく視界を持っているらしい。実際に見えないのは、私だけだ。
「ね、今私の頬にキスしたのはルーだろ…」
「え? 僕は知らないよ。ロボの方じゃないの?」
私が見えないのをいいことに、やりたい放題だ。
「吾輩はまだしてないであります!」
エンプラは全身金属製だから触感が違うだろ。 ちょっと待て、『まだ』って何を──
今、私ははぐれないように、左手を前に歩くエンプラの手に、右手を後ろのルーに繋がれている。背後から伝わる体温と、かすかな呼吸の熱が、湿った空気の中で妙に際立って感じられる。距離が近い。少し首を動かせば、唇同士が触れそうなほどだ。
「前方に大コモリの群れを確認! 狙撃するであります!」
「ちょっと待──!」
バン!
片手で狙撃銃を構え、前方へ発射。反動が凄まじく、こちらまで揺れる。暗闇の中、一発でコモリを仕留めたが──
「サプレッサーを先につけろ! 毎回言ってるだろ!」
「え?」
銃声に反応し、コモリの群れが一斉にこちらへ襲いかかってきた。
「エンプラ! 閃光弾だ!」
「すみません! 今回は魔物討伐任務と聞き、持ってきてないであります!」
「馬鹿野郎!」
どうする? 手を離して魔法を──
「──明星よ、堕ちよ。」
背後から光が迸る。明星の光がコモリの群れを灰に変えた。
「ねぇ、なんで僕を頼らないの?」
拗ねたようにルーが言う。
「正直に言うと、君が加減を知らずにダンジョンごと崩壊させると思ったからだ。」
「僕のことイノシシか何かと勘違いしてない?」
イノシシの方がまだマシだとは言わないでおこう。余計に拗ねそうだから。
「その顔……『イノシシの方がマシ』って考えてた顔だ。」
「うそ!」
顔に出たか。 セリナ君といい、ルーといい、恋人になってからというもの、鋭くなりやがって。
「吾輩も分かるであります。今のドクターは『どう誤魔化そうか』と考えている顔であります。」
「面相師か、君たちは! 大体、君が迂闊なことをしなければこんなことにならなかったんだぞ! 反省しろ!」
お仕置き兼八つ当たりで、エンプラに拳骨を食らわせる。
「痛いであります!」
「痛覚ないだろ! こっちの手の方が痛い! ……あ、やばい。手を離した──エンプラ、手を!」
暗闇の中、エンプラの手を探る。そして、小さな柔らかい手を見つけた。
「……あれ? 柔らかい……右手と同じ……ルー!?」
何がしたいんだ、この子は。
「僕、キスがしたい。」
「朝起きた時にしたばかりだろ! いつキス魔になった!」
「マスターのくせに生意気だな──はむっ」
両手に続き、今度は口まで塞がれた。闇の中、息が触れ合うほどまで一気に迫られ、反射的に後ずさる間もなく唇を塞がれた。湿った空気の中で、ルーの吐息が甘く混じる。
「ちょっ──!」
力比べでルーに勝てるはずもなく、されるがままにキスを交わす。
「はわわ……これは粘膜接触でありますか……初めて生で見たであります……なぜか分からないが、ドキドキであります……吾輩、心臓はないのに……」
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