貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた

佐藤醤油

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第4章 学園編2

4.11 4年生から卒業まで

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 4年生から卒業までダイジェストで流しモードで。

 4年生の時は真面目にお勉強してます。王としての教育が強化されます。
 婚約者とのお付き合いも始まり婚約者に送る自分の魔力のこもった魔石を渡すことになります。徐々に自分の魔力に染まりつつある婚約者にドキドキします。
 元の世界の恋愛と違い、魔力による影響を受ける世界だったのだ。政略結婚をしても問題が起きない。
 もともと魔力の質が似通っていれば嫌厭する事は無い。男性は女性を魔力で染める事で、女性は相手の魔力に染まることで好きになる。
 そうやって魔石を渡し、ゆっくりと染める事でお互いに惹かれあい、恋愛する。
 結婚すると相手の女性を魔力で染める為にいろいろな物を魔力で染める練習をします。回復薬も自分の魔力で染まった素材で作ると専用になるが回復力の高い薬が出来ます。
 魔石だけでなく薬草や実を中心に魔力で染める。次に動物の角や皮などの素材。最後に弱い魔物。
 魔物を魔力で染めると死んでしまい綺麗な魔石になります。人間も同じで急速に魔力で染め上げると死んでしまいます。ゆっくりとだが抵抗に抗い魔力を流し込んで染め上げるコツを覚える。
 そうすると自分の魔力に染まった魔物が完成しペットとして飼うことができる。自分の身近な人に対しては攻撃しなくなる。
 他にも図書館で得た知識で魔道具を作り、知識を増やし魔力の扱いが上手になる。
 そうして順調に神の意志を取得し、祠を周り魔力の質を高め安定化させる。
 卒業の半年ほど前、人間を染める練習をすることになりビアンカをゆっくりと染めた。
 だがあまりに上手く染まりすぎ、ビアンカは自分の使役獣を出せなくなる。完全に別人となった。
 その代わりにノールを呼び出すことができるようになった。ノールは呼出には応じるが一緒に飛ぶことは無い。簡単なお手伝いは率先してするので仲は良いらしい。
 魔力量に差がありすぎると注意が必要だとわかったが魔力の扱いは十分である事が証明された。
 ビアンカを自分の魔力で染めた後、違和感が全くなくとても身近に感じられるようになった。
 残念ながら婚約者よりも身近に感じ完全な恋人して好きになってしまった。だが婚約者も完全に染まれば同じような状況になるので問題は無いらしい。
 上位貴族の男性には、練習で染めた下位貴族の妾がいるのが普通で婚約者もようやく染められるのですねと喜んでいるだけ、別段妾に対して腹を立てる事もなく、うらやましく思うだけらしい。少しずつ魔力で染まっている影響なんだそうだ。
 魔力のある貴族社会での恋愛を学び、卒業までに魂が1まで到達した。


 卒業式。
 前とは別の組織に襲撃を受ける。今の王を嫌う組織からだ。
 学園内に飛び交う攻撃魔法、魔力を吸い込む魔物達。学園が壮絶な戦いの場と化す。
 卒業式に参加していた領主達とその護衛騎士、中央の騎士団が戦う中で新領主のエイレーネアテナが守りに徹し、生徒たちを守る。
 フェルディーノがエイレーネアテナに襲い掛かる魔獣を倒すが数が多い。
 クレストリアもフェルディーノと一緒に戦う。
 だがクレストリアは最後の一体を倒した時に逆賊の騎士が仕掛けていた爆弾によって致命傷を負う。
 王女達が3人かかりで治癒の魔法を使うが治しきれず。
 エイレーネアテナがフェルディーノに助命を願うと彼が禁術だが使えば命は助かる確率がかなり上がる。王女3人の魔力は必須。王族を含めてかなりの魔力負担が必要。そして意識を取り戻しても元と同じ性格とは限らないと警告する。
 王を含め、婚約者の2人の王女が了承し、王女達、そしてクレストリアの母達が魔力を提供し、フェルディーノが禁術を使う。

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