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第七章:椿は鋼に咲く、忠誠の銃声とともに――女帝と三将軍のプロトコル
第123話:帝国行き、キスの味
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魔王の帝国行きが決まった。
勇者パーティーの旅は、一時的に延期となる。
本来ならば、勇者セリナこそが魔王ダークソウル討伐の任に就くべき存在だった。
しかし、彼女は今や王国の首相。政治的な理由から、同行は許されなかった。
「セリナは勇者ですよ! なんで魔王討伐に行けないんですか!」
普段は冷静なセリナも、この決定には少し切れ気味だった。
魔王は苦笑しながら、彼女の頭を軽く撫でる。
「大丈夫だ。あれは偽者に過ぎない。セリナ君がリストラされたわけじゃない——むしろ、私の方がリストラされたようなものだ。なにか『魔王ダークソウル』だ。」
セリナの目が疑いの色を帯びる。
「……なぜマオウさんはそんなことがわかるんですか? 私には何も話してくれない。セリナのことを、どう思っているんですか?」
魔王は一瞬、言葉を探すように目を伏せる。
「……そうだな。肝心なことは、今は話せない。だが、これ以上隠すつもりもない。近いうちに決着をつけよう——ただ、それだけ信じてほしい」
彼の声は、静かながらも確かな熱を帯びていた。
「たとえ周りがどう変わろうと、俺はお前のことを愛している」
セリナの頬が少し赤らむ。
「……マオウさん、まるで最低なクズ男みたいな台詞です」
「しっかりしているな。これで悪い男に引っかかる心配はない」
「マオウさんに引っかかっている時点で、もう手遅れだと思います」
ふたりの間に、暫しの沈黙が流れる。
——そして、魔王は優しくセリナを懐に抱きしめた。
「生きて帰ってください。死んだら許さないから。」
セリナの背中に回した小さな手が、力強く魔王の衣を握りしめる。
彼女の不安が、その指先から伝わってくる。
「すぐに戻る。その時、また旅に出よう」
ふたりの顔が、ゆっくりと近づいていく。
そして——
やがて、唇と唇が重なり合った。
そして、王女レンももちろん同行できない。
「ねえ、二股毛玉野郎。魔王を自称する詐欺師さん。」
レンが影からゆっくりと姿を現した。遠くからずっと二人を見送っていたのだ。
「セリナの唇、柔らかかった?」
魔王は少し驚いた表情で振り返る。
「詐欺師じゃない。モリアとアスモデウスも、私が魔王だと証明したはずだ。…なんでそんなにイライラしてるんだ?」
「イライラもするよ!」
レンの頬がぷくっと膨れる。
「一時間もキスしてたんだぞ、あんたたち!それをずっと見てた俺の気持ち、わかる?」
「パーティーの中でセリナだけがお前の正体を知らないから、特別扱いするのはわかるさ。でも…」
レンの声が少し小さくなる。
「今回は俺も一緒に行けないんだよ。ならせめて…俺にもキスしてくれよ」
「いや、今だとセリナの味がするから、君も嫌だろう…」
しかしレンは問答無用で魔王の唇を塞いだ。まだ2度目のキスで不器用ながらも、必死に食らいつくように。
そして離れると、いたずらっぽく舌を出した。
「俺の味で上書きしといたからね!」
魔王は呆れながらも、
「私のことを心配しないのか?」
レンは肩をすくめる。
「あんたが死ぬ時は、セリナに浮気がバレて後ろから聖剣で刺される時だけさ。さっさと帰ってこいよ。」
一瞬の沈黙。
「ありがとう、レン」
突然、魔王が真剣な表情で言った。
「君と出会えてよかった」
そして今度は魔王の方からキスを返す。
「ばばば…バカ!」
予想外の行動に、レンは真っ赤になって跳ねるようにその場から逃げ出した。
帝国の飛行艇に乗り、そこに今回従者として同行を許された二人がいた。
巨大な鉄の船体が、陽光を反射しながら格納庫に鎮座している。
ルキエルは目を輝かせながら、その周りを跳ねるように歩き回った。
「ねえ、マスター! 翼もないこの鉄の箱、本当に飛べるの?」
少年らしい好奇心に満ちた声が響く。
