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第4章 学園編2
4.12 真実は
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お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
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クレストリアは、フェルディーノ禁術によって迷いの世界に入り込んだ。
『ひさしぶりだなここ。また魔力欠乏になったのか』
『いや、まだ魔力はあるみたいだ。どうやらフェルディーノが禁術を使って強制的に送り込んださ』
「やあ、また会ったね、ランスターエルリックそれとクレストリアかな」
『おや、驚いた。知ってたのかい』
「最初に会ったのがランスターエルリックで、最後に会ったのはクレストリアなんだよね」
『そうだ』
「教えてほしいんだ。どうしてこんなことになったのか。知っているんだろ」
『ああ、僕が死んだ時に女神様に聞いたよ』
「じゃあ、頼むよ」
『そうだな。最初の発端はランスターエルリックが生まれた直後だ』
『そう、僕は生まれた直後に取り上げた侍女に毒を飲まされ瀕死となった。いや死んだんだ』
『そう、その為に直後に生まれたクレストリアの魂は別れ、より重症だった欄スターエルリックの方に体の不調を全て癒す女神の魔法が使われた。結果予定されていたクレストリアの方は心臓病を抱えたまま生まれてしまった』
『別れた魂は、ランスターエルリックの体になじみ順調に育つ。だが女神は死んだはずのランスターエルリックには気を留めなかった。だから祝福もなく不遇の環境で育つことになった』
『クレストリアは祝福を受けて育っていたが、なぜか体の不調が治っていなかった。女神が気が付いたのは修正不可能な状況になってから。女神は、送り込んだ魂がどんな状況で育っているか偶に見ていたらしいけど彼女たちの時間感覚は人間とは違う。ちょっと目を離したと言っても数年経過していたと言うわけさ』
『あとはご存じのとおりさ。本当は僕クレストリアの魂は死んだら消滅する予定だったらしいけど、魂の片割れが現世にいるせいでランスターエルリック持つ迷いの世界に来てしまったのさ』
「そう、それで現世の今の状況はどのぐらい知ってるの?」
『ああ、僕らと君が融合しないと世界が崩壊するって事は知ってるよ。フェルディーノは別の手段が取れるのにわざとここに送り込んだことも知ってるよ』
「まあそうだろうな。彼は神の書を持っているよね」
『ああ、持ってる。エイレーネアテナも持ってる』
「やっぱり、王家の痣が無くても神の書は取れるんだ」
『ああ、取れる。だけどフェルディーノが君に神の書を取らせたいのはこの世界を救うだけの魔力量と知識があるからだ』
「知識ならフェルディーノ方があるだろ」
『彼の知識は神の書から得た物だ。君が神の書を得れば得られる知識だ。それではなくクレストリアの前世、その世界の知識。世界を救うにはその知識が必須なんだよ』
「それは最初の王が異世界転移者だったからなのか」
『そうだろうね。それよりもそろそろ急いだ方が良いよ。そろそろ周りの人たちの君の母親、婚約者たちの魔力が危ない』
「わかった。では合体しよう。誰がベースになるの」
『それは強い者だ。恨みっこなしだぞ』
「転生者はめぐりあう」 始めました。
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クレストリアは、フェルディーノ禁術によって迷いの世界に入り込んだ。
『ひさしぶりだなここ。また魔力欠乏になったのか』
『いや、まだ魔力はあるみたいだ。どうやらフェルディーノが禁術を使って強制的に送り込んださ』
「やあ、また会ったね、ランスターエルリックそれとクレストリアかな」
『おや、驚いた。知ってたのかい』
「最初に会ったのがランスターエルリックで、最後に会ったのはクレストリアなんだよね」
『そうだ』
「教えてほしいんだ。どうしてこんなことになったのか。知っているんだろ」
『ああ、僕が死んだ時に女神様に聞いたよ』
「じゃあ、頼むよ」
『そうだな。最初の発端はランスターエルリックが生まれた直後だ』
『そう、僕は生まれた直後に取り上げた侍女に毒を飲まされ瀕死となった。いや死んだんだ』
『そう、その為に直後に生まれたクレストリアの魂は別れ、より重症だった欄スターエルリックの方に体の不調を全て癒す女神の魔法が使われた。結果予定されていたクレストリアの方は心臓病を抱えたまま生まれてしまった』
『別れた魂は、ランスターエルリックの体になじみ順調に育つ。だが女神は死んだはずのランスターエルリックには気を留めなかった。だから祝福もなく不遇の環境で育つことになった』
『クレストリアは祝福を受けて育っていたが、なぜか体の不調が治っていなかった。女神が気が付いたのは修正不可能な状況になってから。女神は、送り込んだ魂がどんな状況で育っているか偶に見ていたらしいけど彼女たちの時間感覚は人間とは違う。ちょっと目を離したと言っても数年経過していたと言うわけさ』
『あとはご存じのとおりさ。本当は僕クレストリアの魂は死んだら消滅する予定だったらしいけど、魂の片割れが現世にいるせいでランスターエルリック持つ迷いの世界に来てしまったのさ』
「そう、それで現世の今の状況はどのぐらい知ってるの?」
『ああ、僕らと君が融合しないと世界が崩壊するって事は知ってるよ。フェルディーノは別の手段が取れるのにわざとここに送り込んだことも知ってるよ』
「まあそうだろうな。彼は神の書を持っているよね」
『ああ、持ってる。エイレーネアテナも持ってる』
「やっぱり、王家の痣が無くても神の書は取れるんだ」
『ああ、取れる。だけどフェルディーノが君に神の書を取らせたいのはこの世界を救うだけの魔力量と知識があるからだ』
「知識ならフェルディーノ方があるだろ」
『彼の知識は神の書から得た物だ。君が神の書を得れば得られる知識だ。それではなくクレストリアの前世、その世界の知識。世界を救うにはその知識が必須なんだよ』
「それは最初の王が異世界転移者だったからなのか」
『そうだろうね。それよりもそろそろ急いだ方が良いよ。そろそろ周りの人たちの君の母親、婚約者たちの魔力が危ない』
「わかった。では合体しよう。誰がベースになるの」
『それは強い者だ。恨みっこなしだぞ』
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