魔王は懐かしそうに飛行艇を見上げながら答える。
「私も初めてツバキからこの設計を聞いた時は、荒唐無稽な話だと思った。だが彼女は具体的なイメージ図を描き上げ、さらに父であるカズキ王からの異世界知識が加わって開発が進んだ」
ふと、魔王は遠い記憶に思いを馳せる。
(あの世界の技術か……)
この世界から魔法で異世界の勇者を召喚できるように、
魔王たる彼もまた、高度な空間魔法を使い、
カズキの故郷である「あの世界」へ渡ることができた。
「私もあの世界で資料を調べた。人々が魔法が使えない世界で、これが空を飛ぶのだから驚きだ」
「僕、この船を運転したい! いいでしょ?」
ルキエルは目を輝かせ、期待に胸を膨らませながら魔王を見上げた。
魔王は困ったような表情を浮かべた。長い付き合いだからわかる――全能のルキエルなら、確かに飛行艇を操縦することはできるだろう。だが、彼の「遊び心」が災いして、まともに安全運転できるかどうかは……
「無理ですわ」
モリアが冷ややかに口を挟んだ。
「このバカ天使に操縦を任せたら、酷い上下動とピッチングを伴う『世界一周アクロバット飛行』の末、燃料切れで墜落するのが目に見えています。私は知っていますわ」
全知の悪魔である彼女の予測は、高い確度で現実を言い当てる。
ルキエルはすぐに反論した。
「なにを! 僕はそんな間抜けなことしないもん! 有能を超え全能な僕にとって、飛行艇の操縦なんてお茶の子さいさいなんだよ!」
モリアは涼しい顔で扇を広げ、
「あなたはお気に入りのおもちゃを、エスカレートした遊び方で必ず壊すタイプの迷惑な子どもです。私はそれを一番よく知っていますわ」
二人の間には、火花が散るような緊張感が走った。天使と悪魔――仲が悪いのは当然かもしれない。
魔王はそんな光景を眺めながら、懐かしささえ覚えた。
(……まるで、昔のようだ)
「ドクター!」
監視役として同行していたエンプラの声が響く。魔王は内心、「これで状況がさらにややこしくなるな」と思った。
「これがマスターが創造した存在なのか?」
ルキエルは興味津々でエンプラをじろじろ観察した。「あの悪魔に似てないか?」
魔王は苦笑しながら説明する。
「エンプラシリーズの開発のきっかけはモリアが『子どもが欲しい』と言ったからな。彼女の顔を参考にしたんだ」
「へえ~! じゃあ僕もマスターとの子どもが欲しい!」
ルキエルの突然の宣言に、他の三人は吹き出した。
「ちょっと、あなたとドクターは両方男性ではありませんか。同性同士では子どもは作れないであります。」
エンプラが真面目に指摘する。
「僕は全能の天使だ。このくらいできるのだ。」
ルキエルは誇らしげに胸を張った。
「いやいや、まさか……モリア、いくら何でもそれは……」
魔王が困惑すると、
「悔しいですが、理論上可能ですわ。だからこそ、私はこのバカ天使を誰よりも嫌いです。」
モリアの声には、明らかな嫉妬がにじんでいた。全知の彼女でも、男性体である限り叶わない願い。だが、全能のルキエルなら……立場近いだけに憎しみが倍。
「あなたが吾輩のオリジナルでありますね!」
エンプラは突然、モリアを見つめ、まるで母親を見るような目をした。
「でも、なんで男性なのに女性の姿でありますか? あ! オカマでありますね」
―――ガチッ
モリアの顔が一瞬で真っ黒に変わった。
(神に創造された時、女性の概念がなかったため男性の体を与えられたが、自己認識は完全に女性。『オカマ』などと口にされるのは最大の逆鱗……)
「やはり、私とあなたの間では親子関係など成立しませんわ。知ってはいましたけど……」
モリアの手が、エンプラの耳をつかむ。
「その失礼な言葉を二度と口にしないよう、教育して差し上げますわ。さあ、こちらへ」
「痛いであります! 吾輩、間違ったこと言ってないでありますよ!」
エンプラは耳を引っ張られながら、飛行艇の小さな暗い部屋へ消えていった。
―――その後、モリアの「教育」の成果か、エンプラは彼女を「お姉ちゃん」と呼ぶようになった。
「子持ちは大変だな……僕はまだいいかも」
ルキエルも二人の姿を見て、魔王との「明るい家族計画」を完全に諦めたわけではないが、ひとまず延期することに決めた。
こうして、飛行艇は空へと浮かび上がり――
帝国へ向かって進み始めた。
勇者パーティーの旅は、一時的に延期となる。
本来ならば、勇者セリナこそが魔王ダークソウル討伐の任に就くべき存在だった。
しかし、彼女は今や王国の首相。政治的な理由から、同行は許されなかった。
「セリナは勇者ですよ! なんで魔王討伐に行けないんですか!」
普段は冷静なセリナも、この決定には少し切れ気味だった。
魔王は苦笑しながら、彼女の頭を軽く撫でる。
「大丈夫だ。あれは偽者に過ぎない。セリナ君がリストラされたわけじゃない——むしろ、私の方がリストラされたようなものだ。なにか『魔王ダークソウル』だ。」
セリナの目が疑いの色を帯びる。
「……なぜマオウさんはそんなことがわかるんですか? 私には何も話してくれない。セリナのことを、どう思っているんですか?」
魔王は一瞬、言葉を探すように目を伏せる。
「……そうだな。肝心なことは、今は話せない。だが、これ以上隠すつもりもない。近いうちに決着をつけよう——ただ、それだけ信じてほしい」
彼の声は、静かながらも確かな熱を帯びていた。
「たとえ周りがどう変わろうと、俺はお前のことを愛している」
セリナの頬が少し赤らむ。
「……マオウさん、まるで最低なクズ男みたいな台詞です」
「しっかりしているな。これで悪い男に引っかかる心配はない」
「マオウさんに引っかかっている時点で、もう手遅れだと思います」
ふたりの間に、暫しの沈黙が流れる。
——そして、魔王は優しくセリナを懐に抱きしめた。
「生きて帰ってください。死んだら許さないから。」
セリナの背中に回した小さな手が、力強く魔王の衣を握りしめる。
彼女の不安が、その指先から伝わってくる。
「すぐに戻る。その時、また旅に出よう」
ふたりの顔が、ゆっくりと近づいていく。
そして——
やがて、唇と唇が重なり合った。
そして、王女レンももちろん同行できない。
「ねえ、二股毛玉野郎。魔王を自称する詐欺師さん。」
レンが影からゆっくりと姿を現した。遠くからずっと二人を見送っていたのだ。
「セリナの唇、柔らかかった?」
魔王は少し驚いた表情で振り返る。
「詐欺師じゃない。モリアとアスモデウスも、私が魔王だと証明したはずだ。…なんでそんなにイライラしてるんだ?」
「イライラもするよ!」
レンの頬がぷくっと膨れる。
「一時間もキスしてたんだぞ、あんたたち!それをずっと見てた俺の気持ち、わかる?」
「パーティーの中でセリナだけがお前の正体を知らないから、特別扱いするのはわかるさ。でも…」
レンの声が少し小さくなる。
「今回は俺も一緒に行けないんだよ。ならせめて…俺にもキスしてくれよ」
「いや、今だとセリナの味がするから、君も嫌だろう…」
しかしレンは問答無用で魔王の唇を塞いだ。まだ2度目のキスで不器用ながらも、必死に食らいつくように。
そして離れると、いたずらっぽく舌を出した。
「俺の味で上書きしといたからね!」
魔王は呆れながらも、
「私のことを心配しないのか?」
レンは肩をすくめる。
「あんたが死ぬ時は、セリナに浮気がバレて後ろから聖剣で刺される時だけさ。さっさと帰ってこいよ。」
一瞬の沈黙。
「ありがとう、レン」
突然、魔王が真剣な表情で言った。
「君と出会えてよかった」
そして今度は魔王の方からキスを返す。
「ばばば…バカ!」
予想外の行動に、レンは真っ赤になって跳ねるようにその場から逃げ出した。
帝国の飛行艇に乗り、そこに今回従者として同行を許された二人がいた。
巨大な鉄の船体が、陽光を反射しながら格納庫に鎮座している。
ルキエルは目を輝かせながら、その周りを跳ねるように歩き回った。
「ねえ、マスター! 翼もないこの鉄の箱、本当に飛べるの?」
少年らしい好奇心に満ちた声が響く。
魔王は懐かしそうに飛行艇を見上げながら答える。
「私も初めてツバキからこの設計を聞いた時は、荒唐無稽な話だと思った。だが彼女は具体的なイメージ図を描き上げ、さらに父であるカズキ王からの異世界知識が加わって開発が進んだ」
ふと、魔王は遠い記憶に思いを馳せる。
(あの世界の技術か……)
この世界から魔法で異世界の勇者を召喚できるように、
魔王たる彼もまた、高度な空間魔法を使い、
カズキの故郷である「あの世界」へ渡ることができた。
「私もあの世界で資料を調べた。人々が魔法が使えない世界で、これが空を飛ぶのだから驚きだ」
「僕、この船を運転したい! いいでしょ?」
ルキエルは目を輝かせ、期待に胸を膨らませながら魔王を見上げた。
魔王は困ったような表情を浮かべた。長い付き合いだからわかる――全能のルキエルなら、確かに飛行艇を操縦することはできるだろう。だが、彼の「遊び心」が災いして、まともに安全運転できるかどうかは……
「無理ですわ」
モリアが冷ややかに口を挟んだ。
「このバカ天使に操縦を任せたら、酷い上下動とピッチングを伴う『世界一周アクロバット飛行』の末、燃料切れで墜落するのが目に見えています。私は知っていますわ」
全知の悪魔である彼女の予測は、高い確度で現実を言い当てる。
ルキエルはすぐに反論した。
「なにを! 僕はそんな間抜けなことしないもん! 有能を超え全能な僕にとって、飛行艇の操縦なんてお茶の子さいさいなんだよ!」
モリアは涼しい顔で扇を広げ、
「あなたはお気に入りのおもちゃを、エスカレートした遊び方で必ず壊すタイプの迷惑な子どもです。私はそれを一番よく知っていますわ」
二人の間には、火花が散るような緊張感が走った。天使と悪魔――仲が悪いのは当然かもしれない。
魔王はそんな光景を眺めながら、懐かしささえ覚えた。
(……まるで、昔のようだ)
「ドクター!」
監視役として同行していたエンプラの声が響く。魔王は内心、「これで状況がさらにややこしくなるな」と思った。
「これがマスターが創造した存在なのか?」
ルキエルは興味津々でエンプラをじろじろ観察した。「あの悪魔に似てないか?」
魔王は苦笑しながら説明する。
「エンプラシリーズの開発のきっかけはモリアが『子どもが欲しい』と言ったからな。彼女の顔を参考にしたんだ」
「へえ~! じゃあ僕もマスターとの子どもが欲しい!」
ルキエルの突然の宣言に、他の三人は吹き出した。
「ちょっと、あなたとドクターは両方男性ではありませんか。同性同士では子どもは作れないであります。」
エンプラが真面目に指摘する。
「僕は全能の天使だ。このくらいできるのだ。」
ルキエルは誇らしげに胸を張った。
「いやいや、まさか……モリア、いくら何でもそれは……」
魔王が困惑すると、
「悔しいですが、理論上可能ですわ。だからこそ、私はこのバカ天使を誰よりも嫌いです。」
モリアの声には、明らかな嫉妬がにじんでいた。全知の彼女でも、男性体である限り叶わない願い。だが、全能のルキエルなら……立場近いだけに憎しみが倍。
「あなたが吾輩のオリジナルでありますね!」
エンプラは突然、モリアを見つめ、まるで母親を見るような目をした。
「でも、なんで男性なのに女性の姿でありますか? あ! オカマでありますね」
―――ガチッ
モリアの顔が一瞬で真っ黒に変わった。
(神に創造された時、女性の概念がなかったため男性の体を与えられたが、自己認識は完全に女性。『オカマ』などと口にされるのは最大の逆鱗……)
「やはり、私とあなたの間では親子関係など成立しませんわ。知ってはいましたけど……」
モリアの手が、エンプラの耳をつかむ。
「その失礼な言葉を二度と口にしないよう、教育して差し上げますわ。さあ、こちらへ」
「痛いであります! 吾輩、間違ったこと言ってないでありますよ!」
エンプラは耳を引っ張られながら、飛行艇の小さな暗い部屋へ消えていった。
―――その後、モリアの「教育」の成果か、エンプラは彼女を「お姉ちゃん」と呼ぶようになった。
「子持ちは大変だな……僕はまだいいかも」
ルキエルも二人の姿を見て、魔王との「明るい家族計画」を完全に諦めたわけではないが、ひとまず延期することに決めた。
こうして、飛行艇は空へと浮かび上がり――
帝国へ向かって進み始めた。
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